※2024年3月23日内容を更新しました。
こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です!
カメラは暗い場所での撮影が苦手です。コンデジだけでなく、一眼レフやミラーレスでも同様です。
光の少ない環境での撮影は難易度が上がり、特にカメラ初心者には難しいと感じられるでしょう。
この記事では、暗い場所での撮影方法や対処法を初心者向けに分かりやすく解説します!
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ISO感度を上げる
※画像引用元:Nikon(http://www.nikon-image.com/)
ISO感度とは、カメラが光を感知する感度のこと。感度を上げれば、暗い場所でも明るく撮影できます。
夜間は光量が不足するため、シャッタースピードを遅くしないと写真が暗くなってしまいます。
しかし、シャッタースピードが遅くなると、手ブレや被写体ブレが発生しやすくなります。
ISO感度を上げれば、シャッタースピードを速くできるため、ブレを防ぐことができます。
(ただし、ISO感度を上げすぎると、ノイズが目立ってしまうので注意が必要です)
具体的なISO感度設定は、撮影場所の明るさやレンズの開放F値、手ブレの許容範囲などによって異なります。
一般的には、ISO1600~3200程度がノイズとブレのバランスが良いと言われています。
ポイント
- 街灯などの光がある場所: ISO800~1600
- 暗い場所: ISO1600~3200
- 手持ち撮影でブレが気になる場合: ISO3200~6400
フラッシュ/ストロボを使う
フラッシュ/ストロボは、被写体を直接照らすことで、暗い場所でも明るく撮影できます。
暗い場所では、カメラのISO感度を上げなければいけないため、ノイズが発生しやすくなります。フラッシュ/ストロボを使うことで、ISO感度を低く抑えてノイズを抑え、鮮明な写真が撮れます。
ただし、光が強すぎると、被写体が不自然に白く写ったり、背景が真っ暗になったりしてしまうことがあります。
可能であれば斜めから当てたり、手っ取り早い方法であればコンビニの袋をフラッシュの前に置くだけで、自然な光になります。
明るいレンズを使う
レンズの明るさは、F値と呼ばれる数値で表されます。F値が小さいほど、レンズは明るく、暗い場所でも撮影しやすくなります。
ポイント
- F値2.8以下の明るいレンズを使用しましょう。個人的にはf/1.8の単焦点レンズがオススメ。
- ズームレンズよりも単焦点レンズの方が、一般的に明るくなります。
- 開放絞り(F値が最も小さい状態)での撮影は、周辺光量不足やピントの甘さに注意が必要です。
レンズを買い足すとなるとお金がかかりますが、各メーカーから販売されている通称シンデレラレンズなら、大体10,000円~20,000円で明るい単焦点レンズがゲットできてしまいます。
明るくて暗い場所に強いのはもちろんのこと、高画質ですしボケもきれいに表現できるので、1本持っておくのがおすすめ!
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RAWデータで保存する
RAWデータは、カメラが記録した生の情報です。JPEGなどの画像形式と比べて、後から編集できる自由度が高く、暗い場所での撮影でも、より鮮明な写真に仕上げることができます。
RAWとは「生」と言う意味で、撮影した写真の情報がすべて詰まっています。レタッチをすることで暗すぎる写真やノイズの入った写真を復活させることが出来るんです。
夜景やイルミネーションを撮影したときに「写真が暗くなり過ぎてしまった」「ISO感度上げ過ぎてノイズだらけになってしまった」
こんな場合でもレタッチで修正できますので、暗い環境で写真を撮影するならRAWで写真を保存するようにしましょう!
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微動だにしないこと
暗い場所での撮影は、シャッタースピードが遅くなります。 シャッタースピードが遅いと、カメラのブレや被写体のブレが発生しやすくなります。
ポイント
- 手持ち撮影の場合は、カメラをしっかりと構え、息を止めてシャッターを切るようにしましょう。
- 三脚を使用すれば、手ブレを抑えることができます。
- シャッタースピードが遅くなる場合は、ISO感度を上げたり、明るいレンズを使用したりして補いましょう。
三脚をつかう
三脚は、カメラを固定するための道具です。三脚を使用することで、手ブレを抑え、暗い場所でも鮮明な写真が撮れます。
ポイント
- しっかりとした三脚を使用しましょう。
- 風などの影響や、人の邪魔にならない場所に設置しましょう。
- 三脚を使う場合は、リモートスイッチも併用すると、カメラのブレを抑えることができます。
ISOを上げずに暗い場所で撮りたいなら、三脚をつかってカメラを動かないように固定すること!
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三脚はかなり多くの種類があり高額な商品もありますが、とりあえずの1台なら3,000~5,000円のものでもOKです。
もちろん価格の高い三脚ほど多機能で、いろいろな場面で使いやすくなりますので、これから先も長くカメラを続けられるのであれば、初めに良い三脚を買っておけばあれこれと買いなおすお金を節約できます。
リモートスイッチを使う
リモートスイッチは、カメラのシャッターを遠隔操作するための道具です。リモートスイッチとかレリーズとかリモートシャッターなど色々な呼び名があります。
リモートスイッチを使用することで、カメラに触れることなくシャッターを切ることができ、手ブレを抑えることができます。
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オートフォーカスに頼らない
※画像引用元:Nikon(http://www.nikon-image.com/)
暗い場所では、オートフォーカスがうまく働かないことがあります。 ピントが合わない場合は、マニュアルフォーカスで調整しましょう。
多少の光がある場所ならまだいいですが、真っ暗なところで撮影する場合はマニュアルフォーカスが良い。
ポイント
- 被写体に拡大してピントを合わせましょう。
- ライブビューやMFアシスト機能を活用しましょう。
いまの一眼レフやミラーレスはピントを合わせた場所を拡大表示させることも出来ますし、
ピントの合っている場所を色で表示してくれるピーキング機能もありますので、昔ほど難しくはありませんのでチャレンジしてみましょう!
【作例】上記のポイントを守れば暗い場所でも綺麗に撮れる
暗い場所でも綺麗に写真を撮る方法:よくある質問
Q1: 暗い場所での撮影で重要なカメラ設定は何ですか?
A1: 暗い場所での撮影では、ISO感度を上げることが重要です。ISO1600~3200程度で、ノイズとブレのバランスを取りながら撮影します。ただし、ISO感度を上げすぎると画像ノイズが増えるので注意が必要です。
Q2: 暗い場所での撮影に適したレンズの特徴は何ですか?
A2: 暗い場所での撮影には、F値が小さい明るいレンズが適しています。特にF値2.8以下のレンズがおすすめで、単焦点レンズはその中でも特に明るい傾向にあります。
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Q3: 暗い場所での写真撮影でフラッシュ/ストロボを使うメリットは何ですか?
A3: フラッシュ/ストロボを使うことで、被写体を明るく照らし、ISO感度を下げてノイズを減らしながら鮮明な写真を撮ることができます。しかし、光が強すぎると不自然な写りになることがあるので、光の当て方に注意が必要です。
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Q4: 暗い場所での撮影で、カメラを固定することのメリットは何ですか?
A4: カメラを三脚などで固定すると、手ブレを防ぎ、シャッタースピードを遅く設定しても鮮明な写真を撮ることができます。特に長時間露光が必要な場面で有効です。
Q5: RAWデータでの保存が暗い場所での撮影に適している理由は何ですか?
A5: RAWデータで保存すると、撮影後の編集で露出やノイズの調整が自由に行えます。特に暗い場所で撮影した写真は、明るさの調整やノイズの除去が必要になることが多いため、RAWデータでの保存が推奨されます。
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Q6: 暗い場所での撮影にリモートスイッチはどのように役立ちますか?
A6: リモートスイッチを使用することで、カメラに触れずにシャッターを切ることができます。これにより、特に長時間露光時の微妙なカメラの揺れ(手ブレ)を防ぎ、より鮮明な写真を撮影することが可能になります。
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Q7: 暗い場所でオートフォーカスがうまく機能しない場合、どうすれば良いですか?
A7: 暗い場所ではオートフォーカスがうまく機能しないことがあります。そのような場合は、マニュアルフォーカスに切り替えてピントを手動で合わせると良いでしょう。ライブビュー機能やピーキング機能を活用すると、ピント合わせがしやすくなります。
まとめ
暗い場所での撮影は、ちょっとしたコツを掴めば、誰でも簡単にキレイな写真を撮ることができます。
この記事でご紹介した8つのテクニックを参考に、ぜひ暗い場所での撮影に挑戦してみてください。
【まとめ】
- 手持ちで撮影するなら、明るいレンズを使いISO感度をあげてカメラをしっかりと構えて撮る。
- 三脚をつかうなら高画質にするために、ISO感度を100(最低)にしリモートスイッチを使って撮る。
暗い場所での基本はこんなところです。
文字で見ると余計に難しそうとおもいますが、実際にやってみると思ったほど難しくなく、慣れるのも早いはず。
なにごとも実際にチャレンジしてみることが重要です!
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