※2021年3月20日に内容を更新しました。
こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です!
一眼レフやミラーレスはレンズ交換をすることで、色々な種類の写真を撮れるのが楽しいところ。
それと同じくらい良いところは、レタッチが出来ることです。
一眼レフとミラーレスで撮影した写真は、RAWデータとして保存できますので、加工しても画質が劣化しにくいのが利点。
レタッチをすることで何でもない写真でも、劇的に写真の雰囲気が変わります。
なのでデジタルカメラではレタッチするのが当たり前になっているのですが、レタッチをするのならパソコンのスペックがそれなりに必要!
メーカー純正のレタッチソフトなら問題ありませんが、PhotoshopやLightroomなどの高機能なレタッチソフトを使うのなら、普通のパソコンでは力不足である場合が多い。
-
最強のレタッチソフト「Photoshop Lightroom CC」を導入!LightroomとLightroom CCの違いもご紹介。
※2024年2月26日内容を更新しました。 こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です! カメラ初心者にとって、写真の現像はハードルが高いと感じてしまうことも多いでしょう。 私も最初はNikon純正の「Pict ...
続きを見る
特にいまはカメラ自体も高画素化してきていますので、より高いパソコンのスペックが必要となります。
そこで今回は、RAW現像を快適にできるBTOパソコンをご紹介します!
BTOパソコンってなに?
家電量販店で販売している高いパソコンを購入しても、RAW現像には不向きな場合が多いです。
と思ってしまいますが、家電量販店で販売しているメーカー品は、何でもこなせるオールマイティな性能なので、値段が高いからと言って特別スペックが高いわけではありません。
値段が高いのは人によっては不要なソフトがたんまりと入っているからでもあります。
なので必要なスペックだけを自分で選べるBTOパソコンがオススメ!
BTOパソコンはセミオーダーのパソコンで、必要なソフト必要なスペックを自分でえらぶ事ができます。
オーダーしなければならないと聞くと、「何だか難しそう…」と躊躇してしまいますが、ちゃんと分かりやすく選択肢を作ってくれていますので、あまりパソコンに詳しくない人でも大丈夫ですよ!
FRONTIER(フロンティア)
GAシリーズ Core i7 + Quadro P2200
最新GPUも格安構成も自由に選べる!パソコン買うならBTOの【FRONTIER】
お値段だけを見ると「高い!」と感じてしまうかも知れません。
しかし隙のないパーツ構成となっており、自由に組み替えられるBTOパソコンなんですが、変更したいところが特にないなと思うほど完璧です!
通常、RAW現像用パソコンと銘打って販売されているパソコンでも、SSDやHDDのストレージが削られており、その分お値段が安く感じられるようになっているんですが、このGAシリーズ Core i7 + Quadro P2200はSSD1TB/HDD2TBが標準装備されています。
※基本スペック
OS | Windows 10 Home 64ビット |
CPU | インテル Core i7-10700 |
グラフィック | NVIDIA GeForce Quadro P2200 |
メモリ | DDR4-2666 32GB |
SSD | M.2 SSD 1TB |
HDD | 2TB |
拡張ベイ | M.2 Socket3 with M Key (SATA &x4 PCIE mode) - 1 M.2 Socket3 with M Key (SATA &x4 PCIE mode) - 1 |
電源 | 850W電源 80PLUS GOLD【日本製コンデンサ仕様】 |
GBシリーズ Ryzen 9 5900X + Quadro RTX 4000
最新GPUも格安構成も自由に選べる!パソコン買うならBTOの【FRONTIER】
超高性能CPUとして知られるAMDのRyzenを搭載!
Ryzenの中でも最上位モデルである「Ryzen 9」を採用しています。
グラフィックボードはNVIDIA Quadro RTX 4000を搭載。
これだけで120,000~140,000円ほどする高性能グラフィックボードですね。
RAW現像はもちろんの事、4K動画や8K動画の視聴&編集もこなしてくれると思います。
お値段はとてもお高いですが、フルサイズの6000万画素の写真編集とかも余裕で出来るハイスペックモデル。
今後10年は余裕で戦えますね!
※基本スペック
OS | Windows 10 Home 64ビット |
CPU | AMD Ryzen 9 5900X |
グラフィック | NVIDIA Quadro RTX 4000 |
メモリ | DDR4-2666 32GB |
SSD | M.2 SSD 1TB |
HDD | 2TB |
拡張ベイ | 第1PCI Express4.0 x16 スロット - 1(0) 第2PCI Express4.0 x16スロット - 1(1)(max x4) PCI Express4.0 x1 スロット- 2 M.2 Socket3 with M Key (x4 PCIE4.0 mode) - 1 M.2 Socket3 with M Key (x4 PCIE4.0 mode &SATA mode) - 1 |
電源 | 850W電源 80PLUS GOLD【日本製コンデンサ仕様】 |
XNシリーズ Core i7 + RTX 2060
最新GPUも格安構成も自由に選べる!パソコン買うならBTOの【FRONTIER】
インテル Core i7-10750Hにメモリ32GB。
グラフィックボードも搭載していて、ノートパソコンですがRAW現像するために隙の無いスペック。
ストレージもSSD1TBが入っています。
また最近のノートパソコンはUSBなどのポートが少ないモデルも多くなってきていますが、XNシリーズ Core i7 + RTX 2060はあらゆる種類のポートが用意されていて、4K/60Hz出力が可能なHDMI2.0やUSB Type-Cポート、右側面にあるminiディスプレイポート1.4を利用すると、最大で4画面同時に表示することもできます!
キーボードのバックライトを15色の中から、お好きな色に変更することも出来ます。
バックライトは目がチカチカするからイヤ!という場合は、バックライトそのものをOFFにすることも出来ますよ。
※基本スペック
OS | Windows 10 Home 64ビット |
CPU | インテル Core i7-10750H |
グラフィック | NVIDIA GeForce RTX 2060 |
メモリ | DDR4-2933 32GB |
SSD | M.2 SSD 1TB |
HDD | - |
液晶パネル | 15.6型フルHD非光沢IPS液晶 |
無線 | IEEE802.11 ax/ac/a/b/g/n (インテル® Wi-Fi 6 AX201, 2x2, 最大 2.4Gbps) + Bluetooth 5.0 |
バッテリー動作時間 | 約4.5時間 |
マウスコンピューター
乃木坂46のCMでも有名なメーカー。
他社のBTOパソコンのOEMをやっていることもあり、メーカーは違うけど製造元はマウスコンピューターであることもあります。
マウスコンピューターのメリットは価格の安さ!
また注文するときのオーダー画面も、詳細な説明が多くいので、パソコンのことがよく分からない方でも安心ですよ。
私はこのブログを書くのに、マウスコンピューターのノートパソコンを使っています。
-
【レビュー】マウスコンピューター「m-Book B504E」を購入!サブ機としても使えるノートパソコン。
※2024年3月11日内容を更新しました。 こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です! ブログ更新をもっと効率化したい! 持ち運びにも便利なサブ機として、マウスコンピューターのノートPC「m-Boo ...
続きを見る
DAIV Z5
インテル® Core™ i7-10700にメモリが16GBあり、グラフィックボードはGeForce® GTX 1650 GDDR6を搭載!
それでいてお値段は130,000円を切っており、コストパフォーマンスに優れるRAW現像のエントリーモデル。
私が使っているパソコンより遥かにスペックが上です(笑)
これ以上オプションでカスタムすることなく、そのままの状態でも充分スペックが高く、RAW現像ソフトが作業中に落ちるなんてこともないでしょう。
APS-Cやフルサイズの2000万画素代のカメラであれば、このパソコンで快適にレタッチ作業が出来ますね!
※基本スペック
OS | Windows 10 Home 64ビット |
CPU | インテル® Core™ i7-10700 |
グラフィック | GeForce® GTX 1650 GDDR6版 |
メモリ | DDR4-2666 16GB |
SSD | M.2 SSD 256GB |
HDD | 1TB |
拡張ベイ | 3.5インチ オープン×1 (空き 1) / シャドウ×1 (空き 1) / シャドウ(2.5インチ共用)×4 (空き 3) 5.25インチ オープン×3 (空き 3) |
電源 | 500W/AC 100V(50/60Hz)【80PLUS® BRONZE】 |
DAIV Z9
デスクトップパソコンの上位モデル。
CPUはインテル® Core™ i7-10700でメモリは32GB。
4000万画素オーバーのカメラや4K動画でもサクサク作業が出来ます。
グラフィックボードもGeForce RTX™ 3070と言う良いパーツが付いているので、グラフィックボードを使用して処理を高速化させる機能があるRAW現像ソフトで活躍してくれます!
またRAW現像だけでなく、ゲーミングPCとしても優秀なスペックですね。
※基本スペック
OS | Windows 10 Home 64ビット |
CPU | インテル® Core™ i7-10700 |
グラフィック | GeForce RTX™ 3070 |
メモリ | DDR4-2666 32GB |
SSD | M.2 SSD 512GB |
HDD | 2TB |
拡張ベイ | 3.5インチ オープン×1 (空き 1) / シャドウ×1 (空き 1) / シャドウ(2.5インチ共用)×4 (空き 3) 5.25インチ オープン×3 (空き 3) |
電源 | 800W/AC 100V(50/60Hz)【80PLUS® TITANIUM】 |
DAIV 4N
出先でも作業をされたい方には、RAW現像用ノートパソコンがオススメ!
インテル® Core™ i7-10510Uにメモリ16GBありますので、写真のレタッチ作業を行うのに十分なスペックがあります。
ストレージはSSD256GBのみとなっていますので、外付けのHDDなどが必要ですね。
スペックが高めのノートパソコンで気になるのが、バッテリーがどれくらい持つのか?という点ですが、DAIV 4Nはスペック値で12.0時間となっていますので、出先でも安心して使えますね!
※基本スペック
OS | Windows 10 Home 64ビット |
CPU | インテル® Core™ i7-10510U |
グラフィック | GeForce® MX250/ インテル® UHD グラフィックス |
メモリ | PC4-21300 DDR4 SODIMM 16GB |
SSD | M.2 SSD 256GB |
HDD | - |
液晶パネル | 14.0型 フルHDノングレア(NTSC比72%/ LEDバックライト) |
無線 | インテル® Wi-Fi 6 AX201 (最大2.4Gbps/ 802.11ax/ac/a/b/g/n) + Bluetooth 5モジュール内蔵 ※連続160MHz帯域 Wi-Fi 6対応機器が必要です |
バッテリー動作時間 | 約12.0時間 |
パソコン工房
実店舗もチェーン展開しているメーカー。
RAW現像向けだけでなく動画や音楽制作など、多数のクリエイター向けパソコンを販売しています。
私はRAW現像する時は、パソコン工房のデスクトップパソコンを使っています。
元々はゲーム用に買ったのですが、RAW現像も余裕で出来ます。
ちなみに私の使っているパソコン工房のパソコンは、中身がマウスコンピューターでした(笑)
SENSE-M0B4-R53G-VHVI [DevelopRAW]
RAW現像PCとしては超低価格のモデル。
しかもスペックもそんなに低いわけでもないので、RAW現像PCの入門用としておすすめ!
CPUはいま話題のRyzenを搭載しており、私がいま使っているパソコンよりスペックが上なので、RAW現像ソフトのライトルームやPhotoshop、ルミナーなども余裕で動作すると思います。
ストレージもM.2 SSD500GBとHDD1TBが用意されています。
グラフィックボードは搭載されていませんので、4000万画素オーバーの写真や4K動画の編集をされたい方は、オプションで追加しておくと動作がより快適になりますよ。
※基本スペック
OS | Windows 10 Home 64ビット |
CPU | AMD Ryzen 5 3400G |
グラフィック | Radeon RX Vega 11 Graphics |
メモリ | DDR4-2666 DIMM 16GB |
SSD | M.2 SSD 500GB |
HDD | 1TB |
拡張ベイ | 3.5インチベイ×1(1) ,3.5インチ内蔵ベイ×2(2) ,3.5/2.5インチ兼用内蔵ベイ×1(0) 5.25インチベイ×2(1) |
電源 | 500W 80PLUS BRONZE認証 ATX電源 |
LEVEL-M0B5-R73X-RXX
ミドルクラスのRAW現像PC。
ゲーミング用として販売されているシリーズですが、RAW現像も余裕で行えます。
価格は135,880円(税別)
お値段はミドルクラスですが、パソコンのスペックはハイスペックに迫る性能!
今後、一眼レフやミラーレスがどんどん高画素化しないかぎり、5年以上は大丈夫なスペックです。
ただ基本スペック状態ではストレージがSSD500GBしかありませんので、カスタマイズでHDD1TB(4980円)かHDD2TB(6480円)を追加された方が良いと思います。
※基本スペック
OS | Windows 10 Home 64ビット |
CPU | AMD Ryzen 7 3700X |
グラフィック | GeForce GTX 1660 Ti 6GB GDDR6 |
メモリ | DDR4-2666 DIMM 16GB |
SSD | M.2 SSD 500GB |
HDD | 1TB |
拡張ベイ | 3.5/2.5インチ兼用内蔵ベイ×1(1) 5.25インチベイ×1(0) ,3.5インチ内蔵ベイ×2(2) |
電源 | 500W 80PLUS BRONZE認証 ATX電源 |
LEVEL-15FX067-i7-RLSX
結構スペックの高いRAW現像ノートパソコン。
レタッチ作業はサクサクと進む性能を持っていますがその分重量があり、重さが約2㎏となっていますのでそこだけがデメリットですかね。
値段もお安いほうですが、RAW現像するにはストレージが足りませんので、カスタマイズでHDDを追加するか外付けHDDを買い足す必要がありますね。
-
記事を見る
※2019年10月19日に更新しました。 こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です! 一眼レフユーザーを悩ます問題。 それは写真のデータ容量が大きく、パソコンのハードディスクがパンパンになってしまう ...
続きを見る
※基本スペック
OS | Windows 10 Home 64ビット |
CPU | Core i7-10750H |
グラフィック | GeForce GTX 1650 Ti 4GB GDDR6 |
メモリ | DDR4-2666 S.O.DIMM 16GB |
SSD | M.2 SSD 500GB |
HDD | 無し |
無線 | IEEE802.11 ax/ac/a/b/g/n対応 Wi-Fi + Bluetooth 5 / 有線:1000BASE-T LANポート |
モニター | 15.6型(非光沢カラー液晶) IPS方式 フルHD(1920×1080ドット) |
バッテリー持続時間 | 約5.7時間 |
ドスパラ
古くからBTOパソコンを手掛けている老舗。
ネット上では悪い評価が目につきますが、実際はそんなに悪いことはなくリピーターもたくさんいます。
大手と言うこともありラインナップが豊富!
RAW現像用PCだけでも種類が多くあり、エントリーモデルからハイエンドモデルまで揃っていますので、予算に応じて選べます。
raytrek XT
インテル Core i7-10700やメモリ32GBなど、パーツのスペックは高いのにお値段は据え置きのコストパフォーマンスに優れたモデル。
価格から見ればスペックは非常に高めですので、どんなRAW現像ソフトも快適に動作します!
ただHDDが搭載されていませんので、こちらはオプションで追加しておいた方が良いです。
※基本スペック
OS | Windows 10 Home 64ビット |
CPU | インテル Core i7-10700 |
グラフィック | NVIDIA GeForce GTX 1660 SUPER |
メモリ | DDR4 SDRAM 32GB |
SSD | 512GB |
HDD | 無し |
拡張ベイ | 不明 |
電源 | 550W 静音電源 (80PLUS BRONZE) |
raytrek ABF
CPUはいま非常に人気の高いAMD Ryzen 7 3700Xを搭載。
メモリも32GB積んでいますので、4000万画素や6000万画素のカメラをお使いの方でも、サクサクとレタッチ作業が進みます!
また2.5/3.5インチシャドウベイを8基搭載したケースを使用していますので、写真の数が増えてきてもHDDやSSDをたくさん追加していくことが出来る。
ただ初期状態ではSSD512GBしか積んでいませんので、オプションでHDDを追加された方が良いです。
グラフィックボードはNVIDIA GeForce RTX 3070 8GBというかなり性能の良いものが搭載されていますので、ビデオカードを使って高速処理できるRAW現像ソフトと相性が良いですね。
※基本スペック
OS | Windows 10 Home 64ビット |
CPU | AMD Ryzen 7 3700X |
グラフィック | NVIDIA GeForce RTX 3070 8GB |
メモリ | DDR4 SDRAM 32GB |
SSD | 512GB |
HDD | 無し |
拡張ベイ | 不明 |
電源 | 750W 静音電源 (80PLUS GOLD) |
raytrek G5
CPU・メモリ・グラフィックボードとミドルクラスのパーツで固めた、RAW現像用ノートパソコン。
使われているパーツの割にはお値段がお安く、コストパフォーマンスのも優れています!
90,000円を切る価格ですが、モニターの方も結構頑張っていて、sRGBカバー率91%(sRGB比約98%)の15.6インチフルHD液晶を採用。
フルサイズの一眼レフやミラーレスの写真も、快適にレタッチできるスペックとなっています。
たださすがにSONY α7RIVの6100万画素や、FUJIFUILMのGFX100の1億画素の写真は、処理が遅くなってしまうと思います。
USBも3か所に設置されていて使い勝手も良さそうです。
※基本スペック
OS | Windows 10 Home 64ビット |
CPU | インテル Core i5-10300H |
グラフィック | NVIDIA GeForce GTX 1650 Ti 4GB GDDR6 + インテル UHDグラフィックス |
メモリ | DDR4 SO-DIMM 16GB |
SSD | 512GB |
HDD | 無し |
無線 | IEEE802.11 ax/ac/a/b/g/n 2x2 Max2.4Gbps |
モニター | 15.6インチ非光沢液晶 |
バッテリー持続時間 | 約6.5時間 |
まとめ
RAW現像用のパソコンを新たに購入するのは、けっこうお金の掛かることですが作業が快適になるのでおすすめです!
特にフルサイズや4000万画素をこえるカメラを使っている方は、RAW現像用PCは必須と言えます。
カメラメーカー純正のレタッチソフトを使う場合は、これほどスペックの高いパソコンは不要ですが、lightroomやPhotoshopにステップアップしたいと思ったら、パソコンも良いものにしたほうが作業が捗り、レタッチ作業がより楽しくなりますよ!