※2026年10月26日に内容を更新しました。
こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です!
僕もカメラを買ったばかりの頃は、専門用語がよく分からず、とりあえずシャッターを切っていました。
今になって昔の写真を見返すと、とんでもない設定で撮っていたりして驚きますし、ちょっと面白い(笑)
最近のカメラはオートでもきれいに撮れるので、難しい設定を覚えなくても写真は楽しめます。
でも「背景をぼかしたい」「動くものをブレずに撮りたい」と思ったら、設定の意味を知っている方が断然有利!
カメラ初心者が最初に覚えたい5つの専門用語
まず覚えるべき専門用語はこちら
絞り
シャッタースピード
露出
ISO
ホワイトバランス
この5つです。
特に「絞り(F値)」「シャッタースピード」「ISO感度」は、写真の明るさを決める基本の組み合わせ。露出補正とホワイトバランスも覚えると、思いどおりの写真に近づけます。
それでは、難しい計算は抜きにして、写真がどう変わるかを見ていきましょう!
絞り(F値)|背景のボケ具合を調整する
覚えるべき専門用語その1
絞り(しぼり):レンズを通る光の量とボケ具合を調整する
絞りって何?
「絞り」はレンズの開口部の大きさを変えて、カメラに入る光の量を調整する仕組みです。
絞り具合を数字で表したものが「F値」。
-
カメラの画面に「F3.5」「F5.6」といった表示がありませんか?
その数字がF値で、小さいほど絞りが開き、大きいほど絞られた状態です。
分かりやすい違いは、ピントが合って見える範囲(被写界深度)が変わること。
F値を小さくするとピントが合って見える範囲が狭くなり、背景をぼかしやすくなります。
反対にF値を大きくするとその範囲が広がり、手前から奥までくっきり見せやすくなります。ただし、どこまでも完全にピントが合うわけではありません。
上のF/2.8の写真では、ピントを合わせた紅葉の前後が大きくボケていますね。
下のF/10の写真は、手前の灯籠から奥の五重塔まで、広い範囲がくっきり写っています。
※この2枚は被写体や構図も異なる作例です。ボケ具合はF値だけでなく焦点距離や被写体・背景までの距離でも変わります。
F値はボケ具合に影響しますが、もう1つ覚えてほしいことがあります。
同時にカメラへ入る光の量も変わるということです。
F2.8などF値が小さいと、同じ時間でより多くの光を取り込めます。
F10などF値が大きいと、同じ時間に取り込む光の量が少なくなります。
シャッタースピード|動きを止める・流す

※画像引用元:Nikon
覚えるべき専門用語その2
シャッタースピード:光を取り込む時間を変えて、動きの写り方を調整する
シャッタースピードとは?
シャッタースピードは、カメラが光を取り込む時間のことです。
画面に「1/1000」「1/2000」「2秒」などと表示されているのが、その設定です。
-
例えば1/1000秒なら、動いている被写体の一瞬を止めて写しやすくなります。
逆に2秒なら、その2秒間の動きが重なって記録されるので、水の流れや光の軌跡を表現できます。
シャッタースピードが違うと、水の表情がこんなに変わります。
滝や波打ち際では、速くすると水しぶきを止めた力強い写真に。遅くすると水が糸や絹のようにつながって写り、柔らかな雰囲気になります。
シャッタースピードを速くすると、肉眼では追いきれない一瞬も写真に残せます。
公園で走るお子さんやペット、スポーツなどを止めて撮りたいときは、例えば1/500秒以上を出発点に、動きの速さに合わせて調整してみましょう。
逆にシャッタースピードを遅くすると、肉眼では見られない水の流れや動感を表現できます。
ただし長時間露光では手ブレしやすいので、滝を数秒かけて撮るなら三脚があると安心。カメラを動く被写体に合わせて振る「流し撮り」は、手持ちで動感を出す方法です。
露出と露出補正|写真の明るさを決める
覚えるべき専門用語その3
露出:カメラに取り込む光の量。明るさの微調整には露出補正を使う
露出と露出補正の違いは?
「露出」は撮影時にセンサーへ届く光の量のこと。「+1.0」「-1.0」などと表示される設定は、一般に「露出補正」と呼びます。
露出補正をプラス側にすると写真を明るめに、マイナス側にすると暗めに写すよう、カメラの自動露出を調整できます。
-
写真の明るさは、絞りとシャッタースピードで取り込む光の量に、ISO感度を組み合わせて決まります。
この3つはお互いに関係しているんです。
でも、最初から3つを全部自分で調整するのは難しいですよね…。
そんなとき、カメラの自動露出を利用しながら明るさを変えられるのが「露出補正」です。
Pモードでは、露出補正に応じてカメラが撮影設定を調整します。機種によってはフルオートでは露出補正が使えないこともあります。
Aモード(絞り優先)やSモード(シャッタースピード優先)でも露出補正は使えます。Aモードなら主にシャッタースピード、Sモードなら主に絞りなどを調整して明るさを変えます。
ただし、レンズの開放F値やシャッタースピードなどの設定限界に達すると、思った明るさにならない場合があります。MモードではISOオートの有無などによって露出補正の働き方が異なります。
ISO感度|暗い場所で撮るときの強い味方
覚えるべき専門用語その4
ISO感度:写真の明るさに関わる感度設定。暗い場面で速いシャッタースピードを選びやすくする
ISO感度とは?
ISO感度は、取り込んだ光から得た信号をどれくらいの明るさとして記録するかに関わる設定です。ISOを上げても、レンズから入ってくる光そのものが増えるわけではありません。
例えば絞りとシャッタースピードを変えずにISO100からISO200へ上げると、基本的には写真の明るさが1段分上がります。
ISO400ならISO100に対して2段分明るくなる計算ですね。
-
同じ写真の明るさを保つなら、ISO感度を上げた分、シャッタースピードを速くできます。
暗い場所で「三脚がないから手ブレしそう!」というときにも便利。ただし、ISOを上げれば必ずブレなくなるわけではないので、実際のシャッタースピードも確認してくださいね。
便利なISO感度ですが、上げすぎると気になることも。
高いISO感度ではノイズが目立ったり、細部がなめらかに見えたりすることがあります。特に暗い部分を後から明るくすると、ざらつきが気になることもありますね。
例えば常用ISO100~51200のカメラでも、「ISO25600までは必ずきれい」とは限りません。使える上限は機種や光の条件、写真の用途によって変わります。
ISO51200で撮れる機種でもノイズの出方はさまざま。スマホで見る写真と大きく印刷する写真でも、気になる度合いが違います。
ブレを防ぐために必要なら、ISO感度を上げることもためらわないでください。多少ノイズがあっても、撮りたい瞬間にピントが合っている方がうれしいこともあります。
この写真はISO2000で撮っているので、背景などを見るとざらつきが感じられると思います。
でも、羽を広げた瞬間をブレずに残すには速いシャッタースピードが必要。僕はこういう場面ならISO感度を上げる方を選びます!
ホワイトバランス|写真の色味を整える
覚えるべき専門用語その5
ホワイトバランス:光源による色の偏りを補正し、写真の色味を調整する機能
ホワイトバランスって?
同じ白い紙でも、電球の下では黄色っぽく、日陰では青っぽく見えることがあります。
人の目は照明の色に慣れますが、カメラは光の種類によって実際に見た色と違って写ることがあるんです。
その色の偏りを整えて、白を白らしく写すための機能がホワイトバランス!
最初はホワイトバランスを「オート(AWB)」にしておけば大丈夫な場面が多いです。
夕焼けの暖かさを残したいときなどは、あえて色味を変えて楽しむ使い方もありますね。
例えばヤフオクやメルカリなどに出品する商品を撮るときにも、ホワイトバランスは役立ちます。
室内の照明や壁からの反射で、商品の色が実物より黄色や青に寄って写ることがあるんです。
色が大きく違う写真を載せてしまうと、「届いた商品と写真の色が違う!」というトラブルにもつながりかねません…。
そんなときはホワイトバランスを確認してみてください。
「あれ?実物よりオレンジっぽいな」と思ったら、ホワイトバランスを調整して実物の色に近づけます。照明の色が混ざっている場合は、撮影する光の条件をそろえるのも効果的です。
商品撮影など、実物に近い色で見せたいときにはぜひ覚えておきたい機能です。
まとめ
まとめ
この5つの中でも、特に優先して学んでもらいたいのが
絞り
シャッタースピード
ISO の3つ。
この3つの関係が分かってくると、「背景をぼかす」「動きを止める」「暗い場所で撮る」といった撮影がぐっと自由になります!
オートモードだけで撮っていた方も、AモードやSモードで1つ設定を変えてみると、写真の違いを実感できると思います。
SNSで見かけたお気に入りの写真も、「どんな設定で撮ったんだろう?」と考えながら見ると勉強になりますね。
その3つを覚えたら、明るさを微調整する「露出補正」
色味を整える「ホワイトバランス」の順番で覚えていくのがオススメです。
カメラ初心者のよくある質問
Q1. 初心者はF値をいくつに設定すればいい?
背景をぼかして人物や花を撮りたいなら、まずはレンズで設定できる小さめのF値を試してみましょう。風景を広くくっきり写したいならF8前後が一つの目安です。ただし、ちょうどよいF値はレンズや撮影距離でも変わるので、撮り比べるのが一番です。
Q2. 子どもやペットがブレるときはどうしたらいい?
動いている被写体がブレるなら、シャッタースピードを速くしてみてください。走っているお子さんやペットなら1/500秒あたりから試し、動きに合わせて速くします。写真が暗くなったらF値やISO感度も調整しましょう。
Q3. 露出と露出補正は何が違うの?
露出は撮影時にカメラへ取り込む光の量のことで、露出補正はカメラが決めた明るさを自分の好みに近づける設定です。プラス側なら明るめ、マイナス側なら暗めに撮影できます。P・A・Sモードなどで便利ですが、使える範囲や動作はカメラによって異なります。
Q4. ISO感度はどこまで上げて大丈夫?
きれいに写せるISO感度に決まった上限はありません。カメラの性能や撮影時の明るさ、写真の使い道によってノイズの感じ方が変わるためです。まずは必要なシャッタースピードを確保し、撮影結果を拡大して確認してみましょう。
Q5. ホワイトバランスはオートのままでいい?
普段の撮影なら、まずはオートで問題ありません。ただし、電球の下で写真が黄色っぽくなったり、日陰で青く写ったりしたときは設定を変えてみましょう。商品撮影では、照明をそろえて実物に近い色で写すことも大切です。
ブログランキングに参加しています















