※2022年9月6日に更新しました。
こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です!

シンデレラレンズとは? シンデレラレンズと言うのはメーカーが販売している純正レンズで、低価格なのに写りの良い写真が撮れるレンズのこと。 「撒き餌レンズ」とも呼ばれますね。
ポイント
カメラとセットになっているキットレンズと比べると、写りのよさがかなり良くて明るいレンズでもあるため、手ブレしにくいですし背景をボケさせることが得意なんです。

シンデレラレンズなら、こんな感じで背景がキレイにボケてくれるんです!
初めてシンデレラレンズを使って撮影すると、写真が上手くなったと思うくらいの違いを感じるので、きっと単焦点レンズが好きになるでしょう!
それではあなたも単焦点レンズ派になってもらうために、各メーカーから販売されているシンデレラレンズをご紹介します。
Nikonのシンデレラレンズ
AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8
※画像引用元:Nikon(https://www.nikon-image.com/)
私が初めて買ったシンデレラレンズ(単焦点)です。

APS-C用レンズなので35mm換算すると、焦点距離52.5mmの標準レンズとして使えますので、とても使い勝手のいいレンズ。
Nikonユーザーの中では大定番のレンズで、写真撮影の基礎を磨いてくれるレンズだと私は感じました!
実売価格は約20,000円
AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8の公式作例
※画像引用元:Nikon(https://www.nikon-image.com/)
AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8のスペック
発売日 | 2009年3月6日 |
対応マウント | Nikon Fマウント |
フルサイズ対応 | × |
レンズ構成 | 6群8枚 |
絞り羽根 | 7枚 |
焦点距離 | 35mm |
最短撮影距離 | 0.3m |
最大撮影倍率 | 0.16倍 |
開放F値 | F/1.8 |
画角 | 44° |
手ブレ補正 | × |
防塵 | × |
防滴 | × |
フィルター径 | 52mm |
本体サイズ | 70x52.5mm |
重量 | 200g |
実売価格 | 20,000円前後 |
AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G
※画像引用元:Nikon(https://www.nikon-image.com/)
フルサイズにも対応したレンズで、私はフルサイズ一眼レフのD750と同時に購入しました。
APS-C機では35mm換算で、焦点距離約75mmの中望遠レンズになりますので、ポートレート用レンズとしても人気が高い。
約185gと非常に軽くて写りも良いです!
しかし1つだけ弱点がありまして、最短撮影距離が45cmなので、被写体に今ひとつ寄れないです。
実売価格は約26,000円
AF-S NIKKOR 50mm f/1.8Gの公式作例
※画像引用元:Nikon(https://www.nikon-image.com/)
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ニコン AF-S NIKKOR 50mm f/1.8Gをレビュー&作例!初めて手にしたフルサイズ対応単焦点レンズ
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Canonのシンデレラレンズ
EF 50mm F1.8 STM
※画像引用元:Canon(https://canon.jp/)
キヤノンの代表するシンデレラレンズで、2015年に約25年ぶりのリニューアルを果たした新しいレンズです。
写りはもちろんのこと、レンズ自体もとてもコンパクトで軽いのが特長!
注意ポイント
これからcanonのカメラを買われる人にとてもおススメできるレンズですが、ASP-C機を買われる方は35mm換算で焦点距離約80mmの中望遠レンズになってしまいますので、かなり被写体が寄って映るので注意が必要です!
実売価格は約14,000円
EF 50mm F1.8 STMの作例
※画像引用元:Canon(https://canon.jp/)
EF 50mm F1.8 Ⅱ
※画像引用元:Canon(https://canon.jp/)
25年以上に渡るロングセラーレンズ。
写りが良いのに一番安い時は約9,000円と言う超低価格での販売がされていて、超人気レンズでした。
現在でも手に入れる事は出来ますが、メーカーでは販売終了しましたので、欲しいなぁと思っている方は早めに手に入れておいた方が良いですよ。
中古品だと6,800円ほどで流通しています!
EF-S24mm F2.8 STM
※画像引用元:Canon(https://canon.jp/)
広角単焦点レンズ。
広角単焦点レンズですがAPS-C機に装着すれば、35mm換算で焦点距離38.4mmのレンズとして使えます。
レンズも超コンパクトですので、スナップ撮影やカフェのお料理を撮影するのに活躍しそうですね!
※上の2つの50mmレンズの場合は、35mm換算で焦点距離80mmになり、中望遠レンズになりますのでAPS-C機で初めての単焦点レンズとしては少し使いにくいです。
実売価格は16,000円前後
EF-S24mm F2.8 STMの作例
※画像引用元:Canon(https://canon.jp/)
RF50mm F1.8 STM
ミラーレス用として新設計された、Canonの新型マウント「RFマウント」用のシンデレラレンズ!
みなさん待ちに待っていたレンズが、ついに登場してくれました。
RFマウントの恩恵で、低価格なシンデレラレンズの中でも、高画質な写真を撮影できるのが特徴。
レンズのコンパクトさ・画質・低価格と三拍子が揃った、新世代のシンデレラレンズですね!
RF50mm F1.8 STMの作例
※画像引用元:Canon(https://canon.jp/)
OLYMPUSのシンデレラレンズ
M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8
※画像引用元:OLYMPUS(https://www.olympus-imaging.jp/)
35mm換算で50mmの標準レンズになります。
F値もF/1.8ですので、ボケが苦手なマイクロフォーサーズセンサーのカメラでも、大きくボケさせることが出来ます!
レンズカラーもシルバーとブラックの2色が用意されており、おしゃれなカメラが多いOLYMPUSらしい。
レンズは137gと超軽量ですので、ミラーレスの軽快さをフルに発揮できそう。
実売価格は約30,000円
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OLYMPUSのシンデレラレンズ「 M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8」を購入しました!
こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です! 本来は嫁さんのカメラですが、私もサブカメラとして使わせてもらっている「OLYMPUS PEN E-PL7」用に、25mm f/1.8(35mm換算50mm)の単焦点レン ...
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M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8の作例
※画像引用元:OLYMPUS(https://www.olympus-imaging.jp/)
PENTAXのシンデレラレンズ
smc PENTAX-DA 35mm F2.4AL
※画像引用元:RICOH(http://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/)
解放値が2.4からですが、ボケ感の評価は高く約20,000円のレンズとは思えないくらい美しいボケをしてくれます!
35mm換算で焦点距離52.5mmになりますので、標準レンズとして使えます。
ペンタックスの一眼レフをお使いの方は、使ってもらいたいレンズですね!
実売価格は約19,500円
smc PENTAX-DA 50mm F1.8
35mm換算で焦点距離75mmの中望遠レンズになります。
解放値が1.8ですので、75mmの焦点距離と相まって背景を大きくぼかす事が出来る!
レンズの外観はプラスチック感が強くて不評ですが、レンズの性能は高評価です。
解放値1.8のおかげで室内とかの薄暗いところでも、手ブレが起きにくいので、子供やペットを撮影するのに、最適なレンズになります。
実売価格は約14,000円
smc PENTAX-DA 50mm F1.8の作例
※画像引用元:RICOH(http://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/)
SONYのシンデレラレンズ
SONY E 50mm F1.8 OSS
※画像引用元:SONY(https://www.sony.jp/)
Eマウントレンズなので、ソニーのミラーレス用レンズになります。
このレンズも非常にリーズナブルな価格ですが、F値1.8のおかげでとても美しいボケを見せてくれますし、明るいレンズですので室内などのすこし薄暗い場所で撮影しても、手ブレしにくいので助かりますね!
この価格帯のレンズは、外装にプラスチックを使用している場合がほとんどですが、SONY E 50mm F1.8 OSSはアルミニウム合金で仕上げられていますので、質感がとても良いです。
実売価格は24,000円前後
SONY E 50mm F1.8 OSSの作例
※画像引用元:SONY(https://www.sony.jp/)
Panasonic(LUMIX)のシンデレラレンズ
LUMIX G 25mm / F1.7 ASPH.
※画像引用元:Panasonic(https://panasonic.jp/)
35mm換算で50mmの標準レンズとして使えます。
F/1.7と他社のシンデレラレンズに比べ、わずかに明るいレンズ。
ボケ感もですが、暗い場所でもシャッタースピードが稼げ、手ブレする可能性を減らすことが出来ますね!
発売は2015年で、シンデレラレンズの中では新しい光学設計で、レンズ性能の指標であるMTF曲線を見ると画面端まで解像度が高いことが分かります。
実売価格は22,000円前後
FUJIFILMのシンデレラレンズ
フジノンレンズ XF35mmF2 R WR
※画像引用元:FUJIFILM(https://fujifilm.jp/index.html)
高性能なことで有名なフジノンレンズ。
フジノンレンズ XF35mmF2 R WRはシンデレラレンズの役割を担っており、35mm換算で52.5mmの標準レンズとして使えます。
高性能の代償か、他社のシンデレラレンズと比べるとちょっとお値段がお高く実売価格で39,000円前後となっております。
とはいえレンズ性能を考えれば、コストパフォーマンスはとても高いですね!
実売価格は39,000円前後
フジノンレンズ XF35mmF2 R WRの作例
※画像引用元:FUJIFILM(https://fujifilm.jp/index.html)
私がシンデレラレンズで撮影した写真
シンデレラレンズは良いぞ良いぞと言われても、良さが分かりにくいですよね(笑)
そこで上手い下手は別として、私がこれまでにシンデレラレンズで撮影した写真を載せてみますので、レンズ購入の際の参考にしていただければ!
私の持っているシンデレラレンズは、「AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8」と「AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G」です。
まとめ

撒き餌レンズとも呼ばれていて一度このレンズ達の良さを知ってしまうと、きっとあなたもレンズ沼と言う恐ろしい世界に落ちる事でしょうw
キットレンズより解放値が低く明るいレンズになるので、非常におおきく背景をぼけさせることが出来ます。
また、単焦点レンズはズームをすることができませんので自分で歩いて構図を探すことになります。
そのおかげで、キットレンズ使っているより写真の上達が早くなります。
初めは「めんどくさい」「不便」と思う方も居るかも知れませんが、そんな方でも知らず知らずのうちに、ズームレンズを使う機会が減っていくはずです。
私は今ではズームレンズが嫌いになりました。
もちろん、これから先に使う場面もあると思うんですが、突っ立ってズームリングを回しているとレンズに頼りきってる感じを受けてしまい、自分に嫌気が指します。
私の場合は極端な例かも知れませんが、それほど単焦点レンズと言うのは魅力…いや魔力があるんです(笑)
少し乱暴な言い方をすると、誰が撮ってもキレイな写真に仕上がっちゃうんですよw
まだ持っていない方は、値段もあまり高くはないですので1本買って見ることをオススメ致します!