※2020年5月25日に内容を更新しました。
こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です!
性能のバランスが良くて、お値段も低価格から高いものまで幅が広いAPS-C機。
これと言って苦手なことがなく、初心者でも使いやすい一眼レフなので、まずはAPS-Cの一眼レフからカメラを始めたという人はかなり多いはずです。
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ASP-C機は入門モデル用?いやいや実はなんでも出来る高バランス機!
こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です! 初めて買った一眼レフは、ASP-Cセンサーのカメラだった人は多いですよね。 フルサイズよりも安くて手 ...
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私もNikon D5300というAPS-Cセンサーを搭載した一眼レフが、初めて買ったカメラ。
エントリーモデルとして発売されている一眼レフは、APS-Cセンサーを搭載した機種が多い。そのため初心者用カメラと思われがちですが、なんでもこなせるバランスの良さがある。
それにとんがった性能のカメラもあるのです!
今回は得意分野別に最強のAPS-Cカメラをまとめてみました!
まずはAPS-Cセンサーについて
これからカメラを始めようと思っている方は、APS-Cセンサーってどんなものか分かりませんよね。
まずはAPS-Cセンサーについて知りましょう!
カメラの画質はレンズとセンサーによって決まります。
センサーは大きいほど光を捉える力が上がるため、大型のセンサーほど高画質になる。
現在使用されている主なセンサー
フルサイズ(36.0mm×24.0mm)
APS-C(23.6mm×15.8mm)
マイクロフォーサーズ(17.3mm×13.0mm)
1型(13.2mm×8.8mm)
1/2.3型(6.2mm×4.2mm) ※上から大きい順
エントリーモデルに使われることが多いですが、APS-Cセンサーは上から2番目に大きいセンサーなんです!
余談
スマートフォンのカメラには1/2.3型のセンサーが使われることが多いですが、APS-Cと比較するとセンサーの大きさが全然ちがいますよね。
センサー面積の差はなんと約14.3倍もあります。
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これがいくらスマホのカメラが進化しても、一眼レフには勝てない理由の1つです。
※現在のフラッグシップモデルのスマホは、1型センサーを搭載した機種が出始めました。
画質が最強のAPS-C機
FUJIFILM X-H1
※画像引用元:FUJIFILM(https://fujifilm.jp/index.html)
FUJIFILM X-H1
2018年3月1日発売のAPS-Cセンサーを搭載したミラーレス。
2430万画素に最新のセンサーを搭載し、富士フィルムらしい色のりの良い写真が撮れる。
またFUJIFILMでは唯一の、ボディ内手ブレ補正を搭載しており、夜間でも手ブレしにくく頼りになるカメラ!
レンズはXマウントなので、豊富なラインナップの中から選ぶことができます。
最新機種と言うこともあってお値段はお高めですが、コンパクトなミラーレスと言うこともありおすすめの1台ですね!
FUJIFILM X-H1の主なスペックの作例
※画像引用元:FUJIFILM(https://fujifilm.jp/index.html)
FUJIFILM X-H1の主なスペック
発売日 | 2018年3月1日 |
タイプ | ミラーレス |
センサーサイズ | APS-C |
画素数 | 2430万画素 |
高感度 | ISO200-12800 |
連写速度 | 14コマ/秒 |
シャッタースピード | 1/32000~900秒 |
AF測距点 | 325点 |
液晶モニター | 3インチ・104万ドット |
ファインダー倍率 | 0.75倍 |
ファインダー視野率 | 100% |
撮影可能枚数 | 310枚 |
記録メディア | SDHCカード SDカード SDXCカード |
Wi-Fi | ○ |
Bluetooth | ○ |
NFC | × |
本体サイズ | 139.8(幅)x97.3(高さ)x85.5(奥行) mm |
重量 | 623g |
実売価格 | 148,000円前後(ボディのみ) |
FUJIFILM X-T4
※画像引用元:FUJIFILM(https://fujifilm.jp/index.html)
FUJIFILM X-T4
2020年に登場したFUJIFILMの最新モデル。
X-H1に奪われたフラッグシップの座を奪い返すために登場した、FUJIFILM最強APS-Cミラーレスです。
使われているセンサーこそX-H1と同じですが、新たなフィルムシミュレーションにカメラ内でのトーンカーブ調整が細かくなり、より意図した表現が可能になりました。
もちろん画質以外の面でも全体的にパワーアップしており、これまでX-H1の専売特許だったボディ内手ブレ補正がX-T4でも採用され、ミラーレスの欠点であるバッテリー持ちの悪さも新型バッテリーを開発したことで改善しております。
まさにFUJIFILMの中では最強のAPS-Cミラーレス機なんですね!
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【FUJIFILM X-T4】手ブレ補正を備えた最新フラッグシップモデルが登場!
こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です! 前モデル「X-T3」から1年半という、短いスパンでの登場となった「X-T4」 X-H1が登場してから ...
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FUJIFILM X-T4の作例
※画像引用元:FUJIFILM(https://fujifilm.jp/index.html)
FUJIFILM X-T4のスペック
発売日 | 2020年4月 |
タイプ | ミラーレス |
センサーサイズ | APS-C |
画素数 | 2610万画素 |
高感度 | ISO160~12800 |
連写速度 | 約30コマ/秒(電子シャッター使用時) 約15コマ/秒(メカニカルシャッター使用時) |
シャッタースピード | 電子:1/32000秒~15分 電子先幕・メカニカル:1/8000秒~15分 |
AF測距点 | 425点 |
液晶モニター | 3インチ・162万ドット(バリアングル式) |
ファインダー倍率 | 0.75倍 |
ファインダー視野率 | 100% |
撮影可能枚数 | ファインダー使用時:500枚 液晶モニタ使用時:500枚 |
記録メディア | SDHCカード SDカード SDXCカード |
Wi-Fi | ○ |
Bluetooth | ○ |
NFC | × |
本体サイズ | 134.6(幅)x92.8(高さ)x63.8(奥行) mm |
重量 | 526g |
実売価格 | 200,000円前後(ボディのみ) |
Leica ライカCL
※画像引用元:ライカ(https://jp.leica-camera.com/)
Leica ライカCL
泣く子も黙る高級カメラメーカー「ライカ」のミラーレス。
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超高級なのに大人気カメラ「LEICA(ライカ)」どんな魅力があるのか?
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カメラが高ければレンズも高いため、このカメラを持てるユーザーさんは限られる…
しかしその画質は「これフルサイズじゃないの?」と思えるほど高画質。
解像力うんぬんよりも空気まで撮ってる印象!
画質の良さ以外の性能もハイスペックで、高次元でまとまったバランス機ですね。
Leica ライカCLの作例
※画像引用元:ライカ(https://jp.leica-camera.com/)
Leica ライカCLのスペック
発売日 | 2017年12月16日 |
タイプ | ミラーレス |
センサーサイズ | APS-C |
画素数 | 2424万画素 |
高感度 | ISO100~50000 |
連写速度 | メカシャッター:10コマ/秒 電子シャッター:30コマ/秒 |
シャッタースピード | 30~1/25000秒 |
AF測距点 | 49点 |
液晶モニター | 3インチ・104万ドット |
ファインダー倍率 | 0.74倍 |
ファインダー視野率 | |
撮影可能枚数 | 220枚 |
記録メディア | SDHCカード SDカード SDXCカード マルチメディアカード |
Wi-Fi | ○ |
Bluetooth | × |
NFC | × |
本体サイズ | 131(幅)x78(高さ)x45(奥行) mm |
重量 | 353g |
実売価格 | 360,000円前後(ボディのみ) |
Canon EOS 90D
※画像引用元:Canon(https://canon.jp/)
Canon EOS 90D
APS-Cセンサーを採用したカメラも、ついに3000万画素オーバーの時代に!
EOS 90Dは3250万画素と、高画素機の一眼レフ。
またミラーレスの技術をフィードバックしており、一眼レフとミラーレスが融合したようなカメラで、新世代の一眼レフとなっています。
高画素化しているのに連写速度も速くなっていますし、AFもかなり強化されていますので、野生動物やスポーツシーンを高画質に撮影されたい方にも向いているカメラとなっていますね!
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【Canon EOS 90D】APS-Cのミドルクラスが革新的な進化をして帰ってきた!
※画像引用元:Canon(https://canon.jp/) こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です! Canonの新型カメラ「EOS 90D」が発表され ...
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Canon EOS 90Dの作例
※画像引用元:Canon(https://canon.jp/)
Canon EOS 90Dのスペック
発売日 | 2019年9月20日 |
タイプ | 一眼レフ |
センサーサイズ | APS-C |
画素数 | 3250万画素 |
高感度 | ISO100~25600(拡張:ISO100~51200) |
連写速度 | ファインダー撮影時:最高約10コマ/秒 ライブビュー撮影時:最高約11コマ/秒 |
シャッタースピード | 1/8000~30秒 |
AF測距点 | 45点(クロス測距点:最大45点) |
液晶モニター | 3インチ・104万ドット |
ファインダー倍率 | 0.95倍 |
ファインダー視野率 | 100% |
撮影可能枚数 | ファインダー使用時:1860枚 液晶モニタ使用時:510枚 |
記録メディア | SDカード SDHCカード SDXCカード |
Wi-Fi | 〇 |
Bluetooth | 〇 |
NFC | × |
本体サイズ | 140.7(幅)x104.8(高さ)x76.8(奥行) mm |
重量 | 619g |
実売価格 | 130,000円前後(ボディのみ) |
動体撮影最強のAPS-C
動体撮影最強=連写速度最強のAPS-Cとも言えますが、連写速度・シャッタースピード・AF性能などがもっとも優れたカメラをご紹介!
SONY α6400(ILCE-6400)
SONY α6400
バランスの良いカメラで優等生タイプですが、ぶっ飛んだオートフォーカスを備えています。
世界最速を達成した0.02秒でピント合わせが完了する爆速AFに、リアルタイム瞳AFやリアルタイムトラッキングといった最新のハイテク装備が揃った最強クラスのカメラ。
SONYが4Dフォーカスと呼ぶ位相差AF(425点)+コントラストAF(425点)のハイブリットAFを持ち、画面に被写体を捉えたら逃しません!
シャッタースピードが1/4000秒なのが唯一残念な点ですが、このカメラは他のミラーレスよりもさらにコンパクト。軽快な撮影ができるところが、このカメラのメリットですね。
●SONY α6400(ILCE-6400)のスペック
発売日 | 2019年2月22日 |
タイプ | ミラーレス |
センサーサイズ | APS-C |
画素数 | 2420万画素 |
高感度 | ISO100~32000(拡張:ISO102400) |
連写速度 | 11コマ/秒 |
シャッタースピード | 1/4000~30秒 |
AF測距点 | 位相差AF425点 コントラストAF425点 |
液晶モニター | 3インチ・92.16万ドット |
ファインダー倍率 | 1.07倍 |
ファインダー視野率 | 100% |
撮影可能枚数 | ファインダー使用時:360枚 液晶モニタ使用時:410枚 |
記録メディア | SDHCカード SDカード SDXCカード メモリースティックPRO Duo メモリースティックPRO-HG Duo |
Wi-Fi | ○ |
Bluetooth | ○ |
NFC | ○ |
本体サイズ | 120(幅)x66.9(高さ)x59.7(奥行) mm |
重量 | 359g |
実売価格 | 95,000円前後(ボディのみ) |
Nikon D500
※画像引用元:Nikon(https://www.nikon-image.com/)
Nikon D500
連写速度やシャッタースピードはミラーレスに敵いませんが、ニコンのAPS-Cフラッグシップモデル。
APS-C一眼レフの中では間違いなく最強と言えるスペックを持っていて、発売された時はかなり話題となりました。
Nikonのフルサイズフラッグシップモデル「D5」と同レベルの153点AFシステムが使われていて、動きのはやい被写体にも確実にピントを合わせます!
また一眼レフなのでバッテリーの持ちが非常に良く満充電時で1240枚も撮影が可能。
●Nikon D500のスペック
発売日 | 2016年4月26日 |
タイプ | 一眼レフ |
センサーサイズ | APS-C |
画素数 | 2088万画素 |
高感度 | ISO100~51200(拡張:ISO50~1640000) |
連写速度 | 10コマ/秒 |
シャッタースピード | 1/8000~30秒 |
AF測距点 | 153点 |
液晶モニター | 3.2インチ・236万ドット |
ファインダー倍率 | 1倍 |
ファインダー視野率 | 100% |
撮影可能枚数 | 1240枚 |
記録メディア | SDHCカード SDカード SDXCカード XQDカード |
Wi-Fi | ○ |
Bluetooth | ○ |
NFC | ○ |
本体サイズ | 147(幅)x115(高さ)x81(奥行) mm |
重量 | 760g |
実売価格 | 140,000円前後(ボディのみ) |
コスパ最強のAPS-C
値段は安いのに性能は良い!
コストパフォーマンスに優れた機種をご紹介します。
PENTAX K-70
※画像引用元:RICOH(http://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/)
PENTAX K-70
ペンタックスと言えばAPS-Cセンサーに特化したメーカーです。
一眼レフの中ではカメラとレンズも、かなり小型の部類で持ち回りやすい。
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はじめての一眼レフにはハイスペックなPENTAXもオススメです!
※画像引用元:リコー(http://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/index.html) ※2018年6月18日に再編集しました。 こんにちは、梅野(@ke ...
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そして他社より安いのにハイスペックなのが特長。
PENTAX K-20もボディ価格65,000円前後ながら、ISO100-102400というとんでもない性能を持っています。
AF測距点が少なく動体撮影に弱いのと、シャッター音が大きいと言うデメリットはあるものの、圧倒的なハイコストパフォーマンス!
●PENTAX K-70のスペック
発売日 | 2016年7月22日 |
タイプ | 一眼レフ |
センサーサイズ | APS-C |
画素数 | 2424万画素 |
高感度 | ISO100~102400 |
連写速度 | 6コマ/秒 |
シャッタースピード | 1/6000~30秒 |
AF測距点 | 11点 |
液晶モニター | 3インチ・92.1万ドット |
ファインダー倍率 | 0.95倍 |
ファインダー視野率 | 100% |
撮影可能枚数 | 480枚 |
記録メディア | SDHCカード SDカード SDXCカード |
Wi-Fi | ○ |
Bluetooth | × |
NFC | × |
本体サイズ | 125.5(幅)x93(高さ)x74(奥行) mm |
重量 | 628g |
実売価格 | 58,000円前後(ボディのみ) |
最強のAPS-C機はライカCL
ライカCLは画質・連写性能・シャッタースピード・高感度性能と、撮影する能力にかけては敵無し状態!
さらにミラーレスなのでコンパクトで軽量と言うメリットまであります。
残念な点はあまりにもバッテリー持ちが悪い点で、満充電でも最大で220枚しか撮影できません…。
この感じでは予備バッテリーも複数持っていかないといけないでしょうから、余計な荷物が増えてしまいますね。

まとめ
APS-Cと言えばエントリーモデルの一眼レフと思われがちですが、結構性能の幅が広いし尖った性能をもった機種もありましたよね。
やはりAPS-C機は画質と連写のバランスがよくて使いやすい!
フルサイズは高画質ですが連写が苦手で、連写速度を上げるには画素数を落とさなくてはいけません。