※画像引用元:リコー(http://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/index.html)
※2018年6月18日に再編集しました。
こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です!
一眼レフを初めて購入しようとしたとき、候補に挙がってくるメーカはNikonかCanon。
ミラーレスならSonyかOLIMPUSかとおもいます。
雑誌やネットでも良くすすめられているメーカになるので、自然とこの4社ばかり調べてしまうと思うのですが、一眼レフにはまだオススメ出来るメーカーが存在します。
それがPENTAX(ペンタックス)なのです!
なんかマイナーじゃない?
使っている方は多いのですが、初心者に知名度が低いのは間違いない。
あまり耳にしないしオススメメーカーとしてあまり紹介されてないから、カメラの性能も劣るんじゃない?
いえいえ、そのイメージは間違っているんです!
実際PENTAXのカメラを使っているプロ写真家はかなり多く。風景写真となると半数近い方がPENTAXのカメラを使っていたり。
キャノンとかソニーはカメラ以外の製品も数多く手がけていますので、一般の知名度がとても高いですがペンタックスは写真に興味がある人でないと中々知られていないのが欠点ですかね。
ペンタックスはAPS-Cに特化したメーカー
※画像引用元:リコー(http://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/index.html)
ニコン・キャノン・ソニーはAPS-Cやフルサイズセンサーのカメラ。
オリンパスとルミックスはマイクロフォーサージセンサーを搭載しています。
ペンタックスは初めてAPS-Cカメラを開発した2003年から、ずっとAPS-Cセンサーに拘って開発してきたメーカーで、他社の同価格帯カメラと比較すると優れた性能を持っています。
2016年にはついにフルサイズセンサーを搭載した「K-1」が登場しましたが、それまでの13年間はAPS-C一眼レフを磨き続けていました。
なのでエントリーモデルに多いAPS-C一眼を選ぶなら、当然ペンタックスも選択肢に入ってくるのです!
画質がとにかく良い
※画像引用元:リコー(http://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/index.html)
さきほども言いましたが長年に亘ってAPS-Cに拘って開発していましたので、APS-Cの画質を極めています。
とくに解像度の良さには定評があり、シャープでノイズの少ない写真を撮影出来ます。
画質の良さを決めるもう一つの要素、レンズもAPS-C用に最適化されているのも見逃せません。
ペンタックスのカメラ+純正レンズの組み合わせだと、とてもAPS-C一眼レフとは思えない画質で撮影が可能!
風景写真家でペンタックスを使っている方が多いのも納得ですね!
タフな構造のカメラとレンズ
※画像引用元:リコー(http://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/index.html)
自然を撮影される方には強い味方になってくれる、機材の頑丈さもペンタックスの特徴の一つ。
カメラ・レンズともに防塵防滴仕様になっている機種が多く、カメラには-10度の耐寒性能まであります。
有名な動画で外国の方が、ペンタックスのカメラに砂をこれでもかとてんこ盛りにふり掛けたあと、シャワーで入念にカメラとレンズを洗浄しても、問題なく作動していました。
さすがにいつもこんな事をしても大丈夫なわけはありませんが、ペンタックスの堅牢さをアピールできた動画ですね。
※すみません、動画の貼り方が分からないのでユーチューブで検索してみてください。
小型で軽量化がとても得意
※画像引用元:リコー(http://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/index.html)
私がAPS-Cからフルサイズ機に変えてから良く思うのですが、やはり機材はコンパクトで軽いほうが良いです。
車から降りてすぐに撮影するだけなら別に構わないのですが、山を登ったり徒歩での移動が長い時。
ほかの荷物が多い旅行のときは、カメラ機材が出来るだけ小さい方がありがたい。
ペンタックスは小型で軽量なカメラ・レンズを作るのが得意で、特にレンズはかなりコンパクトな物が多いんです。
他社の大三元レンズが1000g前後の重量があるなか、ペンタックスの「HD PENTAX-D FA 24-70mmF2.8ED SDM WR」は787gと軽量!
単焦点レンズに至っては、わずか52gしかないレンズまであります。
女性の方や登山・旅行によく行かれる方には、コンパクトで軽いペンタックスのカメラがオススメですね!
PENTAXのオススメ一眼レフカメラ
PENTAX K-S2
2015年3月6日発売。
ペンタックスのエントリーモデルで、一眼レフとしては発売当時世界最小でした。
2012万画素APS-Cセンサーを搭載し、夜間での撮影で重要な高感度性能はISO100~51200まで対応。他社の最新のエントリーモデルでもISO100~25600ほどになっているので、かなり性能が高いです。
その他にもシャッタースピードは1/6000~30 秒。
ファインダー視野率は100%。
手ブレ補正もあり防塵防滴仕様まで付いていて、価格のことを考えると超コストパフォーマンスに優れた機種となっています。
実売価格は58,000円前後となっています。(ダブルズームキット)
PENTAX K-70
2016年7月22日発売。
PENTAX K-S2より画素数が上がり2424万画素APS-Cセンサーを搭載。
連写速度も速くなり6コマ/秒の撮影が可能になりました。
驚異的なのは高感度性能。
ISO100~102400にまで対応し、エントリーモデルとしては他社を置き去りにする超ハイスペックっぷり(笑)
公式で「全天候型カメラ」と謳われていることもあり、防塵防滴仕様で氷点下10度でも動作します。
カメラ本体もスペックを考えるとかなりコンパクトに収まっていて、アウトドアシーンで使うのにとても向いている機種ですね!
実売価格は80,000円前後となっています。(レンズキット)
PENTAX KP
2017年2月23日発売。
ペンタックス最新の一眼レフで、これまでの技術をすべてつぎ込んだモンスタースペック一眼レフ!
まるでミラーレスのような外観と大きさですが、2432万画素APS-Cセンサーを搭載した一眼レフです。
シャッタースピードは1/24000~30 秒と一眼レフとしては最も早く、連写速度7コマ/秒と相まって一瞬を逃しません。
そしてISO100~819200!
公式サイトでどれくらいノイズが出るかを見る事が出来ますが、ISO12800で撮影した写真でも全然キレイ。
夜間でも安心して撮影できますね!
ASP-Cの最高峰と言ってもいいくらいのスペックなのに、カメラ重量はたったの643gしかありません。
一体どうなってるんだろうか(笑)
シグマとはまた違った意味で変態カメラ(ホメ言葉)ですね。
実売価格は93,000円前後となっています。(ボディ単体)
PENTAX K-1
2016年4月28日発売。
ペンタックス初のフルサイズ一眼レフで、かなり注目を集めたモデル。
3640万画素とかなり高画素なセンサーに、ペンタックスらしく5軸5段手ブレ補正に防塵防滴に対応したボディとなっています。
そしてまたまた驚愕なのが、フルサイズになり画素数も3640万画素にアップしているにも関わらず、高感度性能がISO100~204800にまで向上している点!
もはや夜間のスナップ撮影でも三脚要らないですね(笑)
ここまででも十分な性能を持っていますが、シャッタースピードは1/8000~30 秒。
連写速度はなぜかAPS-Cより早くなり、6.5コマ/秒になりました。
実売価格は210,000円前後となっています。(ボディ単体)
PENTAX K-1 Mark II
2018年4月20日発売
ついにPENTAX K-1の後継機が登場!
完全な新型機ではなく、マイナーチェンジ版となります。
特に大きな変更はないのですが、以下の2点がK-1との大きな違いでしょうか。
・ISO感度100-819200
・リアルレゾリューションII
ISO感度はK-1の約4倍となるISO100~819200にまで拡大!
いくらペンタックスが高感度に強いメーカーとは言え、異常な数値です(笑)
圧倒的な高感度性能の代償なのか、画質はK-1より下がったなんて言われていますね…。
リアルレゾリューションIIとは、CMOSイメージセンサーを1画素ずつ動かし、4枚の画像を連続撮影をすることで、今までではありえないほどの超高精細な写真を撮影できる機能のこと。
その仕様上、三脚を使うことが必須条件でした。
ですがPENTAX K-1 Mark IIのリアルレゾリューションIIは、手持ち撮影でも可能になったんです!
もちろん微動だにしないくらい静止していなくてはいけませんが、全くできなかったことが出来るようになるのはイイですね。
もっと詳細な内容は、下記の記事よりご覧ください。
まとめ
いかがでしょうか?
今までペンタックスのことをあまり詳しく知らなかった方にも、ハイスペックっぷりが伝わったでしょうか。
とにかく他社の同価格帯のカメラと比較すると、スペックが高すぎるんですよね。
特に高感度性能は群を抜いて高く、いかなる状況でも撮影出来ます!
それに加えて頑丈すぎるカメラとレンズ。
機材トラブルを避けたいプロの方に愛されている理由もわかりますね。
ペンタックスの弱点をあえて挙げるなら、動体撮影には少し弱い点でしょうか?
オートフォーカスの測距点が、最新の一眼レフなら300点超を超えるものが出るなか、PENTAX K-1でも33点しかありません。
数値だけ見るなら劣っているように見えますが、ここもペンタックスは対応してきています。
SAFOX12と呼ばれる新しいオートフォーカスシステムで、追従性も増しました!
風景やポートレートを撮影するのなら、ペンタックスのカメラが特化しているので、これから一眼レフカメラを始められる方も候補の1つに入れてはいかがでしょうか?
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