こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です!
望遠レンズはとても高額なレンズ。
フルサイズ対応の明るい望遠レンズとなると、300,000円や500,000円の世界。
1,000,000円を超えるものもあります。
なので、なかなか本格的な望遠撮影を楽しむことは出来ないですが、そんな中にも救世主はいます!
それが70-300mmの望遠ズームレンズ。
純正品でも100,000円前後で各メーカーから販売されており、今回ご紹介する「TAMRON 70-300mm F/4.5-6.3 Di III RXD」は最新型にもかかわらず、実売価格で57,000円ほどとリーズナブル!
「望遠の写真も撮ってみたいなぁ」と思った方が、まず買ってみるのが70-300mmの望遠ズームでは無いでしょうか。
今回はタムロンから新発売された望遠ズーム「TAMRON 70-300mm F/4.5-6.3 Di III RXD」の特長と、購入された方のレビューをまとめてみましたので、これから買おうかと悩んでいる方の参考になれれば幸いです!
TAMRON 70-300mm F/4.5-6.3 Di III RXDの特長
※画像引用元:TAMRON
ミラーレス用に新設計された望遠ズームレンズで、現在の対応しているマウントは「SONY Eマウント」
一眼レフ用より小型化されましたので、ミラーレスの軽さも相まって撮りやすい望遠ズームレンズになっています!
世界最小・最軽量の望遠ズームレンズ
※画像引用元:TAMRON
ポイント
一眼レフとの共用ではなく、ミラーレス用に新設計されたことで、レンズがよりコンパクトで軽く仕上がっています。
300mmまでの望遠レンズとしては、世界最小・最軽量を達成しており、気軽に使える望遠レンズになりました!
私もNikonの一眼レフを使っていたころは、70-300mmの望遠ズームを使用していましたが、全長が長いしそれなりに重量がありました。
小型のカメラバッグではカメラに装着したまま入りませんし、撮影する時も重さで手がプルプルしてくるので、手ブレとの闘いになります。
TAMRON 70-300mm F/4.5-6.3 Di III RXDは、全長148mm・重量545gに抑えられており、タムロンらしい軽量コンパクトなレンズになっていますね。
一眼レフ用のTAMRON70-300mmの望遠ズームは、重量が765gありましたので約200gも軽くなりました。
女性でも使いやすい望遠ズームです!
価格以上の高画質
※画像引用元:TAMRON
TAMRON 70-300mm F/4.5-6.3 Di III RXDは、LDレンズ1枚を含む10群15枚で構成されています。
画面中央部分はSONY純正レンズよりもシャープに写ると評価されており、実売価格57,000円ということを考えればかなりのコストパフォーマンス!
ただメチャクチャ画質が良いわけでもありません。
画面中央部の写りは高評価ですが、画面端は画質の低下が顕著。
これは海外の検証サイトでも言及されており、TAMRON公式のMTF曲線でも端の方では急落しているのが分かります。
-
またF16以上に絞ると画質が急に低下するとも言われており、画質に過度な期待はしない方が良いですね。
ですが世界最小・最軽量を達成し、お値段も純正品の半額ほどに抑えていて、要所要所では純正レンズの画質を上回っているわけですから、「このレンズは画質が悪いレンズ」とはなりませんよね。
利便性を最重視しながらも画質を維持していて、望遠の入門用としてオススメのレンズとなっています。
TAMRON 70-300mm F/4.5-6.3 Di III RXDの海外の評価
第一印象は、高品質のプラスチックを幅広く賢明に使用したおかげで、非常に控えめな545gの重さの非常にきれいに作られたレンズです。ソニーA7RIIIの重量を含めても、ボンネットを含めた使用中のパッケージの総重量はわずか1250gであり、長期間にわたって非常に扱いやすいです。
前面のレンズのツアーを開始すると、銃剣が所定の位置にしっかりと固定される、十分なサイズの効果的な丸いレンズフードがあります。ロックキャッチはありませんが、使用中にフードが外れる傾向はありません。フードにフィットするバヨネットの中には、標準の67mmフィルタースレッドがあり、この一連のミラーレスタムロンレンズの標準サイズを維持しています。
ズームリングは幅が広く、70mm、100mm、135mm、200mm、300mmではっきりとマークされています。ズームはレンズバレルを拡張しますが、アクションは十分にスムーズです。持ち運び用のズームロックはありませんが、レンズは非常に軽く、バレルは下向きにクリープする傾向がありません。このレビューの製品ショットを撮影したとき、300mmに設定された垂直レンズショットは、それが置かれたままであり、その要素の重みで下向きにクリープしないことを示しました。
フォーカシングリングには適度な抵抗があり、その機能はカメラコントロールを介して作動させることができます。通常のソニーの設定は、AFモードやもちろんMFでフォーカスを微調整できるDMF(ダイレクトマニュアルフォーカス)などで機能します。AFは、必要に応じて単一または連続にすることができます。一般的な使用では、AFは、わずかなクリックと、もちろんユーザーが許可することを選択した可能性のあるビープ音を除いて、サイレントです。この高速で正確なフォーカスは、TamronのRapid Extra Silent Stepping Driveを使用して実現され、機能します。フォーカシングシステムは、ソニーのファストハイブリッドAFおよびアイAFとも互換性があります。
フォーカシングは焦点距離に依存します。最も広い設定では、最小オブジェクト距離は0.8m(31.5インチ)で、倍率は1:9.4に相当します。スケールの望遠端では、これは1.5m(59.1インチ)、倍率1:5.1に変わります。これはほとんどの目的に十分に近いですが、1:4または1:3でさえ期待できる標準のズームほど大きな倍率ではありません。ただし、ここには、クローズアップポートレート、花の選択画像、その他のクローズアップアプリケーションの可能性がたくさんあります。
最初にシャープネスを見ると、70mmで中心はf /4.5からf / 16まで優れており、f / 22で非常に優れています。エッジはf / 4.5からf / 8まで公平で、f / 11とf / 16で非常に良く、f / 22で良いです。
100mmでは、中心はf / 4.5で非常に優れており、f /5.6からf / 11まで優れており、f / 16とf / 22で非常に優れています。エッジは再びf / 4.5からf / 8まで公平で、f / 11とf / 16で非常に良く、f / 22で良いです。
200mmでは、中心はf /5.6からf / 16まで優れており、f / 22で非常に優れており、f / 29で公正です。エッジはf / 5.6でフェア、f / 8で非常に良い、f / 11で優れている、f / 16で非常に良い、f / 22で良い、f / 29でフェアです。
300mmで、中心はf / 6.3で非常に良く、f / 8とf / 11で優れており、f / 16とf / 22で非常に良く、f / 32でまあまあです。エッジはf / 6.3とf / 8で公平で、f / 11とf / 16で非常に良く、f / 22で良く、f / 32で公平です。
引用元:https://www.ephotozine.com/
最近はあまり見ないが、70-300mmは常に人気のあった望遠ズームレンズだ。
このレンズは非常に軽量でコンパクトである。
α7Cとの相性は抜群だ。
光学手ぶれ補正が無い。
縮長は5.8インチ、伸ばすと8.5インチとなる。
ビルドクオリティはしっかりとしている。
防塵防滴仕様だ。
AFに問題は無いが、ステッピングモーター駆動で超高速ではない。
一般的に色収差はあまり見られない。
ソニー70-300mmGはこのレンズの2倍高価である。
70mmの絞り開放は中央・四隅ともにソニーよりも少しシャープだ。
300mmの絞り開放は中央がソニーよりも良好だが、四隅はソニーが優れている。
300mmで大きな歪曲収差が見られる。レンズ補正を適用しても問題となる可能性がある。
四隅の玉ボケは口径食の影響を受ける。
このレンズの強みは低価格であることだ。
ボケは強みとは言えない。
素晴らしいトラベル用望遠ズームレンズとなるだろう。
TAMRON 70-300mm F/4.5-6.3 Di III RXDを購入された方のレビュー
※レビューは価格.comより引用しています。
部屋内では、絞り開放で若干の周辺減光を感じます。
また歪曲補正がONですが、若干の歪みを感じます。
遠景は非常に良いと感じました。
70mmでも300mmでも周辺近くまで綺麗に写りました。
最周辺では少々画質が落ちるようです。
中心部はすごくきれいに思います。
しかし手振補正が無いので、300mmではフォーカシング時に苦労します。
でも出来上がったものは手振れしていませんでした。
7R IIは手振れ補正機能が弱いので、そのせいかもしれません。
7Cでは、7RIIよりもフォーカシング時の静止する確率が高いです。
私の期待以上の結果で、大変満足しています。
純正の70-300を買おうかとずっと悩んでいたのですが、
現在純正の中古が8~9万くらい、こちらの新品が6万以下です。
思わずこちらの新品を購入してしまいました。
欠点は高級感が無いこと。
フードが少し長いこと。
先端から見ると、レンズが小さくて見た目がいまいちなこと。
手振れ補正が無いこと。
しかし、軽量で7Cでも300mmにしたときでも片手で撮れそうなこと。
ズームストッパーはないけど、自重落下しないこと。
画質が良い(自分評価)こと。
値段が安いこと。
は良かったと思います。
コストパフォーマンス高いレンズです
望遠ズームを探していたところ、ちょうどこれが発売されて、金額的にも良かったので購入しました。
レンズ軽量でフォーカスリング、ズームリングの操作性も良いです。ロック機構はありませんが前に傾けてもズームが勝手に伸びることはありません。α6000のマニュアルフォーカスモードで使用すると、ピント拡大と連動して正確なピント合わせができます。
ピントはシャープで、アウトフォーカスのボケも自然です。逆光気味の水面のきらめきも自然な感じです。あまりパンフォーカスな写真を撮らないので、周辺部のピントとか暗くなるとかは個人的には気にしていません。
5万円台の中盤の金額でこの性能でしたらコストパフォーマンスは高いと思います。ASP-Cのボディの場合、フルサイズ換算450mmまで撮れるので、望遠側も十分です。
この価格でこの写りなら文句はないでしょう
発売と同時に購入。α7R4との組み合わせ。
元々シャープさは求めてはいませんでしたがそこそこです。
操作性、携帯性もよく今後重宝しそう。
AF-Cではズーム中はAFが止まるので100-400や200-600の様にはいきませんね。運動会等で子供が向かってくるようなシチュエーションでは少しコツが必要かも。
TAMRON 70-300mm F/4.5-6.3 Di III RXDの作例
※画像引用元:TAMRON
TAMRON 70-300mm F/4.5-6.3 Di III RXDのスペック
発売日 | 2020年10月29日 |
対応マウント | SONY Eマウント |
フルサイズ対応 | 〇 |
レンズ構成 | 10群15枚 |
絞り羽根 | 7枚 |
焦点距離 | 70-300mm |
最短撮影距離 | 70mm時(0.8m)300mm時(1.5m) |
最大撮影倍率 | 70mm時( 1:9.4倍)300mm時( 1:5.1倍) |
開放F値 | F4.5-6.3 |
画角 | 34°21'-8°15 |
手ブレ補正 | × |
防塵 | 〇 |
防滴 | 〇 |
フィルター径 | 67mm |
本体サイズ | 77x148 mm |
重量 | 545g |
実売価格 | 57,000円前後 |
TAMRON 70-300mm F/4.5-6.3 Di III RXD まとめ
タムロンらしく軽量コンパクトな望遠ズームレンズが登場しました!
ミラーレス用の設計になったことで、光学性能を維持しつつも重量が約200gも軽く。
画質はとても良いわけではありませんが、所々で純正レンズを上回る結果を残しています。
また最近のタムロンではお馴染みとなっている、フィルター径を67mmになったレンズで、他のタムロンレンズとフィルターの使いまわしが出来て非常に節約効果が高いですね!
※フィルター径67mmのTAMRONレンズ一覧
リンクから各レンズの記事へと行けます。
20mm F/2.8 Di III OSD M1:2 (Model F050)
24mm F/2.8 Di III OSD M1:2 (Model F051)
35mm F/2.8 Di III OSD M1:2 (Model F053)
17-28mm F/2.8 Di III RXD (Model A046)
28-75mm F/2.8 Di III RXD(Model A036)
70-180mm F/2.8 Di III VXD (Model A056)
28-200mm F/2.8-5.6 Di III RXD (Model A071)
-
これらのレンズとフィルターを共有する事ができます!
望遠は300mmまで対応しており、APS-Cクロップすると450mmまで撮ることが出来ます。
望遠レンズの入門用として十分なスペックですね。
-
SONY Eマウントの神レンズをまとめてみた!
※2024年11月12日に更新しました! こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です! SONY Eマウントの神レンズをお探しでしたら、この記事があなたの検索を終わらせます! これまでに発売されたSO ...
続きを見る
-
どっちが買い?SONY α7IVとα7IIIの違いを比較してみた!
※2024年3月26日に内容を更新しました。 こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です! ベーシックモデルながら、画素数やAF性能、動画機能など、全体的に大幅なアップデートが施されています。 価 ...
続きを見る
-
SONY Eマウントの被写体に寄れる単焦点レンズTOP10!
こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です! SONY Eマウントもレンズの選択肢がかなり広がり、高性能なものからコスパに優れるものまで、好みのレンズを選べるようになりました。 同じ焦点距離のレンズを ...
続きを見る
期待していた以上に良かったです。