※2026年10月26日に内容を更新しました。
こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です!
ソニーのフルサイズミラーレス「α7 IV」は、定番のα7 IIIからどれだけ進化したのでしょうか。
α7 IVは約3300万画素になり、AFの追従性能や4K動画機能、操作性まで進化。一方で、α7 IIIも約2420万画素のフルサイズ機として十分な実力があります。
違いが大きいのは動く被写体の撮影と動画。風景やポートレート中心なら、価格を抑えやすいα7 IIIも十分候補になります。
どちらを選べばいいのか悩ましいところですよね。画質・AF・動画・使い勝手、そして予算まで比べながら、自分に合う1台を考えてみましょう!
記事の信頼性

梅野
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SONY α7 IVとα7 IIIのスペック比較
| α7IV | α7III | |
| 発売日 | 2021年12月17日 | 2018年3月23日 |
| タイプ | ミラーレス | ミラーレス |
| レンズマウント | SONY Eマウント | SONY Eマウント |
| センサーサイズ | フルサイズ | フルサイズ |
| 画像処理エンジン | BIONZ XR | BIONZ X |
| 画素数 | 3300万画素 | 2420万画素 |
| 高感度 | 標準:ISO100~51200 拡張:ISO50~204800 |
標準:ISO100~51200 拡張:ISO50~204800 |
| 連写速度 | 最高約10コマ/秒 | 最高約10コマ/秒 |
| シャッタースピード | 1/8000~30秒 | 1/8000~30秒 |
| AF測距点 | 位相差検出AF(759点) コントラストAF(425点) |
位相差検出AF(693点) コントラストAF(425点) |
| 液晶モニター | バリアングル式 3型(インチ)・103.6万ドット |
チルト式 3型(インチ)・92.16万ドット |
| ファインダー倍率 | 0.78倍 | 0.78倍 |
| ファインダー視野率 | 100% | 100% |
| 撮影可能枚数 | ファインダー使用時:520枚 液晶モニタ使用時:580枚 |
ファインダー使用時:610枚 液晶モニタ使用時:710枚 |
| 記録メディア | SDカード SDHCカード SDXCカード CFexpress Type A |
SDカード SDHCカード SDXCカード メモリースティックPRO Duo メモリースティックPRO-HG Duo |
| Wi-Fi | ○ | ○ |
| Bluetooth | ○ | ○ |
| NFC | × | ○ |
| 本体サイズ(幅×高さ×奥行) | 131.3x96.4x79.8 mm | 126.9x95.6x73.7 mm |
| 重量(本体のみ) | 573g | 565g |
| 参考価格(変動あり) | 320,000円前後(ボディのみ・比較時の目安) | 201,000円前後(ボディのみ・比較時の目安) |
α7 IVがα7 IIIから進化した6つの部分
- 約3300万画素と画像処理エンジン「BIONZ XR」
- 「α1」の技術を取り入れたAFと鳥の瞳AF
- APS-C/Super 35mmで4K/60p動画に対応
- 自撮りや動画にも便利なバリアングルモニター
- 約368万ドットに高精細化したEVF
- グリップとボタン配置を見直したボディ
画質
約3300万画素のフルサイズセンサーと「BIONZ XR」によって、α7 IIIより細部を多く記録できます。風景の細かな部分や、撮影後にトリミングする場合には嬉しい進化ですね。
ただし画素数が多いからといって、暗所で必ずノイズが少なくなるわけではありません。高感度での画質は、同じ条件で比較して判断したいところです。
オートフォーカス
α7 IVは、動く人物や動物を追い続けるAFがα7 IIIより進化しています。
フラッグシップ機「α1」で使われたAF技術を取り入れ、リアルタイムトラッキングに加えて鳥の瞳も検出可能。野鳥やペットを撮る方にとっては、この差が大きそうです。
マウントアダプター「LA-EA5」を使えば、Aマウントレンズを装着することもできます。ただし、AFが使えるかどうかや使用できる機能は、カメラとレンズの組み合わせによって異なるので注意してください。
動画
動画をよく撮るなら、α7 IVを選ぶ理由はかなり増えます。
α7 IIIの4K/30pに対して、α7 IVは4K/60pや4:2:2 10bit記録に対応。ただし4K/60pはAPS-C/Super 35mmでの撮影となり、フルサイズ時より画角が狭くなります。
モニター
α7 IVは横に開いて回転できるバリアングル式。縦構図や自撮り、動画撮影では画面を確認しやすくなっています。
ただ、レンズの光軸に近い位置で画面を見られるα7 IIIのチルト式にも良さがあります。写真中心なら、ここは好みが分かれそうですね。
EVF
α7 IVのEVFは約368万ドット、α7 IIIは約236万ドット。表示の細かさは約1.6倍で、ピントや被写体の様子をファインダーで確認するときに差が出ます。
ボディ
α7 IVはα7 IIIよりボディが少し大きくなり、本体のみの重量も約565gから約573gへ増えています。
その分グリップが深くなり、大きめのレンズでも握りやすそうな形状に変わりました。
ボタンやダイヤルの配置も見直され、写真と動画の設定を切り替えて使う人には便利な変更です。
α7 IVとα7 IIIの画質・AF・動画・操作性の違い
細かな改良も多いα7 IVですが、購入前に比べたいのは
- 約2420万画素と約3300万画素の違い
- 人物・動物・鳥を追うオートフォーカス
- 4K動画の画質・フレームレート・記録方式
- モニターやグリップなどの使い勝手
この4つですね。
写真メインか、動画も撮るのかで重視する部分が変わってきます。
画質の違い|2420万画素と3300万画素を比較

※画像引用元:ソニー
α7 IVは、α7 IIIの約2420万画素から約3300万画素へアップしました。画素数では約36%増えています。
高精細な写真を残せるうえ、野鳥やスポーツなどで後から大きく切り抜いても、残せる画素数に余裕があります。
もちろんレンズの描写性能やピント精度も大切ですが、風景の細部まで残せるのは嬉しいところですね。
一方、夜景や暗い室内では高感度画質も気になります。画素数だけではノイズの多さは判断できません。
DPReviewのスタジオ比較では、ISO12800でα7 IVの細かなノイズが目につく部分もあります。拡大率やRAW現像条件によって見え方が変わるので、解像感と合わせて見比べたいですね。
※左側がα7 IV、右側がα7 III。いずれもISO12800での比較


細部の描写はα7 IVの方が残っている部分もあり、単純にノイズの量だけで優劣を決めるのは難しいところ。写真をどの大きさで見るかでも印象は変わります。
ノイズ除去や縮小表示で差が目立ちにくくなることもありますし、個人的には必要以上に心配しなくても良い部分だと思います。
AFの違い|鳥の瞳AFとリアルタイムトラッキング

※画像引用元:ソニー
α7 IVには、フラッグシップ機「α1」の技術を取り入れたAF機能が搭載されています。全機能が同じというわけではありませんが、被写体認識と追従性能は大きく進化しました。
α9シリーズならまだしも、ベーシックモデルのα7シリーズでここまでやるとは驚きです!
位相差AFの測距点は693点から759点へ66点増えています。ただ、違いは点数だけではなく、AFアルゴリズムや被写体の捉え方にもあります。
| AF測距点 | 位相差検出AF(759点) コントラストAF(425点) |
位相差検出AF(693点) コントラストAF(425点) |
野鳥撮影をする方には嬉しい「鳥の瞳AF」も採用されました。検出対象を鳥に設定することで、止まった鳥も飛んでいる鳥も瞳を認識して追えるようになっています。
ただし鳥の種類や姿勢、背景によっては認識できないこともあります。とはいえ、リアルタイムトラッキングと合わせて、α7シリーズの使い勝手が広がったのは確かですね。
動画性能の違い|4K/60p・10bit・クロップに注目
α7 IVは、写真だけでなく動画も本格的に撮りたい人に向けた機能が増えています。
α7 IIIの動画は最高4K/30pですが、α7 IVは4K/60pまで対応しています。 動きの速い被写体を滑らかに残したいときに便利です。
記録方式もXAVC S・XAVC HS・XAVC S-Iに対応し、4:2:2 10bit記録が可能。8bitのα7 IIIより、カラーグレーディングで色を調整する余裕が増えています。
動画でも動物・鳥の瞳AFが使え、ピント位置を確認するフォーカスマップや、対応レンズでのブリージング補正も利用できます。ブリージング補正は画角がわずかに狭くなり、レンズによっては補正しきれない場合があります。
静止画だけならα7 IIIでも十分ですが、動画を撮る時間が長い人ほど、この進化を実感しやすいと思います。
残念なのが、α7 IVの4K/60pではAPS-C/Super 35mmの範囲にクロップされることですね。
焦点距離そのものは変わりませんが、画角は約1.5倍の焦点距離に相当する狭さになります。広角で動画を撮る方は気をつけたい部分です。
ボディの違い|グリップ・操作性・携帯性
※左側がα7 IV、右側がα7 III












※画像引用元:ソニー
ボディが少し大型化し、グリップの形状も変わりました。ボタンの配置やダイヤルの操作性も見直されています。
SONYのミラーレスは小型なのが良いところですが、手の大きい人だと指が余って、ちょっと握りにくいこともありますよね。
α7 IVは深めのグリップで、大きくて重いレンズも支えやすそうです。ただし本体のみではα7 IIIの約565gに対し約573gと、少し重くなっています。
α7 IVとα7 IIIはどっちを買う?価格差と用途で選ぶ

比較表の参考価格では、α7 IVが約32万円、α7 IIIが約20万1,000円。差は約11万9,000円です。販売価格や中古相場は変動するので、購入する際は実際の価格を確認したいですね。
この差額を払ってα7 IVのAFや動画機能を選ぶか、それともα7 IIIで予算を抑えるか。悩ましいところです。
写真の撮り方によって、買って満足できる機種は変わってきます。
風景写真やポートレートが中心なら、α7 IIIも十分頼りになるカメラです。
約2420万画素でも、普段の鑑賞や一般的なプリントなら十分な解像度。α7 IVほどの高画素や鳥の瞳AF、10bit動画が必要でなければ、無理に上位機を選ばなくても良いと思います。
α7 IIIの方が本体は少し軽くコンパクトですが、重さの差は本体のみで約8g。携帯性だけで決めるほど大きな差ではありません。
浮いた予算で明るい単焦点レンズや旅行に便利なズームを選ぶ方が、撮れる写真の幅が広がる場合もありますね。
α7 IIIもα7 IVも、同じソニーEマウント。組み合わせるレンズによって撮れる写真の幅は大きく変わります。
カメラ本体の価格を抑えて、レンズに予算を回す選び方も十分ありです。
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野鳥やスポーツ、動画撮影が中心なら、α7 IVを選びたいですね。
特にAFの被写体追従と動画の記録機能は、α7 IIIとの差が大きい部分です。
鳥の瞳AFやリアルタイムトラッキングは野鳥やスポーツ撮影で心強い機能。ただし、動きや背景によってはAFが外れることもあります。
4K/60pや10bit記録も選べるので、動画を本格的に撮りたい人にはα7 IVの方が使いやすいはずです。
SONY α7 IVとα7 IIIの比較でよくある質問
Q1:α7 IVとα7 IIIはどちらが後に発売されましたか?
A1: α7 IVは2021年12月17日、α7 IIIは2018年3月23日の発売です。α7 IVが後継機にあたり、画像処理エンジンやAF、動画機能が進化しています。
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Q2:画素数の差は写真にどんな影響がありますか?
A2: α7 IVは約3300万画素、α7 IIIは約2420万画素です。α7 IVの方が細部を記録しやすく、トリミングにも余裕がありますが、一般的なサイズで見る写真ならα7 IIIでも十分です。
Q3:野鳥やスポーツ撮影ではAFに違いがありますか?
A3: あります。α7 IVは位相差AF759点、α7 IIIは693点で、α7 IVは鳥の瞳AFや進化したリアルタイムトラッキングにも対応しています。測距点の数だけでなく、被写体を認識して追う機能が大きな違いです。
Q4:4K/60pはフルサイズで撮影できますか?
A4: α7 IVは4K/60pに対応していますが、APS-C/Super 35mmへのクロップが必要です。フルサイズの画角を生かした4Kは最高30pで、α7 IIIは4K/30pまで、記録は8bitです。
Q5:液晶モニターはどちらが使いやすいですか?
A5: α7 IVはバリアングル式、α7 IIIはチルト式です。自撮りや縦構図、動画が多いならα7 IVが便利ですが、写真を素早く撮るときはチルト式を好む方もいると思います。
Q6:α7 IVとα7 IIIの価格差はどれくらいですか?
A6: 比較表に記載した参考価格では、α7 IVが約32万円、α7 IIIが約20万1,000円で、差は約11万9,000円です。実売価格や中古相場は変動するため、購入時は各店の価格を確認してください。
Q7:写真メインならどちらがおすすめですか?
A7: 風景やポートレートが中心で予算を抑えたいならα7 IIIは十分候補になります。大きくトリミングしたい、被写体を追うAFを重視したい、動画にも力を入れたいならα7 IVを選ぶ理由が増えます。
Q8:α7 IVの鳥の瞳AFは動画でも使えますか?
A8: はい。α7 IVの鳥の瞳AFは静止画だけでなく動画でも使用できます。あらかじめ検出対象を鳥に設定する必要があり、鳥の状態や撮影環境によっては瞳を検出できない場合もあります。
Q9:バッテリーの持ちはどちらが良いですか?
A9: CIPA基準の静止画撮影可能枚数は、α7 IVがファインダー約520枚/モニター約580枚、α7 IIIが約610枚/約710枚です。両機ともNP-FZ100を使用しますが、電池持ちの公称値はα7 IIIが有利。実際の枚数は撮影条件によって変わります。
まとめ
α7 IVは、ベーシックモデルと呼ぶには価格が気になるものの、写真も動画も高いレベルでこなせるバランスの良いカメラですね。
α7 IIIが登場したときほどの衝撃はないかもしれませんが、AFや操作性、動画機能で気になっていた部分を着実に進化させた1台だと思います。
風景やポートレートを中心に撮るならα7 IIIも十分。野鳥・スポーツ・動画まで幅広く楽しみたいならα7 IV。価格差をレンズに回すか、本体の進化に使うか、悩みながら選ぶ時間も楽しいですね!
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