※2021年3月19日更新しました。
こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です!
「動画を撮りたくて」一眼レフを買う人は少ないですよね。

しかし最近の一眼レフは動画撮影の能力が上がってきて、
動画を撮る目的なのにあえてビデオカメラではなく、一眼レフを選ぶ人も多くなってきました。
そこで動画撮影に向いている一眼レフカメラをご紹介します!
※ミラーレスの性能も上がって来て、2019年10月現在では一眼レフだけでなくミラーレスも、この記事内でご紹介させて頂いています。
低価格で動画撮影におすすめの一眼レフ&ミラーレス
動画撮影能力の高い一眼レフやミラーレスも登場していますが、性能が高いほどお値段も高くなっちゃいます…。
なので、まずは一眼レフの中でもリーズナブルな価格帯で動画撮影におすすめしたい機種をご紹介します!
Canon EOS Kiss X10
※画像引用元:Canon(https://canon.jp/)
EOS Kiss X10
液晶モニターが可動する、バリアングルモニター搭載機としては世界最軽量を達成したCanon EOS Kiss X10。
高画質な動画を撮れる一眼レフは色々とありますが、Canon EOS Kiss X10はコンパクトさと軽さが最大の武器です!
撮影画質はフルハイビジョン(FHD)に対応し、フレームレートは60fps。
一昔前の一眼レフだとフレームレートが低くて、少しカクついた感じになっていましたが60fpsもあれば滑らかな動画を撮影出来ますね!
さらにCanon EOS Kiss X10は、4K動画撮影にも対応しました。
一眼レフやミラーレスも4K動画が撮影できる機種は増えていますが、エントリーモデルで対応してくれているのは嬉しいですね。
そして一眼レフで撮影するときに難しいのがピント合わせ。
ビデオカメラに比べると、ピントの合う範囲がせまいため被写体はボケて背景はクッキリなんてこともしばしば。
EOS Kiss X10では動画撮影に特化した「動画サーボAF」の機能があるため、動き回る被写体にも確実にピントを合わせ続けてくれます!
また、映画やドラマのような雰囲気の動画が撮れる「動画クリエイティブフィルター」があるので、日常風景をとるだけでも楽しくなりますね。
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実売価格はレンズセットで86,000円前後となっています。
Nikon D5600
※画像引用元:Nikon(https://www.nikon-image.com/)
Nikon D5600 フルハイビジョン(FHD)に対応し、フレームレートも60fpsなので滑らかな動画撮影が可能です!
動画撮影時にもISO100-25600なので、薄暗い場所でもしっかりと撮影出来る。
ステレオマイクが内蔵されていて、音声を拾う能力も高いです。
オプションの「ステレオマイクロホン ME-1」を使用すれば、オートフォーカスの駆動音が入りにくくなり、よりクリアな音声を捉えれる様になりますよ。
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実売価格はレンズセットで58,000円前後となっています。
SONY α6300(ILCE-6300L)
※画像引用元:SONY(https://www.sony.jp/)
SONYはビデオカメラも製造しているので、動画性能の高い一眼レフカメラを多く販売しています。
SONY α6300
α6300はミラーレスなのでとてもコンパクトなボディをしていますが、4K撮影に対応していて超高画質な撮影が可能!
FHD画質だと120fpsでの撮影も可能で、ミラーレスとは思えないほどの動画撮影が出来ます。
オートフォーカスもハイテクな機能が搭載されていて、初心者でもカンタンに撮影出来るようになっていて、扱いが楽なのも長所の1つですね。
実売価格はレンズセットで66,000円前後となっています。
動画撮影能力が高い一眼レフ&ミラーレス
※画像引用元:SONY(http://www.sony.jp/ichigan/)
お値段は少し高くなるけれども、一眼レフカメラとは思えないほどの動画性能をもった機種をご紹介します。
LUMIX DC-GH5
※画像引用元:Panasonic(https://panasonic.jp/)
YouTuberに人気のあるカメラで、使っている人が多いですね。
LUMIX DC-GH5
ミラーレス一眼レフとしては世界初となる4K画質で60fps撮影が出来るので、キレイで滑らかな動画を撮りたければこのカメラを買っておけば間違いない。
FHD画質であれば最大180fpsにまで対応しているので、動きの早いスポーツとかの撮影でも、ブレることなくキレイに撮影できます!
手ぶれ補正も超強力なモノが採用されていて、ボディ5軸補正+レンズ2軸補正のおかげで、ちょっとやそっとの事では全くブレません。
※さすがにかなり暗い場所では無理ですよ。
ステレオマイクが初めから内蔵されていて、雑音を抑える機能も付いているのでかなりクリアな音声になります。
映画を撮影出来るレベルで作り込まれたミラーレスなので、とにかく動画を撮りたい人はこのDC-GH5を強くおすすめします。
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実売価格は200,000円前後となっています。
α7R III(ILCE-7RM3)
SONYのフルサイズミラーレスの最新機種。
Rシリーズは高画素機で、とにかく画質がキレイなのが特長のカメラ。
SONY α7R iii
α7R iiiはフルサイズセンサーに4240万画素を誇る唯一無二のミラーレス一眼レフです。
動画撮影では5K相当での撮影が可能で、ミラーレスでの動画としては圧倒的に高画質!
ファストハイブリッドAFのおかげで、動きの早いシーンでもピントがズレにくく安定した撮影が出来ます。
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実売価格は270,000円前後となっています。
Canon EOS R5
※画像引用元:Canon
一眼レフの王者、Canonがついに送り出したフルサイズミラーレス!
ミラーレス用に新設計されたRFマウントを採用しており、今まで以上の光学性能を発揮します。
Canon EOS R5
フルサイズ機としてはレアなバリアングルモニターを採用。
動画撮影においてかなり有利な部分となりますね!
世界初の8K(8192×4320)/30P撮影に対応。
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実売価格は440,000円前後となっています。
LUMIX GH5S
※画像引用元:Panasonic(https://panasonic.jp/)
2018年大注目の動画撮影に特化したミラーレス。
それがPanasonicの「LUMIX GH5S」です!
LUMIX GH5S
ミラーレス一眼レフとしては初となるCinema4K/60pに対応しているので、個人でも映画の様な動画が撮影可能。
※画像引用元:Panasonic(http://panasonic.jp/dc/g_series/gh5s/)
それに加えて新たな記録方式「4:2:2 10bit」を採用し、従来に比べ約128倍の色情報が得られます!
ISOも100-51200にまで拡大されているので、暗い場所での撮影も得意。
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実売価格は225,000円前後となっています。
LUMIX S1H DC-S1H
※画像引用元:Panasonic(https://panasonic.jp/)
LUMIX S1H
フルサイズミラーレスへ参入したPanasonicが、早々に登場させたのが動画特化機の「LUMIX S1H」
元々、LUMIX GH5シリーズなど動画撮影が得意なカメラをリリースしていましたが、画質を決めるセンサーがマイクロフォーサーズからフルサイズへと一気に大型化したことで、今まで以上の高画質さを手にしました!
フルサイズセンサーになった事で、ノイズ耐性が非常に上がった事に加え、Panasonic独自技術「デュアルネイティブISOテクノロジー」を搭載し、より一層ノイズを低減してくれます。
動画の記録方式では4K/60pはもちろんのこと、3:2 6K/24p・3:2 5.4K/30p・16:9 5.9K/60p・C4K/60pと、超高画質な動画撮影にも対応。
※画像引用元:Panasonic(https://panasonic.jp/)
またカメラ内部に放熱ファンを内蔵しており、4K以上の撮影でネックとなってしまう発熱問題もクリアしていて、フルサイズセンサー搭載機種では初の「動画記録の時間無制限」を達成しました。
後発のSONY α7SIIIやCanon R5などが登場した今でも、動画特化のミラーレスとして見劣りしないハイスペックカメラです!
実売価格は514,000円前後となっています。
動画撮影のための重要なスペックの見方
・フレームレート
fpsと言う単位で表記され、たいていは機種によって30・60・120・180fpsの幅があります。
数値が低ければカクついた映像になり、高ければ滑らかになり実際に目で見た感じと変わらない映像になります。
・モニターが動くかどうか
最近の一眼レフは稼働式モニターとなっていますが、数年前に発売された一眼レフを買おうと考えていらっしゃるならしっかりと確認が必要です。
例えばやたらとオススメされるCanonのEOS kiss7は、モニターが固定式なので撮影のときには不便なんですね…。
動くモニターには「チルト式」と「バリアングル」の2種類があります。
EOS kiss9やD5600などエントリーモデルの一眼レフに多く採用されています。
・画質がどこまで対応しているか
画質は4K>FHD>HDの順で高画質です。
エントリーモデルは主にFHD(フルハイビジョン)までで、中堅機から4K画質に対応してきます。
より高画質で子どもの運動会を撮影したい。YouTubeに動画を投稿したいと考えている方は4Kを選択された方が良いですね!
・手振れ補正機能の有無は

こう思ってしまいますが、実はそうでもないので注意が必要です!
CanonやNikonはカメラに手振れ補正が内蔵されてなく、レンズに手振れ補正が組み込まれています。
キットレンズは手振れ補正の機能があるので問題ないですが、カメラと単焦点レンズの組み合わせだと、どちらにも手振れ補正の機能が無い状態になりますので気を付けなければいけません。
SONY・OLYMPUS・LUMIXはカメラ本体に手振れ補正が内蔵されているので、初心者の方でも分かりやすくて助かりますね。
なぜYoutuberは一眼レフを使うのか?
なぜYoutuberは一眼レフを使うのか?
ビデオカメラで撮影されている方と一眼レフカメラで撮影されている方がいますが、なぜ動画撮影に特化したビデオカメラではなくて一眼を使う人もいるのか。
これは単純にビデオカメラよりも、一眼レフの方が画質が良いから。
もっと詳しく
一方、ビデオカメラは画質が劣るものの、今まで撮影したことが無い人でもちゃんと撮影出来るようにカメラが自動で最適な状態にしてくれます。
初めて動画を撮影するならビデオカメラの方が向いているんですね。
ただYouTubeの動画は高画質な方が再生率が上がると言われていますので、慣れてきたら高画質な一眼レフを試してみてはどうでしょうか。
一眼レフで動画を撮るメリットは?
動画を撮ると言えば「ビデオカメラ」が、真っ先に頭に思い浮かぶのではないでしょうか?
動画撮影専門機なので、ハッキリと言って一眼レフはビデオカメラには勝てません。
なら一眼レフで動画を撮る意味ってあるんでしょうか?
一眼レフで動画撮影をするメリット
一眼レフの強み
・ボケの表現が使える
・センサーサイズが大きいので高画質
・レンズ交換出来るため、魚眼など特殊なレンズで動画を撮れる
ボケの表現が使える
もちろん動画撮影でも使えます。
人物を撮影するときは、背景をボケさせ人を強調してくれるので、さきほど言ったユーチューバーの方に好まれます。
またボケ感をうまくコントロールすれば、個人でもドラマチックな演出が出来ちゃいますね!
センサーサイズが大きいため高画質で暗い場所にも強い
こちらも先ほど書きましたが、一眼レフの方がセンサーサイズが大きいため高画質です。
一眼レフ | ビデオカメラ | |
センサーサイズ | ・フルサイズ ・APS-C ・マイクロフォーサーズ |
・1型センサー ・1/2.5型 ・1/5.8型 |
一眼レフと比較するとビデオカメラのセンサーサイズはあまりにも小さい。
センサーサイズの大きい一眼レフは画質が良いことの他に、夜間や室内など暗い場所にも強い特長があるので、どんな場所でも動画撮影がしやすいんですね。
センサーサイズの違いについて詳しく知りたい場合は、こちらの記事もどうぞ!
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レンズ交換出来るため、魚眼など特殊なレンズで動画を撮れる
一眼レフはレンズ交換ができるのが醍醐味。
高価なレンズを使えばさらに画質が良くなりますし、魚眼や超広角レンズに交換すればビデオカメラでは撮れない動画を撮ることができます!
ただ記録用のムービーを撮るだけでなく、「作品」となる動画撮影にもつかえます。
ビデオカメラより一眼レフが劣っている部分
一眼レフを精密にピントを合わせようとするため、ピントが合うまでの時間が少し遅い。
またピントが合う範囲がせまいので、少しピントを外してしまうとすぐボケボケになっちゃいますね…。
背景をボケさせることができるのが一眼レフのメリットですが、同時にデメリットになってしまうこともあるんです。
一方、ビデオカメラはピントの精密さよりも素早くピント合わせをするように作られているため、ビデオカメラを買ったばかりの初心者でもカンタンにピントが合います。
それにビデオカメラは画面全体にピントが合う「パンフォーカス」なので、多少合わせたいところからピントがズレてしまってもズレたことに気が付かないレベル。
ビデオカメラは10時間とか、長時間の撮影ができますが、一眼レフは機種によっては30分までしか撮影できない制限があります。
※一眼レフ・ミラーレスの動画撮影時間30分制限は撤廃されました!
ビデオカメラは300~500gほどですが、一眼レフは本体とレンズを合わせると1,000~1,500gになる場合があり、子供さんのお遊戯会や運動会で撮影するにはちょっと辛い重さですね。
一眼レフは手にもって撮影するより、三脚に固定して動画を撮る方が向いています。
まとめ
一眼レフの動画性能が上がって来てくれたおかげで、場合によってはビデオカメラを購入しなくても写真と動画が一眼レフ1台で済むようになって便利になりました。
しかし一眼レフで動画を撮影するには少しクセがあるので、練習が必要になります。
止まって撮影するのは大丈夫ですが、動くとピントがあらぬところに合ってしまってまともに撮影できないんです。
これは一眼レフはピントが合う範囲がせまいために起こる事なので、同じような事で悩んでいるかたは、画面全体にピントが合いやすいパンフォーカス撮影向きの広角レンズを使用すればすこしマシになりますよ。