※2022年9月10日更新しました。
こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です!
キレイな写真を撮りたくて一眼レフを購入する方は多いと思いますが、「動画を撮りたくて」一眼レフを買う人は少ないと思います。
動画を撮りたければ普通はビデオカメラを選びますよね。
しかし!
最近の一眼レフは動画撮影の能力が上がってきて、動画を撮る目的なのにあえてビデオカメラではなく、一眼レフを選ぶ人も多くなってきました。
実際、YouTuberの方でも動画を撮るのに一眼レフを使っている方が多いんです。
そこで今回は
「動画撮影に向いている一眼レフカメラ、ミラーレスカメラ」をご紹介します!
※ミラーレスの性能も上がって来て、2019年10月現在では一眼レフだけでなくミラーレスも、この記事内でご紹介させて頂いています。
動画撮影用カメラの選び方

自分の目的に合っているのかしっかりと確認をしましょう!

手ブレ補正
カメラを固定して動画を撮影される場合は必要ありませんが、手持ちで動画を撮るのなら絶対に手ブレ補正が搭載されているカメラが良いです!
一眼レフの場合は、レンズ側に手ブレ補正が搭載されていることがほとんどですので、レンズを選ぶ際に手ブレ補正の有無を確認しましょう。
ミラーレスはカメラに「ボディ内手ブレ補正」が搭載されており、最新のモデルほど補正効果が高いです。
オートフォーカス性能
狙った場所へ正確にピントを合わせるためには、優秀なオートフォーカスが必要!
一眼レフの場合は、動画撮影機能がおまけだった時代と言うこともあり、オートフォーカスの動作は速いものの、細かくピントを調整しなおす動作があったりします。
なのでマニュアルフォーカスを使った方が、キレイに動画を撮ることが出来ますね。
機材にもよりますが、オートフォーカスの動作音がうるさいレンズも多く、動画に動作音が入ってしまう事もあります。
ミラーレスはカメラとレンズ、どちらも動画撮影を想定した設計となっていることが多く、オートフォーカスをメインに動画撮影することが出来ます!

センサーサイズ
動画の画質に大きく影響を与えるのが、カメラに搭載されている「イメージセンサー」の大きさです。
センサーサイズ
- フルサイズ
- APS-C
- マイクロフォーサーズ
一眼レフやミラーレスには、主にこの3つのセンサーが使われており、「フルサイズ」が最も大きなセンサーとなります。
センサーが大きなカメラを使うことで、ダイナミックレンジの広さや高感度性能、背景ボケの表現など、画質や表現に関わるあらゆる性能がアップ!
反対に小さいセンサーである「マイクロフォーサーズ」は、手ブレ補正が強力なカメラが多いことと、カメラやレンズのコストを抑えることが可能です。
動画のデータサイズもフルサイズほど大きくないので、扱いやすさもメリットですね!
高感度性能
暗い場所でもシャッタースピードを速くしてくれる、ドーピングみたいな機能が高感度(ISO感度)です。
高感度性能が高いカメラの場合、暗い場所で撮影してもノイズが入りにくく、高画質な動画を撮ることが出来る。
高感度に強いカメラの条件は、画素数が少なくセンサーが大きい事。
例えば
・1000万画素/フルサイズセンサー
・4000万画素/マイクロフォーサーズ
この2つのカメラがあった場合、一見すると4000万画素のカメラの方がキレイに撮れる気がしますが、高感度性能の面では1000万画素/フルサイズセンサーの方が圧倒的にキレイな動画を撮ることが出来ます。
動画の記録サイズ
ハイエンドモデルのミラーレスだと、8K動画も撮影出来るようになりました!
ただ、一般の人にとっては、8Kを見れる環境も無いと思いますので、プロでない限り不要かと思います。
4K動画は現行機種であれば、ほぼ全てのカメラが対応しています!
※一眼レフの場合は、現行機種でも対応していない場合が多いので要確認。
ほとんどのカメラが、4KとFHDの動画を撮ることが出来ます。
次にチェックする点は「フレームレート」
スペック表に「4K/30p」と言う感じで表記されており、30pがフレームレートになります。
動画は写真のパラパラ漫画の様なものですので、フレームレートの数値が高いほど、滑らかでスムーズな動画を撮ることが出来る。
あまり動きのない映像を撮る場合は「4K/30p」で大丈夫ですし、スポーツシーンなど動きのある動画を撮る場合は「4K/60p」に対応したカメラがオススメです!
動画の画質がFHDで十分と言う場合は、ほぼ全てのカメラが「FHD/60p」に対応していますので、滑らかな動画を撮影出来ますね。
低価格で動画撮影におすすめの一眼レフ&ミラーレス
動画撮影能力の高い一眼レフやミラーレスも登場していますが、性能が高いほどお値段も高くなっちゃいます…。
まずは一眼レフの中でもリーズナブルな価格帯で動画撮影におすすめしたい機種をご紹介します!
Canon EOS Kiss X10
※画像引用元:Canon(https://canon.jp/)
EOS Kiss X10の特長
- 撮影画質はフルハイビジョン(FHD)に対応し、フレームレートは60fps
一昔前の一眼レフだとフレームレートが低くて、少しカクついた感じになっていましたが60fpsもあれば滑らかな動画を撮影出来ます。 - さらにCanon EOS Kiss X10は、4K動画撮影にも対応しました。
一眼レフやミラーレスも4K動画が撮影できる機種は増えていますが、エントリーモデルで対応してくれているのは嬉しい! - 撮影のときに気になる手ブレも、5軸手ぶれ補正が搭載
- 動画撮影に特化した「動画サーボAF」の機能があるため、動き回る被写体にも確実にピントを合わせ続けてくれます!
一眼レフで撮影するときに難しいのがピント合わせ。ビデオカメラに比べると、ピントの合う範囲がせまいため被写体はボケて背景はクッキリなんてこともしばしば・・・この機能があれば安心ですね! - 映画やドラマのような雰囲気の動画が撮れる「動画クリエイティブフィルター」があるので、日常風景をとるだけでも楽しくなりますね。
実売価格はレンズセットで86,000円前後となっています。
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Nikon D5600
※画像引用元:Nikon(https://www.nikon-image.com/)
Nikon D5600の特長
- 動画撮影時にもISO100-25600なので、薄暗い場所でもしっかりと撮影出来る。
- ステレオマイクが内蔵されていて、音声を拾う能力も高いです。
オプションの「ステレオマイクロホン ME-1」を使用すれば、オートフォーカスの駆動音が入りにくくなり、よりクリアな音声を捉えれる様になります!
実売価格はレンズセットで58,000円前後となっています。
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SONY α6300(ILCE-6300L)
※画像引用元:SONY(https://www.sony.jp/)
SONY α6300の特長
- α6300はミラーレスなのでとてもコンパクトなボディをしていますが、4K撮影に対応していて超高画質な撮影が可能!
FHD画質だと120fpsでの撮影も可能で、ミラーレスとは思えないほどの動画撮影が出来ます。 - オートフォーカスもハイテクな機能が搭載されていて、初心者でもカンタンに撮影出来るようになっていて、扱いが楽なのも長所の1つ。
実売価格はレンズセットで66,000円前後となっています。
Vlogや自撮り撮影に向いている一眼レフ&ミラーレス
動画需要の高まりで、一般の方でも動画を撮る機会が多くなりました。
スマートフォンでもキレイな写真や動画は撮影出来ますが、さらにクオリティの高いものを撮りたいと思うと、やはりちゃんとしたカメラが欲しくなってきます。
カメラメーカーもそれは分かっており、Vlogや自撮り撮影がしやすいカメラをリリースしています!
SONY VLOGCAM ZV-1
こちらはミラーレスや一眼レフではなく、コンデジに分類されるカメラですが、非常に魅力的なカメラですのでご紹介させて頂きます!
VLOGCAM ZV-1の特長
- コンデジのコンパクトで軽量なボディと、サッと動画を撮れるの手軽さ!
- 風切り音を低減させるウィンドスクリーンも付属しており、買ってすぐ撮影出来ます。
- とにかく自撮り撮影の機能が豊富ですので、TikTok・Vlog・YouTubeの動画を撮りたい方に向いているカメラ!
実売価格はレンズセットで73,000円前後となっています。
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VLOGCAM ZV-E10
VLOGCAM ZV-E10の特長
- センサーサイズが「APS-C」なので、より高画質な写真・動画が撮れるように!
- レンズを交換出来るようになっていますので、シーンに合わせて最適なレンズを使うことが出来ます
- とにかく自撮り撮影の機能が豊富ですので、TikTok・Vlog・YouTubeの動画を撮りたい方に向いているカメラ!
ここに注意
高画質な動画が撮れるようになったもの欠点もあり、4K撮影時はローリングシャッター現象が発生してしまいます。
素早くカメラを左右に動かすと、画面全体が揺れるような感じとなり、こんにゃく現象とも言われていますね。
運動している場面など、激しく動くシーンを撮影するのには不向きとなります。
※4KではなくFHDに落とすことで、ローリングシャッター現象は低減します。
実売価格は71,000円前後(ボディのみ)となっています。
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レンズ交換が出来るようになった第二世代Vlog用カメラ「VLOGCAM ZV-E10」が登場!
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Nikon Z30
Nikon Z30の特長
- 動画だけでなく小型ミラーレスとしても使える!
- 広角で4K撮影をしたい人には嬉しいスペック。
- レンズを交換出来るようになっていますので、シーンに合わせて最適なレンズを使うことが出来ます
- Zマウントレンズを使用することで、画面全体が高画質な動画を撮れますし、最長で125分も連続撮影が出来ます。
実売価格は88,000円前後(ボディのみ)となっています。
動画撮影能力が高い一眼レフ&ミラーレス
※画像引用元:SONY(http://www.sony.jp/ichigan/)
お値段は少し高くなるけれども、一眼レフカメラとは思えないほどの動画性能をもった機種をご紹介します。
LUMIX DC-GH5
※画像引用元:Panasonic(https://panasonic.jp/)
LUMIX DC-GH5の特長
- YouTuberに人気のあるカメラで、使っている人が多いカメラ!
- 手ぶれ補正も超強力なモノが採用されていて、ボディ5軸補正+レンズ2軸補正のおかげで、ちょっとやそっとの事では全くブレません。
※さすがにかなり暗い場所では無理ですが。 - ステレオマイクが初めから内蔵されていて、雑音を抑える機能も付いているのでかなりクリアな音声
- 映画を撮影出来るレベルで作り込まれたミラーレスなので、とにかく動画を撮りたい人はこのDC-GH5を強くおすすめします。
実売価格は200,000円となっています。
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SONY α7S III(ILCE-7SM3)
SONY α7S IIIの特長
- 業務用ラージフォーマットカメラ「FX9」譲りのAFを搭載し、リアルタイムトラッキングや瞳AFが使えます。
ピント合わせも高速かつ高精度で、安心して撮影に集中出来ますね! - 1210万画素フルサイズセンサーを採用しており、近年のカメラではかなり画素数が少ないです。
そのおかげで高感度性能が非常に高いカメラとなっています。 - 動画撮影では全画素読み出しによる4K(QFHD:3840×2160)撮影が可能で、4Kでのフレームレートは最大で120pを達成
実売価格は370,000円となっています。
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注目すべきは動画だけじゃない!写真機としても超優秀なSONY α7SIII
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Canon EOS R5
※画像引用元:Canon
Canon EOS R5の特長
- ミラーレス用に新設計されたRFマウントを採用。
- 世界初の8K(8192×4320)/30P撮影に対応。
- フルサイズ機としてはレアなバリアングルモニターを採用。動画撮影においてかなり有利な部分!
実売価格は440,000円となっています。
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EOS史上最高画質!8K・8段手ブレ補正を備えた「Canon EOS R5」がついに登場!
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LUMIX GH5S
※画像引用元:Panasonic(https://panasonic.jp/)
LUMIX GH5Sの特長
- 一眼レフとは思えないほどのスペックを持っていて、一眼レフで動画をとるには最強のカメラ!
- ミラーレス一眼レフとしては初となるCinema4K/60pに対応しているので、個人でも映画の様な動画が撮影可能。
- 新たな記録方式「4:2:2 10bit」を採用し、従来に比べ約128倍の色情報が得られます。
- ISOも100-51200にまで拡大されているので、暗い場所での撮影も得意。
実売価格は225,000円となっています。
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最強の動画撮影向き一眼レフ「LUMIX GH5S」登場!
こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です! 2018年初っ端にスゴいミラーレス一眼レフが登場します。 これまでも動画撮影するのに人気のあったPanasonicの「LUMIX GHシリー ...
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LUMIX S1H DC-S1H
※画像引用元:Panasonic(https://panasonic.jp/)
S1H DC-S1Hの特長
- フルサイズセンサーになった事で、ノイズ耐性が非常に上がった事に加え、
Panasonic独自技術「デュアルネイティブISOテクノロジー」を搭載し、より一層ノイズを低減。 - 動画の記録方式では4K/60pはもちろんのこと、3:2 6K/24p・3:2 5.4K/30p・16:9 5.9K/60p・C4K/60pと、超高画質な動画撮影にも対応。
- カメラ内部に放熱ファンを内蔵しており、4K以上の撮影でネックとなってしまう発熱問題もクリアしていて、フルサイズセンサー搭載機種では初の「動画記録の時間無制限」を達成
- 後発のSONY α7SIIIやCanon R5などが登場した今でも、動画特化のミラーレスとして見劣りしないハイスペックカメラです!

カメラ内部に放熱ファンを内蔵
※画像引用元:Panasonic(https://panasonic.jp/)
実売価格は514,000円となっています。
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最強の動画撮影向き一眼レフ「LUMIX GH5S」登場!
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動画撮影のための重要なスペックの見方
・フレームレート
fpsと言う単位で表記され、たいていは機種によって30・60・120・180fpsの幅があります。
数値が低ければカクついた映像になり、高ければ滑らかになり実際に目で見た感じと変わらない映像になります。
・モニターが動くかどうか
最近の一眼レフは稼働式モニターとなっていますが、数年前に発売された一眼レフを買おうと考えていらっしゃるならしっかりと確認が必要です。
例えばよくオススメされるCanonのEOS kiss7は、モニターが固定式なので撮影のときには不便なんですね。
動くモニターには「チルト式」と「バリアングル」の2種類があります。
私がおすすめしたのはモニターの可動域が広いバリアングル式。
EOS kiss9やD5600などエントリーモデルの一眼レフに多く採用されています。
・画質がどこまで対応しているか
画質は4K>FHD>HDの順で高画質です。
エントリーモデルは主にFHD(フルハイビジョン)までで、中堅機から4K画質に対応してきます。
より高画質で子どもの運動会を撮影したい。YouTubeに動画を投稿したいと考えている方は4Kを選択された方が良いですね!
・手振れ補正機能の有無は


CanonやNikonはカメラに手振れ補正が内蔵されてなく、レンズに手振れ補正が組み込まれています。
キットレンズは手振れ補正の機能があるので問題ないですが、カメラと単焦点レンズの組み合わせだと、どちらにも手振れ補正の機能が無い状態になりますので気を付けなければいけません。
SONY・OLYMPUS・LUMIXはカメラ本体に手振れ補正が内蔵されているので、初心者の方でも分かりやすくて助かりますね。
なぜYoutuberは一眼レフを使うのか?
なぜYoutuberは一眼レフを使うの?
ビデオカメラで撮影されている方と一眼レフカメラで撮影されている方がいますが、なぜ動画撮影に特化したビデオカメラではなくて一眼を使う人もいるのか。
これは単純にビデオカメラよりも、一眼レフの方が画質が良いから。
さらに詳しく
一眼レフの方がセンサーサイズが大きくて画質が良いですし、高価なレンズを使用すればさらに画質は上がります。
その代わりピントが不安定なので、ちゃんと撮影するためには練習が必要になります。
YouTubeの動画は高画質な方が再生率が上がると言われていますので、慣れてきたら高画質な一眼レフを試してみてはどうでしょうか?
一方、ビデオカメラは画質が劣るものの、今まで撮影したことが無い人でもちゃんと撮影出来るようにカメラが自動で最適な状態にしてくれます。
初めて動画を撮影するならビデオカメラの方が向いているんですね。
一眼レフで動画を撮るメリットは?
動画を撮ると言えば「ビデオカメラ」が、真っ先に頭に思い浮かぶのではないでしょうか?
動画撮影専門機なので、ハッキリと言って一眼レフはビデオカメラには勝てません。
なら、一眼レフで動画を撮る意味ってあるんでしょうか?
一眼レフで動画撮影をするメリット
一眼レフで動画撮影をするメリット
- ボケの表現が使える
- センサーサイズが大きいので高画質
- レンズ交換出来るため、魚眼など特殊なレンズで動画を撮れる
ボケの表現が使える
一眼レフと言えば背景を大きくボケさせた表現!もちろん動画撮影でも使えます。
人物を撮影するときは、背景をボケさせ人を強調してくれるので、さきほど言ったユーチューバーの方に好まれます。
ボケ感をうまくコントロールすれば、個人でもドラマチックな演出が出来ちゃいますね!
センサーサイズが大きいため高画質で暗い場所にも強い
こちらも先ほど書きましたが、一眼レフの方がセンサーサイズが大きいため高画質です。
一眼レフ | ビデオカメラ | |
センサーサイズ | ・フルサイズ ・APS-C ・マイクロフォーサーズ |
・1型センサー ・1/2.5型 ・1/5.8型 |
一眼レフと比較するとビデオカメラのセンサーサイズはあまりにも小さい。
センサーサイズの大きい一眼レフは画質が良いことの他に、夜間や室内など暗い場所にも強い特長があるので、どんな場所でも動画撮影がしやすいんです。
センサーサイズの違いについて詳しく知りたい場合は、こちらの記事もどうぞ!
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カメラのセンサーサイズごとの特長と欠点。
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レンズ交換出来るため、魚眼など特殊なレンズで動画を撮れる

一眼レフはレンズ交換ができる!魚眼レンズなど変わったレンズも使える。
一眼レフはレンズ交換ができるのが醍醐味。
高価なレンズを使えばさらに画質が良くなりますし、魚眼や超広角レンズに交換すればビデオカメラでは撮れない動画を撮ることができます!
ただの記録用のムービーを撮るだけでなく、「作品」となる動画撮影にもつかえます。
ビデオカメラより一眼レフが劣っている部分
一眼レフ凄い凄いと言ってきましたが、もちろんビデオカメラの方が性能が高い部分もあります・・・。
一眼レフは長時間撮影ができません。
ビデオカメラは10時間とか、長時間の撮影ができますが、一眼レフは機種によっては30分までしか撮影できない制限があります。
※一眼レフ・ミラーレスの動画撮影時間30分制限は撤廃されました!
一眼レフはビデオカメラよりかなり重い…。
ビデオカメラは300~500gほどですが、一眼レフは本体とレンズを合わせると1,000~1,500gになる場合があり、子供さんのお遊戯会や運動会で撮影するにはちょっと辛い重さですね。
一眼レフは手にもって撮影するより、三脚に固定して動画を撮る方が向いています。
ピントを自動で合わせてくれる「オートフォーカス」は一眼レフは使いにくく、ビデオカメラの方が使いやすくなっています。
一眼レフは精密にピントを合わせようとするため、ピントが合うまでの時間が少し遅い。しかもピントが合う範囲がせまいので、少しピントを外してしまうとすぐボケボケに。
背景をボケさせることができるのが一眼レフのメリットですが、同時にデメリットにもなります・・・。
さらに詳しく
ビデオカメラはピントの精密さよりも素早くピント合わせをするように作られているため、ビデオカメラを買ったばかりの初心者でもカンタンにピントが合います。
ビデオカメラは画面全体にピントが合う「パンフォーカス」なので、多少合わせたいところからピントがズレてしまってもズレたことに気が付かないレベル。
まとめ
一眼レフの動画性能が上がって来てくれたおかげで、場合によってはビデオカメラを購入しなくても写真と動画が一眼レフ1台で済むようになって便利になりました。
しかし一眼レフで動画を撮影するには少しクセがあるので、練習が必要になります。
止まって撮影するのは大丈夫ですが、動くとピントがあらぬところに合ってしまってまともに撮影できないんです。
これは一眼レフはピントが合う範囲がせまいために起こる事なので、同じような事で悩んでいるかたは、画面全体にピントが合いやすいパンフォーカス撮影向きの広角レンズを使用すればすこしマシになりますよ。