※2024年3月26日内容を更新しました。
こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です。
新しいレンズが欲しいけど、種類が多くてどれを選べばいいのか迷う方も多いのではないでしょうか。
特に初めての交換レンズとして人気の高い50mm単焦点レンズは
クセのない画角なのでカメラ初心者の方でも扱いやすく、メーカーからは「シンデレラレンズ(撒き餌レンズ)」と呼ばれる、明るくて低価格なレンズが販売されており、人気ナンバーワンのレンズ。
確かに扱いやすくおすすめですが、場合によっては物足りないと感じることもあります。
そこで、今回は次に買うレンズを探している方に24mm単焦点レンズをおすすめしたい!という内容の記事です。
実際に私は24mm単焦点レンズを愛用しており、写真撮影の90%を24mmで撮影しています。
24mm単焦点レンズをすすめる理由や魅力、作例を交えてご紹介します。
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2024年現在、上記のレンズは手放してしまいましたが、24-70mmや24-120mmのズームレンズで、焦点距離24mmの写真は今でも多く撮っています。
作例を追加しておきましたので、ぜひ良かったら下記よりご覧ください!
記事の信頼性
- 写真歴 9年目
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24mm単焦点レンズをすすめる理由
24mm単焦点レンズとは
24mm単焦点レンズは「広角レンズ」というカテゴリーのレンズ。
風景写真や星空の撮影に主に使われますが、他にもスナップ、テーブルフォト、建築物の撮影など、あらゆるジャンルの撮影で活躍する万能レンズです。
しかし一般的に広角レンズは使いづらいと言われています。
- 広角になるほど写真の水平が取りにくくなる。
- 広く映りすぎてしまうので、構図やバランスを考えないと撮影の意図が分からない写真になる。
- 写真に歪み(湾曲)が出るため、撮ったあとに画像編集ソフトで修正する手間。
- 近いものを大きく見せ、遠くのものを小さく見せる性質があるので、写真が歪むことと合わさってポートレートでは嫌われるレンズ。
しかし「広角を制するものは写真を制す」という格言があるように、広角レンズは使いにくいレンズですが、使いこなせれば写真の腕が上がるという事でもあります。
そんな広角レンズの中でも24mmは、「広角レンズらしさ」と「広角レンズの難しさ」のバランスがちょうど良いんです!とりあえず広角レンズを1つ選ぶなら24mmがベスト。
24mm単焦点レンズは究極の万能レンズ
24mmレンズは、風景や星空撮影のイメージが強いかもしれません。
しかし、その実力はそれだけに留まらず、スナップやポートレートなど、様々なシーンで活躍できる万能レンズなのです。
上記の写真は24mmのレンズで撮影した写真ですが、やはり広角レンズの中でも使いやすく歪みも少ないです。
「広角=風景用」と思ってしまいますが、じつは50mmのレンズよりも撮れる写真のバリエーションは多いんです。
24mm単焦点レンズのメリット、デメリット
使いやすい広角レンズとはいえ「広角レンズ」に違いはありません。しっかりとレンズのことを知っておきましょう!
メリット
- 写る範囲が広い
- 運が良ければ天の川も写真の中に収まる
- 最短撮影可能距離が短くて寄れるレンズ
- 近いものを大きく遠くのものを小さく見せるので、写真に奥行きが生まれる
- パンフォーカス写真が撮りやすい
- パースの効いた写真が撮れる
- ハイアングル&ローアングル撮影と相性が良い
- ほぼなんでも撮れるオールマイティさ
デメリット
- 若干の歪みが発生する
- フィルターの厚みによっては、写真に写りこんでしまう(ケラレ)
- 標準レンズに比べると逆光に弱い
- 人物を真正面から撮るのには向いていない
- 物撮りは苦手
広角レンズをはじめて使う方は、余計なものの写りこみに注意しないといけません。
写る範囲が広いので気をつけていないと、通行人や電柱などがバンバン入ってきます。
もちろん撮るときにはどうしようもない状況がありますので、出来るだけ写り込みを最小限にとどめトリミングで切りましょう。
24mm単焦点レンズは人気が無い
実は「24mm単焦点レンズは人気がない」のです。
標準ズームレンズ(24-70mmなど)でカバーできる焦点距離ということもあり、24mm単焦点レンズは他の単焦点レンズと比べてマイナーな存在かもしれません。
しかし、それは大きな誤解です!
単焦点レンズは、ズームレンズに比べて圧倒的に高画質な写真が撮れます。
24mm単焦点レンズも例外ではなく、標準ズームレンズの24mmよりも格段に高画質な写真を撮影することができます。
はじめての広角レンズには、やはり24mm単焦点レンズが最適なのです!
各メーカーから発売されている24mm単焦点レンズ
Nikon AF-S NIKKOR 24mm f/1.8G ED
Canon RF24mm F1.8 MACRO IS STM
SONY FE 24mm F1.4 GM G Master
焦点距離24mmレンズの作例
24mm単焦点レンズ選びに関するよくある質問
Q1: 24mm単焦点レンズはどんな撮影に向いていますか?
A1: 24mm単焦点レンズは、風景写真、星空の撮影、スナップ写真、テーブルフォト、建築物の撮影など、幅広いジャンルで活躍します。特に広い範囲をカバーする必要がある場合や、奥行きを感じさせる写真を撮りたい時に有効です。
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A2: 24mm単焦点レンズのメリットは、広い範囲を写すことができ、パース(遠近感)の効いた写真が撮りやすく、パンフォーカス(全域にピントが合った写真)も撮りやすい点です。また、最短撮影可能距離が短いため、被写体に近寄って撮影することも可能です。
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A3: 24mm単焦点レンズのデメリットは、若干の歪みが発生しやすい点、フィルターの厚みによってはケラレが発生する可能性がある点、逆光に弱い点、ポートレートや物撮りには不向きな場合がある点などです。
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Q4: 24mm単焦点レンズは初心者にもおすすめですか?
A4: はい、24mm単焦点レンズは初心者にもおすすめです。広角レンズの扱いには慣れが必要ですが、24mmは比較的使いやすい焦点距離であり、様々な撮影シーンでの使用を通じて、写真撮影の技術やセンスを磨くことができます。
Q5: 24mm単焦点レンズはどのメーカーから発売されていますか?
A5: Nikon、Canon、Sonyなど、主要なカメラメーカーから24mm単焦点レンズが発売されています。各メーカーのレンズはそれぞれ特徴がありますので、自分のカメラシステムや撮影スタイルに合わせて選ぶことが重要です。
Q6: 24mm単焦点レンズを選ぶ際のポイントは?
A6: 24mm単焦点レンズを選ぶ際のポイントは、レンズの開放F値(明るさ)、最短撮影距離、重さや大きさ、レンズの解像力、そして価格などを考慮することです。また、レンズによる画質の特性や色再現性も重要な選択基準となります。自分の撮影スタイルや求める写真のイメージに合ったレンズを選ぶことが大切です。
まとめ:24mmを使っていれば写真の腕は上がりやすい
24mmを使っていれば写真の腕は上がりやすい。これが一番オススメしたい要素です。
使いやすい広角レンズだとお伝えしてきましたが、そこはやはり広角レンズ。
広角レンズは常に考えて撮ることを要求されます。
24mm単焦点レンズは使いやすい広角レンズですが、良い写真を撮ろうとおもうと頭をフル回転させないと難しいレンズ。
1つの被写体を撮るにも、前に動いたり後ろに動いたり、上下左右あらゆる角度を試しつつ撮らないと、ベストな撮影角度は見つけられません。
そういう意味では、写真が上手くなりたい初心者にはぴったりのレンズだと思います。