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一眼レフやミラーレスで画面全体にピントが合う「パンフォーカス写真」を撮るための3つのポイント!

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梅野

2015年からカメラを始めました。使用しているカメラはNikon Z9。
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※2022年12月17日に内容更新しました。

 

こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です!

 

一眼レフやミラーレスはボケの表現をカンタンに出来ますが、スマホで撮った写真みたいに画面全体にピントを合った写真は撮りにくいですよね。

ちなみに、全体にピントを合わす事を「パンフォーカス」と言います。

 

今回はパンフォーカス撮影のポイントをご紹介します。

要は写真をボケさせる事の反対をすればいいだけですので、そんなに難しくはない!

 

背景をボケさせる方法

  • 標準~望遠のレンズを使う。
  • F値を開放にする(f/1.8など)
  • 被写体に近づく。

 

こうすれば、背景が大きくボケますよね。

パンフォーカス写真を撮る場合は、ボケさせる事とは反対のことをします。

 

パンフォーカスのやり方

  • 広角レンズを使う。
  • F値を絞る(f/10など)
  • 被写体から離れる。

 

梅野
こうすれば、パンフォーカス写真が撮りやすくなるんです!

 

 

広角レンズを使う理由

 

 

広角レンズを使う理由

焦点距離が35mm以下になると、広角レンズに分類されます。

なぜパンフォーカスには広角レンズが向いているのかと言うと、広角レンズは被写界深度が深くなる特長があるから。

被写界深度が深い=ピントの合う範囲が広い。つまり全体にピントが合いやすいレンズなんですね。

 

反対に言えば広角レンズはボケにくいレンズと言えます。

 

パンフォーカスはF値を絞って撮る

 

 

パンフォーカスはF値を絞って撮る

F値は開放にすればピントの合う範囲が狭くなり、絞るとピントの合う範囲が広がるので、パンフォーカス写真を撮りたい時はF値をf/8~f/16にして撮影します。

 

ココに注意

ただ、単純に絞りまくれば良いという訳でもなく、あまりやり過ぎるとシャープさが失われモヤッとした写真になる。
これを「回折現象」と言います。
F/10を超えた辺りから回折現象が発生し、写真のシャープさが落ちてモヤっとした写りに…。
※最近のカメラの場合は「回折現象補正」という機能が付いていて、F値を大きく絞っても画質が落ちにくいです。

 

梅野
写真の写りを確認しながら、良い塩梅を探してみてください。

 

F値を絞るとシャッタースピードが低下するので、手ブレしやすくなります。
日中の屋外なら手持ちでも大丈夫ですが、室内だと少し厳しくなるので、三脚を持っているなら使った方が写真の出来が良くなりますよ!

 

 

被写体から離れる

 

高知県大月町柏島の海を撮影

Nikon Z6+NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S
焦点距離26.5mm F/9.0 ISO100 SS:1/400秒

 

パンフォーカスはF値を絞って撮る

広角レンズを使ってF値を10に設定したとしても、被写体に近いとパンフォーカス写真にはなりません。

近いと結局背景がボケてしまうからです…

どれくらい離れれば良いのかは、お使いのレンズとF値によって変わるので一概には言えませんが、最低でも2~3m離れておけば大丈夫です。

 

梅野
それでもパンフォーカスにならない場合は、さらに離れてください。

 

 

パンフォーカスってどんな感じの写真?

 

そもそもどういう写真がパンフォーカスなのか、例がないと分かりにくいですよね。

私はよく広角レンズを使って風景を撮影していて、パンフォーカスの写真が多いので、例として写真を載せておきます。

 

高知県の観光地「桂浜」を写真撮影

高知県の観光地「高知城」を写真撮影

夏の田園風景を写真撮影

Luminar Neoでレタッチした写真

川沿いを10Km歩きながらスナップ撮影

 

梅野
こんな感じで全体にピントが合った写真を「パンフォーカス」と呼びます。

 

まとめ

 

パンフォーカス撮影も思ったより簡単だと感じたのでは無いでしょうか?

パンフォーカスなんて専門用語が出てくると「難しそう…」と尻込みしてしまいますが、別に特別むずかしいことはないので気軽にチャレンジしてみて下さい。

 

パンフォーカス撮影の3つのポイントは

広角レンズ

F値を絞る

被写体から離れる

 

これさえ覚えておけば大丈夫!

もし、うっかり忘れてしまっても「ボケ写真と反対のことをすればいい」と覚えておいて下さいね。

 

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