※2019年11月月30日に内容更新しました。
こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です!
一眼レフやミラーレスはボケの表現をカンタンに出来ますが、スマホで撮った写真みたいに画面全体にピントを合った写真は撮りにくいですよね?
全体にピントを合わすことを「パンフォーカス」と言うのですが、今回はパンフォーカス撮影のポイントをご紹介します。
要は写真をボケさすことの反対をすればいいだけですので、そんなに難しくはない!
こ背景をボケさせる方法
- 標準~望遠のレンズを使う。
- F値を開放にする(f/1.8など)
- 被写体に近づく。
こうすれば、背景が大きくボケますよね。
なのでパンフォーカス写真を撮る場合は、ボケさす事とは反対のことをします。
パンフォーカスのやり方
- 広角レンズを使う。
- F値を絞る(f/10など)
- 被写体から離れる。
こうすれば、パンフォーカス写真が撮りやすくなるんです!
広角レンズを使う理由
焦点距離が35mm以下になると、広角レンズに分類されます。
なぜパンフォーカスには広角レンズが向いているのかと言うと、広角レンズは被写界深度が深くなる特長があるから。
被写界深度が深い=ピントの合う範囲が広い。
なので全体にピントが合いやすいレンズなんですね。
反対に言えばボケにくいレンズと言えます。
パンフォーカスはF値を絞って撮る
F値は開放にすればピントの合う範囲が狭くなり、絞るとピントの合う範囲が広がるので、パンフォーカス写真を撮りたい時はF値をf/8~f/16にして撮影します。
絞りまくれば良いと言うわけでもなくて、あまりやり過ぎるとシャープさが失われモヤッとした写真になる。
写真の写りを確認しながら、良い塩梅を探してみてください。
それとF値を絞るとシャッタースピードが低下するので、手ブレしやすくなります。
日中の屋外なら手持ちでも大丈夫ですが、室内だと少しキビしくなるので三脚を持っているなら使った方が写真の出来が良くなりますよ!
被写体から離れる
広角レンズを使ってF値を10に設定したとしても、被写体に近いとパンフォーカス写真にはなりません。
近いと結局背景がボケてしまうからです…
どれくらい離れれば良いのかは、お使いのレンズとF値によって変わるので一概には言えませんが、最低でも2~3m離れておけば大丈夫です。
それでもパンフォーカスにならない場合は、さらに離れてください。
パンフォーカスってどんな感じの写真?
どういう写真がパンフォーカスなのか、例がないと分かりにくいですよね。
私はよく広角レンズを使って風景を撮影していて、パンフォーカスの写真が多いですので、例として写真を載せておきます。
参考になれれば良いのですが。
※一番下のロードバイクの写真は、奥がちょっとボケてしまっていますね(汗)
こんな感じで全体にピントが合った写真を「パンフォーカス」と呼びます。
まとめ
パンフォーカス撮影も思ったよりカンタンだと感じたのでは無いでしょうか?
パンフォーカスなんて専門用語が出てくると「難しそう…」と尻込みしてしまいますが、別に特別むずかしいことはないので気軽にチャレンジしてみて下さい。
パンフォーカス撮影の3つのポイントは
・広角レンズ
・F値を絞る
・被写体から離れる
これさえ覚えておけば大丈夫!
もし、うっかり忘れてしまっても「ボケ写真と反対のことをすればいい」と覚えておいて下さいね。