※2022年12月17日に内容更新しました。
こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です!
一眼レフやミラーレスはボケの表現をカンタンに出来ますが、スマホで撮った写真みたいに画面全体にピントを合った写真は撮りにくいですよね。
ちなみに、全体にピントを合わす事を「パンフォーカス」と言います。
今回はパンフォーカス撮影のポイントをご紹介します。
要は写真をボケさせる事の反対をすればいいだけですので、そんなに難しくはない!
背景をボケさせる方法
- 標準~望遠のレンズを使う。
- F値を開放にする(f/1.8など)
- 被写体に近づく。
こうすれば、背景が大きくボケますよね。
パンフォーカス写真を撮る場合は、ボケさせる事とは反対のことをします。
パンフォーカスのやり方
- 広角レンズを使う。
- F値を絞る(f/10など)
- 被写体から離れる。

広角レンズを使う理由
反対に言えば広角レンズはボケにくいレンズと言えます。
パンフォーカスはF値を絞って撮る
ココに注意
ただ、単純に絞りまくれば良いという訳でもなく、あまりやり過ぎるとシャープさが失われモヤッとした写真になる。
これを「回折現象」と言います。
F/10を超えた辺りから回折現象が発生し、写真のシャープさが落ちてモヤっとした写りに…。
※最近のカメラの場合は「回折現象補正」という機能が付いていて、F値を大きく絞っても画質が落ちにくいです。

F値を絞るとシャッタースピードが低下するので、手ブレしやすくなります。
日中の屋外なら手持ちでも大丈夫ですが、室内だと少し厳しくなるので、三脚を持っているなら使った方が写真の出来が良くなりますよ!
被写体から離れる

パンフォーカスってどんな感じの写真?
そもそもどういう写真がパンフォーカスなのか、例がないと分かりにくいですよね。
私はよく広角レンズを使って風景を撮影していて、パンフォーカスの写真が多いので、例として写真を載せておきます。

まとめ
パンフォーカス撮影も思ったより簡単だと感じたのでは無いでしょうか?
パンフォーカスなんて専門用語が出てくると「難しそう…」と尻込みしてしまいますが、別に特別むずかしいことはないので気軽にチャレンジしてみて下さい。
パンフォーカス撮影の3つのポイントは
広角レンズ
F値を絞る
被写体から離れる
これさえ覚えておけば大丈夫!
もし、うっかり忘れてしまっても「ボケ写真と反対のことをすればいい」と覚えておいて下さいね。