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SONYのミラーレスは本当に耐久性が悪いのか?

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※2023年5月9日に内容を更新しました!

 

こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です!

 

SONYのミラーレスのことを調べていると、必ず目につくのが「ソニーのミラーレスは耐久性が悪い」という文字。

悪い派と悪くない派の議論が繰り広げられており、おそらく一生終わらない議題だと思う。

 

他社のカメラメーカーでは耐久性が悪いかどうかの話題はほとんどないのに、どうしてソニーだけ耐久性の問題が話題に上がりやすいのか?

本当にソニーのミラーレスは耐久性が悪いのか?

今日はそんなお話です。

 

SONYのミラーレスが耐久性が悪いというイメージはどこから来るのか?

 

そもそも何でSONYだけ耐久性の問題が話題になるのか。

これはSONYという会社のイメージによるものが強いですよね。

 

30代以上の方なら、一度は聞いたことがあると思う「ソニータイマー」と呼ばれる単語。

 

ソニータイマーとは、メーカーの保証期間が過ぎたころから故障が頻発するという都市伝説。

都市伝説とは言え、SONYの製品は他社に比べると故障は多いと思う。

 

「耐久性が低くなろうとハイスペックな製品を作る」

私の中のSONYはこんなイメージの会社です。

 

それに、これまでに私が使ってきたSONY製品も良く壊れました…

 


※画像引用元:Sony(https://www.sony.jp/

 

学生の頃にお金をかき集めてやっと購入できたPS2。

同時に購入したゲームソフト「FF10」もかなり高かったですので、これまでの人生で買った最も高い買い物ランキングを更新したPS2とFF10。

わずか1週間でぶっ壊れ、少年梅野を地獄に突き落としたSONYさんには個人的に恨みはあります(笑)

 


※画像引用元:Sony(https://www.sony.jp/

 

高校生のころに購入したMDのウォークマン。

これも2年の間に2個壊れた。

任天堂のゲームボーイは自転車のカゴに直入れで、でこぼこ道を走るたびにカンカラカンカラ跳ねまくっても壊れなかったのに。

 


※画像引用元:KDDI(https://www.kddi.com/

 

SONYのスマートフォン「Xperia」も2つ壊れた。

1つは電源ボタンが延々とオンオフを繰り返し、もう1つはバッテリー容量の認識不具合で満充電にも関わらず、10秒くらいで「バッテリーを充電してください」と言い残し勝手に電源が落ちた。

 

 

他のメーカーの製品は、新製品に買い替えるまで故障することなく持ったのですが、SONY製品は壊れたから買い替えてきました。

なので古くからSONYを使っている人ほど、「SONYは耐久性が低い」というイメージが根強いのではないかと思います。

ですのでSONYのミラーレスでも、「耐久性」についての話題が多いのかなと。

 

 

SONYのミラーレスは故障した・壊れたの報告が多い

 

SONYのミラーレスが耐久性が悪いと思われる原因の1つに、実際に壊れたり不具合が出たという報告が多いせいもあると思います。

 

人って高価な買い物をする時は、良い評価よりも悪い評価の方が気になっちゃうもの。

他社よりSONYの方が悪い評価が多ければ。

 

「やっぱりSONYは耐久性悪いの!?」

 

って思っちゃいますよね。

 

これは単純にSONYのミラーレスの販売台数が多いせいです。

壊れた、不具合があったという報告は確かに多いですが、全体の評価のなかで1%か2%くらい。

販売台数が多く持っている方が多いほど、良い評価も悪い評価も増えます。

 

ですので、単純にトラブルの報告が多い=耐久性が低いと捉えることは出来ません。

 

 

実際のところSONYのミラーレスは耐久性はどうなのか?

 

通常の使用であればSONYのミラーレスも、他社と変わらない耐久性を持っていますし、シャッターの耐久性とかは上回っていますよね。

なのでビクビク怯える必要はありません。

 

しかし残念ながら、SONYのミラーレスは水・熱・寒冷地には弱いです。

 

そもそもカメラは水に弱いものですが、SONYはひときわ弱いと思います。

知り合いでSONYのミラーレスを使っている方は、カメラが雨に濡れないように気を付けたうえで撮影していましたが、あえなく故障してしまいました。

私の使っているNikon D750は、これまでにカメラがずぶ濡れになったことが何度かありますが、今のところノートラブルです。

 

また海外の実験で、大雨にもカメラは耐えられるのかという検証において、他のメーカーは水の侵入を防いだのですが、SONYはバッテリー室に水が浸入してしまいました。

2回目の実験ではシャッター幕あたりまで水が入り込み動作不能に…。

 


※画像引用元:Sony(https://www.sony.jp/

 

SONY公式のページでは、かなりの箇所にシーリングを施しているようですが、防塵防滴性能は老舗カメラメーカーには勝てていない状態ですね。

 

 

そしてSONYと言えば、昔から熱暴走する製品が多い。

ミラーレスも例にもれず、熱暴走してしまう事が多く、日本の夏場は動作が厳しいものがあります。

 

写真しか撮らないと言う方も、ポートレートや風景写真の方でしたら、熱暴走に遭遇することは少ないかと

スポーツ撮影や野鳥撮影など、屋外で長時間使用し、連写で撮影される方の場合は熱暴走により、一定時間カメラが操作不能になることも。

 

SONYのカメラはコンパクトさが魅力ですが、小型過ぎて熱が籠りやすいのが欠点ですね。

最近の動画機なのでは、放熱のためのファンが採用されることも増えてきました、

 

また寒冷地にも弱く、気温が氷点下になる環境での撮影では、電源が入らない・バッテリーが異常に持たないというケースもあるようです。

Twitterでも雪国に撮影へ行かれた方で、カメラが動作しなくなり「#SONYのカメラで撮れませんでした」と言う、皮肉めいたハッシュタグが流行りましたね。

 

 

SONYは修理期間が長い

 

「壊れても修理に出せばいいじゃん!」

 

そうなんです、壊れたからと言ってそのカメラが完全に死ぬわけではありません。

修理すればまた使えるわけです。

 

しかしながら、SONYは修理期間が長すぎる気がするんですね。

もちろんケースバイケースで、壊れた個所や修理センターの込み具合によって変動すると思いますが。

知人で修理に送った人の場合、1人は1か月半、もう1人は2~3か月も修理に時間が掛かっていました。

 

別に大掛かりな修理ではなく、バッテリー部分の蓋が外れた、グリップのラバーが剥がれたとかそんな程度の修理で、これほどの日数が掛かるのは結構痛いところ…。

 

全てのケースでこれだけ時間が掛かるとは思いませんが、ネットを見ても1か月以上掛かったという体験談も多いですね。

カメラを1台しか持っていない人の場合、これだけの間手元にカメラが無いのは痛い。

お子さんの居る方の場合、保育園や学校の行事で愛用のカメラが使えない可能性が高まります。

 

Nikonの場合、リコールで込み合っているであろうにも関わらず。

・シャッターユニット交換

・側面ゴム部品

・背面ゴム部品

・グリップゴム部品

以上4点の交換修理に出したところ、1週間で手元に帰ってきました。

 

1週間で帰ってくるのと、数か月掛かるのでは大きな違いがありますので、この辺の改善もしてほしいですね。

 

 

まとめ:SONYのミラーレスは特別に耐久性が悪いわけではない

 

販売台数が多く、トラブルの報告も目につきますが、他社に比べて大きく耐久性が劣っているわけではありませんので、安心してSONYのミラーレスを購入してください。

ただし水と熱と氷点下の環境には弱いので、そこだけは気を付ける必要があります。

 

カメラ内部に水が浸入しやすいのであれば、カメラの結露にも気を付けなければいけません。

 

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水に弱いとはいえ、耐久性の高いNikonやPENTAXでも水没すればアウトですので、SONYだからと言ってメチャクチャ弱いわけでもありません。

カメラに水が付いたら拭いてあげれば、おおきなトラブルにはなりにくいと思います。

 

普通に使って、普通にお手入れしていれば、SONY製品だからと言ってすぐ壊れるなんてことは無いんですね。

 

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