※2024年4月4日更新しました。
こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です!
高い買い物だったカメラを外で使う時に気になるのが、雨などの水ですよね。機械は水が弱点だとみんな知っているので、屋外で使う時には気を使います。
しかし、残念ながら、ほぼ全ての一眼レフカメラとミラーレスカメラは防水に対応していません。
唯一、防水に対応しているのはニコンのミラーレスカメラ「Nikon 1 AW1」だけです。
コンデジなどはカメラ本体とレンズが一体型なので、防水性能を持たせることが出来ますが、レンズ交換の出来る一眼レフカメラはどうしても難しいわけです。
防水には対応していないけど、多くのカメラは防塵防滴仕様になっています。
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防滴はどのレベルまで防いでくれるのか
一眼レフやミラーレスのカメラには、防塵防滴仕様のものが多いです。
しかし、防滴ってどれくらいの水なら防いでくれるのでしょうか?
答えは防滴レベル
防滴性能は、IP規格で表されます。IP規格は、1つ目の数字が「固形物に対する保護等級」、2つ目の数字が「水の侵入に対する保護等級」を表します。
カメラの防滴レベルの目安としては、IP65が一般的です。IP65は、水の飛沫があらゆる方向からかかる状態でも、水の侵入を防ぐ性能を備えています。
つまり、小雨程度の降雨であれば、問題なく撮影することができます。ただし、強い雨や水しぶきがかかる場合は、防水性能の高いカメラを用意した方がよいでしょう。
防滴性能はあくまでも目安であり、防水性能を保証するものではありません。長時間雨の中で撮影する場合は、こまめにカメラの状態を確認するようにしましょう。
実際に雨の中で撮影したら故障するのか?
絶対に壊れます。とも言えないし大丈夫ですよ。とも言えませんね。
ただしレンズ交換は厳禁!カメラ内部に直接水が入ってしまっては、サビやショートなど問題が出てくると思います。
急な雨に降られたときの緊急対応
カメラを濡らさないために、レインカバーや防水カメラなどを購入しておくのがベストですが、急に雨が降ってきてしまった場合は、以下の方法で対処しましょう。
レンズフードを装着
雨が降ってきたら、まずレンズフードを装着しましょう。
これだけでも、レンズ面に水滴がつくのを防ぐことができます。
また、雨水がレンズ内に入るのを防ぐために、レンズ面を下に向けましょう。
(レンズ面を上に向けると、雨水がレンズ内に流れ込みやすくなります)
タオルやビニール袋でも対応可能
- タオルをかぶせる
- ビニール袋+輪ゴムで対応(シャワーキャップでも対応可)
1.タオルをかぶせる
大きなタオルをカメラ全体にかけて、水滴が直接当たらないようにします。
ただし、タオルが濡れると水滴がカメラに落ちてくる可能性があるため、あくまで小雨程度の雨限定、短時間の撮影時のみ可能な緊急対応です。
2.ビニール袋+輪ゴムで対応
ビニール袋にカメラを入れて、輪ゴムで留めます。
ただし、ビニール袋が破れたり、カメラの操作がやりにくくなる可能性があるため、注意が必要です。
またシャワーキャップも、カメラを濡らさない対策として使えます。シャワーキャップの口にゴムバンドや輪ゴムを通して、カメラにしっかり固定します。
雨の日の撮影の後のメンテナンス
カメラが濡れてしまったら、すぐにカメラを拭き取ってください。レンズやボディに水滴が残っていると、カビや故障の原因になります。
- クロスなどで水滴をふき取る
- ブロアーで丁寧に乾かす
- 防湿庫やドライボックスで保管する
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カメラ用の雨対策アイテム
雨天でも撮影出来るように、防水グッズが販売されています。
雨の日の写真を撮りたい時は、ぜひこれらのアイテムを使いましょう!
防水グッズは届いた時点で、1度防水性能を確認しましょう。初期不良などで水が入ってくる場合もあるからです!
防水ケース
値段が高いのが難点ですが、ジップロックみたいなケースになるので雨以外に水中撮影も出来るのがメリット。
【ディカパックα WP-S10】
- レンズ部分は、高透過性ポリカーボネイトレンズを採用。
- 水深5m防水(JIS防水規格IPX8合格品)
- 水に浮くフロート設計。
- 使用頻度が多くなると、少し水が滲んで来るみたいなので撥水スプレーで対応するなど注意が必要
防水カバー
防水ケースの様に水中撮影は出来ませんが、とても低価格で手に入るのが魅力!
数千円で手に入るので、1つ持っておいて損はないでしょう。
【NEEWER カメラレインカバー】
- ナイロン生地で防水性があり、過酷な気象条件でも耐久性があります。
- レインカバーの内側に簡単に入る2つのスリーブで、カメラを簡単に操作できます。
- 折りたたみ式で軽量 なので1つ持っておくと安心。
【Kenko カメラレインカバーHT】
- 高撥水・透湿素材の高性能生地「ブリザテック」を主生地に採用
- 背面には大型のPVC製の透明窓を採用し、ライブビュー時などの液晶モニターの視認性を向上
- レンズ・機材の大きさに合わせたM・Lの2サイズと、モスグリーン・ネイビー・ターコイズの3カラーあり
雨の日の撮影に関するよくある質問
Q1: 一眼レフやミラーレスカメラは防水ですか?
A1: ほとんどの一眼レフやミラーレスカメラは防水ではありません。唯一、ニコンのミラーレスカメラ「Nikon 1 AW1」のみが防水対応しています。多くのカメラは防塵防滴仕様ですが、完全な防水ではないため注意が必要です。
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Q2: 防滴とはどれくらいの水量に耐えられますか?
A2: 防滴レベルはIP規格で表され、IP65が一般的です。これは水の飛沫があらゆる方向からかかっても水の侵入を防ぐ性能を意味します。小雨程度なら問題なく撮影できますが、強い雨や水しぶきには対応していません。
Q3: 急な雨に降られた場合、どう対処すれば良いですか?
A3: 急な雨に対処する方法は以下の通りです。
- レンズフードを装着してレンズ面に水滴が付くのを防ぎます。
- タオルやビニール袋でカメラを覆い、水から守ります。ただし、ビニール袋は操作性が悪くなる可能性があるので注意が必要です。
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Q4: 雨の日の撮影後のメンテナンスはどうすれば良いですか?
A4: カメラが濡れた場合は、クロスで水滴を拭き取り、ブロアーで乾燥させます。その後、防湿庫やドライボックスで保管してください。これによりカビや故障を防ぎます。
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Q5: 雨天での撮影におすすめの防水アイテムはありますか?
A5: 雨天撮影には防水ケースや防水カバーがおすすめです。防水ケースは完全な水中撮影も可能ですが価格が高めです。防水カバーは低価格で入手しやすく、雨からカメラを守るのに役立ちます。ただし、防水性能を確認するために購入後に一度テストすることをお勧めします。
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Q6: 滝の近くでの撮影は大丈夫ですか?
A6: 滝の近くでは水しぶきが予想以上に飛んでくるため、特に注意が必要です。カメラが防水でない限り、防水ケースやカバーを使用するか、水しぶきからカメラを守るための対策を講じてください。
まとめ
一眼レフやミラーレスは、基本的には防水ではありません。そのため、雨や水に晒すと故障の原因になる可能性があります。
特に気をつけたいのが滝です。滝の近くでは、思っている以上に水しぶきが飛んでいます。
うっかり滝の近くで撮影をしていると、カメラに水が入ってしまうかもしれません。
防水ケースや防水カバーなど、事前に手に入れて持ち歩くのもあり。
それが出来ない場合はビニール袋やタオルなどで応急的に対策をし、しっかりメンテナンスをするようにしましょう!
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