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【カメラとレンズのカビ対策】後悔する前に知っておくべき知識と対策法!

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【レンズのカビ対策】後悔する前に知っておくべきカビの知識と対策法!

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※2024年2月13日内容を更新しました!

 

こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です!

 

カメラ好きなら誰もが経験する恐怖、それがレンズのカビです。

撮影から帰ってきて、ついカメラバッグに放り込んだり、パソコンの横に置きっぱなしにしてしまったり…そんな経験ありませんか?

春・秋・冬は乾燥しているので問題ないのですが、梅雨から夏にかけては湿度と気温が上がり、カビが発生しやすい環境になります。

日常生活でも水周りにカビが発生するのと同じで、大切なレンズにもカビが発生してしまう可能性があるんです。

 

 

記事の信頼性

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カビが発生する原因

 

 

カメラレンズにカビが生えてしまうと、せっかくの写真が台無しになってしまうだけでなく、レンズ自体も傷んでしまう可能性があります。

 

カビが発生しやすい条件】

  1. 湿度: カビは湿度80%以上で発生しやすくなります。更に30%以下の湿度で発生するカビも存在するため、乾燥しすぎている環境も注意が必要です。
  2. 汚れ: レンズに汚れや埃が付着していると、カビの栄養となってしまいます。レンズを清潔な状態に保つことが重要です。
  3. 保管環境: カメラを保管する際は、湿度50%前後に保つことが理想です。

 

そもそもなぜレンズにカビができてしまうのでしょうか?

実はそれはレンズに付いた汚れや埃が原因。

レンズに付着した汚れや埃は、カビにとって栄養となります。湿度の高い環境で放置すると、これらの汚れや埃を栄養にしてカビが繁殖し、レンズにカビが生えてしまいます。

 

 

カビの発生しやすい湿度は80%

 

夜の街の画像

 

1番カビが発生しやすいのは湿度が高いとき。特に湿度80%を超えると、とても危険な状態。

  • 湿度80%以上:カビにとって最も危険な状態。レンズを放置すると確実にカビが生えます。
  • 湿度30%以下:意外と知られていないですが、乾燥し過ぎもカビ発生の原因になります。

 

更に意外と知られていないのは、乾燥し過ぎても発生するカビが存在すると言うこと。

湿度が30%以下でのみ生えてくるカビもあるため、乾燥し過ぎてもダメなんです!

カビが生えにくい季節だからといって、冬でも油断できないのです。

 

ポイント

レンズをカビから守るために適切な湿度は40%~60%

夏場に部屋の中でこの湿度を保つのは難しいので、ドライボックスや乾燥剤を使う必要があります。

 

 

風通しが悪い

 

カビは湿度や温度、風通しなど様々な条件が影響して発生しますが、特に風通しは重要な要素の一つです。

 

「空気の流れがない場所」は死んだ空間です。

カビの胞子は空気中のどこにでも舞っているのですが、空気の流れがない場所ではその場に留まり続けてしまう。

そこにカビのエサとなるレンズがあったのなら、カビが生えてしまうのは当然の事。

 

【風通しが悪い場所】

  • 密閉されたカメラバッグ
  • 風通しの悪い棚や引き出し
  • エアコンの風が直接当たらない場所
  • 湿気の多い場所

 

カメラレンズのカビ発生を防ぐためには、風通しの良い場所に保管することが重要です。

風通しが悪い場所にはカビが発生しやすいので、定期的にカメラやレンズを拭き、カビの発生を抑えましょう!

 

 

レンズにカビが発生するデメリット

 

 

レンズにカビが発生してしまうと、何がダメなのでしょうか?

不衛生なのは分かるけど、実際に写真を撮るときに何か影響が出るのか?

レンズにカビが発生してしまう、デメリットを見ていきましょう。

 

画質の低下

 

 

増えすぎたカビは写真に写りこんでしまうんです。

レンズに付いた汚れや、センサーに付着したゴミと同じく、カビは写真に黒い点となって写ってしまいます。

 

そしてカビは光を吸収したり散乱させたりするため、写真に白点曇り色ムラなどの写り込みが発生します。

せっかくの風景や人物が台無しになり、写真の質が大きく低下します。

 

解像度の低下

 

 

カビはレンズ表面の微細な凹凸を作り、光の屈折を乱します。

これにより、本来の解像度が得られなくなり、写真がぼやけたり、細部が描写できなくなります。

 

レンズの故障

 

カメラのレンズの写真

 

カビが進行すると、レンズ内部の部品を腐食させたり、動作を阻害したりする可能性があります。

レンズの故障に繋がり、修理費用が発生したり、最悪の場合レンズ交換が必要になることもあります。

 

カビは他の機材にも移る

 

 

カビの厄介なところは、他の機材に移ること。

1つのレンズにカビが発生すると、そのカビが胞子を飛ばし始める。

そして同じ場所に収納していたレンズたちにも、ドンドンとカビが移って行くんです。

 

レンズにカビが発生してしまった人の経験談を見てみると、気がついた時には持っているレンズ全てにカビが生えていた人も多く、機材が全滅してしまった例もあります。

カビを移さないことも大事ですが、まずカビを発生させないことが重要!

 

 

湿度をコントロールする為のおすすめアイテム

 

梅雨~夏の季節は湿度が高く、ほとんどの場合はエアコンを付けていても、湿度60%は超えてしまいます。

気温と湿度が高く、ムシムシ・ジメジメとした場所にカメラやレンズを置いておくのは、不安で仕方ありません。

そこで湿度を適正に保って、安全に保管できるアイテムを使いましょう!

 

 

ドライボックス

カビの発生を防ぐためには、適切な湿度管理が重要です。

そこでおすすめなのが、手軽で経済的なカメラ用ドライボックスです。

数千円から購入できる事、家電量販店のカメラコーナーに置いてある事も多く、購入しやすいこともメリットです。

 

ドライボックスを選ぶメリット

  • 初期費用が安い 数千円から購入できるものもあり、カメラの防湿庫に比べて初期費用が抑えられます。
  • 購入しやすい 家電量販店のカメラコーナーなどで手軽に購入できます。
  • コンパクトで場所を取らない ミラーレスカメラやAPS-Cセンサーの一眼レフカメラ用のドライボックスは、収納場所にも困りません。

 

ドライボックスを選ぶ際のポイント

  • 収納したいカメラのサイズ フルサイズ一眼レフカメラの場合は、大型のドライボックスが必要です。
  • 乾燥剤の種類 シリカゲルなど、カメラレンズに影響を与えない乾燥剤を選びましょう。
  • 湿度計付き 湿度計付きのドライボックスを選ぶと、湿度管理がよりしやすくなります。

 

ドライボックスの欠点は、乾燥剤を定期的に交換しなければならないこと。

乾燥剤は数百円なので、高い出費にはなりませんが、うっかり交換時期を過ぎてしまうと、密室のドライボックスの中はカビが発生しやすくなってしまいます。

1ヶ月~2ヶ月が過ぎたら乾燥剤の状態を確認するようにしましょう。

 

ドライボックスまとめ

  • 導入費用を安く抑えられる。
  • 小さくて置き場所をとらない。
  • 【注意】フルサイズカメラは収納しにくい為、要サイズ確認。
  • 【注意】乾燥剤を定期的に取り替えなくてはならない点。

 

 

おすすめのドライボックス

 

HAKUBA ドライボックスNEO 5.5L スモーク KMC-39

 

 

定番中の定番といえるドライボックスで、初心者はみんなこれを買うのでは!?

私も初めて買ったドライボックスは、HAKUBA ドライボックスNEO 5.5Lでした。

 

ポイント

  1. 5.5Lタイプはとてもコンパクト。部屋の中でも邪魔になりません
  2. 【注意】※フルサイズ一眼レフは入りません

 

 

ハクバ ドライボックスNEO 15L

 

 

15Lの大容量モデル。私は現在、これのホワイトカラーを使用しています!

 

ポイント

  1. 15Lの大容量モデルで「フルサイズ一眼レフ・レンズ3本・ミラーレス・レンズ2本」を入れてもまだ余裕があります。
  2. 【欠点】大容量モデル故に使用する乾燥剤の数が増えてしまうこと。(3個使っても湿度が50%前後になるのに数時間かかります)

 

 

ナカバヤシ キャパティ ドライボックス 防湿庫 カメラ保管 8L 

 

 

HAKUBAと同じく人気の高いドライボックス。

 

ポイント

  1. ナカバヤシのドライボックスは湿度計が見やすいのがポイント。
  2. 開け閉めの回数が減りより湿度を適正に保てます。
  3. カラーバリエーションは「ホワイト」と「グレー」の2色が販売。

 

 

ドライボックスにおすすめの乾燥剤

 

HAKUBA 強力乾燥剤 MC-33

 

 

 

HAKUBA ハクバ P-825 カビ・ストッパー

 

 

 

防湿庫

 

防湿庫

 

初期費用は高くつきますが、ドライボックスと違って「乾燥剤」が必要ないため、

うっかり交換するのを忘れてしまいカビが生えてしまう事を防ぐことが出来ます。

更に基本的には防湿庫は鍵が付いているので防犯性も高くなりますし、例えば子供のイタズラなどからも安心して守れます。

 

防湿庫は電源が必要なので電気代がかかってしまいますが、消費電力は中型の防湿庫で20w前後。

おおよその目安として、1日あたりの電気代は12円となります。

1か月使用しても約360円なので、それほど負担になる金額ではありませんね。

 

防湿庫まとめ

  • 乾燥剤交換不要:うっかり交換を忘れてカビが生えてしまう心配がありません。
  • 高い防犯性:鍵付きなので、いたずらや盗難からカメラを守ります。
  • 安心の収納力:カメラ以外にも、レンズやアクセサリーをまとめて収納できます。
  • 【注意】値段が高い
  • 【注意】乾燥剤は必要ないが電気代がかかる

 

 

おすすめの防湿庫

 

HAKUBA 電子防湿庫 E-ドライボックス

 

 

HAKUBAからリリースされている防湿庫で、防湿庫の中では低価格なのが特徴。

25Lのコンパクトなモデルも販売していますので、「防湿庫を置く場所がないな~」と悩まれている方にも検討してみてほしいです。

 

ポイント

  1. 防湿庫の中では低価格なのが特徴。
  2. 容量のバリエーションが豊富で、25L・40L・60L・85Lワイド・100Lの5種類もあります。

 

 

東洋リビング オートクリーンドライ 防湿庫 39L

 

 

防湿庫界の重鎮。

「防湿庫といえば東洋リビング」と言えるほど、実績と人気があるメーカーです。

 

ポイント

  1. 東洋リビングの「オートクリーンドライ機能」は除湿機能のほかに、カビ菌の分解・脱臭効果を備えています。
  2. 予算に余裕がある方は、東洋リビングを選んでおけば、機材を良い状態で保てます!

 

 

TOLIHAN ドライキャビ 防湿庫 エコノミータイプ

 

 

トーリハンは東洋リビングと双璧をなすトップメーカー。

カメラで例えるならNikonとcanonみたいなイメージです。

高価なプレミアムシリーズは、防湿庫の性能が良く見た目も高級感が漂っています。

 

ポイント

  1. トーリハンの特長は、防湿庫の性能の良さをもちろんですが、ラインナップが豊富なこと!
  2. 防湿庫のグレードや容量の種類がおおいので、予算に応じて選びやすい。

 

 

Re:CLEAN 防湿庫 ドライボックス 50L  RC-50L

 

 

近年に登場した新しい防湿庫メーカー。その特長は「低価格・省エネ」であること。

 

ポイント

  1. 50Lと大容量な防湿庫でも、お値段は15,000円前後と超低価格。
  2. 消費電力はわずか5Wなので、1日あたりの消費電力はたったの3円。
  3. スタイリッシュなデザインでおしゃれ。

 

現在、人気が急上昇中で購入された方の評価も高いです。

作りの甘さを指摘されている方もいますが、低価格な防湿庫ですので細かい部分(配線の処理がきたない等)は致し方ないかと。

「安すぎるとすぐに壊れないか心配!」と、思う方もいらっしゃられるかと思いますが、さすがにすぐ使えなくなるなんてことはなく、5年保証も付いているため安心。

 

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まとめ

 

 

カメラレンズをカビから守るためには、湿度をコントロールすることが重要。

ドライボックスまたは防湿庫を利用し、しっかりと対策をしておきましょう。

梅雨から夏場の湿気がムンムンな季節に、ずさんな管理をしていると大事な機材が取り返しのつかない事態になってしまします。

カビはとても厄介なもので、一度生えてしまうとメーカーにカビの除去をお願いしても完全に除去することは不可能で、しばらく時間が経てばカビがまた再発してしまいます。

 

まだカビ対策グッズを持っていない方は、数千円で購入できるドライボックスでもかまわないので、ぜひ使ってみて下さい。

 

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