※2026年11月1日に内容を更新しました。
こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です!
2019年最初の機材購入は、マクロレンズ「タムロン SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD」でした。
「タムキュー」の愛称で知られる90mmマクロ。開放F2.8の明るさと最大撮影倍率1:1(等倍)に対応していて、花を大きく写すのはもちろん、柔らかな背景ボケを活かしたポートレートにも使えるレンズです。
TAMRON SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USDを1ヵ月ほど使ってみて、画質の良さはもちろん、色の出方やボケの雰囲気にも発見がありました。Nikon D750で撮影した実写作例と一緒に、オートフォーカスや手ブレ補正の使い心地も紹介します!
記事の信頼性

梅野
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タムキュー90mmマクロを選んだ理由|花もポートレートも撮りたい

花と言えばマクロレンズ。
そんな単純な理由で選んだのがTAMRON SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USDでした。
しかも、90mmの中望遠単焦点レンズも持っていなかったので、花を大きく写すだけでなく、少し離れた位置からポートレートも撮れます。これなら一石二鳥。
こうして、私にとって初めての中望遠単焦点レンズであり、初めてのマクロレンズを手に入れたのでした!
タムキューの画質レビュー|開放F2.8からシャープな写り

実際に撮ってみて、まず驚いたのは画質です。花を近くから撮ったときの細かな描写が、想像していた以上に良かったんですよ。
開放F2.8でもピントを合わせた部分はシャープ。背景は大きくボケるので、花の一部分に視線を集めたいときに使いやすいです。花全体をはっきり写したいなら、少し絞って被写界深度を深くするのもいいですね。
最大撮影倍率は1:1。等倍マクロなので、花のしべや小さな昆虫などを、撮像素子上に実物と同じ大きさまで写せます。普段見ている花でも、ぐっと寄ると違った表情が見えてきます。
最短撮影距離は0.3m。これはレンズの先端からではなく、カメラの撮像面から被写体までの距離です。近づくほどピントの合う範囲は狭くなるので、どこを主役にするか意識して撮りたいところ。
タムキューの色味|Nikon D750ではアッサリとした印象

※Nikon D750+TAMRON SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD
2018年末に購入した「TAMRON 17-35mm F/2.8-4 Di OSD (Model A037) 」は、私の印象では色がハッキリと出る、いかにもタムロンらしいレンズでした。
それに比べると、今回の90mmマクロはずいぶんアッサリした色に感じます。同じメーカーでも、ここまで印象が違うんですね。
もちろん、色の印象はカメラの設定や光の状態によっても変わります。Nikon D750とこのレンズの組み合わせでは、派手さはないけれど、どこかノスタルジックで哀愁のある雰囲気に。特にシャドー部分の写りが好みなんですよね。

※Nikon D750+TAMRON SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD
タムキューのボケ味|90mm F2.8ならではの柔らかな背景ボケ

※Nikon D750+TAMRON SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD

※Nikon D750+TAMRON SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD
このレンズで気に入ったのが、ボケの柔らかさ。90mmという焦点距離とF2.8の明るさを活かすと、ピントを合わせた花をくっきり見せながら、背景をふんわりとぼかせます。
ただし、F2.8で撮れば何でも大きくボケるわけではありません。被写体に近づき、背景との距離を取るほどボケは大きくなります。ポートレートでも使えますが、顔全体をしっかり写したいときは少し絞るなど、ピントの合う範囲にも気を配りたいですね。
タムキューのAF性能|ピント合わせの速さと苦手な場面

オートフォーカスは爆速!というほどではありませんが、私が撮影した範囲ではストレスを感じない動作速度でした。
花を撮るときにも、狙ったところへシュッとピントが合う感覚。細かな部分にピントを合わせるマクロ撮影では、この扱いやすさがありがたいですね。
合焦精度にも大きな不満はなく、私が使った範囲では前ピン・後ピンが気になる場面もほとんどありませんでした。
とはいえ、オートフォーカスを使えば必ずピントが合うわけではありません。特に被写体へぐっと寄ったときは、撮影後の拡大確認もしておきたいところです。
気になるのは、白っぽい花びらなど、明暗差が少なく輪郭を捉えにくい場面。そんなときはAFが迷うこともあります。
AFで大まかに合わせてからマニュアルフォーカスで微調整する方法も便利。フルタイムマニュアルに対応しているので、AFからMFへ切り替える手間をかけずに追い込めます。
※等倍に近いマクロ撮影では被写界深度が非常に浅くなるため、少し体が前後しただけでもピントがずれることがあります。
フォーカスリングが幅広いのも助かります。マニュアルで少しずつピントを動かせるので、花のしべなど細かな部分を狙うときに使いやすいです。
タムキューの手ブレ補正VC|マクロ撮影でも頼りになる?

マクロ撮影でありがたいのが、レンズ内手ブレ補正のVC(Vibration Compensation)。少しの揺れでも写真がぶれやすい接写では、手持ちで撮るときの心強い機能です。
この世代のタムキューは、ジャイロセンサーが検知する角度ブレに加え、加速度センサーで前後左右に平行移動するようなシフトブレも検知して補正します。
通常距離での手ブレ補正効果は公称3.5段ですが、撮影倍率や条件によって効果は変わります。また、手ブレ補正では風で揺れる花など被写体自体の動きは止められません。シャッタースピードにも気を配りながら使うのが良さそうですね。
タムキュー90mmマクロの実写作例|花の写真を掲載






まとめ

※Nikon D750+TAMRON SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD
TAMRON SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USDを使ってみて、いちばん印象に残ったのはシャープな写りと柔らかいボケの組み合わせです。花のマクロ撮影をきっかけに買いましたが、90mmの中望遠単焦点としてポートレートや風景にも使えるのがうれしいところ。
開放F2.8でもピントを合わせた部分がしっかり写り、被写体の細部を見せたいときにも頼れます。
その一方で、接写ではピントがかなりシビア。AFが迷う場面もあるので、マニュアルで微調整しながら、ゆっくり撮る楽しさもあるレンズですね。
等倍マクロなら、小さな花のしべや花びらの模様も画面いっぱいに写せます。いつもの被写体が、少し違って見えるのが面白いんですよ。
きれいな背景ボケを楽しみたい人にも、花にぐっと寄って撮りたい人にもおすすめしたい一本。花を撮るためのマクロレンズを探しているなら、ぜひ候補に入れてみてください!
タムキュー90mmマクロのよくある質問
タムキューは花以外の撮影にも使えますか?
はい。90mmの中望遠単焦点レンズとして、ポートレートや風景、静物撮影にも使えます。近くの小さな被写体を大きく写せる一方で、人物を撮るときはある程度の撮影距離が必要です。
タムキューの最大撮影倍率1:1(等倍)とはどういう意味ですか?
被写体をカメラの撮像素子上に実物と同じ大きさで写せる、という意味です。小さな花のしべや昆虫などを大きく捉えられます。最短撮影距離0.3mは、レンズの先端からではなく撮像面から測った距離です。
マクロ撮影ではF2.8の開放で撮るべきですか?
背景を大きくぼかしたいときはF2.8が使いやすいですが、接写ではピントの合う範囲がとても浅くなります。花全体をくっきり写したいなら、少し絞って撮ってみてください。絞りすぎによるシャッタースピードの低下にも注意が必要です。
タムキューの手ブレ補正があれば三脚は不要ですか?
手持ち撮影の助けにはなりますが、必ずしも三脚が不要になるわけではありません。特に高倍率のマクロ撮影ではわずかな揺れが影響し、手ブレ補正の効果も撮影条件で変わります。じっくり構図を決めたいときは三脚も役立ちます。
Nikon D750でタムキュー90mmマクロを使えますか?
はい。本文で撮影機材を記載した実写作例では、Nikon D750との組み合わせを紹介しています。中古で購入するときは、同じ製品名に異なる世代があるため、マウントとモデル番号を確かめておくと安心です。
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