こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です!
軽量&コンパクトなレンズをリリースする、TAMRON (タムロン)から
2020年6月に発売された新しいレンズ「TAMRON 28-200mm F/2.8-5.6 Di III RXD」
対応するマウントは「SONY Eマウント」
なのでSONYユーザーに大人気のレンズとなっています!
そんなTAMRON 28-200mm F/2.8-5.6 Di III RXDとはどんなレンズなのか?
そして購入された方のレビューをまとめてみましたので、これから購入しようと思っている方の参考になれれば幸いです!
TAMRON 28-200mm F/2.8-5.6 Di III RXDの特長
特長
焦点距離28~200mmをカバーする、高倍率ズームレンズ。
広角から望遠まで1本のレンズで撮影出来るので、レンズ交換をする必要がなくとても便利。
遠くに離れたり急に近づいてきても、レンズ交換が必要なくそのまま撮れてしまうので、シャッタースピードを逃しません。
F2.8から始まるズームレンズ
※画像引用元:TAMRON
TAMRON 28-200mm F/2.8-5.6 Di III RXDの一番の特長は、世界初となるF2.8からスタートする高倍率ズームレンズと言う事。
F2.8のズームレンズと言えば大三元が思い浮かびますが、TAMRON 28-200mm F/2.8-5.6 Di III RXDはズーム倍率の大きい高倍率レンズでF2.8スタートを達成しました!
F値が明るいという事は、シャッタースピードを稼ぐことが出来るので、室内や薄暗い環境でも手ブレしにくくなりますし、ボケ量も多くなるので、表現の幅が広がります。
開放F値の変化は?
F2.8-5.6と変動しますが、焦点距離による開放F値の変化は下記の通り。
28mm:F2.8
50mm:F3.5
100mm:F4.5
200mm:F5.6
高倍率ズームの焦点距離200mmはF6.3になることが多いのですが、TAMRON 28-200mm F/2.8-5.6 Di III RXDはF2.8からスタートしているので、200mmでもF5.6の明るさを持っています!
明るいズームレンズでも軽量&コンパクトさは捨てない
※画像引用元:TAMRON
TAMRON のレンズは軽量さと小型化に力を入れています。
F2.8の明るさを持ったTAMRON 28-200mm F/2.8-5.6 Di III RXDも例外ではなく、明るい高倍率ズームレンズとは思えないコンパクトさ!
サイズ感は?
F2.8-5.6と変動しますが、焦点距離による開放F値の変化は下記の通り。
全長:117mm
最大径:74mm
フィルター径:67mm
重量:575g
そしてTAMRON と言えば、フィルター径が揃えられているのもメリットの1つ。
ミラーレス用として新開発されたレンズは、フィルター径が67mmとなっているので、レンズごとにフィルターを構える必要がありません。
フィルター代もバカにならないので、こういった配慮は嬉しいですね!
フィルター径67mmのタムロンレンズ
- 20mm F/2.8 Di III OSD M1:2 (Model F050)
- 24mm F/2.8 Di III OSD M1:2 (Model F051)
- 35mm F/2.8 Di III OSD M1:2 (Model F053)
- 28-75mm F/2.8 Di III RXD(Model A036)
- 17-28mm F/2.8 Di III RXD (Model A046)
- 70-180mm F/2.8 Di III VXD (Model A056) これらのレンズとはフィルターの使いまわしが可能です!
被写体に寄れるズームレンズ
※画像引用元:TAMRON
TAMRON のレンズの特長は軽量&コンパクトだけではありません。
近接撮影にも優れているレンズが多いんです!
被写体に寄れるレンズはとても便利で、表現の幅を広げてくれます。
TAMRON 28-200mm F/2.8-5.6 Di III RXDは、焦点距離28mmで0.19m。
焦点距離200mmでも0.8mとなっており、被写体にかなり寄れるレンズ。
通常はボケにくい高倍率レンズですが、被写体にグッと寄って撮影すれば、高倍率レンズらしからぬボケ感を得ることが出来ますね!
TAMRON 28-200mm F/2.8-5.6 Di III RXDのレビュー
とても優れた高倍率ズームレンズですが、実際に使ってみた評価はどうなんでしょうか?
TAMRON 28-200mm F/2.8-5.6 Di III RXDの評価やレビューをまとめてみました!
TAMRON 28-200mm F/2.8-5.6 Di III RXD 海外での評価
ソニーEマウント用の高倍率ズームレンズだ。他社のように24mm始まりでは無いものの、それでも日常的な撮影でほぼ全てをカバーできる。
競合他社と比較してタムロンの強みはレンズの明るさだ。広角側でも望遠側でも競合レンズより明るくなっている。特に広角側は浅い被写界深度やシャッタースピードを速くする際に有用である。
接写性能も非常に優れており、最短撮影距離はわずか0.19-0.8mである。最大撮影倍率は0.32-0.26倍だ。
フォーカス駆動にはステッピングモーターを使用している。非常に高速で、動作中は実質無音だ。静止画でも動画でも快適に利用できる。ただし、光学手ぶれ補正は非搭載である。ボディ内手ぶれ補正を搭載しない古いソニー製ボディでは手ぶれ補正を利用できないので気を付けよう。
-
しっかりとした作りのレンズだが、重量を抑えているのが素晴らしい。マウントは金属製、鏡筒はハイクオリティなプラスチック製である。レンズは防塵防滴仕様で、前玉にはフッ素コーティングが施されている。
ズームリングは滑らかに動作する。フォーカスリングはバイワイヤ方式だが、優れた精度で動作する。
高倍率は画質が犠牲となりがちだが、タムロンはこの点を最小限に抑えている。シャープネスはズームレンジ全域・フレーム全域でとても見事だ。
歪曲収差も良く抑えられている。特に50-200mmの糸巻き型歪曲は良好な補正状態だ。
色収差は中央で良く抑えられ、フレーム端では悪化する。ただし、これはボディ側の補正機能で対応可能だ。
-
シャープネスは驚くほど優れた性能だ。全ての絞り値と焦点距離で一貫したシャープネスである。パフォーマンスが低下するのは50mmにおける絞り開放付近のみだ。
倍率色収差は絞り値に関係なく50mmと100mmで低い。28mmや200mmの小絞りで特に目立つ。
歪曲収差は28mmで良く抑えられており、50mm以降には糸巻き型歪曲が強くなる。それでも、この収差が目立つのは直線的な被写体を撮影した時くらいだろう。小型軽量な高倍率ズームであり、お散歩や旅行中の撮影に最適だ。高い光学性能と高速AF、そして頑丈で耐候性がある。さらに非常に魅力的な価格設定の素晴らしいレンズだ。
特に高倍率ズームとしては優れた光学性能だ。広角側や望遠側を欲張らなかったのが功を奏したのかもしれない。光学手ぶれ補正を搭載していないことが問題となる場合もあるが、大成功の高倍率ズームと言えるだろう。
TAMRON 28-200mm F/2.8-5.6 Di III RXDを購入された方のレビュー
※レビューは価格.comより引用しています。
バキバキの解像度、とはいきませんが、高倍率ズームなのに開放からなかなか安心して使えるレベルの物だと思います。
広角側でF2.8と明るく、さらにかなり寄れるのは重宝します。
個人的に広角は28mmあれば十分で、どちらかというと望遠側重視なのでいずれは同等性能で300mmくらいのものが出ると嬉しいです。
高倍率なのにとても軽い、少し長い程度で細いので全然嵩張らない、これだけでもう買った価値があります。
ミラーレスならこのくらい軽くなくちゃ、重いレフ機からマウント変更した意味がありません。
暗所AF以外特に不満はありません。表現力も高倍率ズームと考えれば素晴らしいと思います。このようなズームレンズをずっっっと待ち続けていました。TAMRONさん本当にありがとうございます。
これだけのレンズでこの価格、安いどころの騒ぎじゃありません。ズームレンズはやっぱりTAMRONさんです。
どんなシチュエーションなも対応可能な唯一無二の万能レンズ
いろいろな焦点距離で即座に撮影できるので、じっくり撮影時間を取れない旅行や恥ずかしがりの被写体を撮るときはやはり便利です。100%の表現力は無けれど、どんな場面でも75%の表現をしてくれるレンズです。
高倍率ズームとしてはかなり軽量です。旅行時もずっと持ち歩きましたが、邪魔になりにくかったです。
旅行用、万能型のレンズとしては過去最高のレンズではないでしょうか?とりあえずこのレンズを付けていれば、シャッターチャンスを逃すことは少なくなると思います。被写体がしっかり決まっていない場面では、まず選択肢に入るレンズだと思います。過去に保持したレンズでも、満足度は最も高いです。
この価格と重量でこの性能。タムロン恐るべし...!
α7IIIとα7RIVで使用しています。
純正24105G、シグマ24-70F2.8DGDNを経てこのズームに落ち着きました。
決め手は倍率と価格と描写のバランス。
24105Gは素晴らしいレンズでしたが、より高解像度を求めてシグマへ変更。
ところがシグマだと私には重量が少し厳しく、更にズーム倍率も足りませんでした。
7RIVでの使用を前提に選んだシグマでしたが、
重さが苦痛なら使わないと判断して7RIVは単焦点運用に変更。
一方で7IIIはズーム付けっぱなしにするので24105Gを超える利便性と
私の右手が耐えられる重量、7IIIならば必要十分な描写性能、
そしてシグマを手放した分でお釣りがくるという安さで即決でした。
基本的に絞ることが多いのでF値変動に関してはさほど気になりませんでした。
テーブルフォトが多いので寄れるのは最高です。
解像度は以前のレンズ2本よりやや劣る気がしますが、作品撮りでないなら十分です。
24mmがあれば良かったのですが、そちらは7RIV+24mmF1.4GMで補います。
TAMRON 28-200mm F/2.8-5.6 Di III RXDの作例
※画像引用元:TAMRON
TAMRON 28-200mm F/2.8-5.6 Di III RXDのスペック
発売日 | 2020年6月25日 |
対応マウント | SONY Eマウント |
フルサイズ対応 | 〇 |
レンズ構成 | 14群18枚 |
絞り羽根 | 7枚 |
焦点距離 | 28-200mm |
最短撮影距離 | 0.19m(28mm)0.8m(200mm) |
最大撮影倍率 | - |
開放F値 | F2.8-F5.6 |
画角 | 75.23~12.21° |
手ブレ補正 | × |
防塵 | 〇 |
防滴 | 〇 |
フィルター径 | 67mm |
本体サイズ | 74x117 mm |
重量 | 575g |
実売価格 | 73,000円前後 |
まとめ
高倍率ズームレンズの便利さに磨きがかかったレンズになっていますね。
SONY αシリーズのコンパクトさと組み合わせれば、最高の旅行用カメラが出来上がるはず。
ただ全てが良いわけではなく、せっかく明るいレンズで薄暗いときもシャッタースピードを速めて撮影出来るのに、暗い場所にはAFが弱いと言う欠点もあります。
この辺りはピーキング機能を使って、MFで対応するしかありませんね。
欠点もありますが、それより圧倒的な長所が光るレンズ!
SONYユーザーが羨ましく思う、高倍率ズームレンズの決定版です!
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