※2024年3月19日内容を更新しました。
こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です!
写真の世界に足を踏み入れたばかりの方、フィルターの存在を知り、憧れを抱いたことはありませんか?
角型フィルターは、プロのような仕上がりを実現し、レンズごとにフィルターを用意する必要がないというメリットがあります。
さらに、角型フィルターならではの特権と言えるのが、上下で色の濃さが違うハーフNDフィルターです。
風景写真に奥行きを与え、よりドラマチックな表現を可能にします。
お値段が高いので中々買うに至りませんでしたが、カメラをミラーレスのNikon Z6に替えたのをキッカケに角型フィルターを導入しました!
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【実写作例付きレビュー】Nikon Z6はスペック値だけでは分からない超使いやすいミラーレスだった!
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私が買ったのはマルミ光機の角型フィルター
風景写真に欠かせない角型フィルター。
近年、高性能なフィルターが続々と登場し、写真愛好家たちの注目を集めています。
しかし、人気のKANIやNiSiは高価で手に入りにくいという課題も。
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KANI・NiSiに続く第3の角型フィルター「HAIDA(ハイダ)」が日本に登場!
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そこで、今回は高性能でありながら手頃な価格を実現したマルミ光機の角型フィルターをご紹介します。
マルミ光機は老舗カメラメーカーとして知られていますが、角型フィルターは比較的新しい製品です。
そのため、ユーザーレビューも少なく、購入を迷っている方も多いのではないでしょうか?
本記事では、実際にマルミ光機の角型フィルターを購入・使用した私が、特長、使用感、作例などを詳しくレビューします。
マルミ光機 角型フィルターの特長
マルミ光機の角型フィルターは、磁石式ホルダーを採用により、フィルター交換が驚くほどスピーディーに。
従来のホルダー式と比べて、フィルターの着脱が簡単でストレスフリーです。
【磁石式ホルダーのメリット】
- ワンタッチ着脱: フィルターをホルダーに近づけるだけで磁石の力で自動的に固定。2枚目以降もスムーズに追加できます。
- スピーディーな交換: フィルター交換が従来の約3分の1に短縮。撮影のテンポを損ないません。
- 指紋や汚れを防ぐ: フィルターはフレーム部分を持って装着するため、指紋や汚れが付着するのを防ぎます。
- 落下時の衝撃を軽減: フレームがフィルターを保護し、落下による破損リスクを低減します。
従来の角型フィルターは、ホルダーに1枚ずつ差し込むタイプが主流です。
固定力は高いものの、フィルター交換が煩わしく、撮影のテンポを妨げてしまうことがあります。
従来のホルダー式では、1枚目のフィルターを固定した後に2枚目のフィルターをホルダーに差し込む必要がありました。
しかし、マルミ光機の磁石式ホルダーでは、1枚目のフィルターに近づけるだけで2枚目が自動的に固定されます。
このスムーズさは、風景撮影や動画撮影など、素早いフィルター交換が求められる場面で特に大きなメリットとなります!
また、マルミ光機の角型フィルターは、フィルター周辺にフレームが付いているので、指紋や傷などが付きづらいのもポイントです。
マルミ光機 M100マグネットホルダーリング
マルミ光機 M100マグネットホルダーリングは、レンズに装着するだけで、最大3枚のフィルターを同時に使用できる画期的なアイテムです。
例で言えば「PLフィルター+NDフィルター+GNDフィルター」みたいな感じで撮影が可能。
マグネットは思いのほか強力なので、これ以上の枚数を取り付けれることもできそうです。(自己責任ですが)
【ポイント】
- 82mm、77mm、72mmのホルダーリングが付属
- 別途ホルダーリングを購入すれば、58mm、62mm、67mmのレンズにも対応
- 最大3枚のフィルターを同時装着可能
- PLフィルター、NDフィルター、GNDフィルターなど、さまざまなフィルターを組み合わせられる
マルミ光機 M100専用 サーキュラーPL Circular PL for M100
風景写真を撮るのなら、是非とも欲しい偏光フィルター。
偏光フィルターは、写真表現の可能性を広げる魔法のようなアイテムです。
反射光をカットすることで、色彩が鮮やかに、空や水面が深い青色に、そして被写体の質感までリアルに表現することができます。
左側:偏光フィルター無し 右側:偏光フィルターあり(中央のカーソルを動かして比べてみてください)
偏光は反射光を消してくれる効果があるのですが、光の反射が無くなるだけでこれほども色彩が深くなります。
マルミ光機 Square Type 100×100 ND500
マルミ光機 Square Type 100×100 ND500は、光量を1/500に減光する角型NDフィルターです。
M100マグネットホルダーリングに取り付けられるので、フィルター交換がスムーズに行えます。
作例
Dフィルターは、シャッタースピードを遅くする効果があります。
これにより、水の流れを滑らかに表現したり、明るい場所での撮影を可能にしたりします。
マルミ光機 ソフトグラデーションNDフィルター SOFT GND8
角型フィルターの中でも、特に風景写真で活躍するのがハーフNDフィルターです。
角型フィルターは、ハーフNDをはじめ、ハードNDやリバースNDなど、さまざまな種類を使い分けることができます。
これにより、撮影シーンに合わせた最適な表現が可能となります!
空と地上の露出差を補正し、肉眼で見た景色そのままを写真に収めることができます。
【ポイント】
- 自然なグラデーション: ソフトなグラデーションにより、不自然な境界線のない自然な仕上がりを実現します。
- 高画質: 高品質な光学ガラスを使用し、高い解像度と色再現性を維持します。
- 様々なシーンに対応: ND8の減光効果により、明るい場所での撮影でも白飛びを抑えることができます。
- 専用ケース付属: 持ち運びや保管に便利な専用ケースが付属しています。
ハーフNDフィルターは、画面上部の濃度が徐々に薄くなるフィルターです。
風景写真撮影において、空の白飛びを抑えながら、地上の露出を適正に保つことができます。
【ポイント】
- 花畑の撮影:花畑を鮮やかに表現しながら、青空の白飛びを抑える。
- 夕景の撮影:美しい夕焼けを強調しながら、地上の暗さを抑える。
- 逆光の撮影:被写体の陰部を潰さずに、明るい背景を表現する。
どちらか一方の白飛び黒潰れを解決してくれるのがハーフND。
空と地上、どちらも適正露出にできるので、自分で見た風景を写真でも表現できます!
普通に撮ると青空が白っぽくなってしまうような場面でも、ハーフNDを使えばちゃんと青々とした空を撮影出来ますし、
地上のお花が暗くなりすぎることもありません。
【取り付け方法】マルミ光機のM100 マグネットホルダーシステムは取り扱いがカンタン
角型フィルターってレンズへの取り付けが、なんだか難しそう…ってイメージがあったのですが、マルミ光機はとても簡単でした!
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1ホルダーリングをレンズに装着します。
丸型フィルターと同じでねじ込むタイプですね。
レンズのフィルター径が77mmなら、77mmのホルダーリングを使用します。
※画像引用元:マルミ光機(https://www.marumi-filter.co.jp/)
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2ホルダーリングが取り付けられたら、つぎはM100ホルダー本体をレンズに取り付けます。
下側から順にカメラ側へと移動させればオッケー!
※画像引用元:マルミ光機(https://www.marumi-filter.co.jp/)
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3最後にM100ホルダーの裏側に付いている、左右の固定ネジを締めるとレンズとホルダーが固定され準備完了です。
※画像引用元:マルミ光機(https://www.marumi-filter.co.jp/)
私の場合はC-PLフィルターがすでに装着されていますが、C-PLフィルターはホルダーリングへ丸型フィルターを付けるときと同じように、ねじ込んで固定します。
写真ではND500を付けてからGND8を装着していますが、本当は付けるフィルターの順番が逆で、濃いフィルターを一番前に付けるのが基本です。
このように間違って付けてしまっても、マグネット式なので素早く順番を入れ替えることが出来ます!
マルミ光機の角型フィルターまとめ
角型フィルターは、風景写真に欠かせないアイテムですが、初心者には難易度が高いと感じられることも多いです。
しかし、マルミ光機の角型フィルターは、使い方が分かりやすく、説明書を見なくても直感的に操作できるため、初心者でも安心して使用できます!
マルミ光機の角型フィルターは、高品質な光学ガラスを使用しており、高い透明度と解像度を実現しています。
また、傷つきにくいコーティングが施されているため、長く愛用することができます。
角型フィルター入門用として、マルミ光機は最適な選択肢と言えるでしょう。
使いやすいですし、フィルターはガラス製で透明度が高くキズが付きにくい。
そして粗悪品みたいに解像度が低下したり色かぶりが酷かったりすることもありません!