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■【H&Y K-Series】バイクに踏まれても割れない強化ガラスの角型フィルターをレビュー!

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こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です!

 

またまた新しい角型フィルターを購入しました。

今回購入したのはH&Yの角型フィルター。

 

私が現在使っているマルミ光機のマグネットホルダーシステムの本元です。

 

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H&Y K-シリーズの角型フィルターを購入

 

マルミ光機のマグネットホルダーシステムはかなり気に入っていて、従来の角型フィルターと違ってマグネットの力でフィルターを固定する方法のなので、着け外しが非常に楽なんです!

 

そしてこのシステムはマルミ光機とH&Yのダブルブランド品。

 

梅野
H&YのOEM品と言うことで、本家本元の実力はどうなんだ?と言うことで購入しました。

 

チェック

マルミ光機と同じくマグネットホルダーシステムを採用。使い勝手など全体的に上位互換と言えるフィルターシステムとなっています!

 

 

H&Y 100mm K-シリーズホルダー

 

H&Y 100mm K-シリーズホルダー

角型フィルターを装着するための必需品。

ホルダーと各フィルター径に対応したホルダーリングが4つ(82mm・77mm・72mm・67mm)が付属しています。

あとセット品でドロップインCPLが付いていますね。

 

付属していた説明書は英語オンリー

カメラを趣味としている方なら、部品を見れば「ああ、こう付けるのね」と直感的に分かると思うのですが、初心者の方や角型フィルターを使ったことが無い方だと分からないと思いますので、H&Y 100mm K-シリーズホルダーの取り付け方をご説明します!

 

 

step
1
まず初めに取り付けるのは、お使いのレンズに合ったホルダーリングです。

私が使っているレンズはフィルター径が82mmですので、82mmのホルダーリングを使用します。

 

付け方はシンプルで、普通のフィルターと同じくねじ込んでいくだけ。

 

 

レンズの前面にホルダーリングをネジネジして取り付けます。

 

 

ホルダーリング装着後はこんな感じになります。

 

 

step
2
続いてはホルダー本体の取り付け。

これも難しいことは何もありませんので大丈夫!

 

 

ホルダーを裏返すと左右になにやらノブが付いています。

これはホルダーとホルダーリングを固定するための部分で、初期状態だと閉まっている状態になっている。

 

このままだとどう頑張ってもホルダーを取り付けられませんので、まずはこれを左右ともに緩めて下さい。

 

 

これが最大に緩めた状態。

ネジを回し過ぎてもノブは外れないようになっているので、うっかり無くしてしまう事もなさそうですね。

 

 

step
3
ここまで出来たら、あとはホルダーを前からハメ込むだけでおしまいです。

ホルダーを付けた後に先ほど緩めたノブを閉めれば、しっかりと固定が出来ます!

 

H&Y 100mm K-シリーズホルダーは360°クルクル回りますので、GNDフィルターを色んな角度で使うことが可能。

程よいテンションが掛かっていますので、斜めにしてフィルターを複数枚付けても自重でホルダーが回転してしまう事はありませんでした。

 

 

 

step
4
最後にドロップインCPL。

 

前面に来る角型フィルターを付けた状態のままCPLフィルターの偏光の効き具合をカンタンに変えることが出来ますし、

CPLフィルター自体の着脱のすぐに行えるので、H&Y 100mm K-シリーズ最大メリットと言っても良いかも知れません。

 

 

H&Y 100mm K-シリーズホルダーとレンズの間に隙間があります。

ここにドロップインCPLを差し込むだけでオッケー!

 

 

これだけでドロップインCPLの装着は完了。

角型フィルターと同様に、ドロップインCPLもマグネットの力で固定されるため、カメラを逆さまにしてもフィルターが落ちることはありません!

 

特にロック機構とかはありませんので、外したい時は上側に引っ張るだけで外すことが出来ます。

 

 

ドロップインCPLに付いている、この銀色のダイアルを回すとドロップインCPLが回転します。

ダイアルは結構大きいので、冬場に手袋をしていても操作しやすそうで、偏光の効き具合をスムーズに調整出来るようになっていますね!

 

 

H&Y 角型フィルター GND Reverse ND16

 

今回、ホルダーと同時購入したのはGND Reverseタイプ。

フィルター本体にはND1.2と書いていますが、これはND16と同じ意味です。

 

GND Reverseタイプは、真ん中部分がいちばん濃く、上に行くほど薄くなっていくフィルター。

 

明け方・夕焼けを撮るときに活躍してくれるタイプですね!

 

 

付け方は簡単で前からホルダーに近づけていけば、マグネットの力で勝手に固定されます。

もっと強固に固定する場合は、ホルダーの横に付いているノブを閉めれば、さらにフィルターの固定力を上げることが出来ます!

 

あとはフィルターを上下に動かして、画面のどの範囲にフィルター効果を適用するか調整するだけですね。

 

 

マルミ光機とH&Y K-シリーズの違い

 

マルミ光機とH&Y K-シリーズ

ホルダーやフィルターの見た目はほぼ一緒。

ですがフィルターの着脱のしやすさや、耐久性などが異なりH&Y K-シリーズの方が上位機種となっています。

 

それではH&Y K-シリーズの優れている点を見てみましょう!

 

 

バイクに踏まれても割れない超耐久フィルター

 

超耐久フィルター

100x150mmのGNDフィルターには、Corning社のゴリラガラスが採用されており落としても割れることがほぼ無し。

100%保証するわけではありませんが、バイクに踏まれても割れないほどの耐久性を持っています!

 

角型フィルターって1枚で20,000円とか30,000円とかする世界ですが、高価なものほどガラス製となっており、落としちゃうと割れてしまう…。

そんなに高価なものが、ほんの少しの気の緩みで木っ端みじんになっちゃうなんて想像もしたくないですね。

 

 

\超耐性フィルターの凄さをご覧ください/

 

H&Yのフィルターだと、落としても割れないんです!

 

絶対に割れないわけではありませんが、普通のガラス製フィルターと比べとても安心感がありますよね。

※100×100mmサイズのフィルターは通常のガラス製なので注意してください。

 

 

ドロップインCPLシステム

 

ドロップインCPLシステム

マルミ光機のM100ホルダーにはCPLフィルター(偏光フィルター)を装着することができ、カンタンにCPL(偏光)&ND(減光)の組み合わせで撮影出来るところが魅力的な部分。

 

デメリットな点も・・

しかしこのCPLフィルターはネジ込み式となっており、着脱するのは面倒なんですよね…。

なので私は基本的にCPLフィルターは付けっぱなし状態になっています。

 

H&Y K-シリーズではこのデメリットを解決しており、「ドロップインCPLシステム」を採用!

クルクル回してネジ込む必要がなく、ただ差し込んで装着し引っ張って外すだけのお手軽仕様となっているんですね。

 

 

ネジ込む動作が必要なくなったことで、手袋をつけている状態でもフィルターの付け外しがしやすくなっており、冬場の撮影では大助かり。

 

マグネット式かつフレームが付いている角型フィルターも、手袋してても簡単にフィルターの着脱が行えるので、色々な角型フィルターの中でも操作性ではトップクラスでは無いでしょうか?

 

 

NDコートが施されたドロップインCPLもラインナップ

 

NDコートとは

減光効果のあるコーティングの事。

NDコートされたCPLフィルターはNDフィルターとCPLフィルターが一体型となっている訳です。

ですので、1枚のフィルターを差すだけでスローシャッターにしつつ反射光もカットしてくれるため、風景写真を撮るときにはメッチャ便利!

 

NDコート付きドロップインCPLは、ND8・ND32・ND64の3種類が用意されていていますので、角型フィルターと組み合わせると幅広い撮影に対応出来ます。

 

持っていくor買わないといけない角型フィルターの種類を減らすことが出来るから、お財布に優しくカメラバッグの中身を軽量化することが可能なんだね!

 

 

フィルターとしての性能もH&Yは超一流メーカー!

 

日本で角型フィルターと言えば「NiSi」や「KANI」

最近では「Haida」などが人気になっていますね。

 

ブログやSNSを見ていても、NiSiかKANIで悩んでいる方が多く感じます。

 

これら3つのメーカーが人気なのはラインナップの豊富さとフィルター性能の高さ!

安価なフィルターは樹脂製ですが、高品質なガラス製フィルターとなっており、色かぶりせずシャープさも失われないと言うことで人気に。

 

ではH&Yのフィルターはどうなのか?

イギリスのカメラ雑誌が行った性能テストでは、下記の画像の通りとなっております。

 

 

日本でも知名度の高いNiSi・Haida・Cokin・LEEなどを抑えて堂々の1位を獲得しています!

 

先ほどご紹介したフィルターの耐久性や操作性はぶっちぎりの1位。

色の中立性や解像度でもトップクラスの評価となっております。

 

表の右から2番目は性能の価格のバランスの評価、つまりコストパフォーマンスのことですね。

コスパに置いても1位。

さらにその右のコスパや携帯性を度外視した評価でも1位と、圧倒的な評価を得ています!

 

 

H&Y K-シリーズの気になるところ

 

私が購入前に気になっていたところ。

買ってから気になったところをご紹介します。

 

マルミ光機の角型フィルターをそのまま使うことは出来るの?

 

こちらは私が元々持っていたマルミ光機の角型フィルター。

左側にはMARUMI、右側にはH&Yのロゴが。

 

マグネットでフィルターを固定するという方式も同じで、おそらく使えるんじゃないだろうか?と思っていました。

 

 

左側が今回購入したGND Reverse。

右側がマルミ光機の角型フィルターですが、見た目・サイズともに同じですね。

 

これは行けそうです!

 

 

H&Y K-シリーズのホルダーに、マルミ光機の角型フィルターはすんなりハマりました!

H&Yのフィルターは現在のところ、ドロップインCPLとGND各種のラインナップはとても豊富にあります。

 

しかしNDフィルターだけはND64とND1000しかありませんので、この欠点をマルミ光機の角型フィルターを併用することでカバーすることが出来ますね!

その部分で購入をためらっていた方でも、この方法が使えるのであれば安心してH&Y K-シリーズを購入出来るのではないでしょうか。

 

 

ドロップインCPLの色がちょっとブラウン寄り

※左:H&YドロップインCPL 右:マルミ光機 CPL

 

CPLフィルターを比べてみると、H&YドロップインCPLは少し茶色がかった色で、マルミ光機はグレー系の色でした。

この色の違いは、実際に写してみると違いは出るのでしょうか?

 

結果としては今のカメラだとAWB(オートホワイトバランス)の機能が非常に優秀ですので、撮った写真に色味の変化はなかったです。

人間の目だとどっちのCPLフィルターで撮影した写真なのか、見比べても分かりませんでした。

 

※後日、比較写真を載せさせて頂きます。

 

 

最新機種のNikon Z6で撮影した場合は、カメラがうまい具合に補正してくれて両者の差はほぼありませんでしたが、すこし古い2014年発売のNikon D750では下の写真のような結果となりました。

 

※左:H&YドロップインCPL 右:マルミ光機 CPL

 

H&YドロップインCPLの方は少し黄色系統の色かぶりが出てますね。

 

ですので古いカメラで使う場合は、ホワイトバランスの調整が必要になってきます。

風景写真では気にするレベルではありませんが、物撮りやテーブルフォトなど色味の忠実性が大事な時はちょっとめんどくさいですね。

 

ただデメリットだけでなくメリットもあります。

正式な仕様は分かりませんが、H&YドロップインCPLの方が透過率が高く、マルミ光機のCPLよりシャッタースピードの低下を抑えることが出来ます!

あと色の特性でグレー系統の方が光を遮断する力が強いですので、仮に透過率が同じだとしても室内で使用するのならH&YドロップインCPLの方が有利ですね。

 

 

H&Y K-シリーズのラインナップ

 

超広角レンズに対応するレンズ専用ホルダーこそありませんが、フィルターはかなりの種類がラインナップされています!

 

H&Y 100mm K-Seriesホルダー

 

H&Y 100mm K-Seriesホルダー

角型フィルターを装着するのに必須のアイテム。

-

フィルター径67mm・72mm・77mm・82mmに対応するホルダーリングが付属しています。

別売りで58mm・62mm・68mmのホルダーリングが準備されています。

55mm以下のレンズで使用する場合は、ステップアップリングで対応。

 

H&Y ドロップインCPL

 

ドロップインCPL

ドロップインCPL NDコート付き ND8・ND32・ND64

H&Y 100mm K-Seriesホルダーに差し込んで使用するフィルター。

 

H&Y 角型フィルター GND Soft

 

H&Y 角型フィルター GND Soft

GND Soft ND4・ND8・ND16

境目がグラデーションとなっており、自然な効果が得られるフィルター。

-

お昼の空が白飛びしそうな時などに使いたいですね。

 

H&Y 角型フィルター GND Hard

 

H&Y 角型フィルター GND Hard

GND Hard ND4・ND8・ND16

境目がハッキリとしているタイプ。

空と地上の2分割構図のような場面で活躍します!

-

空が白っぽくなってしまう時でも、空の青さを出すことが出来ますし、雲などの立体感を出したりすることも出来ます。

 

H&Y 角型フィルター GND Reverse

 

H&Y 角型フィルター GND Reverse

GND Reverse ND4・ND8・ND16

真ん中が一番濃く、上に行くほど薄くなっていくタイプ。

-

朝日や夕陽が地平線付近にある時などに使用。

太陽の光を抑え、白飛び・黒潰れを抑えてくれます。

 

H&Y 角型フィルター GND Center

 

H&Y 角型フィルター GND Center

GND Center ND4・ND8・ND16

真ん中だけに減光効果のあるフィルター。

-

GND Reverseと同じく日の出後や日の入り前の太陽光だけを抑えたり、夜間撮影での減光に使ったりします。(真っ暗な田園地帯のど真ん中にある駅など)

 

H&Y 角型フィルター 100×100 ND

 

H&Y 角型フィルター 100×100 ND

ND64・ND1000

減光フィルター。

-

光量を抑えたりスローシャッター撮影したい時に使用するフィルターですね。

 

H&Y 角型フィルター 100×100 HD MRCナイトフィルター

 

H&Y 角型フィルター 100×100 ND

夜景や星空撮影で使う光害カットフィルター。

いわゆるイエローライトを低減させ、よりクリアな星空・夜景撮影が可能になります。

 

まとめ

 

H&Y すべてのフィルターを取り扱っている一般のお店(Amazonや楽天)は、私が確認したところありませんでした。

あっちこっちのショップで買いそろえるのがめんどくさい場合は、H&Yのフィルターのみを扱っているショップもございます。

H&Y Filters(https://hy-filter-japan.com/

 

 

元々持っていたマルミ光機のマグネットホルダーと比べ、上位互換の商品だったので非常に満足!

フィルターとしての性能は、海外の評価を見る限り世界トップクラス!

それでいて耐久性もバツグンですので、高価なフィルターでも気兼ねなくガンガン使っていけそうです。

 

梅野
GNDとドロップインCPLも揃っていますので、角型フィルターをお探しの方はH&Yのフィルターも候補に入れてみて下さい!

そんな高性能なフィルターを作っているH&Yの新商品「H&Y REVORING」も現在登場しています!

クラウドファンディングのキックスターターで現在支援を募っており、8月8日までキャンペーン中となっております。

KICKSTARTER H&Y REVORING キャンペーンサイト

http://hyjapan-e.fnd.to/hyfilters

*

H&Y REVORING 日本語公式サイト

https://hy-filters-japan.storeinfo.jp/

 

詳しくはこちらの記事もどうぞ!

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■次世代の丸形フィルター!可変式フィルターシステム「H&Y REVORING」が画期的過ぎる!

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H&YのK-シリーズは世界では人気となっていますが、日本ではまだ使っている人が少ない印象があります。

 

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私自身もめっちゃ詳しいわけではありませんが、お答えできることにはご返信させていただきます。

 

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    カメラ歴9年目、高知県在住のアマチュアカメラマン。本ブログはカメラ関連の記事や撮影テクニックなどが中心の内容となっております。その他、youtubeチャンネルでは初心者向けカメラ講座も更新しているので是非ご覧ください!
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