こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です!
最近「カメラを始めたいんですけど、どこのメーカーが良いでしょう?」と言う質問を頂くことが多いです。
たいていは当り障りなく、各メーカの良いところをお話しして、この中から惹かれるメーカにされたらどうですか~♪と言っているのですが。

これをオススメして、その人が気に入らなかったらどうしよう?とか考えちゃうタイプで、なかなかこれにしろ!と断言できない人間…。
なので普段はふわふわした返答しか出来ていませんでしたが、今回は言っちゃいますよ!

私がNikonをオススメする理由
頭ごなしにNikonが良いって言われても、困りますよね(笑)
カメラを始めた時から、ずっとNikonを使っている私が、ニコンの何が良いのかをご説明しますよ。
圧倒的に頑丈でトラブルが起きない
※画像引用元:Nikon(https://www.nikon-image.com/)
私はこれまでに「Nikon D5300」と「Nikon D750」を使ってきましたが、これまでトラブルが発生したことはありません。
D750はリコールがありましたが、故障はしたことがない。
物を大事にする人しない人。
それによっても大きく変わりますが、私はその両方。
家にいるときはカメラを大事に扱いますが、撮影に出かけたときはぶつけるし・落とすし・水浸しにします(笑)
良い写真を撮ることが優先になるので、カメラの取り扱いはすこし雑になる。
それでもカメラとレンズ共々に、これまで調子が悪くなったことはありません!
同時期にカメラを始めた友達は、SONYのα7(初代)を使っていますが、グリップのラバーが剥がれたりシャッターが壊れたりしています。
他のメーカーのレビューを見ていても、不具合の報告は目にしますが、Nikonは他社に比べ少なめ。
故障率が低く信頼性の高いメーカーなんですね。
せっかくカメラを買ったのに、すぐ壊れた…。
友達に結婚式の写真を頼まれたのに、カメラの調子が悪くて撮れなかった…。
想像するだけでも恐ろしいバッドイベントを、Nikonなら回避できる。
そうNikonならね!
写真の色が素直
Canonは記憶色でNikonは記録色って聞いたことがありますか?
要はCanonのカメラで撮った写真は鮮やかで、Nikonのカメラで撮った写真は地味な色って話。
これはRAW(生のデータ)でも同じで、カメラがRAWデータを吐き出しますので生のデータでも、各メーカーによって色合いとかは差が出る。
色が鮮やかなのはCanon・SONY・FUJIFILM。
コントラストが濃いのがOLYMPUS・ルミックス。
色が地味なのがNikon・PENTAX
※梅野個人の感想です。
確かにNikonの色は地味。
でも、素直な色とも言えます。
今はデジタル写真の時代。
写真を撮ったあとは、レタッチするのが当たり前となっています。
このレタッチをする時に、Nikonの素直な色はとてもメリットになります。
レタッチの好みにもよりますが、サイケデリックなケバケバしい色にはならず、とても自然な鮮やかさを出すことが出来るんですね!
私もCanonいいなぁ、SONYいいなぁと思うことはありますが、これからもメイン機材がNikonから変わることはないでしょう。
Nikonの素直な色合いが好きだからです。
レンズの選択肢が多すぎる
最近は中国メーカが、色んなマウントアダプターをリリースしていますので、どのメーカーでも他社のレンズを使えるようになってきました。
ですが、使いたいレンズによってマウントアダプターも変更しなくてはなりません。
しかし、Nikonは60年以上不変のNikon Fマウント!

Nikonなら普通に使えてしまいます。
これまでの60年間に発売されたレンズを、最新のカメラでも使える。
レンズは資産とはまさにこの事ですね。
Nikon Fマウント現行モデルのラインナップでも全76種類と、圧倒的な数です!
純正レンズ以外のサードパーティ製も多くあり、SIGMA・TAMRON・カールツァイスなどなど、一般人の財力を考えれば無限にも思えるほどのレンズの選択肢があります。
一眼レフのなにが楽しいかと言われれば、レンズを交換することで撮れる写真が変わることではないでしょうか?
使えるレンズが多いと言うことは、それだけ楽しいことが多くあるというわけです。
レンズの性能がすこぶる良い
写真の画質はセンサーとレンズによって決まります。
Nikonは60年以上不変のFマウントを貫きながらも、その時代時代で高画質なレンズを生み出してきました。
神レンズと呼ばれ絶賛されるレンズはいくつもあり、評価はとても高い。
優等生タイプばかりではなく、ハマったら最高だけど使いにくくピーキーな、賛否両論レンズを出してくれるのも面白い!
Nikonのレンズを作る技術の高さは、Fマウントの呪縛から解放されたZマウントレンズを見て頂ければわかると思う。
ふつうは画面の中央が最も画質が良く、隅にいくほど画質が悪くなるもの。
しかしZマウントレンズは隅の方まで高画質さを維持しており、画質が良すぎて不自然に感じてしまうほど。
画質が良い写真を撮りたいと思うのなら、Nikonを選ぶべきなのです。
Nikonのカメラは黒に強い
Nikonのカメラは黒に強く、黒潰れしにくいと言われています。
実際、黒色に強いわけなのですが。
写真に撮り慣れてくると、白飛びを嫌うようになるかと思います。
最近のInstagramなどでは、白飛びしていても明るい写真が人気ですが、白飛びしてしまった部分は色情報ゼロの状態。
最強のレタッチソフト、Adobeのlightroomを使っても復活させられません。
なので、白飛びを防ぐために露出をアンダーで撮ることが多くなると思うのですが、今度は黒潰れが発生します。
黒潰れは白飛びとは違い色情報は残っていますので、レタッチソフトを使えば復活する。
ですが、色のグラデーションや質感などのデティールは死んでしまう。
でも、Nikonなら大丈夫。
黒潰れにも強いから。
ノイズと相談しながらシャドウを持ち上げれば、黒い部分が見えるようになってくる。
極端な話、シルエット写真みたいになってしまった黒い部分も、結構見れるレベルにまで復活してしまいます。
でもその反面、白飛びには弱い気もする…。
油断すると簡単に白飛びしてしまうんですよね。
でも大丈夫、Nikonだから。
Nikonのカメラには「ハイライト重点測光」モードが搭載されてます。
カンタンに説明すると、絶対に白飛びしないモード。
例えば、晴天のお昼12時に白い花を撮ろうとすると、白い花びらは白飛びしやすく、白一色の塊になってしまうことが多い。
でも白飛びに弱いNikonでも、ハイライト重点測光を使えばこの通り。
白い花びらの細かいグラデーション&デティールが全く損なわれていませんね。
え?「背景が真っ暗じゃないか!」って?
気にすんな、こういう作品なんだ。とも言えるし、黒いに強いので背景も復活させることが出来ます。
Nikonのカメラは優等生タイプ
SONYはハイテク技術をガンガン投入しますし、LUMIXは動画撮影能力が高かったりと、各メーカー特色のあるカメラをリリースしています。
Nikonはどうなのかと言うと、突出したものはないけど使い勝手のいい優等生タイプです。
1点特化のカメラに比べると地味なスペックのカメラが多いですが、性能のバランスが良くどんなことでもそつなくこなしてくれる。
それでいて先ほどご紹介したように、耐久力が高く故障率が低いという優れた部分があります。
クセがなくプロにも初心者にも向いているメーカーですね。
そんなNikonですが、優等生タイプではなく特化したカメラをリリースすることもあります。
●Nikon D5
圧倒的な高感度性能を持ったフラッグシップモデル。
ISO感度が25600が主流だった時代に、常用ISO102400にまで対応。
拡張感度はISO50-3280000と、とんでもない数値!
当初はカタログの記載が間違っているんだろうと言われていましたが、そのままのスペックで登場しカメラファンを2度驚かせました。
●Nikon D850
フルサイズセンサーで4575万画素を誇る高画素機。
これまでの高画素機の欠点であった、高感度性能や連写速度を改善した新時代の高画素機として登場。
そして一眼レフカメラとしては初となる、センサースコア100点を獲得!
高画質な写真を撮影されたいなら、Nikon D850がもっともオススメで、かなり高価なカメラにも関わらず人気が高いです。
●Nikon Df
フィルムカメラを彷彿させるレトロなデザインですが、中身は最新のデジタルカメラ。
当時のフラッグシップモデル「Nikon D4」と共通の部品が用いられ、見た目だけのカメラではなく性能もかなりのハイスペックでした。
ダイアル類が多く設置されており、昔ながらの写真を撮るという感じが味わえるカメラ。
デジタルに慣れているとめんどくさいと思ってしまいますが、これがカメラをしていなかった人に受け、Nikon Dfでカメラを始めたという方が多くいらっしゃいました。
Nikonのカメラまとめ
Nikonのカメラは優等生ですし、故障率が極端に少ない。
黒色に強いですし、レンズの選択肢がとても多いのが特徴。
プロから初心者の方まで、幅広く愛されるカメラです。
一眼レフではナンバー2のメーカーですが、最近はミラーレスの流行で若い世代での人気はイマイチな印象…。
ですがNikonもすごいんだぜ!っていう事を知ってもらいたいですね。