※2026年10月25日に内容を更新しました。
こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です!
FUJIFILMのフラッグシップモデル「X-H2」と「X-H2S」が登場し、写真撮影を重視した「X-T5」も登場しました。
X-H2と同じ4020万画素センサーと画像処理エンジンを採用しながら、X-T5は写真を撮る操作性と持ち歩きやすさを重視したモデルです。8K動画にも対応するX-H2とは、得意とする使い方が異なります。
FUJIFILM X-T5とは?写真重視の高画素ミラーレス
2022年11月に登場した、FUJIFILMのハイエンドモデル。
X-H2と共通の高画素センサーを搭載しつつ、写真撮影の楽しさに重点を置いたミラーレスカメラ。X-H2と比べてボディが小さく軽く、発売時の価格も抑えられていました。
カメラ上部には、ISO感度やシャッタースピード、露出補正を操作するダイヤルを搭載。モード操作を主体とするX-H2とは異なり、設定を目で確認しながら撮影できるFUJIFILMらしいスタイルです。
ファインダーをのぞく前にダイヤルを回す。そのひと手間も含めて、写真を撮る楽しさを味わえそうですね。
X-H2の8K動画などには対応しませんが、静止画は同じ4020万画素センサーを採用。風景やポートレートを高精細に残したい人には、十分魅力的な構成です!
4020万画素の高精細な描写力

※画像引用元:フジフイルム
4020万画素の高精細な描写力
FUJIFILM X-T5には、X-H2と同じ第5世代の裏面照射型センサー「X-Trans CMOS 5 HR」が搭載されています。
画像処理エンジンも共通の「X-Processor 5」を採用しています。
有効画素数は約4020万画素。APS-Cサイズのセンサーで4000万画素を超えるとは、登場時は驚きましたね。
4020万画素の解像力は、風景の細部を残したいときや、撮影後にトリミングする場合に頼もしい性能。高画素を生かせる場面が広がりました。
公開されている作例を見ても、細かな描写だけでなく、すっきりとした透明感のある仕上がりが印象に残ります。あくまで作例を見た僕の感想ですが、写りが気になるカメラですね。
4020万画素の解像力を十分に生かすには、組み合わせるレンズの描写性能にもこだわりたいところです。
FUJIFILM公式から発表されている推奨レンズ
- XF16mmF2.8 R WR
- XF18mmF1.4 R LM WR
- XF23mmF1.4 R LM WR
- XF23mmF2 R WR
- XF27mmF2.8 R WR
- XF30mmF2.8 R LM WR Macro
- XF33mmF1.4 R LM WR
- XF35mmF2 R WR
- XF50mmF1.0 R WR
- XF50mmF2 R WR
- XF56mmF1.2 R WR
- XF80mmF2.8 R LM OIS MACRO
- XF90mmF2 R LM WR
- XF200mmF2 R LM OIS WR
- XF8-16mmF2.8 R LM WR
- XF16-55mmF2.8 R LM WR
- XF18-120mmF4 LM PZ WR
- XF50-140mmF2.8 R LM OIS WR
- XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR
- XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR
- XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR
上記は高画素センサーの性能を生かしたいときに検討したいレンズです。撮影する被写体や必要な焦点距離に合わせて選べば、4020万画素の細かな描写をより楽しめそうですね!
AI被写体検出AFで人物・動物・乗り物を認識

※画像引用元:フジフイルム
AIを搭載したオートフォーカス
FUJIFILM X-T5は、X-H2と同世代の画像処理エンジンを使った、被写体検出AFを搭載。
ディープラーニング技術を活用し、人物の顔・瞳に加え、動物・鳥・車・バイク・自転車・飛行機・電車などを認識。撮りたい被写体に合わせてピントを追う機能が備わっています。
X-H2とのAF性能の優劣は一概に決められませんが、撮影条件や設定によって追従の仕方は変わります。動く被写体を中心に撮るなら、両機の使い勝手を見比べて選びたいですね。
前モデルのX-T4からは、被写体検出機能やピント合わせの制御が進化しています。
高画素センサーによって位相差画素数も増え、風景やポートレートなどのAF-S撮影でピント精度の向上が図られています。背景の模様が複雑なシーンでも、ピントを合わせたい場所を意識して使いたいですね!
バッテリー持ちが大きく改善

※画像引用元:フジフイルム
ミラーレスカメラで気になるのが「バッテリー持ち」。
電子ファインダーや液晶を使うため、撮影条件によっては一眼レフより電池の減りが気になることもあります。
バッテリー持ちが大きく改善
FUJIFILM X-T5は、省電力化によってバッテリー持ちも改善!
画像処理エンジン「X-Processor 5」の低消費電力設計により、公称撮影可能枚数はエコノミーモード時で約740枚、ノーマルモード時で約580枚。実際の枚数は撮影条件によって変わります。
前モデルX-T4のエコノミーモード時は約600枚なので、同じ条件の比較では約140枚分の改善になります。
外出先で写真を撮り歩くなら、バッテリー交換の回数を抑えられるのはうれしいポイントですね。
エントリー向けミラーレスには公称200~300枚程度の機種もあり、約740枚という数値はそれらの約3倍に相当します。ただし、測定条件が異なると単純比較はできないので、数字は目安として考えたいですね。
最大7.0段のボディ内5軸手ブレ補正

※画像引用元:フジフイルム
バッテリー持ちが大きく改善
FUJIFILM X-T5には、上位モデルと同じく最大7.0段のボディ内5軸手ブレ補正(IBIS)を搭載。
小型のボディでも手ブレ補正がしっかり備わっているのはうれしいですね!なお、7.0段はメーカー所定の測定条件による公称値です。
最大7.0段の手ブレ補正は、夜のスナップやイルミネーションを手持ちで撮りたいときに頼もしい機能。ただし、シャッタースピードや焦点距離、撮影姿勢などで効果は変わり、動いている被写体のブレまで防げるわけではありません。
補正機構はカメラ本体側にあるため、レンズ内手ブレ補正のない対応レンズでも効果を得られるのが利点。手持ち撮影の自由度が広がりますね!
ピクセルシフトで最大1億6000万画素の写真を生成

※画像引用元:フジフイルム
1億6000万画素ピクセルシフト撮影
「ピクセルシフトマルチショット」では、センサーを少しずつ動かして20枚のRAW画像を撮影。専用ソフト「Pixel Shift Combiner」で合成することで、最大1億6000万画素の高解像度画像を生成できます。
画像によってはデータ容量が約700MBになるほど大きいため、パソコンの保存容量や処理性能にも余裕が欲しいところ。ここぞという場面で試してみたいですね!
複数枚を合成する仕組みなので、撮影時は三脚でカメラを固定するのが基本です。風に揺れる花など、撮影中に動く被写体は合成が乱れるおそれがあるため注意したいですね。
撮影条件は選びますが、風景や静物の細部をじっくり写し込みたいときには、1億6000万画素という数字だけでもワクワクします!
6.2K/30p動画と4K/60pにも対応

※画像引用元:フジフイルム
6K/30pの動画撮影
FUJIFILM X-T5は「6.2K/30P 4:2:2 10bit」のカメラ内動画記録に対応しています。
8K/30pを記録できるX-H2と比べると、最高解像度には差があります。写真を中心に撮り、ときどき動画も楽しみたい人向けのバランスですね。
6.2Kの情報から4K映像を生成する高画質モード「4K HQ」にも対応しています。
細部の描写に期待できますが、6.2Kや4K HQでは画角が狭くなる点にも注意が必要です。
通常の4K動画では4K/60p撮影にも対応しています。
スポーツやお子さんの動きも、60pなら滑らかに記録できます。ただし4K/60pも一部クロップがあるので、広く写したい場合は画角を確認しておきたいですね!
FUJIFILM X-T5の公式作例

※画像引用元:フジフイルム
FUJIFILM X-T5のスペック
| 発売日 | 2022年11月25日 |
| タイプ | ミラーレス |
| レンズマウント | FUJIFILM Xマウント |
| センサーサイズ | APS-C |
| 画素数 | 4020万画素 |
| 高感度 | 標準:ISO125~12800 拡張:ISO64、80、100、25600、51200 |
| 連写速度 | 約20コマ/秒(電子シャッター、1.29Xクロップ時) 約15コマ/秒(メカニカルシャッター使用時) |
| シャッタースピード | 電子:1/180000秒~15分 電子先幕・メカニカル:1/8000秒~15分 |
| AF測距点 | 425点 |
| 液晶モニター | 3型(インチ)・184万ドット |
| ファインダー倍率 | 0.8倍 |
| ファインダー視野率 | 100% |
| 撮影可能枚数 | ファインダー使用時:590枚 液晶モニタ使用時:580枚 エコノミーモード:740枚 |
| 記録メディア | SDカード SDHCカード SDXCカード |
| Wi-Fi | ○ |
| Bluetooth | ○ |
| NFC | × |
| 本体サイズ (幅)x(高さ)x(奥行) | 129.5x91x63.8mm |
| 重量 | 476g |
| 実売価格 | 231,000円前後(ボディのみ) |
FUJIFILM X-T5 まとめ

※画像引用元:フジフイルム
4020万画素の高画質を、軽快に持ち歩ける「FUJIFILM X-T5」
X-H2と比べて動画記録の最高解像度などに違いはありますが、その分ボディはコンパクトで軽量!
発売時の価格もX-H2より抑えられていました。
もっとも、発売当時の価格差は20,000円ほど。これだけの違いなら、どちらを選ぶか迷いますね…。
個人的には50,000円くらい差があれば選びやすい気もしますが、20,000円差ならX-H2の動画性能や操作系にも惹かれます。
素早く設定を切り替えながら撮影したいなら、X-H2の操作系が合う人も多いでしょう。
X-H2は天面の専用ダイヤルが少なく、深いグリップでカメラをしっかり握れる設計です。
一方、シャッタースピードやISO感度をダイヤルで操作する楽しさを求めるなら、クラシックなスタイルのX-T5。写真との向き合い方で選べる2台ですね。
なお、ここで触れた価格差は発売当時のもの。購入を考える際は、それぞれの販売価格を確認したうえで、サイズや操作性、動画機能を比べて選びたいですね。
よくある質問(FAQ)
Q1. FUJIFILM X-T5とX-H2は何が違いますか?
どちらも約4020万画素の「X-Trans CMOS 5 HR」と「X-Processor 5」を採用しています。X-T5は軽量なボディとダイヤル操作を重視し、X-H2は8K動画記録など、写真と動画を幅広く使いたい人に向く構成です。選ぶ際は画質だけでなく、操作性や動画の必要性を比べると分かりやすいですね。
Q2. X-T5はバッテリー1個で何枚撮影できますか?
メーカー公称値では、エコノミーモードで約740枚、ノーマルモードで約580枚です。使用するレンズや表示設定、気温、撮影方法などによって実際の枚数は変わるため、長時間の撮影では予備バッテリーも検討したいところです。
Q3. 最大7.0段の手ブレ補正があれば夜景も三脚なしで撮れますか?
ボディ内5軸手ブレ補正は、暗い場所での手持ち撮影を助けてくれます。ただし7.0段はメーカー所定の測定条件での数値で、すべての場面でブレを防げるわけではありません。長時間露光や動く被写体を撮る場合は、三脚やシャッタースピードの調整も必要です。
Q4. X-T5の1億6000万画素撮影は手持ちでも使えますか?
「ピクセルシフトマルチショット」は20枚の画像を撮影し、専用ソフト「Pixel Shift Combiner」で合成する機能です。手持ち撮影向けではなく、三脚に固定して動きの少ない被写体を撮るのが基本。風に揺れる花や人などは、合成時に乱れが生じる場合があります。
Q5. 写真向けのX-T5でも高画質な動画は撮影できますか?
はい。X-T5は6.2K/30pの4:2:2 10bit内部記録や、4K/60p撮影に対応しています。ただしX-H2の8K動画には対応せず、一部の動画モードでは画角が狭くなります。写真を中心に、ときどき動画も撮影する使い方なら魅力的な選択肢です。
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FUJIFILM X-H2とX-T5、同じ4020万画素でも何が違う?用途別の選び方
※2026年10月24日に内容を更新しました。 こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です! FUJIFILMが2022年に発売した、APS-Cの高画素ミラーレス「X-H2」と「X-T5」 どちらも4 ...
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