こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です!
最も使用頻度の多い標準レンズ。
その焦点距離をカバーする明るいレンズは、標準大三元レンズと呼ばれ、メーカーの最先端技術が詰め込まれています!
純正では非常にお値段が高いので、憧れのレンズでもありますよね。
そんな中、サードパーティーであるTAMRONは、純正品のおよそ半額の値段でレンズをリリースしており、非常に人気のあるメーカー。
2021年10月にリリースされた「28-75mm F/2.8 Di III VXD G2」は、ミラーレス専用設計されたレンズの第二世代と言うこともあり、気になっている人も多いのでは無いでしょうか?
TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III VXD G2の特長
※画像引用元:タムロン
前モデルよりも大幅に画質が向上
※画像引用元:タムロン
前モデルよりも大幅に画質が向上
レンズ構成は15群17枚。
内、LDレンズ2枚とGMレンズ2枚が使用され、各種収差を抑制。
コントラストが高く、ヌケ感が良くなったレンズになっていますね!
※左側が前モデル、右側が28-75mm F/2.8 Di III VXD G2(真ん中のバーを動かしてご覧ください)
レンズの性能がザックリと分かる、MTF曲線で見比べてみても、コントラストと解像度共に改善していますね。
特に画面の周辺部の画質が、大幅に良くなっています!
最短撮影距離0.18mを達成
※画像引用元:タムロン
最短撮影距離0.18mを達成
前モデル「28-75mm F/2.8 Di III RXD」で、最短撮影距離0.19mを達成した時でさえ衝撃でしたが、今回の「28-75mm F/2.8 Di III VXD G2」では更にパワーアップ!
最短撮影距離0.18mを達成しました。
レンズ先端から約4.4cmの距離にまで寄ることが出来、最大撮影倍率は1:2.7。
広角マクロ的な撮影を楽しむことが出来ます。
リニアモーターを搭載し高速なAF性能
リニアモーターを搭載
前モデルはAFの駆動にはRXD(ステッピングモーター)を使用していましたが、28-75mm F/2.8 Di III VXD G2ではVXD(リニアモーター)を採用。
高速かつ静音性に優れ、静止画だけでなく動画撮影にも向いていますね!
AF速度は前モデル比でなんと2倍になっており、動く被写体も素早く捉え追従性も向上。
28-75mm F/2.8 Di III VXD G2のレビュー
※レビューは価格.comより引用しています。
28-75mm F/2.8 Di III VXD G2の良い評価
表現力は良いと思います。
ジャスピンに来る回数がGMより良いと思います。
前作28-75はα9を使ってもよく外しました。
けっこうGMでもピント甘い時があります。
G2はやはり最新の技術なのでしょうか簡単にジャスピンきます。
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なにせ解像しますがあっさりしてるかな?
GMもあったらいいなと思っています。
GMはlightroomを使うと油絵の様な感じの作品になります。
24mmはBatis2/25を買って使っています。
購入して満足できる優等生標準ズームレンズ
違和感なく操作できます。
リングの回転するときの重さはもう少し重い方が好み。SEL20に比べてピントが迷う事があります。
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SONYはα900を愛用していましたが、SONYα7RⅣを使用し始めたばかりです。古いAマウントレンズ(SAL135f1.8)その他を使いたくてα7RⅣ+EA5を購入して、SEL20f1.8Gをメインに使っています。他にFUJIFILMのH1(TOUIT12・TOUIT32・XF50-140)と使い分けしています。
50㎜近辺のレンズはズームレンズにしようとシグマ28-70と迷いました。
今まではシグマの方が好みだったのですが解像度などではこのレンズは優劣つけがたいと迷いました。
単焦点ほどのハッとする写りはしないですが、一昔前の単焦点は問題にならない解像感です。シャキッとしていながらボケは綺麗です。
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年末になればいつもなら価格も下がるでしょうが購入が遅くなればシャッターチャンスを逃すのと同じな事と、どの業界も商品不足で購入できないなども考えられない事も考えて11月に購入しました。
単焦点ほどの味はありませんが解像感やボケの綺麗さなど素直な優等生と言ったところです。価格も10万未満でこれだけ写れば十分です。
軽さと画質の両バランスに機能をプラス
ピントリング、ズームリングともになめらかで適度な重さがあり調整しやすいです。
ピントリングとズームリングの位置がGMとは逆ですが、カスタマイズ可能なボタンもあり、AF/MFスイッチがないこと以外はGMとほぼ同等の操作感です。
AF-SはGMより遅いですが、AF-Cは十分速く、GMとほぼ遜色なく使用できます。
フォーカスブリージング(ピント位置での画角変動)もなく動画で使用しても違和感なく使用できます。
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50cm以下の近接での周辺部が多少にじむ以外はGMに全体的に勝るとも劣らない良い画質です。
GMより遥かに寄れるため撮影シーンはかなり広がると思います。
1mくらいの距離で望遠端で撮るとGMよりかなり大きく写る印象でした。広角望遠ともに思った以上に画角の違いを感じました。
1m程度の距離では開放から周辺までほぼ点像になります。
無限遠でも4000万画素で開放から不自由ない結像性能です。どの焦点距離でも均一感ある性能で大変使いやすいです。
単焦点ほど収差を抑えてはいないため星撮りなどでは多少収差が気になる場合もあります。
ボケは大変キレイです。GMと比べて年輪ボケもあまり気にならないように感じました。
発色はGMより濃い印象です。光量補正の効き方がGMより弱いのか開放では周辺光量が少し落ちるかもしれません。
逆光にも強く、太陽など入れてもたまに軽微なゴーストが出る程度です。
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画質面でGMと遜色なく、重さが300グラムも軽いので、GMを重いと思っている方にもおすすめできます。
広角24mmが必須でなければ総合的なバランスでみても最有力選択肢となるのではないでしょうか。
早速仕事で動画を中心に使ってみましたが、被写体の方からもすごくきれいに写ると好評でした。
70-180mmも愛用していますが、最近のタムロンは素晴らしいですね。
大変おすすめです。
28-75mm F/2.8 Di III VXD G2の悪い評価
開放とワイド側の解像は確かに進化しているが・・・
RAW現像で等倍鑑賞時の解像についての感想です。
基本的に中心付近(画像全横幅の中心1/3程度の範囲)はA036もA063も開放~F8まで全画角で違いはわかりませんでした。違いはそれより画像端側の解像です。
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35mmよりワイド側:
f5.6より開放側では周辺から端部まではA063が大きく進化しており特に端部の解像差は著しいです。f8まで絞ればほとんど同等ですが、それでもワイ端付近では周辺から端はA063が上です。
40mm台中頃よりテレ側:
f5.6より開放側は同等ですが、それより絞った場合は周辺~端部まで若干A036が優れており、特に60mm~75mmに限ればA063はA036よりかなり劣ります。
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画質(解像)的にはA063はA036の完全上位互換ではなく、望遠側の画質を妥協して、広角側と開放側の画質を改善したモデルという感じでした。
鏡胴の質感も多少艶っぽくはなりましたが、1635zやフジのXFシリーズとは比べるべくもなく安っぽいままです(まあここはサンプル写真の時点で期待してませんでしたが)。自分は、1635mm広角ズームが主体でかつf5.6より絞って使うので、標準ズームでは35mmよりテレ側のF5.6より絞った際の画質を重視しています。
そのためあくまで好みの問題ですが、A063はリングフィールだけ改善され、画質的にはむしろ劣化したというのが正直な感想でした。
個体差もあるのでしょうが、一応、販売店で初期不良では?と画像付きで確認したところ基準値内とのことでしたので、A063は売却しました。
ただ広角側重視で開放主体で使用される方ならa063のほうが好みに合うと思います。
28-75mm F/2.8 Di III VXD G2 海外での評価
28-75mm F/2.8 Di III VXD G2の長所
優れたシャープネスから卓越したシャープネス
クローズフォーカス
CAは一元管理されています
優れたフレアコントロール
耐湿性
速い最大絞り
高速、正確、実質的にサイレントな心房細動
USB-Cソケット
28-75mm F/2.8 Di III VXD G2の短所
明らかな歪み
エッジのCA
75mmでの低いエッジシャープネス
28-75mm F/2.8 Di III VXD G2の総評
それは使用するのに素敵なレンズであり、いくつかの優れた結果が得られます。いくつかの点で、いくつかのレンズ補正をオンにすることが望ましいかもしれませんが、これは多くのミラーレスレンズ設計でますますそうなっているものであり、結局のところ、重要なのは最終結果です。エッジのシャープネスが75mmで低下する場合でも、これにより、美しく滑らかなボケ味を持つ非常に魅力的なポートレート効果が得られる可能性があります。他のすべての焦点距離では、ボケを損なうことなく、シャープネスは非常に高次です。これに非常に便利な近接焦点を追加すると、非常に実用的なレンズが実際にあります。
要約すると、「強くお勧め」できる優れたレンズです。
引用元:ephotozine
28-75mm F/2.8 Di III VXD G2の公式作例
※画像引用元:タムロン
28-75mm F/2.8 Di III VXD G2のスペック
発売日 | 2021年10月21日 |
対応マウント | SONY Eマウント |
フルサイズ対応 | ○ |
レンズ構成 | 15群17枚 |
絞り羽根 | 9枚 |
焦点距離 | 28-75mm |
最短撮影距離 | 0.18m |
最大撮影倍率 | 1:2.7(WIDE)/1:4.1(TELE) |
開放F値 | F/2.8 |
画角 | 75.23~32.11° |
手ブレ補正 | × |
防塵 | ○ |
防滴 | ○ |
フィルター径 | 67mm |
本体サイズ | 75.8x117.6mm |
重量 | 540g |
実売価格 | 91,000円前後 |
まとめ
画質や最短撮影距離、AF性能や軽量化などなど。
前モデルと比べて確実に進化している「28-75mm F/2.8 Di III VXD G2」
しかし前モデルからわずか3年ほどで登場しましたので、大三元レンズとしてはモデルチェンジのサイクルが早く、乗り換えている人がまだ少ない印象ですね。
レビュー数なども前モデルに比べると大幅に少ないので、ちょっと出るのが早過ぎたでしょうか。
画質やAF性能は純正レンズに劣りますが、最短撮影距離0.18mと言う武器に、価格が新品でも91,000円と言う安さが魅力のレンズ。
大三元レンズの便利さを、体感するにはもってこいのレンズですので、明るい標準ズームレンズをお持ちで無い方におススメしたいレンズです!
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GMから買い換えました