※2024年3月26日に内容を更新しました!
こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です!
2021年12月に発売されたニコンのミラーレスカメラ「Z9」は、高画質と高速AFを両立したハイエンドモデルとして、多くのユーザーから支持されています。
その影響で、Fマウントのレンズも需要が高まっています。
Fマウントは、ニコンのフィルムカメラ時代から採用されているマウント規格で、現在も多くのレンズが販売されています。
Zマウントも豊富なレンズラインナップを揃えていますが、望遠レンズはまだ揃っていません。そのため、Fマウントの望遠レンズがZ9ユーザーの間で人気を集めています。
ZマウントのカメラにFマウントのレンズを装着するには、マウントアダプターが必要となります。 最新の「マウントアダプター FTZ II」ではAFやVRなどの機能がフルに使用できます。
※旧製品のマウントアダプター「FTZ」でも使用できます。
記事の信頼性
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- メーカー様からのレビュー案件多数
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現行ラインナップの神レンズ
現在新品で購入出来るレンズの中から神レンズをご紹介致します。
低価格なものから超高額なレンズまで、バリエーションが多いのがメリット。
AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G
AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G
AF-S NIKKOR 50mm f/1.8GはNikonの人気単焦点レンズ。
美しいボケ味や高画質が魅力で、価格は27,000円とコスパが良く、シンデレラレンズとも呼ばれています。
Zマウント版は約75,000円と高価な為、カメラ初心者の方や、2本目のレンズをお探しの方にはこちらのレンズがおすすめです。
AF-S NIKKOR 50mm f/1.8Gの公式作例
※画像引用元:ニコン
AF-S NIKKOR 50mm f/1.8Gのスペック
発売日 | 2011年6月2日 |
対応マウント | Nikon Fマウント |
フルサイズ対応 | ○ |
レンズ構成 | 6群7枚 |
絞り羽根 | 7枚 |
焦点距離 | 50mm |
最短撮影距離 | 0.45m |
最大撮影倍率 | 0.15倍 |
開放F値 | F/1.8 |
画角 | 47° |
手ブレ補正 | × |
防塵 | × |
防滴 | × |
フィルター径 | 58mm |
本体サイズ | 72x52.5mm |
重量 | 185g |
実売価格 | 27,000円前後 |
AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G
AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G
Nikonの伝説的なレンズ「AI Noct Nikkor 58mm F1.2」を彷彿とさせるスペックで登場したAF-S NIKKOR 58mm f/1.4G。
開放絞りからの高い解像力と、滑らかなボケ味を両立させた、個性派レンズです。現在でも17万円を超える高級レンズですが、その高い描写力と個性的なボケ味から、根強い人気があります。
一方で「使いこなすのが難しい」「クセが強い」という声も少なくありません。その理由は、開放絞りでの描写がソフトで、被写体の輪郭がにじみやすいためです。
また、ピント面とボケの境界が曖昧になるため、合焦に注意が必要。
AF-S NIKKOR 58mm f/1.4Gの公式作例
※画像引用元:ニコン
AF-S NIKKOR 58mm f/1.4Gのスペック
発売日 | 2013年10月31日 |
対応マウント | Nikon Fマウント |
フルサイズ対応 | ○ |
レンズ構成 | 6群9枚 |
絞り羽根 | 9枚 |
焦点距離 | 58mm |
最短撮影距離 | 0.58m |
最大撮影倍率 | 0.12倍 |
開放F値 | F/1.4 |
画角 | 40.5° |
手ブレ補正 | × |
防塵 | × |
防滴 | × |
フィルター径 | 72mm |
本体サイズ | 85x70mm |
重量 | 385g |
実売価格 | 170,000円前後 |
AF-S NIKKOR 85mm f/1.4G
AF-S NIKKOR 85mm f/1.4G
AF-S NIKKOR 85mm f/1.4Gは、焦点距離85mmの中望遠レンズです。F値はF/1.4と非常に明るく、ニコン最強のポートレートレンズとして人気があります。
このレンズは、柔らかさとシャープさを兼ね備えた描写が特徴です。
ピントはしっかりと合っているのに、背景には美しいボケを生み出すことができます。そのため、人物撮影や花などの撮影に最適です。
また、F/1.4の明るさのおかげで、少し暗い場所でも手ブレを抑えて撮影することができます。
AF-S NIKKOR 85mm f/1.4Gの公式作例
※画像引用元:ニコン
AF-S NIKKOR 85mm f/1.4Gのスペック
発売日 | 2010年9月2日 |
対応マウント | Nikon Fマウント |
フルサイズ対応 | ○ |
レンズ構成 | 9群10枚 |
絞り羽根 | 9枚 |
焦点距離 | 85mm |
最短撮影距離 | 0.85m |
最大撮影倍率 | 0.12倍 |
開放F値 | F/1.4 |
画角 | 28.3° |
手ブレ補正 | × |
防塵 | × |
防滴 | × |
フィルター径 | 77mm |
本体サイズ | 86.5x84mm |
重量 | 595g |
実売価格 | 195,000円前後 |
AF-S NIKKOR 500mm f/5.6E PF ED VR
AF-S NIKKOR 500mm f/5.6E PF ED VR
AF-S NIKKOR 500mm f/5.6E PF ED VRは、従来の500mm単焦点レンズと比較して半分以下の重量(約1460g)を実現した、超小型・軽量の超望遠レンズです。
PFレンズ素材の採用や最新の光学設計により、高画質を実現しながらも、手持ち撮影も容易な機動性を兼ね備えています。
価格は430,000円と高価ながらも、予約が殺到し、発売時には供給不足となりました。
このことからも、AF-S NIKKOR 500mm f/5.6E PF ED VRが、多くのカメラユーザーから高い評価を受けていることがわかります。
AF-S NIKKOR 500mm f/5.6E PF ED VRの公式作例
※画像引用元:ニコン
AF-S NIKKOR 500mm f/5.6E PF ED VRのスペック
発売日 | 2018年9月4日 |
対応マウント | Nikon Fマウント |
フルサイズ対応 | ○ |
レンズ構成 | 11群19枚 |
絞り羽根 | 9枚 |
焦点距離 | 500mm |
最短撮影距離 | 3m |
最大撮影倍率 | 0.18倍 |
開放F値 | F/5.6 |
画角 | 5° |
手ブレ補正 | ○ |
防塵 | ○ |
防滴 | ○ |
フィルター径 | 95mm |
本体サイズ | 106x237mm |
重量 | 1460g |
実売価格 | 430,000円前後 |
AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR
AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR
ニコンの望遠単焦点レンズ「AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR」は、全長75mm短縮、重量42%減を実現した、コンパクトで軽量なレンズです。
価格は190,000円前後となっており、望遠単焦点レンズのシンデレラレンズと言えるでしょう。
「軽さは正義」という言葉にもあるように、望遠単焦点レンズは重量がかさみがちで、手持ち撮影が難しいという課題がありました。しかし、このレンズは大幅な軽量化により、手持ち撮影がしやすくなり、人気が高まっています。
発売時には予約が殺到し、入手困難になるほどの人気ぶりでした。
AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VRの公式作例
※画像引用元:ニコン
AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VRのスペック
発売日 | 2015年1月29日 |
対応マウント | Nikon Fマウント |
フルサイズ対応 | ○ |
レンズ構成 | 10群16枚 |
絞り羽根 | 9枚 |
焦点距離 | 300mm |
最短撮影距離 | 1.4m |
最大撮影倍率 | 0.24倍 |
開放F値 | F/4.0 |
画角 | 8.1° |
手ブレ補正 | ○ |
防塵 | × |
防滴 | × |
フィルター径 | 77mm |
本体サイズ | 89x147.5mm |
重量 | 755g |
実売価格 | 190,000円前後 |
AF-S NIKKOR 400mm f/2.8E FL ED VR
AF-S NIKKOR 400mm f/2.8E FL ED VR
望遠単焦点レンズの花形と言えば、やはり400mmのF/2.8です。
通称「ヨンニッパ」と呼ばれ、スポーツや野生動物撮影など、望遠撮影を極めたいプロカメラマンやハイアマチュアから人気を集めています。
AF-S NIKKOR 400mm f/2.8E FL ED VRは、レンズ全長が380mm、重さが約3,800gと、非常に大きく重いレンズです。
そのため、持ち運びや取り回しには苦労するでしょう。
金額的にも限られた方しか手にできないレンズですが、いつかは欲しい!と憧れるレンズですね!
AF-S NIKKOR 400mm f/2.8E FL ED VRの公式作例
※画像引用元:ニコン
AF-S NIKKOR 400mm f/2.8E FL ED VRのスペック
発売日 | 2014年8月28日 |
対応マウント | Nikon Fマウント |
フルサイズ対応 | ○ |
レンズ構成 | 12群16枚 |
絞り羽根 | 9枚 |
焦点距離 | 400mm |
最短撮影距離 | 2.6m |
最大撮影倍率 | 0.17倍 |
開放F値 | F/2.8 |
画角 | 6.1° |
手ブレ補正 | ○ |
防塵 | × |
防滴 | × |
フィルター径 | 40.5mm 組み込み式フィルター(別売り) |
本体サイズ | 159.5x358mm |
重量 | 3800g |
実売価格 | 1,330,000円前後 |
AF-S NIKKOR 800mm f/5.6E FL ED VR
AF-S NIKKOR 800mm f/5.6E FL ED VR
ニコンのAF-S NIKKOR 800mm f/5.6E FL ED VRは、現行ラインナップの中で最も焦点距離が長い望遠単焦点レンズです。
最大1000mmまで拡張できる専用のテレコンバーターが付属しており、野鳥やスポーツ、報道など、遠く離れた被写体を撮影する際に最適です。
実売価格でも180万円前後と、超弩級のレンズと言えます。
「こんなのはプロのカメラマンか写真家さんしか買わないだろう」と思うかもしれませんが、野鳥撮影のガチ勢の中には、思った以上にこのレンズを所有している人が多いようです。
AF-S NIKKOR 800mm f/5.6E FL ED VRの公式作例
※画像引用元:ニコン
AF-S NIKKOR 800mm f/5.6E FL ED VRのスペック
発売日 | 2013年5月31日 |
対応マウント | Nikon Fマウント |
フルサイズ対応 | ○ |
レンズ構成 | 13群20枚 |
絞り羽根 | 9枚 |
焦点距離 | 800mm |
最短撮影距離 | 5.8m |
最大撮影倍率 | 0.15倍(オートフォーカス時) 0.15倍(マニュアルフォーカス時) |
開放F値 | F/5.6 F/7.1(テレコン使用時) |
画角 | 3.1° |
手ブレ補正 | ○ |
防塵 | × |
防滴 | × |
フィルター径 | 52mm 組み込み式フィルター(別売り) |
本体サイズ | 160x461mm |
重量 | 4590g |
実売価格 | 1,800,000円前後 |
AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED
AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED
Nikonの超広角ズームレンズ「AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED」は、アマチュアからプロまで愛用される「神レンズ」として知られています。
このレンズを使いたいがためにNikonのカメラを使っている人も居るほど。
開放F値が2.8で一定であるため、暗い場所でも明るい写真が撮影でき、広角14mmから標準24mmまでの画角をカバーするため、風景や建築物、スポーツなど、さまざまなシーンで活躍します。
発売は2007年と古いレンズですが、後継モデルは未だに発売されていません。
これ以上のレンズは作れないのか、あるいはこのレンズで完成しているので作る必要がないのか、その理由は謎に包まれています。
他社メーカーのカメラを使っている人でも知っている神レンズ。
ぜひ機会があればGETしてみて下さい!
AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G EDの公式作例
※画像引用元:ニコン
AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G EDのスペック
発売日 | 2007年11月30日 |
対応マウント | Nikon Fマウント |
フルサイズ対応 | ○ |
レンズ構成 | 11群14枚 |
絞り羽根 | 9枚 |
焦点距離 | 14-24mm |
最短撮影距離 | 0.28m |
最大撮影倍率 | 0.14倍 |
開放F値 | F/2.8 |
画角 | 114~84° |
手ブレ補正 | × |
防塵 | × |
防滴 | × |
フィルター径 | 不可 |
本体サイズ | 98x131.5mm |
重量 | 970g |
実売価格 | 220,000円前後 |
AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VR
AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VR
ニコンのフルサイズ一眼レフカメラ用の望遠ズームレンズ「AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VR」は、大三元レンズのひとつとして、多くの写真愛好家から高い評価を得ています。
前モデルと比べて、画質・AF性能・手ブレ性能が大幅に向上し、特にAF性能は、従来モデルの約2倍の速さでピントが合うようになりました。
手ブレ補正も4.0段分となっていますので、撮影を大きくサポートしてくれます!
AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VRの公式作例
※画像引用元:ニコン
AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VRのスペック
発売日 | 2016年11月11日 |
対応マウント | Nikon Fマウント |
フルサイズ対応 | ○ |
レンズ構成 | 18群22枚 |
絞り羽根 | 9枚 |
焦点距離 | 70-200mm |
最短撮影距離 | 1.1m |
最大撮影倍率 | 0.21倍 |
開放F値 | F/2.8 |
画角 | 34.2~12.2° |
手ブレ補正 | ○ |
防塵 | ○ |
防滴 | ○ |
フィルター径 | 77mm |
本体サイズ | 88.5x202.5mm |
重量 | 1430g |
実売価格 | 280,000円前後 |
AF-S NIKKOR 120-300mm f/2.8E FL ED SR VR
AF-S NIKKOR 120-300mm f/2.8E FL ED SR VR
AF-S NIKKOR 120-300mm f/2.8E FL ED SR VRは2020年発売でFマウントの中では最新のレンズ。
120-300mmのズームレンズで、F値はズーム全域F/2.8通しとなっています。
Nikonのレンズの中でも最高傑作と言う意見もあるほどの高性能レンズ。
お値段が1,112,000円前後するだけあって、その性能は完ぺきの様です。
AF-S NIKKOR 120-300mm f/2.8E FL ED SR VRの公式作例
※画像引用元:ニコン
AF-S NIKKOR 120-300mm f/2.8E FL ED SR VRのスペック
発売日 | 2020年2月29日 |
対応マウント | Nikon Fマウント |
フルサイズ対応 | ○ |
レンズ構成 | 19群25枚 |
絞り羽根 | 9枚 |
焦点距離 | 120-300mm |
最短撮影距離 | 2m |
最大撮影倍率 | 0.16倍 |
開放F値 | F/2.8 |
画角 | 20.2~8.1° |
手ブレ補正 | ○ |
防塵 | ○ |
防滴 | ○ |
フィルター径 | 112mm |
本体サイズ | 128x303.5mm |
重量 | 3250g |
実売価格 | 1,113,000円前後 |
AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR
AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR
AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VRは、焦点距離200-500mmをカバーする、超望遠ズームレンズです。
価格は130,000円前後と購入しやすいお値段ながら、ズーム全域F5.6通しで、手ブレ補正機構も搭載した、コストパフォーマンスに優れたレンズです。
ズーム全域F5.6通しで、明るさやボケ感を安定させることができるため、シャッタースピードを気にせず、被写体の動きを捉えることができます。
また、手ブレ補正機構を搭載しているため、手ブレを抑えて、よりシャープな写真を撮ることができます。
ただし、高級レンズと比べると、AF性能や画質は劣ります。AF速度や追従性は、高級レンズほどではありません。また、解像感や発色も、高級レンズに比べると劣ります。
AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VRの公式作例
※画像引用元:ニコン
AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VRのスペック
発売日 | 2015年9月17日 |
対応マウント | Nikon Fマウント |
フルサイズ対応 | ○ |
レンズ構成 | 12群19枚 |
絞り羽根 | 9枚 |
焦点距離 | 200-500mm |
最短撮影距離 | 2.2m |
最大撮影倍率 | 0.22倍 |
開放F値 | F/5.6 |
画角 | 12.2~5° |
手ブレ補正 | ○ |
防塵 | × |
防滴 | × |
フィルター径 | 95mm |
本体サイズ | 108x267.5mm |
重量 | 2090g |
実売価格 | 130,000円前後 |
生産が終了している神レンズ
AI Micro-Nikkor 55mm f/2.8S
AI Micro-Nikkor 55mm f/2.8S
1981年に発売されたAI Micro-Nikkor 55mm f/2.8Sは、発売から39年にもわたり愛され続けたNikonを代表するレンズです。
フィルムやオールドレンズのような描写を特徴とし、画面中央部の解像度は非常に高く、画面端にいくほど解像度は下がりますが、現代のレンズとは異なる独特の味わいがあります。
現代のレンズは、画面全体に高解像度を実現する「解像度主義」が主流です。
しかし、AI Micro-Nikkor 55mm f/2.8Sの描写は、その解像度主義とは対照的です。画面中央部は高解像度ですが、画面端に行くほど解像度は下がり、柔らかい描写になります。
AI Micro-Nikkor 55mm f/2.8Sのスペック
発売日 | 1981年 |
対応マウント | Nikon Fマウント |
フルサイズ対応 | ○ |
レンズ構成 | 5群6枚 |
絞り羽根 | 7枚 |
焦点距離 | 55mm |
最短撮影距離 | 0.25m |
最大撮影倍率 | 0.51倍 |
開放F値 | F/2.8 |
画角 | 43° |
手ブレ補正 | × |
防塵 | × |
防滴 | × |
フィルター径 | 52mm |
本体サイズ | 63.5x62mm |
重量 | 290g |
実売価格 | 16,000円前後(中古) |
AI Noct Nikkor 58mm F1.2
AI Noct Nikkor 58mm F1.2
ニコンのAI Noct Nikkor 58mm F1.2は、1977年に発売された大口径標準レンズです。
夜景撮影に特化した設計で、絞り開放でもサジタルコマフレアを抑え込み、F1.2の明るさを遺憾なく発揮できることから、多くの写真家に愛用されてきました。
AI Noct Nikkor 58mm F1.2は、星空や夜景を美しく写すために最適なレンズ。
絞り開放で撮影しても周辺光量の落ち込みが少なく、星空の繊細な輝きや、夜景のディテールをしっかりと捉えることができます。
2019年にはZマウントで「ノクト」の名前を冠した「NIKKOR Z 58mm f/0.95 S Noct」が発売され話題にもなりました。
発売から40年以上経った現在でも、その高い光学性能と希少性から、多くのカメラユーザーの憧れのレンズとなっています。
その為、AI Noct Nikkor 58mm F1.2は中古市場でプレミア価格となっており、300,000~500,000円ほどで取引されています。
1977年発売の「AI Noct Nikkor 58mm F1.2」
1982年発売の「AI Noct Nikkor 58mm F1.2S」
2種類のレンズがありますが、やはり1977年発売のAI Noct Nikkor 58mm F1.2の方が高値で取引されています。
AI Noct Nikkor 58mm F1.2
発売日 | 1977年 |
対応マウント | Nikon Fマウント |
フルサイズ対応 | ○ |
レンズ構成 | 6群7枚 |
絞り羽根 | 9枚 |
焦点距離 | 58mm |
最短撮影距離 | 0.5m |
最大撮影倍率 | - |
開放F値 | F/1.2 |
画角 | - |
手ブレ補正 | × |
防塵 | × |
防滴 | × |
フィルター径 | 52mm |
本体サイズ | 74×51.5mm |
重量 | 480g |
実売価格 | 300,000~500,000円(中古) |
Ai AF Nikkor 85mm F1.4D (IF)
Ai AF Nikkor 85mm F1.4D (IF)
Ai AF Nikkor 85mm F1.4D (IF) は、独特なボケ感を生み出し、立体感のあるポートレートや風景写真が撮れるレンズです。
2022年現在でも、最新の85mm F/1.4レンズと比べても、その魅力的な写りから、愛好家から根強い人気があります。
収差が残るため、最新レンズほどカルカリな写りではありませんが、それも美しいボケと相まって、レンズの個性がしっかりと出ています。
女性のポートレートや、花などの自然を撮りたい方は、ぜひ作例などを参考に、検討してみてください。
Ai AF Nikkor 85mm F1.4D (IF)のスペック
発売日 | 1995年 |
対応マウント | Nikon Fマウント |
フルサイズ対応 | ○ |
レンズ構成 | 8群9枚 |
絞り羽根 | 9枚 |
焦点距離 | 85mm |
最短撮影距離 | 0.85倍 |
最大撮影倍率 | 1/8.8倍 |
開放F値 | F/1.4 |
画角 | 28° |
手ブレ補正 | × |
防塵 | × |
防滴 | × |
フィルター径 | 77mm |
本体サイズ | 80×72.5mm |
重量 | 550g |
実売価格 | 55,000円前後(中古) |
Ai Nikkor 135mm F2
Ai Nikkor 135mm F2
Ai Nikkor 135mm F2は、ニコンが1974年に発売した望遠単焦点レンズです。焦点距離は135mmで、ポートレートや風景撮影に最適です。
このレンズの最大の特徴は、美しいボケ味です。12年間に及ぶレンズ研究の末に生み出されたボケ味は、背景を柔らかく優しく描写します。
Ai Nikkor 135mm F2は、マニュアルフォーカスのみですが、その操作感も良好です。
中古でも50,000円前後で購入できるため、コストパフォーマンスも優れています。
さらにボケ味にこだわった「Ai AF DC Nikkor 135mm F2S」もあります。
Ai Nikkor 135mm F2のスペック
発売日 | 1976年 |
対応マウント | Nikon Fマウント |
フルサイズ対応 | ○ |
レンズ構成 | 4群6枚 |
絞り羽根 | - |
焦点距離 | 135mm |
最短撮影距離 | - |
最大撮影倍率 | - |
開放F値 | F/2.0 |
画角 | - |
手ブレ補正 | × |
防塵 | × |
防滴 | × |
フィルター径 | 72mm |
本体サイズ | - |
重量 | 900g |
実売価格 | 50,000円前後(中古) |
AF-S NIKKOR 200mm f/2G ED VR II
AF-S NIKKOR 200mm f/2G ED VR II
AF-S NIKKOR 200mm f/2G ED VR IIは、通称「ニーニー」と呼ばれている単焦点レンズです。2010年に発売された後継機がないため、Nikonの200mm F2.0の最終型となっています。
このレンズの最大の特徴は、ボケ量が非常に大きいことです。
開放F値が2.0と明るいため、被写体と背景の距離を大きく取ることで、幻想的なボケを生み出すことができます。
手ブレ補正効果も3.0段と優れているため、手持ち撮影でもブレを抑えて撮影することができます。
一方で、新品時の価格が929,500円と非常に高額だったことや、使いどころが難しいことなどから、玉数が少なく、中古品すら出回っていないという状況です。
Nikon Zマウントでは、ノクトレンズが復活したため、200mm F2.0の復活も期待されています。
AF-S NIKKOR 200mm f/2G ED VR IIのスペック
発売日 | 2010年10月 1日 |
対応マウント | Nikon Fマウント |
フルサイズ対応 | ○ |
レンズ構成 | 9群13枚 |
絞り羽根 | 9枚 |
焦点距離 | 200mm |
最短撮影距離 | 1.9m |
最大撮影倍率 | 0.12倍 |
開放F値 | F/2.0 |
画角 | 12.2° |
手ブレ補正 | ○ |
防塵 | ○ |
防滴 | ○ |
フィルター径 | 52mm(リアフィルター) |
本体サイズ | 124x203.5mm |
重量 | 2930g |
実売価格 | 700,000~1,300,000円前後 |
Nikon Fマウントの神レンズに関するよくある質問
Q1: Nikon Fマウントとは何ですか?
A1: Nikon Fマウントは、ニコンがフィルムカメラ時代から採用しているカメラのレンズマウント規格です。現在も多くのレンズでこのマウントが使われており、高い互換性と豊富なレンズラインナップが特徴です。
Q2: Nikon ZマウントカメラでFマウントレンズを使用するには?
A2: Nikon ZマウントカメラでFマウントレンズを使用するためには、マウントアダプターが必要です。最新の「マウントアダプター FTZ II」を使用することで、AFやVRなどの機能をフルに利用できます。
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ニコンのFマウントとZマウントの違いを分かりやすく説明していきます!
※2024年3月26日に内容を更新しました。 こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です! 少し前にこんな質問を頂きました。 昔からカメラをされている方ならすぐに分かると思 ...
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Q3: AF-S NIKKOR 50mm f/1.8Gの特徴は?
A3: AF-S NIKKOR 50mm f/1.8Gは、美しいボケ味と高画質が魅力の人気単焦点レンズです。価格も手頃で、カメラ初心者や2本目のレンズをお探しの方に最適です。
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【実写作例付きレビュー】Nikon AF-S NIKKOR 50mm f/1.8Gは低価格で高画質なフルサイズ対応単焦点レンズ。
※2024年2月7日内容を更新しました。 こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です! Nikon AF-S NIKKOR 50mm f/1.8Gは、開放F1.8の明るい単焦点レンズ。 価格は手頃なが ...
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Q4: 「神レンズ」と呼ばれるレンズにはどのようなものがありますか?
A4: 神レンズには、AF-S NIKKOR 58mm f/1.4GやAF-S NIKKOR 85mm f/1.4G、AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G EDなど、低価格なものから超高額なレンズまで、多様なバリエーションがあります。これらのレンズは高画質や特有の描写で評価されています。
Q5: 生産が終了した「神レンズ」はどこで手に入りますか?
A5: 生産終了した神レンズは中古市場で手に入ります。例えば、AI Micro-Nikkor 55mm f/2.8SやAI Noct Nikkor 58mm F1.2などがあり、時には低価格で入手できることもありますが、希少性からプレミア価格がつくこともあります。
Q6: Nikonのレンズを選ぶ際のポイントは?
A6: Nikonのレンズを選ぶ際は、使用するカメラのマウント規格を確認し、撮影したい被写体やシーンに合った焦点距離と開放F値のレンズを選ぶことが重要です。また、予算や撮影スタイルに合わせて、新品か中古かも選択肢の一つです。
Q7: レンズの「ボケ味」について教えてください。
A7: レンズの「ボケ味」とは、ピントが合っていない部分のぼやけ方や美しさを指します。レンズによってボケの質感が異なり、ポートレート撮影などで被写体を際立たせたい場合に重要な要素となります。レンズ選びの際には、ボケ味の特性も考慮に入れると良いでしょう。
まとめ
もっと紹介したいレンズが沢山ありますが、数が多くなりすぎるので、評価の高い神レンズを絞り込んでご紹介しました。
歴史の長いNikon Fマウントだけあって、神レンズが沢山あり過ぎる!!
「レンズは資産」と言う言葉がありましたが、古くても評価の高いレンズは中古でも値段が高い!
現在は解像度を高めたレンズが多いですが、少し前のレンズだとボケ味やフレアの活かし方に拘ったレンズが多く、今とは違う描写の写真が撮れるのも面白いです。
Nikonのカメラをお使いの方は、ぜひ神レンズと呼ばれる高性能で評価の高いレンズも一度お使いになられてみて下さい!
レンズ沼に全身がすっぽりと入って抜け出せなくなると思います(笑)
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