単焦点レンズとはズーム機能が無いレンズの事で、35mmや50mmと決まった焦点距離しか使えないレンズです。
「ズームが出来ない」これだけでこのレンズの不便さが伝わると思います。
余談ですが、私の学生の頃は浜崎あゆみさんがイメージキャラクターに起用された
コンパクトデジタルカメラのCMがガンガン流れてまして「あゆはブレない(手ぶれ補正の事)」や○○倍ズーム!とよく宣伝してました。
そして、ちょうどこの頃から携帯(ガラケー)にもカメラが搭載されはじめ、学生だった私はよく友達を撮ったりして遊んでましたね。
そんな世代の私からすると、カメラはズームして当たり前なんです!
ズーム出来ないなんて不便過ぎるわ(笑)!
なんて思っていた私も今ではすっかり単焦点厨になってしまい、現在持っているレンズは単焦点レンズのみです。
なぜ評価が180°変わったのか。その理由をご紹介したいと思います。
D5300+AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G 【焦点距離35mm 1/4000秒 f/2.2】
「AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G」を買ったその日に撮った写真です。
たしかカメラ歴1週間とかの頃です(笑)
ズーム出来ない単焦点をあえて使う理由
単焦点はとにかく明るいレンズ
※暗い場所でも三脚なしでここまで撮れます!
F値が1.8や1.4などのレンズがあるのが単焦点レンズの特長です。
ズームレンズは何枚ものレンズが入っていて構造も複雑ですので、明るいレンズを作るのは難しい上に、ズームレンズで明るいレンズは大変高価です。(15万~30万くらい)
明るいレンズのメリットは、室内とかの薄暗い場所でもシャッタースピードが稼げて手振れをしにくいですし、背景を大きくぼかした写真が撮れます。
ボケた写真を撮りたい方は、単焦点レンズを購入してみて下さい。
暗いズームレンズと比べると、驚くほど背景がよくボケて被写体が浮き上がったプロっぽい写真が撮れますよ!
描写力が高い
例えば25mm-80mmのズームレンズですと、その全ての焦点距離の写りを平均的良くしなければなりません。
しかし例えば35mm単焦点レンズですと、35mmの焦点距離に特化したレンズが作れるのでズームレンズより描写力が勝るのです。
また周辺減光(四隅が暗くなる)や写真が湾曲しずらいです。
安くて写りの良いレンズが多い
明るく描写力も高いにも関わらず、なんと1~3万円から単焦点レンズは販売されています。
もちろんF値が1.4とかのレンズは15~20万と高価なレンズもありますが、キットレンズの次に新しいレンズが欲しいと言う方でも、1万円台のレンズなら手が出しやすいと思います。
私もD5300のダブルズームキットの次は35mmの単焦点を購入しました。
撮るのが楽しくなる
これは個人差があるかも知れませんが、ズーム機能が無いので撮りたいものが自分から離れた場所にあるのなら、そこまで歩いて近づいて撮影するしかないです。
反対に大きな建物の全体を写したいのなら、自分が後ろへ下がる必要があります。
初めはめんどくさいと感じると思うのですが、しばらく単焦点を使ってみた後にズームレンズに付け直して撮影してみると、違和感を感じるはず。
「道具に頼ってる感」を凄い感じるんですよ。
私はズームレンズは便利だけど楽しくないレンズと感じています。
Nikon 単焦点レンズ AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G ニコンDXフォーマット専用
まとめ
D5300+AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G 【焦点距離35mm 1/4000秒 f/1.8】
これはカメラ歴2週間のころの写真です。
ボケ写真にハマってた時期ですね!
各メーカーの単焦点レンズの記事はこちらからどうぞ!
単焦点レンズは一眼レフの楽しさを最大限引き出してくれるレンズだと思います。
私自身も本格的にカメラにのめり込んだのも、単焦点レンズを買ってからでした。
あと単焦点レンズはボケの事ばかりに注目されがちですが、風景を撮影してもとてもキレイな写りに仕上がります!
「一眼レフのズームセット持ってるけど、あんま使ってないな」と言う方は、騙されたと思って単焦点レンズを買って見て下さい。
ほんとうの一眼レフの楽しさに気付くと思います。
Nikon デジタル一眼レフカメラ D5300 ブラック 2400万画素 3.2型液晶 D5300BK
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