2022年 梅野の撮影日記 写真の撮り方

紫陽花の撮り方5選|50mm単焦点と広角レンズで変わる構図とボケ【作例付き】

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※2026年10月25日に内容を更新しました。

 

こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です!

 

紫陽花(アジサイ)の撮り方は、レンズと構図を変えるだけでも印象が大きく変わります。前回、前々回は望遠レンズを使った撮影方法をご紹介しました。

 

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今回は50mm単焦点レンズと17-35mmの広角ズームレンズを使い、紫陽花を撮る5つのアイデアをご紹介します!広角レンズでは花が咲く場所の広がりや奥行きを、50mm単焦点では前ボケや背景の整理を意識してみました。実際の作例と撮影設定を交えながら、初心者の方にも試しやすい構図の作り方をお伝えします。

 

 

紫陽花の撮影に使った広角・50mm単焦点レンズ

 

TAMRON 17-35mm F/2.8-4 Di OSDの画像

 

広角ズームはTAMRON 17-35mm F/2.8-4 Di OSD(Model A037)のニコンFマウント用。17mmでは花が咲く風景を広く写せて、ズームすることで主役の紫陽花を少し大きく捉えることもできます。

2018年発売の一眼レフ用レンズで、メーカー公式情報では2020年7月に生産終了しています。これから探す場合は、中古品の状態や付属品、対応マウントを確認しておきたいですね。

ミラーレスで使う場合は対応するマウントアダプターが必要です。カメラやレンズのファームウェアによって動作条件が異なる場合があるため、購入前に組み合わせを確認しましょう。

AF-S NIKKOR 50mm f/1.8Gの画像

 

もう1本は、ニコンFマウント用のAF-S NIKKOR 50mm f/1.8G。開放F1.8の明るさと、約185gという軽さが特長です。

ズームはできませんが、被写体との距離や立ち位置を変えながら、紫陽花を印象的に切り取れる単焦点レンズです。

いわゆる「撒き餌レンズ」としても知られ、明るいF値を生かした柔らかなボケを楽しめます。今回は広角ズームとの違いが伝わるように、前ボケと撮影角度を工夫して撮ってみました!

 

 

紫陽花の撮り方5選|広角と50mm単焦点の作例

 

 

動画でも撮影してきましたので、ぜひご覧ください!

 

 

1:広角17mmで二分割構図と三角構図を作る

 

50mm単焦点と広角レンズを使って撮る紫陽花の写真After image

◆真ん中のバーをスライドさせてみて下さい

 

step
1
広角17mmで二分割構図と三角構図を作る


1枚目は、紫陽花が咲く場所の風景まで取り入れた写真です。花だけでなく、道や周囲の木も構図の一部として使いました。

焦点距離17mmの広角で撮影し、手前から奥へ続く紫陽花の広がりを見せています。

 

画面を上下に二分割するように構成します。
上半分には空や木などの明るい背景、下半分には紫陽花や道を配置して、写真全体にメリハリをつけました。

 

広角レンズは近くのものを大きく、遠くのものを小さく見せやすく、遠近感を強調した写真に向いています。

そこで紫陽花が並ぶラインを画面の奥へ伸ばし、三角形を意識して撮ってみました。視線が自然と奥へ向かう構図を狙っています。

花のアップとは違って、その場の奥行きや雰囲気が伝わる写真になったと思います!なお、この作例はシャッタースピード1/30秒。手持ち撮影なら、ブレを防ぐために構えを安定させたい設定です。

 

使用レンズと設定

使用レンズ:TAMRON 17-35mm F/2.8-4 Di OSD (Model A037)
焦点距離 17mm
F値 F/8.0
シャッタースピード 1/30秒
ISO感度 400
露出値 ±0

 

2:広角の遠近感を生かした三分割構図

 

50mm単焦点と広角レンズを使って撮る紫陽花の写真After image

◆真ん中のバーをスライドさせてみて下さい

 

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2
広角の遠近感を生かした三分割構図

2枚目はカメラを縦に構えて、紫陽花が奥へ続いていく様子を撮影しました。

三分割構図の左下の交点付近に、主役となる紫陽花を配置しました。

 

紫陽花の並ぶラインを視線の通り道にして、奥へ収束する「消失点」が三分割の左上付近に来るようにしています。

 

梅野
梅野
手前の花を主役にしながら、奥へと続く景色も見せられたと思います。広角で撮ると余計な背景も入りやすいので、立つ位置を少し変えることも大切ですね!

 

使用レンズと設定

使用レンズ:TAMRON 17-35mm F/2.8-4 Di OSD (Model A037)
焦点距離 27mm
F値 F/4.5
シャッタースピード 1/50秒
ISO感度 100
露出値 -0.7

 

3:縦構図と三分割で余計な背景を整理

 

50mm単焦点と広角レンズを使って撮る紫陽花の写真After image

◆真ん中のバーをスライドさせてみて下さい

 

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3
縦構図と三分割で余計な背景を整理

3枚目は三分割構図を使い、手前の紫陽花と奥にある橋の位置関係を意識してみました。

横構図では左側の道が目立ってしまうので、縦構図で不要な部分を画面から外しました。背景を整理すると、見せたいものが伝わりやすくなります。

 

きれいな紫陽花を三分割の右下の交点に配置。
左上の交点とそのライン上には古びた橋を置き、花から背景へ視線が流れるように撮ってみました。

 

梅野
梅野
手前の明るい紫陽花と、奥の暗い橋が対比になって、主役を引き立ててくれました。F11まで絞って背景も写していますが、シャッタースピードは1/40秒なので、手ブレには注意したいところです。

 

使用レンズと設定

使用レンズ:TAMRON 17-35mm F/2.8-4 Di OSD (Model A037)
焦点距離 30mm
F値 F/11.0
シャッタースピード 1/40秒
ISO感度 100
露出値 -0.7

 

4:50mm単焦点で柔らかな前ボケを作る

 

50mm単焦点と広角レンズを使って撮る紫陽花の写真

 

step
4
50mm単焦点で柔らかな前ボケを作る

ここからは50mm単焦点レンズ「AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G」に交換。広く見せる撮り方から、主役の紫陽花に視線を集める撮り方へ切り替えます。

この作例はF2.2で撮影。手前の花を大きくぼかし、主役の紫陽花を引き立てました。

 

前ボケを使うと、画面を次の3層に分けやすくなります。

前景(前ボケ)

中景(被写体)

後景(背景)という構成にすると、写真に立体感や奥行きを出しやすくなります。手前の花をレンズの近くに入れ、主役にピントを合わせるのがコツです!

 

前ボケで柔らかな雰囲気を作りつつ、主役の紫陽花を三分割構図の左上の交点付近に配置しました。前ボケが主役を隠しすぎないように意識すると、見やすい写真になります。

 

使用レンズと設定

使用レンズ:AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G
焦点距離 50mm
F値 F/2.2
シャッタースピード 1/400秒
ISO感度 100
露出値 -1.3

 

5:50mm単焦点で真上から撮る日の丸構図

 

50mm単焦点と広角レンズを使って撮る紫陽花の写真

 

step
5
50mm単焦点で真上から撮る日の丸構図

最後は50mm単焦点レンズを使い、紫陽花を真上から見下ろす「日の丸構図」に挑戦しました。

日の丸構図は、主役を画面の真ん中に配置するシンプルな撮り方です。

 

初心者でも試しやすく、写真の主役をはっきり見せられるのがメリットですね。

ただし、撮影する角度や背景によっては、いつもと似た写真になってしまうこともあります。

 

そこで一工夫。カメラを構える角度を変えてみます。
今回は背の低い紫陽花を探し、花の真上からハイアングルで撮影。正面からでは見えにくい花の形が分かり、主役が浮かび上がるような一枚を狙いました。

 

ただ、真上から撮ると背景に地面が入りやすくなります。

土や落ち葉が目立つと、せっかくの紫陽花から視線がそれてしまいますよね。

今回はF2.0で背景をぼかし、露出補正を-2.0にして地面を暗く見せました。花まで暗くなりすぎないように、撮影後の明るさを確認しながら調整するのがポイントです。

 

使用レンズと設定

使用レンズ:AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G
焦点距離 50mm
F値 F/2.0
シャッタースピード 1/250秒
ISO感度 100
露出値 -2.0

 

まとめ

 

 

梅野
梅野
広角レンズを使うのは久しぶりで不安もありましたが、紫陽花が並ぶ奥行きを生かした写真が撮れたんじゃないかと思います。

 

紫陽花は梅雨の季節を代表する被写体ですが、花だけを追いかけていると、似たような構図が増えがちです。

広角で周囲の風景を入れたり、50mm単焦点で前ボケを作ったりすると、同じ場所でも写真の印象を変えられると感じました。

 

「写真のバリエーションを増やすには、もっと多くの構図を覚えなきゃ!」

と思いがちですが、初心者にも扱いやすい「日の丸構図」と「三分割構図」だけでも、レンズや撮影位置を変えればいろいろな表現ができます。

 

新しい撮影テクニックを覚えるのも大事ですが、知っている構図を使いこなすことも同じくらい大切!

 

「今日は三分割構図だけで何パターン撮れるか試してみよう」など、撮影テーマを一つ決めて出かけるのも良いと思います。広角と50mm単焦点、どちらにも違った楽しさがありますね!

 

よくある質問(FAQ)

Q1. 紫陽花の撮影には、広角レンズと50mm単焦点のどちらが向いていますか?

花畑や周囲の風景を広く写したいなら広角レンズ、1輪の紫陽花を主役にして背景をぼかしたいなら50mm単焦点レンズが使いやすいです。この記事では、広角で奥行きを見せる3つの作例と、50mmでボケを生かす2つの作例を紹介しています。

Q2. 50mm単焦点レンズはAPS-Cカメラでも同じ画角になりますか?

同じ画角にはなりません。今回使用したニコンの50mmレンズをDXフォーマット機に装着した場合、35mm判換算で約75mm相当の画角になり、フルサイズ機より狭い範囲が写ります。撮影位置や背景との距離を調整して構図を作りましょう。

Q3. 紫陽花の前ボケをきれいに作るコツは?

主役の紫陽花より手前にある花や葉を画面に入れ、主役にピントを合わせます。F値を小さくすると手前をぼかしやすく、この記事の作例では50mm・F2.2を使用しました。前ボケが主役を隠しすぎない位置を探すのがポイントです。

Q4. 広角レンズで背景がごちゃごちゃする場合はどうすればいいですか?

まず立ち位置とカメラの向きを変え、見せたい紫陽花以外のものが入りにくい構図を探しましょう。横構図で道などが目立つときは、縦構図に切り替えるのも効果的です。三分割構図を目安に主役と背景を整理すると、意図が伝わりやすくなります。

Q5. 記事のF値やシャッタースピード、露出補正をそのまま設定すれば同じ写真が撮れますか?

記事の数値は実際の撮影例ですが、光の強さやカメラ、被写体との距離が変われば適切な設定も変わります。特に1/30秒や1/40秒のような遅めのシャッタースピードでは手ブレに注意してください。まずは作例を参考に撮り、明るさやブレを確認しながら調整するのがおすすめです。

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