※2026年10月23日に内容を更新しました。
こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です!
2019年発売の「SIGMA 24-70mm F2.8 DG DN | Art」は、フルサイズミラーレス向けに設計された大口径標準ズームレンズ。この記事で紹介するのは、後継の「II型」ではなく初代モデルです。
24-70mmの使いやすい焦点距離に加え、ズーム全域で開放F2.8の明るさを確保。室内や夕方でもシャッタースピードを稼ぎやすく、背景を大きくぼかした写真も狙えます。
15群19枚の光学設計やナノポーラスコーティングも見どころ。高い解像感と自然なボケに加え、逆光時のフレア・ゴーストへの対策も施されています。ただし、F2.8でも手ブレが必ず防げるわけではありません。

純正の大口径標準ズームと比較検討しやすい価格帯で、画質を重視するSONY Eマウント・Lマウントユーザーから注目された一本ですね。なお、初代モデルはメーカー公式サイトで生産終了と案内されているため、購入時は流通状況も確認したいところです。
今回はSIGMA 24-70mm F2.8 DG DN | Artの特長を整理し、国内外のレビューをもとに、画質・AF性能・重さといった購入前に知りたいポイントを見ていきます!
記事の信頼性

梅野
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SIGMA 24-70mm F2.8 DG DN | Art(初代)の特長

※画像引用元:シグマ
まずは、初代SIGMA 24-70mm F2.8 DG DN | Artが評価された理由を、描写力・接写性能・オートフォーカスの3つに分けて見ていきましょう。
Artシリーズらしい解像力と美しいボケ

※画像引用元:シグマ
SIGMAの「Artシリーズ」は、描写性能を重視したレンズラインナップ。標準ズームでも画質に妥協したくない人に向けたシリーズです。
この24-70mm F2.8 DG DNも、開放付近からのシャープさとボケの表現を両立する設計で、風景から人物撮影まで活用できます。
ポイント
SIGMA 24-70mm F2.8 DG DNは、15群19枚のレンズ構成を採用。大口径ズームで気になりやすい色にじみや収差への対策が施されています。
FLDガラス6枚とSLDガラス2枚を組み合わせ、色収差などを抑えることで、透明感のある写りを実現しています。
FLDガラスは、色のにじみを抑えるために採用された低分散ガラス。輪郭の色づきが目立ちやすい高コントラストの被写体でも、描写を整える役割があります。
SLDガラスも同じく色収差の補正に寄与します。異なる特性のガラスを組み合わせることで、色収差を徹底的に抑制しています。
このレンズを選ぶ理由として、開放F2.8からシャープな描写を期待できる点は外せません。
ただし、中心部と周辺部、焦点距離、撮影距離によって写りは変わります。作例やレビューを見るときも、どの条件で撮影されたかを確認したいですね。
F/8.0程度まで絞れば、風景などで周辺部の描写も重視したいときに使いやすくなります。
一方、絞りを開ければ光を取り込みやすくなり、背景をぼかして主役を引き立てる写真も楽しめます。
最短撮影距離0.18m。近接撮影にも強い
ポイント
SIGMA 24-70mm F2.8 DG DNの最短撮影距離は、広角端24mmで0.18m、望遠端70mmで0.38m。いずれも撮像面から被写体までの距離です。
広角側でぐっと近づけるため、花や料理、小物を撮るときにも扱いやすいですね。近接撮影のしやすさは、標準ズームを選ぶうえで見逃せません。
焦点距離だけでは分からない「寄れる性能」に注目すると、普段の撮影でどこまで表現できるかが見えてきます。
広角から中望遠までをカバーし、近接撮影もできることには、次の3つのメリットがあります。
近づいて花や小物のディテールを写せる
24mm側では最短0.18mまで近づけるので、花や草木、小物を大きく写しながら周囲の景色も取り入れられます。
70mm側の最短撮影距離は0.38m。被写体との距離を保ちつつ、細部に視線を集める構図が作れます。ただし、警戒心の強い小動物や昆虫は無理に近づかないことも大切です。
開放F2.8を生かして背景をぼかせる
ズーム全域でF2.8を使えるため、背景をぼかして被写体を目立たせたい場面にも向いています。
24mm側では周囲の雰囲気まで写し込めるので、被写体と背景の関係を生かした写真に仕上げやすいです。
70mm側では画角が狭まり、被写体と背景の距離によっては大きなボケを作れます。人物や花を背景から浮かび上がらせたいときに便利ですね。
風景・ポートレート・スナップに幅広く対応
24mmの広角から70mmの中望遠まで、レンズ交換をせずに画角を変えられるのが標準ズームの強みです。
旅行の風景、日常のスナップ、ポートレートに加え、料理や雑貨の撮影にも対応。一本で撮り歩きたい方には、この柔軟さがうれしいところです。
静かなAFが特長。動体への追従評価には違いも

※画像引用元:シグマ
ポイント
SIGMA 24-70mm F2.8 DG DNのAFには、STM(ステッピングモーター)が採用されています。静かな駆動とスムーズなピント移動を意識した設計です。
STMは、駆動音を抑えやすいのが特長。
動画撮影でも使いやすい一方、実際の作動音や追従性はカメラ本体、撮影環境、設定によって変わります。
海外レビューでは素早いAFが評価されていますが、特定の合焦時間だけで性能を判断するのは難しいところ。とくに動く被写体へのAF-C追従は、後述するユーザーレビューでも意見が分かれています。
AFの速さや精度には好意的な口コミがある一方、SONY純正レンズと比べてAF-Cの追従に不満を感じたという声もあります。撮影する被写体と組み合わせるカメラによって評価が変わる点は押さえておきたいですね。
人物・風景・スナップが中心なら有力な選択肢。動画撮影や激しい動体撮影でAF性能を重視する場合は、実機での動作やボディとの相性も確認して選ぶと安心です。
SIGMA 24-70mm F2.8 DG DN | Artの公式作例
※画像引用元:シグマ
SIGMA 24-70mm F2.8 DG DN | Artの主なスペック
| 発売日 | 2019年12月20日 |
| 対応マウント | SONY Eマウント/Lマウント |
| フルサイズ対応 | 〇 |
| レンズ構成 | 15群19枚 |
| 絞り羽根 | 11枚 |
| 焦点距離 | 24-70mm |
| 最短撮影距離 | 0.18m-0.38m |
| 最大撮影倍率 | 1:2.9-1:4.5倍 |
| 開放F値 | F2.8 |
| 画角 | 84.1~34.3° |
| 手ブレ補正 | × |
| 防塵 | 〇 |
| 防滴 | 〇 |
| フィルター径 | 82mm |
| 本体サイズ | 87.8x124.9mm |
| 重量 | 830g |
| 実売価格 | 133,000円前後 |
SIGMA 24-70mm F2.8 DG DNの口コミ・レビュー
※レビューは価格.comより引用しています。
SIGMA 24-70mm F2.8 DG DNの良い評判・口コミ
純正レベルの機能性があります。
鏡筒部にあるボタンはあまり使いませんが、あればあったで困ることはありません。
基本的には最小限の機能性です。
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α7R4の6100万画素の解像度に耐えうる解像度のレンズです。
空気感、キレ、目を見張る物があります。
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ミラーレス用レンズとしては大きく思い部類だとは思いますが、一眼レフ用レンズと比べれば軽量コンパクトであり、他社フルサイズミラーレスの同スペックのレンズと比べてもそこまで極端に大きく重いレンズではないと思います。
大三元レンズとはこういうものです。
この性能を考えれば、10万円という価格も高価とは言えないのではないでしょうか。
これを買っておけば、標準ズームレンズで迷うことはないでしょう。

レンズキット乗り換え時に検討頂きたい一本
仕事でも趣味でも併用可能な大三元を探していた際に購入。
こちらを入手後、まさかの24-70GMⅡが発表され若干後悔するも、今のところはお値段以上の満足感です(笑)
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10万円前半でこの描写力はコスパ抜群だと思います。
もちろん純正GMと比較すれば物足りなさは感じますが、開放域F2.8は風景写真から人や動物まで幅広くカバーでき、ボケ感も及第点。特に広角域の描写力は秀逸かと。
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他の諸先輩が記されている様に、総じてバランスが良い標準レンズかと感じます。
レンズ重量が泣きどころくらいですが、ズームレンズキットが物足りなくなり、「次の一本」を検討する際は是非とも購入を検討して欲しい一本です(^^)

描写力に優れた定番レンズ
SIGMA 24-70mm F2.8 DG DN標準ズームの定番であり風景、人物、花、星景等に使用している。
旅行などに一本レンズを持ち出すとするなら広角端の24mmは必須で本レンズが本命となる。
最短撮影距離が広角端で18cmと寄れる事がより撮影の幅を広げてくれる。
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解像度、ボケ等、描写画質においての不満は全くなくAF精度や速度においても同様である。
回転方向が純正とは逆であるとの指摘が多々あるが、個人的には全く気にならないし、ズーム操作時のトルク感も適度で操作性は良好である。
不満な点はレンズフードにゴミが付着しやすい材質である事と少々大きめな事であるが、本体の作りが重厚かつ高級感がある中で残念な事である。
重量も今となっては重い類で更なる軽量化が望まれるが、コストパフォーマンスも含め総じて満足度の高いレンズではある。
SIGMA 24-70mm F2.8 DG DNの悪い評判・気になる点

AF-Cの追従に難有り。その一点で、お勧めできない。
操作性はズーム操作の回転方向がSONY純正と逆なので★★。
表現力は、純正と違いがわからないくらいなので、同等の意味で★★★。
携帯性は純正よりもわずかに小さいだけなので★★★。
機能性は★。
AF-Sでピントが甘いときが多々あります。開放に近づくほど顕著。
AF-Cでは動き回るものが追えません。純正GMと比べるとかなり遅いです。
どんなに小さく仕上げても、安くても、AFが信用出来ないのであれば、価値は激減します。
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追記
一眼レフ用の50F14などの大口径もピントが合わないことで、メーカーにボディごと送って調整に出したことがあります。SIGMA、まだAF弱いんですね。見た目はデザイナー変えた甲斐があって良くなっているのに。
SIGMA 24-70mm F2.8 DG DNの海外レビュー・評価
【SIGMA 24-70mm F2.8 DG DNの長所】
・特に同様のハイエンド・ライバルに対して非常に競争力のある価格設定
・耐候性に優れた堅牢な造り
・明るく、一定の開放F値F2.8
・セルフリリースズームロックとカスタマイズ可能なAFロックボタン
・素早く静かなオートフォーカス
・フォーカスブリージングが非常に少ない
・ほとんどの点で魅力的なボケ
・収差がよく抑えられている
・まともなマクロ機能
【SIGMA 24-70mm F2.8 DG DNの短所】
・キャッツアイ効果が異常に気になる。
・特にクローズアップの場合、角が少し柔らかい
・82mmフィルターは高価
【SIGMA 24-70mm F2.8 DG DNの総評】
シグマ24-70mm F2.8 DG DN Artレンズは、EマウントかLマウントかによって選択肢は異なるが、どちらのマウントでも非常に堅実な製品だ。その価格設定はソニーやパナソニックのメーカー製品を圧倒しており、そのハイエンドな作りと性能にもかかわらず、どちらのマウントでもコンシューマーグレードの製品より全然高価ではない。
サイズや重量、コストに特に敏感なEマウントの撮影者で、広角の可能性が低くても我慢できるのであれば、タムロンの最新作を調査する価値は間違いなくあるだろう。
新型のVXD G2は、より現代的なグランドアップ再設計で、ボケ性能を除くほとんどの分野でシグマを上回る。しかし、シグマArtレンズの堅実なオールラウンド性能を考慮すると、ソニーG Masterのために2倍の金額を費やすべきだと主張するのは難しい。シグマArtレンズは、ほぼ全ての面で魅力的な描写を実現することができ、同時に、他のレンズやカメラ機材を購入するための費用を簡単に節約することができる。
※引用元:dpreview
SIGMA 24-70mm F2.8 DG DNのレビューまとめ|初代Artはどんな人向け?

SONY Eマウントのフルサイズミラーレスには、純正だけでなくサードパーティー製のF2.8標準ズームも選択肢があります。
初代SIGMA 24-70mm F2.8 DG DN | Artは、24-70mmという使いやすい画角、明るいF2.8、高い解像感を備えたモデル。レビューでも画質に満足する声が目立ちます。
このレンズで特に注目したいのは、解像力と価格のバランスです。
海外レビューでも中央部のシャープさや収差の少なさ、価格に見合う描写性能が評価されています。ただし、周辺部の描写や近接撮影時の柔らかさなど、気になる点も指摘されています。
高画素機を使っていて解像感を重視する方や、F2.8の明るさを生かした写真を撮りたい方に合うレンズです。
24mmで風景や旅行先の街並みを写し、70mmで人物や花に寄る。一本で対応できる撮影シーンの広さも魅力ですね。
一方で、購入前に知っておきたい弱点もあります。
レビューでは、AF-Cの追従性、約830gという重量、近接時の周辺描写、82mmフィルターの費用などが気になる点として挙げられています。評価には撮影条件や個人差があります。
元記事で紹介している実売価格は133,000円前後ですが、これは掲載時の参考値です。初代モデルはすでに生産終了となっているため、購入時の実際の価格や在庫状況とは分けて考えましょう。
純正G Masterとの価格差だけでなく、AFへの要求、手持ちでの負担、後継II型との違いを見比べると、自分に合うか判断しやすくなります。
SIGMA 24-70mm F2.8 DG DN | Art(初代)は、解像感のある写真を撮りたい方にとって、今でも特徴を比較する価値がある大口径標準ズームです。後継の「24-70mm F2.8 DG DN II | Art」が2024年に発売されており、初代はメーカー公式に生産終了とされています。
新品の流通品や中古品を検討するなら、レンズの状態や保証、Eマウント・Lマウントの違い、AF性能の優先度までチェックしてみてください。画質を重視しつつ予算も考えたい方なら、候補の一つになるでしょう。
よくある質問(FAQ)
SIGMA 24-70mm F2.8 DG DNはどんな撮影に向いていますか?
風景、ポートレート、旅行、日常のスナップなど、幅広い撮影に向いています。24-70mmの焦点距離とズーム全域F2.8の明るさを備え、近接撮影にも対応します。一本でさまざまな被写体を撮りたい方に使いやすい標準ズームです。
初代24-70mm F2.8 DG DNとII型は同じレンズですか?
いいえ、別のモデルです。この記事で扱う初代は2019年発売で、2024年には後継の「24-70mm F2.8 DG DN II | Art」が登場しました。初代はメーカー公式サイトで生産終了と案内されているため、購入時は型名と販売状況を確認してください。
SIGMA 24-70mm F2.8 DG DNには手ブレ補正がありますか?
レンズ内手ブレ補正は搭載されていません。手ブレを抑えたい場合は、カメラ本体の補正機能やシャッタースピード、カメラの構え方を確認しましょう。開放F2.8の明るさは有利ですが、それだけで手ブレを防げるわけではありません。
SONY EマウントとLマウントのどちらでも使えますか?
初代SIGMA 24-70mm F2.8 DG DN | Artには、SONY Eマウント用とLマウント用があります。ただし、一本のレンズを両方のマウントにそのまま装着できるわけではありません。購入時は自分のカメラに対応するマウント仕様を選んでください。
オートフォーカスの評判が分かれるのはなぜですか?
AF性能の感じ方は、使用するカメラ本体や被写体の動き、撮影設定などによって変わります。原文の口コミにも、素早く正確だと評価する声と、AF-Cの追従に不満を持つ声の両方があります。動体撮影が中心なら、実際の撮影条件に近いレビューや実機で確認すると判断しやすくなります。
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