こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です!
ミラーレスカメラの普及に伴い、専用設計された大口径超広角ズームレンズも、数多く発売されています。
その中でも、特に人気を集めているのが、SIGMAの「14-24mm F2.8 DG DN Art」
このレンズは、SIGMAの最新技術を投入した新設計による大口径超広角ズームレンズで、写りの良さと価格の安さが魅力!
さらに、SIGMAのレンズと言えば、重いことがデメリットでしたが、このレンズはショートフランジバックの特性を活かし、ボディの小型化と高画質を両立させています。
重量は795gと女性でも扱いやすいサイズと重量です。
このように、写り良し・価格良し・小型軽量の3拍子揃った「SIGMA 14-24mm F2.8 DG DN Art」は、ミラーレスカメラユーザーに最適なレンズと言えるでしょう!
今回はSIGMA 14-24mm F2.8 DG DN Artの、レビューや評価をまとめてみました!
記事の信頼性
- 写真歴 9年目
- ブログ運営歴 9年目(月間PV数12万)
- メーカー様からのレビュー案件多数
- YouTubeチャンネルで撮影テクニックなど情報発信中(2024.5現在登録者数4600人)
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SIGMA 14-24mm F2.8 DG DN Artの特長
それではまず、SIGMA 14-24mm F2.8 DG DN Artの特長をご紹介します!
高画質を支える特殊低分散ガラスとナノポーラスコーティング
ポイント
SIGMA 14-24mm F2.8 DG DN Artレンズは、特殊な低分散ガラスとSIGMAの独自技術であるナノポーラスコーティングの融合により、極めて高い画質を誇ります。
FLDガラス1枚とSLDガラス5枚を最適に配置することで、画面の端まで色収差を効果的に抑えます。
また、最前面の大口径非球面レンズを含む3枚の非球面レンズが、コマ収差を効率的に低減し、圧倒的な解像感を発揮!
SIGMA独自の「ナノポーラスコーティング」は、従来のスーパーマルチレイヤーコーティングに加え、NPC(Nano Porous Coating)技術を採用。
多孔質シリカの使用により、ナノサイズの穴が屈折率を大幅に低下させ、反射光を劇的に減少させます。
その結果、逆光時でもフレアやゴーストが抑制され、非常にクリアな画質が得られるのです。
この最先端の技術により、写真家や映像クリエーターたちが、より鮮明で質の高い映像表現を実現できるようになります。
SIGMAのレンズは、その優れた性能で、視覚表現の可能性を広げてくれますね!
タフなボディと高速AF
タフなボディと高速AF
SIGMA 14-24mm F2.8 DG DN Artはmプロフェッショナルな撮影を追求する方に最適なレンズ。
【ポイント】
- 先進のステッピングモーターを採用したことで、オートフォーカス(AF)の速度が飛躍的に向上し、静かな撮影が実現。
これにより、顔認識や瞳優先AF機能を活用した繊細なポートレート撮影や、動きの速い被写体も逃さない動画撮影が可能に。 - カスタマイズ可能なAFLボタンを通じて、直感的で快適な操作性を実現。
- レンズの防塵防滴構造と撥水・防汚コートにより、雨天でも砂塵の多い環境でも、優れた性能を維持。
あらゆるシチュエーションで、撮影の可能性を広げます!
リアフィルターホルダーが標準装備
リアフィルターホルダーが標準装備
星景写真撮影において不可欠な要素として、シートタイプのリアフィルターを取り付けるための「リアフィルターホルダー」が標準装備されている点はとても嬉しいポイントですね!
このリアフィルターホルダーは、撮影中のフィルター脱落を防止するためのロック機構を備えており、星空撮影の際の安定性と信頼性の向上。
この機能を活用することで、天体の微細なディテールを捉えることが可能になり、夜空の魅力を最大限に引き出すことができます。
フィルターの簡単な装着と安全な使用を保証するこのホルダーは、星景写真撮影の要となる機能として、撮影体験を一層豊かにしてくれます。
SIGMA 14-24mm F2.8 DG DN Artの公式作例
※画像引用元:シグマ
SIGMA 14-24mm F2.8 DG DN Artのスペック
発売日 | 2019年8月23日 |
対応マウント | SONY Eマウント |
フルサイズ対応 | 〇 |
レンズ構成 | 13群18枚 |
絞り羽根 | 11枚 |
焦点距離 | 14~24mm |
最短撮影距離 | 0.28m |
最大撮影倍率 | 1:7.3倍 |
開放F値 | F2.8 |
画角 | 114.2~84.1° |
手ブレ補正 | × |
防塵 | 〇 |
防滴 | 〇 |
フィルター径 | ×(リアフィルター) |
本体サイズ | 85x133mm |
重量 | 795g |
実売価格 | 140,000円前後 |
SIGMA 14-24mm F2.8 DG DN Artのレビュー
※レビューは価格.comより引用しています。
SIGMA 14-24mm F2.8 DG DN Artの良い評価
14mmの撮って出し写真(ポータブル赤道儀使用)を添付します。
個人的には画質には大満足。コマ収差は14mmの広角端が一番小さいらしく、個人的には全く気にならないレベル。技術的なことはわからないですが、星の色がとても自然で気に入っています。
16-28mm F2.8 DG DNと迷いましたが、795gならば許容範囲内と考え、超広角(14mm)重視、星空撮影重視、レンズ性能重視でこちらのレンズを選びました。ポータブル赤道儀(スカイメモT)でも問題なく運用できました。
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まだ星景撮影に1回しか使っていませんが、開放からコマ収差もよく抑えられていて、歪曲や周辺減光もレンズプロファイルを使って簡単に補正できるレベルで、本レンズを選んで良かったと感じてます。星景撮影では、Sigma 14mm F1.8、Sony 14mm F1.8も検討しましたが、コスパやズームレンズの利便性など考慮して、本レンズを選びました。動画でのジンバル運用を考えると、16-28mm F2.8 DG DNも魅力的でしたが、広角端(14mm)を捨てがたく、私にとっては本レンズがベストでした。最近、Eマウントレンズは広角ズーム/単焦点レンズの選択肢が増え、自分にベストの選択をするのが難しいですが、参考になれば幸いです。
軽量・コンパクトかつ解像度や均一性も高い優秀な描画のレンズ
ズーム全域で解像度は高く、完璧とまではいかないものの周辺部も流れず均一な解像度で描画してくれる優秀なレンズです。超広角レンズは他にSEL1635Zも持っていますが、間違いなく本レンズの方が描画は上です。
色乗りは若干あっさり目かな?という印象ですが、色が薄いと感じるようなレベルではなく好みの範疇レベルかと思います。
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レンズとしては重い部類ですが、1kg越えが当たり前の他の同クラスの超広角レンズに比べれば2/3程度の重さに抑えられていて、このクラスとしては軽量と言えるレンズです。
個人的には旅行で持ち歩こうと思えるギリギリレベルの重さですね。
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なんだかんだといろいろ書いてますが、高いレベルで周辺まできっちり解像する描画力と比較的軽量・コンパクトに作られた筐体は私の用途にはよくマッチしており、ここ数年で購入したレンズの中ではベスト3に入る満足度の高いレンズです。この性能が10数万程度で手に入るというのは優秀なコスパだと思います。
星景や風景撮影する人なら1本持ってて損はないレンズかと思います。
素晴らしい描写性能を有するレンズです!!
これまでFE12-24㎜F4Gを使用していましたが、中間域~周辺部の解像度は明らかに上回っています
非点収差が周辺部まで非常に小さく抑えられてる印象で、周辺のボケも穏やかです。とても素晴らしい描写性能を有するレンズだと思います。
周辺まで高解像であるだけでなく、近接撮影での周辺のボケも穏やかで、素晴らしい描写性能を有するレンズだとおもいます。光学性能はもちろん、鏡筒の造りの良さを含め、とてもコストがかかっていることが感じとれます。安価なレンズではありませんが、価格以上の価値があるレンズだともいます。お勧めです。
SIGMA 14-24mm F2.8 DG DN Artの悪い評価
単に自分がARTラインへの期待過剰なのかもしれないが...
「GMより周辺部が流れない」といったレビューも見るが、正直そんな印象はない。
個体差もあるだろうが、拡大して隅までチェックしても、解像感や流れにおいてGM以上だとは思えなかった。
ただ、「この価格でここまでやっていて、文句もない」とは思う。
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広角側も、さすがに12-24mmGと16-35mmGMでは、画角の違いを強く感じるが、14㎜と16㎜では、撮れるものが違ってくるとまでは思わない。
望遠側は、FEレンズ群の24㎜より、やや広く写る傾向。星空でも撮ってみると、もっと評価があがるのかも知れない。(添付写真はいずれもα7R2使用、手振れ補正があるレンズはOFF設定、ISO100、最後の光芒写真だけは手撮り、あとは三脚使用。)
SIGMA 14-24mm F2.8 DG DN Art SNSでの評価や作例
テスト撮影
α7II + SIGMA 14-24mm F2.8 DG DN
Artの描写はさすがですね#カメラ好きな人と繋がりたい #SONY #α7II #SIGMA #東京駅 #夜景写真 pic.twitter.com/1lnIpUMu9B— みんとじゃむ-Ryo-Photographer (@mint_photo_ac) October 28, 2019
Sony24-105mmと迷いましたが、ここはSIGMAの超広角レンズ、SIGMA 14-24mm F2.8 DG DN | Art です!
春夏秋冬の風景から星の撮影まで、かなり使用頻度が高いです。
高画素機に付けても素晴らしい画質で、阿蘇のダイナミックな景色を撮るのに最適なレンズです😊 pic.twitter.com/d03fEiuogZ
— Sho Kamasaki (@Asographer) April 8, 2023
#ふぁぼされた数だけ今年買って・使ってよかったものあげてく
今年買ったレンズと言う意味だとSIGMA 14-24mm F2.8 DG DN | Artもですね。タムロンの20mm F2.8は持っていたのですが14mmを体験したくて買いました。いまだに慣れていないけどArtレンズのキレッキレの描写には感心します pic.twitter.com/MM1hXCQXmS— どくぴー (@e10dokup) December 15, 2020
SIGMA 14-24mm F2.8 DG DN Art 海外の評価
【SIGMA 14-24mm F2.8 DG DN Artの長所】
・114度の巨大な最大視野角
・優れたシャープネスとコントラスト
・ゴーストやフレアに対する優れた耐性
【SIGMA 14-24mm F2.8 DG DN Artの短所】
・一眼レフ版より少し値段が高い
・樽型歪曲収差が目立つ。
・フードが内蔵されているため、フロントフィルター用のネジがない。
【SIGMA 14-24mm F2.8 DG DN Artの総評】
シグマ14-24mm DG DN Artは、プロ仕様の耐候性、洗練された操作性、高速AF、優れた画質を備え、ソニーおよびパナソニックのミラーレスフルフレームカメラに最適な超広角ズームです。また、余裕のある最大画角と高速な一定口径を考えれば、それなりにコンパクトで軽量だ。発売当初は、旧型の一眼レフマウント版よりもやや高価だったが、それでもこの価格ならお買い得だ。
※引用元:digitalcameraworld
SIGMA 14-24mm F2.8 DG DN Art レビューまとめ
SIGMA 14-24mm F2.8 DG DN Artレンズは、焦点距離が14mmからスタートし、純正レンズと同等のスペックを備えています。
このため、純正レンズとSIGMAのどちらを選ぶか迷う方も多いですよね。
しかし、SIGMA 14-24mm F2.8 DG DN Artの大きな魅力は、そのコストパフォーマンスにあります!
純正レンズの価格の半額程度で購入可能でありながら、高速なオートフォーカスと非常に高画質な写り。
純正レンズにこだわりがない場合、SIGMA 14-24mm F2.8 DG DN Artは非常におすすめの選択肢です。
このレンズは、価格面でのアドバンテージに加えて、性能面でも多くのユーザーに満足感を提供することでしょう。
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