こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です!
写真を撮られている方は、他の人が撮影した写真を見ることも多いと思うのですが、人の作品を見ていて超絶に解像度の高い写真とかって見たことありませんか?
外国の方の作品に多い気がしますが、目が覚めるようなリアル感で、写真はシャープなんですが人工的に作った感じではなくとても自然な仕上がり。
最近の流行りは明瞭度を少し下げ、ふんわりした写真が人気ですがキリッと解像度の高い写真を撮影したいと思っている人もいるはず!
今回は、シャープで目の覚めるような写真を撮るための方法を見ていきましょう。
シャープでカッコイイ写真をとる方法!
F値の設定をしっかりと
レンズの解像力はf値によって大きく変わります。
背景がボケやすいf/1.8などの、開放の状態は解像力があまくなりやすく、シャープな写真とは反対のふんわりしたかんじに仕上がってしまいます。

絞れば写真のシャープさが上がります。
しかし、絞りすぎるとこれまた解像力がなくなってしまうんですね…
レンズによって最適な設定が違うのですが、おおよその目安で言うとf/4からf/8くらいに設定して撮ると、シャープさを得やすい。
背景をボケさすとき以外は、これくらいのF値で撮影してみましょう!
ピントはカッチリと合わす
高級機材をつかって撮影しても、ピントが合っていないとダメ写真になっちゃいますよね。
しかし案外ピントがちゃんと取れてないことは多いんです!
原因の1つはカメラの持ち方。
自身の体からカメラが離れるほど、腕はプルプルと震えはじめる。
試しにカメラをまっすぐと伸ばして持ってみて下さい。
カメラが上下左右にふらついて、とてもじゃないですがまともに撮影できそうに無いですよね?
では今度は反対に肘を曲げ、体の少し前くらい(スマホを操作する時の距離)にカメラを構え、脇をしっかりと締めてみて下さい。
さっきと違ってあまりフラフラとしませんよね!
1度ピントを合わせても、カメラがふらふら動いてしまっては意味がありません。
カメラの持ち方をあまり意識したことがなかった人は、脇を締めて撮影しましょう!
レンズの性能にもよる
そもそもレンズによって解像力が違います。
やっぱりお値段の高いものほど、解像力が高くシャープな写真が撮れるようになっているんですね。
キットレンズは低価格でよく使う焦点距離をカバーしてくれた、とても便利なズームレンズですが、やはり解像力は低め。
最低でもシンデレラレンズは手に入れたいところです。
レンズのピントがズレてる
前ピン、後ピンと言う用語がありますが、シャッターボタンを半押ししてピントを合わせてもピント位置がずれてしまっていることがあります。
レンズとカメラの相性によって起こる問題で、純正レンズでは起こりにくいですが、SIGMAやタムロンなどサードパーティ製のレンズを使う時は発生しやすい。
もし前ピン後ピンが怒ったら手間はかかりますがメーカーにカメラとレンズを送って、調整をしてもらう必要があります。
レタッチで調整してみる
写真編集ソフトを使って、よりシャープな写真に仕上げます。
「シャープ」と「明瞭度」のパラメーターを上げると、写真の輪郭がクッキリと仕上がる。
ここで注意しなくてはいけないのは、数値を上げすぎないこと!
シャープと明瞭度を上げすぎた写真は、ひと目で分かるほど不自然です。
言葉で説明するのは難しいのですが、ジャギジャギした感じでシャープになった気がしますが、解像度は落ち美しい写真とは呼べません…。
物足りないと感じるくらいのところで止めるのがコツですね。
まとめ
□シャープな写真に仕上げるには
- F値を4から8の間で設定する。
- ピント合わせは最重要
- キットレンズは使わない
- レタッチでさらに良い写真に
10,000~20,000円で買えるシンデレラレンズでも、今回の方法で撮影すればかなりシャープな写真に仕上がります。
それでも満足出来なくなったら、100,000円以上の単焦点レンズを購入するしかありません。
レンズ沼から先人たちが手招きしているのが、脳裏に浮かんできますね(笑)
カメラを買ったばかりの初心者のころは、特にF値の設定をし忘れるのとカメラの持ち方が悪い場合が多いので、ちゃんと意識して撮影に望んでいけばそのうち自然に出来るようになるので、レッツトライです!