※2020年6月2日に更新しました。
こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です!
ついにNikonからフルサイズミラーレスが登場しました!
フルサイズとAPS-Cの2機種が出るかと思ってましたが、両方フルサイズ機でしたね。
Nikon Z6はバランス重視のスペックに仕上げられていて、一眼レフで言えばD750の様なカメラだと思います。
使い勝手が良いので人気が出そうですが、残念ながら発売日は2018年11月30日とまだまだ先となっているので待ち遠しいですね。
私もNikon Z6をゲットできました!
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Nikon Z6はどんなカメラなのか?
※画像引用元:Nikon(http://www.nikon-image.com/)
待望のNikon製フルサイズミラーレスZ6はどんなカメラなんでしょうか?
スペックから見て取ると、とてもバランスの良い性能のミラーレスで、苦手なことがなく何でも出来る優等生タイプです。
Nikonの一眼レフでバランスの良いカメラと言えば「D750」
Nikon Z6もD750のように画質と高感度性能が高い。
それに加えてミラーレスとなったことで、連写性能が最高12コマ/秒とかなり向上しています。
そしてZ6はNikon初のボディ内5軸手振れ補正を採用しました。
これまでのNikonの一眼レフは、カメラには手振れ補正機構がなく、レンズ側に手振れ補正が搭載されていました。
しかしすべてのレンズに手振れ補正が付いていた訳ではなく、主にズームレンズのみに採用されていて単焦点レンズには手振れ補正がなかったのです。
単焦点レンズは明るいレンズですので、ズームと違って多少の暗い場所でも手ぶれしにくいですが、やっぱりあった方が安心なのは間違いない。
Nikon Z6はボディ側に手振れ補正が付いているので、今後発売されるZマウントのどのレンズを使っても手振れ補正の効果が得られます!
Nikon Z6の主な特徴
Nikon Z6の3つの特長
・高感度に強いカメラ
・273点ハイブリットAF
・新次元のZマウントレンズ
高感度に強いカメラ
※画像引用元:Nikon(http://www.nikon-image.com/)
まだ作例は上がっていませんが、Nikon Z6が高感度に強いのは明白でしょう。
高感度に強いNikon D750とほぼ同じく、フルサイズセンサーに2,400万画素と言う構成ですが、高感度性能はISO100-51200。
画像処理エンジンは新型の「EXPEED 6」が採用され、従来よりも高感度時に解像度をたかく保ちながらノイズを抑制する力が高まっています。
最大感度が高くなっているのはもちろんですが、ISO3200やISO6400で撮影してもノイズがあまり気にならないくらいの性能があるのではないでしょうか。
もしそれほど高感度性能が高ければ、コンパクトなボディも相まって夜のスナップ撮影で活躍しますね!
273点ハイブリットAF
※画像引用元:Nikon(http://www.nikon-image.com/)
最近のNikonのカメラはAF測距点が上がってきていますが、Z6では一気に273点に進化。
像面位相差AFとコントラストAFのハイブリット仕様で、AFの速さと精度を両立しています。
これまでのNikonのバランス重視のカメラの中では、最も動体撮影が得意なカメラになっていますね。
最高12コマ/秒に追従5.5コマ/秒と、連写速度も申し分なし。
新たな機能「ローライトAF」をONにすると、低輝度-4EVにまでオートフォーカスが使えるなど、歴代でも最強クラスのAFとなっています。
新次元のZマウントレンズ
※画像引用元:Nikon(http://www.nikon-image.com/)
初のフルサイズミラーレスとして、ボディの性能もかなりイイ。
しかしそれよりも注目してほしいのは、Zマウントレンズです!
設計の自由度が大きく上がったZマウントレンズは、これまでのFマウントレンズとは次元の違う性能となりました。
海外のサイトで作例が上がっていましたが、中心部から周辺部まできっちりと解像度が高く、写真を見慣れている方だとなんか違和感を感じるくらい。
レンズの値段が高いのがネックですが、レンズの性能はこれまでとは1ランク2ランク上となっています。
また2019年にはNoctを冠したF/0.95のとんでもないレンズも登場予定。
Nikonの新たなミラーレスで注目するべきは、ボディのスペックではなくZマウントレンズが使用できることだと思います。
Nikon Z6の不満点
新しいカメラとは言え、すべてがパワーアップしているわけではありません。
これまでにあった機能が削られたりすることもあります。
シングルスロット
上位機種はほぼSDカードが2枚装着できるダブルスロットが採用されています。
Nikonでもエントリーモデルを除けば、D7500以外はダブルスロット。
ダブルスロットのカメラを使い慣れた人にとっては、シングルスロットはかなり不安に感じるのではないでしょうか?
なにせ撮影している写真のバックアップが出来ない状態ですからね…。
アマチュアでも苦労して撮ったり、もう二度と撮れないような写真が撮影できたのに消えてしまうとショックが大きいです。
ましてプロカメラマン・プロ写真家の場合は、データが消えてしまうと大事件!
SDカードなどのフラッシュメモリは使うほどに劣化します。
これは他の電化製品でも同じですが、フラッシュメモリは寿命が短い。
なのである日突然壊れる。ということが起こりやすい製品でもあるのです。
「1年使ったら買い替える」ってことが出来る人なら良いですが、ふつうは壊れるまで使ってしまいますよね。
SDカードが突然壊れてしまうことを考えると、やはりダブルスロットの方が良かったと思います。
XQDカードにしか対応していない
Nikon Z6はSDカードには対応していなく、XQDカードしか使うことができません。
XQDカードは高速でデータを読み書き出来ますし、これから先もどんどん高速化することができる将来性のある記録媒体です。
容量の大きいデータを扱う一眼レフやミラーレスと、とても相性が良いと言えますね。
しかしながら高性能なので、もちろん値段が高いのが欠点。
64GBの容量でも14,000円前後します。
またパソコンに写真のデータを移すのなら、SDカードとXQDカードは寸法が違いますので、SDカードリーダーは使用できない。
なので別途、XQDカードリーダーを用意しなくてはいけません。
値段が強気すぎる
単純にお値段が高めですね。
Nikonも自信があるのでしょうが、お金があるおじ様たちやプロ関係の方でないと中々パッと購入できる値段ではありません。
Nikon Z6の予定価格は270,000円。
実売価格の最安値でも245,000円前後の値段となっています。
ライバル機であるSonyの「α7 ⅲ」よりも40,000円以上高い値段ですし、Zマウント用レンズも高いため、ボディとレンズを一緒に購入すると400,000~500,000円の初期費用がかかってしまいます。
高画素機や動体撮影機など特化した性能があるカメラは高くてもかまわないと思いますが、万人に人気が出るであろうZ6のようなバランス機は、もう少しお値段が控えめだった方が良かったんじゃないかなと私は思います。
Nikon Z6のスペック
発売日 | 2018年11月30日 |
タイプ | ミラーレス |
センサーサイズ | フルサイズ |
画素数 | 2450万画素 |
高感度 | IISO100~51200 |
連写速度 | 最高12コマ/秒(追従5.5コマ/秒) |
シャッタースピード | 1/8000~30 秒 |
AF測距点 | 273点 |
液晶モニター | 3.2インチ・210万ドット |
ファインダー倍率 | 0.8倍 |
ファインダー視野率 | 100% |
撮影可能枚数 | 310枚(ファインダー使用時) |
記録メディア | XQDカード |
Wi-Fi | 〇 |
Bluetooth | 〇 |
NFC | × |
本体サイズ | 134(幅)x100.5(高さ)x67.5(奥行) mm |
重量 | 585g |
実売価格 | 245,000円前後(ボディのみ) |
まとめ
「Nikon Z6買いなのか?」
と言われると「買い」だと思います。
一眼レフで評価の高いNikon D750をパワーアップさせて、ミラーレスのコンパクトなサイズに収めたカメラと言うだけで購入する価値はありますし、Zマウントレンズを使えばこれまでよりも高画質な写真を撮影することができます。
スペック面もNikon史上最高のなんでも出来る優等生タイプのカメラですし、バランスの良いカメラを探しているのならZ6を買わない理由がないのではないでしょうか?
揚げ足を取るのなら「シングルスロット」「XQDにしか対応していない」という点ですが、XQDカードは高価な分高性能なので欠点にはならないでしょう。
シングルスロットのみ残念ですが、プロの方は現場に複数のボディを持っていかれるので、案外気にしていないのかもしれませんね。