※2022年11月15日に内容を更新しました。
こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です!
はじめての交換レンズとして、需要が高い標準単焦点レンズ。
キットレンズよりも画質が良いですし、明るいレンズですのでボケの量も大きくなり、より一眼らしい写真が撮れるようになります。
ネットで検索すればオススメの標準単焦点レンズが出てくると思いますが、オススメされているレンズ以外にも、標準レンズはたくさんありますので、あなたが気に入るレンズを探して見ましょう!
今回はニコンFマウント用の標準単焦点レンズをまとめてみました。
APS-C用の標準単焦点レンズ
APS-Cをお使いの方は、35mm換算に気をつけなければなりません。
カンタンに言えばAPS-Cカメラの場合は、レンズに書かれている焦点距離に×1.5倍しなければいけないこと。
と思っても、実際は1.5倍になるので75mmの中望遠になってしまいます。
なのでAPS-Cのカメラをお使いの方は、30mm(45mm)や35mm(52.5mm)などのレンズを選ぶ必要があります。
※()内は35mm換算後の数値
NIKKOR AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G
ニコンのカメラをお使いの方なら、使ったことがあるという人が最も多い単焦点レンズではないでしょうか。
35mm換算で焦点距離53.5mmの標準レンズとして使えます。
一時期は値上がりしてしまいましたが、最近はまた安くなっており、最安値で20,000円を切ることもある。
はじめての単焦点レンズとしてオススメのレンズですね!
●NIKKOR AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8Gの作例
※画像引用元:Nikon(https://www.nikon-image.com/)
発売日 | 2009年3月6日 |
対応マウント | Nikon Fマウント |
フルサイズ対応 | × |
レンズ構成 | 6群8枚 |
絞り羽根 | 7枚 |
焦点距離 | 35mm(52.5mm) |
最短撮影距離 | 0.3m |
最大撮影倍率 | 1/6.1倍 |
開放F値 | F1.8 |
画角 | 44° |
手ブレ補正 | × |
防塵 | × |
防滴 | × |
フィルター径 | 52mm |
本体サイズ | 70x52.5 mm |
重量 | 200g |
実売価格 | 20,000円前後 |
SIGMA 30mm F1.4 DC HSM
画質至上主義のSIGMAから販売されている、APS-C用標準単焦点レンズ。
SIGMAの中でも画質を優先させたArtシリーズのレンズで、写りに文句が出ることはないでしょう。
しかもF1.4とかなり明るいレンズで、薄暗いときでも手ブレが起きにくく、ボケの量も多い。
それでいてお値段も安く、34,000円前後となっています。
はじめてレンズを購入される方からすると、ちょっと高いと感じると思いますが、この性能でこの価格はかなりコストパフォーマンスが高い!
画質を重視したいとお考えなら、SIGMA 30mm F1.4 DC HSMを選択するべきです。
●SIGMA 30mm F1.4 DC HSMの作例
※画像引用元:SIGMA(https://www.sigma-global.com/jp/)
発売日 | 2013年5月24日 |
対応マウント | Nikon Fマウント |
フルサイズ対応 | × |
レンズ構成 | 8群9枚 |
絞り羽根 | 9枚 |
焦点距離 | 30mm(45mm) |
最短撮影距離 | 0.3m |
最大撮影倍率 | 1:6.8倍 |
開放F値 | F1.4 |
画角 | 50.7° |
手ブレ補正 | × |
防塵 | × |
防滴 | × |
フィルター径 | 62mm |
本体サイズ | 74.2x63.3mm |
重量 | 435g |
実売価格 | 34,000円前後 |
フルサイズ対応の標準単焦点レンズ
フルサイズ対応のレンズは、APS-Cのカメラでも使用できます。
性能が高いレンズが多くなり、それに伴って高額な物が多い。
何本もフルサイズ対応のレンズを持つには財力が必要になってきますが、価格に見合った満足できるレンズですので、写真が本格的な趣味になってきたら欲しくなっちゃいますね!
NIKKOR AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G
ザ・スタンダードと言えるレンズ。
フルサイズ機を買ったときに、同時に買う人も多いのではないでしょうか。
APS-Cよりも大きなボケを見せてくれ、フルサイズの良さを教えてくれるレンズ。
しかもフルサイズ対応レンズのにしては低価格なのも魅力ですね!
●NIKKOR AF-S NIKKOR 50mm f/1.8Gの作例
※画像引用元:Nikon(https://www.nikon-image.com/)
発売日 | 2011年6月2日 |
対応マウント | Nikon Fマウント |
フルサイズ対応 | 〇 |
レンズ構成 | 6群7枚 |
絞り羽根 | 7枚 |
焦点距離 | 50mm |
最短撮影距離 | 0.45m |
最大撮影倍率 | 0.15倍 |
開放F値 | F1.8 |
画角 | 47° |
手ブレ補正 | × |
防塵 | × |
防滴 | × |
フィルター径 | 58mm |
本体サイズ | 72x52.5mm |
重量 | 185g |
実売価格 | 22,000円前後 |
NIKKOR AF-S NIKKOR 50mm f/1.4G
NIKKOR AF-S NIKKOR 50mm f/1.8Gよりも、さらに明るいF1.4のレンズ。
純正F1.4のレンズは軒並み高額なのですが、このレンズだけは良心的な価格。
もっと爆発的に人気が出ても良いはずなのですが、NIKKOR AF-S NIKKOR 50mm f/1.8Gの出来がいいため、妙にマイナーな存在ですね。
●NIKKOR AF-S NIKKOR 50mm f/1.4Gの作例
※画像引用元:Nikon(https://www.nikon-image.com/)
発売日 | 2008年12月5日 |
対応マウント | Nikon Fマウント |
フルサイズ対応 | 〇 |
レンズ構成 | 7群8枚 |
絞り羽根 | 9枚 |
焦点距離 | 50mm |
最短撮影距離 | 0.45m |
最大撮影倍率 | |
開放F値 | F1.4 |
画角 | 46° |
手ブレ補正 | × |
防塵 | × |
防滴 | × |
フィルター径 | 58mm |
本体サイズ | 73.5x54 mm |
重量 | 280g |
実売価格 |
NIKKOR AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G
Nikonの伝説のレンズ「Noct」の再来とまで言われた神レンズ。
点像再現性が優れ、夜景や星空撮影が得意。
三次元的ハイファイ設計となっており、ポートレートでも大活躍します。
高評価の嵐かと思えば意外とそうでもなく、クセの強いレンズなので人を選ぶようですね…。
しかし神レンズと言われていることもあり、このレンズが好みの人にとっては最高の逸品であることに間違いはありません。
●NIKKOR AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G
※画像引用元:Nikon(https://www.nikon-image.com/)
発売日 | 2013年10月31日 |
対応マウント | Nikon Fマウント |
フルサイズ対応 | 〇 |
レンズ構成 | 6群9枚 |
絞り羽根 | 9枚 |
焦点距離 | 58mm |
最短撮影距離 | 0.58m |
最大撮影倍率 | 1/8倍 |
開放F値 | F1.4 |
画角 | 40.5° |
手ブレ補正 | × |
防塵 | × |
防滴 | × |
フィルター径 | 72mm |
本体サイズ | 85x70mm |
重量 | 385g |
実売価格 | 160,000円前後 |
SIGMA 50mm F1.4 DG HSM
シグマ渾身の標準単焦点レンズ。
画質最優先のArtシリーズで、超高画素にも耐えられるレンズとなっています。
さすが!としか言いようのない高い解像度で、物の質感が写真でもしっかりと伝わってくる。
作品としての写真を撮りたいのなら、絶対気になるレンズのはずです。
画質優先のため、重量はなんと815gもあります(笑)
●SIGMA 50mm F1.4 DG HSM
※画像引用元:SIGMA (https://www.sigma-global.com/jp/)
発売日 | 2014年5月14日 |
対応マウント | Nikon Fマウント |
フルサイズ対応 | 〇 |
レンズ構成 | 8群13枚 |
絞り羽根 | 9枚 |
焦点距離 | 50mm |
最短撮影距離 | 0.4m |
最大撮影倍率 | 1:5.6倍 |
開放F値 | F1.4 |
画角 | 46.8° |
手ブレ補正 | × |
防塵 | × |
防滴 | × |
フィルター径 | 77mm |
本体サイズ | 85.4×99.9mm |
重量 | 815g |
実売価格 | 91,000円前後 |
カールツァイス Milvus 1.4/50 ZF.2
キング・オブ・レンズとも呼ばれる、カールツァイスの50mm/F1.4レンズ。
2016年発売の一番新しいレンズですね。
Milvusシリーズは圧倒的な画質を誇りますが、マニュアルフォーカスなので初心者の方には少々使い勝手が悪いかも…。
その代わりに耐久性も優れていて、防塵防滴仕様となっています!
●カールツァイス Milvus 1.4/50 ZF.2の作例
※画像引用元:ZEISS(https://www.zeiss.co.jp/corporate/home.html)
発売日 | 2016年2月18日 |
対応マウント | Nikon Fマウント |
フルサイズ対応 | 〇 |
レンズ構成 | 8群10枚 |
絞り羽根 | 9枚 |
焦点距離 | 50mm |
最短撮影距離 | 0.45m |
最大撮影倍率 | 1:6.7倍 |
開放F値 | F1.4 |
画角 | 46° |
手ブレ補正 | × |
防塵 | 〇 |
防滴 | 〇 |
フィルター径 | 67mm |
本体サイズ | 83×98mm |
重量 | 922g |
実売価格 | 112,000円前後 |
カールツァイス Milvus 2/50M ZF.2
カールツァイスの50mmマクロレンズ。
マクロ・スナップ・ポートレートと、マルチに活躍できる万能レンズです。
使い勝手の良いレンズですが「カールツァイス Milvus 1.4/50 ZF.2」と実売価格がほぼ同じなため、このレンズを買うより50mm/F1.4を選ぶ人が多く、使っている方が少ないレンズですね。
・カールツァイス Milvus 2/50M ZF.2の作例
※画像引用元:ZEISS(https://www.zeiss.co.jp/corporate/home.html)
発売日 | 2016年7月27日 |
対応マウント | Nikon Fマウント |
フルサイズ対応 | 〇 |
レンズ構成 | 6群8枚 |
絞り羽根 | 9枚 |
焦点距離 | 50mm |
最短撮影距離 | 0.24m |
最大撮影倍率 | 1:2倍 |
開放F値 | F2 |
画角 | 45° |
手ブレ補正 | × |
防塵 | 〇 |
防滴 | 〇 |
フィルター径 | 67mm |
本体サイズ | 81×90mm |
重量 | 730g |
実売価格 | 120,000円前後 |
カールツァイス Otus 1.4/55
カールツァイスが提案する、究極の標準単焦点レンズ。
中判カメラにも匹敵するとまで言われる、圧倒的な画質が特長。
コントラスト・解像度・収差。どれをとっても一級品!
マニュアルフォーカスしかない、標準単焦点レンズなのに1㎏を超える重量など、ネックな部分もありますが、手にすれば一生を共にするレンズとなるのではないでしょうか。
・カールツァイス Otus 1.4/55の作例
※画像引用元:ZEISS(https://www.zeiss.co.jp/corporate/home.html)
発売日 | 2014年5月29日 |
対応マウント | Nikon Fマウント |
フルサイズ対応 | 〇 |
レンズ構成 | 10群12枚 |
絞り羽根 | |
焦点距離 | 55mm |
最短撮影距離 | 0.5m |
最大撮影倍率 | 1 : 6.8倍 |
開放F値 | F1.4 |
画角 | 44° |
手ブレ補正 | × |
防塵 | × |
防滴 | × |
フィルター径 | 77mm |
本体サイズ | 92×144mm |
重量 | 1030g |
実売価格 | 350,000円前後 |
TOKINA opera 50mm F1.4 FF
トキナーの新レンズライン「opera」の第一弾モデル。
レンズのデカさを見れば分かるように、携帯性よりも画質を重視したタイプのレンズですね。
TOKINA opera 50mm F1.4 FFはハイコントラストが特長で、立体感のある写りをしてくれます。
ただ好き嫌いが分かれると思うので、購入前に作例や試写をした方が良い!
・TOKINA opera 50mm F1.4 FFの作例
※画像引用元:kenko-tokina(https://www.kenko-tokina.co.jp/)
発売日 | 2018年10月26日 |
対応マウント | Nikon Fマウント |
フルサイズ対応 | 〇 |
レンズ構成 | 9群15枚 |
絞り羽根 | 9枚 |
焦点距離 | 50mm |
最短撮影距離 | 0.4m |
最大撮影倍率 | 0.18倍 |
開放F値 | F1.4 |
画角 | 47.4° |
手ブレ補正 | × |
防塵 | 〇 |
防滴 | 〇 |
フィルター径 | 72mm |
本体サイズ | 80x107.5 mm |
重量 | 950g |
実売価格 | 115,000円前後 |
まとめ
「50mm単焦点 オススメ」で検索したときに比べ、見たこともないレンズが多くなかったですか?
50mmのレンズは激戦区ですので、定番のレンズよりも良いレンズはたくさんあります。
あとは写りの好みやご予算で、あなたの50mmレンズが決まります。
純正レンズが一番安心感がありますが、意外と撮っていて楽しく感じるのはサードパーティ製のレンズだったりしますので、いろいろなメーカーのレンズも調べてみましょう!