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■Nikon初のAPS-Cミラーレス「Z50」が登場!

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こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です!

 

ついに登場したNikonのAPS-Cミラーレス!

小型で軽量なのはもちろんのこと、Zマウントを採用しておりこれまでのAPS-Cよりも高画質さが期待できます。

 

発売は2019年11月下旬。

ここからNikonの巻き返しが図れるか注目ですね。

 

それではNikon Z 50の特長を見ていきましょう!

 

 

Nikon Z50の価格は120,000円前後

 

Nikon D500と同等のセンサーが使われるとウワサされていましたので、お値段の方もハイエンドな価格になるのかと思っていましたが、案外お安い価格での登場となりました。

 

ボディ単体の実売価格は120,000円前後。

レンズキットは140,000円前後。

ダブルズームキットは170,000円前後となっています。

 

現在登場しているAPS-Cミラーレスの中では高価なカメラですが、カメラの性能を考えるとかなりお値段を抑えていると思います!

発売後100,000円以下まで値下がりすれば、かなり買いのカメラとなりますね。

 

 

気合の入った高画質さ

 

Nikon Z50もZシリーズですので、新世代のレンズマウント「Zマウント」を採用しています。

現在販売している高性能なZレンズS-lineを使うことが出来ますし、これから順次登場するZマウントのDXレンズを使用できます。

 

NikonのZマウントは何が凄いのか?
 こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です! Nikonの新たなミラーレス「Z7/Z6」と共に、Zマウントレンズも登場しました。 今回のミラーレスは、これまで長年にわたって維持し続けてきたFマウントでは無くZマウントに変わったのですが、マウントを変えた理由は何でしょうか? Nikonユーザーとしては、もちろん今までのFマウントレンズが使える方が嬉しいですよね。マウントを変えて「新しいレンズで儲けよう!」なんて卑しい考えでは決してありません。 ZマウントはFマウントを大きく上回る、光学性能を引き出す...

 

ZマウントレンズはこれまでのFマウントレンズより高性能ですので、Z50も高画質な写真が撮れることになりますね。

 

 

カメラの頭脳と言える画像処理エンジンは、最新型の「EXPEED 6」を採用。

常用ISOは100~51200となっています。

ノイズ耐性も非常に高いようで、高感度撮影でもエントリーモデルの一眼レフとは比較にならないほどの解像度が得られると謳っています。

 

 

画素数は2088万画素。

高画素時代の今では普通の数値ですが、画素数が低い方が高感度撮影が得意となりますので、暗い室内での撮影や夜間スナップで有利。

また2000万画素もあればA4用紙にプリントしても、余裕の性能なので問題はありませんね!

 

 

ハイブリットAF採用で動体撮影もいける!


※画像引用元:Nikon(https://www.nikon-image.com/

 

 

Nikon Z50は像面位相差AFとコントラストAFを合わせた「ハイブリットAF」を採用。

フォーカスポイントは209点で、画面の90%をカバーします。

 

最近はハイエンドモデルが相次いで発売されましたので、正直物足りない性能だと感じてしまいましたが、Z50のお値段の事を考えればなかなか高性能なオートフォーカスを搭載したなと思います。

 

「ローライトAF」という機能が搭載されていて、これをONにすると-4EVにまで対応。

APS-Cミラーレスの中ではトップクラスの性能で、暗い場所でも安定してオートフォーカスが作動します!

 

そして「瞳AF」にも始めから対応していますので、ポートレート撮影を快適にできますね。

Fマウントレンズもマウントアダプター「FTZ」を使うことで、瞳AFが使用可能となっています。

 

 

 

想像以上に小型化されたボディ


※画像引用元:Nikon(https://www.nikon-image.com/

 

正直なところ、Z7やZ6と比べても驚くほど小型化されることはないと思っていました。

理由としてはZマウントの径が巨大過ぎるから。

 


写真はNikon Z7

 

 

フルサイズ機のNikon Z7でさえ、巨大なレンズマウントのおかげで上下がカツカツです。

つまりこれ以上、全高を小型化するのは無理ではないかと思っていたんです。

 

なので幅や奥行きが少し小型化しても、基本的なサイズ感はZ7やZ6とZ50も変わらないだろうと想像していたんですね。

 

ところがNikon Z50は予想を裏切る小型化を果たします。

 

  Nikon Z50 Nikon Z7/Z6
126.5mm 134mm
高さ 93.5mm 100.5mm
奥行 60mm 67.5mm
重量 450g 675g

※重量はバッテリー・SDカードを含む重さ

 

私が勝手にもう無理だと思っていた全高を、7mmも縮めてきています!

 

 


※画像引用元:Nikon(https://www.nikon-image.com/

 

写真で見る限り、マウントがボディからはみ出していますよね(笑)

荒業?と言える手法で、Nikon Z50は軽量コンパクトなボディとなり、APS-C機らしい機動力に優れるカメラとなりました。

 

※余談ですがZマウントが巨大過ぎて、APS-Cセンサーが小さく見えるw

 

 

Nikon Z50の残念なところ

 

おそらくNikon Z50はAPS-Cのフラッグシップモデルではなく、ミドルモデルのはず。

そのためか少し残念に思う個所もあります。

 

バッテリー持ちが悪い


※画像引用元:Nikon(https://www.nikon-image.com/

 

ミラーレスのバッテリー持ちの悪さは皆さんの知るところですが、年々改良されており最早ミラーレスの欠点とはならないんじゃないかと思えるほどになってきました。

 

ところがNikon Z50は、新型バッテリーを採用するのにも関わらず、電池持ちが悪化しているのです…。

 

  Nikon Z50 Nikon Z7 SONY α6600
撮影可能枚数 EVF使用時:約280枚
モニター使用時:320枚
EVF使用時:約330枚
モニター使用時:400枚
EVF使用時:約720枚
モニター使用時:810枚

 

高性能でバッテリーへの負荷が大きいだろうZ7よりも悪化してしまっています。

対してミラーレスの覇者といえるSONYは、同じAPS-Cミラーレスα6600は最大で810枚可能と、圧倒的なバッテリー持ちを実現しています。

 

バッテリー関係では他社に遅れをとってしまっていますよね。

 

Nikon Z50の小型ボディに合うように、バッテリーも小型化されたのが原因だと思いますが、これから先に出てくるNikonのAPS-Cミラーレスもバッテリー持ちはあまり期待できないと言うことになってしまいます。

 

 

ボディ内手ブレ補正がない


※画像引用元:Nikon(https://www.nikon-image.com/

 

ミラーレスといえばボディ内手ブレ補正!と言ってもいいほど、多くのモデルがボディ内手ブレ補正を採用しています。

ですがNikon Z50では採用されませんでした。

 

Nikon Z7とZ6ではボディ内手ブレ補正を採用していましたので、Nikon製ミラーレスはすべて採用されると思っていただけに残念。

 

DXフォーマットのZレンズには手ブレ補正が採用されているため、APS-Cミラーレスは従来通りレンズ側で手ブレ補正をする方式。

まぁこれでも構わないのですが、レンズに手ブレ補正が搭載されるのは主にズームレンズ。

明るい単焦点には手ブレ補正が採用されないことが多いんですね。

 

DXフォーマットの単焦点レンズは、まだ発表されていないのでどうなるかは分かりませんが、おそらく単焦点には手ブレ補正は付かないでしょう。

そうなると単焦点レンズでも手ブレ補正効果を得られる、ボディ内手ブレ補正のほうが良いよね!となるユーザーは多いのではないでしょうか。

 

 

SDカードスロットの仕様が残念

 

Nikon Z7/Z6ではXQDカードのみ対応で、すこしユーザーの不満を買いましたが、Nikon Z50はSDカードに対応しています。

またシングルスロットなのですが、これも小型ボディなので致し方ありません。

 

ただSDカードを差す場所がバッテリーと同室になってしまいました。

大した問題ではありませんが、従来に比べると取り外しが若干しにくくなるので、使うほどにストレスとなるかも知れません。

 

そして高速でデータを処理できるSDカードの規格「UHS-II」には非対応となっています。

 

UHS-IとUHS-IIは最高転送速度で3倍もの性能差があります。

Nikon Z50はオールマイティながらも最大で11コマ/秒の連写が可能ですので、出来れば高速でデータをやり取りできるUHS-IIに対応してほしかったところですね。

 

 

Nikon Z50のスペック

 

発売日  2019年11月下旬
タイプ  ミラーレス
センサーサイズ  APS-C
画素数  2088万画素
高感度  ISO100~51200
連写速度  約5コマ/秒(拡張:11コマ/秒)
シャッタースピード 1/4000~30秒
AF測距点  209点
液晶モニター  3.2インチ・104万ドット
ファインダー倍率  1.02倍
ファインダー視野率  100%
撮影可能枚数  EVF:280枚 モニター:320枚
記録メディア SDHCカード
SDカード
SDXCカード
Wi-Fi
Bluetooth
NFC ×
本体サイズ 126.5(幅)x93.5(高さ)x60(奥行) mm
重量 450g
実売価格 120,000円前後(ボディのみ)

 

 

まとめ

 

Nikonらしいデザインに操作性。

スペックだけでは分からない、Nikon製カメラの良さが詰まったモデルになったと思います。

 

とは言え、ビックリするほど良いカメラでもないと言うところが本音。

 

SONYのα6000シリーズほど小型でも無ければ、性能が上回っているわけでもない。

Nikonのカメラは使ってみないと本当の良さが分からないとはいえ、新製品発表のパンチがちょっと弱いかなと思いました。

 

Zマウントを採用していますので画質は折り紙付きですが、APS-Cミラーレスを購入してくれる初心者のかたはそんなこと知らないと思いますので、やはりSONYのミラーレスに流れるのかな?

サブ機としては大変優秀なカメラですが、これからカメラを始める層は食いつかないかなと思います。

 

DX用レンズもキットレンズしかありませんので、D3500やD5600のようなエントリーモデルから出した方が良かったんじゃないかと。

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