※2021年3月9日に内容を更新しました!
こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です!
待ちに待ったニューレンズ、ニコンZマウントの大三元望遠ズーム「NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S」を購入しました!

実は・・
今年は嫁さんもカメラにハマり、一緒に撮影に出かけると望遠レンズの取り合いになっていたので、嫁さんが「欲しいレンズあるんやろ?買えば」みたいな感じになったのが購入できた要因でしょうか。

カメラを始めたばかりの頃は絶対に無理だと思っていた「大三元を3本揃える」。
Nikon Z6と同時に大三元標準レンズ「NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S」を購入しましたので、まさかまさかの大三元が2本も手元にある状況となりました!
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【ズームとは思えない高画質】NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 Sをレビュー!
※2023年3月13日に内容を更新しました! こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です! Nikon Z6と同時に買ったZマウントレンズ。 それはNIKKOR Z 24-70mm f/2.8 Sでし ...
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ここまで来たら大三元広角レンズ「NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S」も!?
と思ってしまいますが、私の場合は広角は24mmまででも大丈夫なので、さすがにこのレンズを購入することは無いかな~と今のところは思っています。

NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR Sの外観
ミラーレスとなったのでCanonのようにレンズが小型化するのかな?と思っていたのですが、まさかの一眼レフ用より長くなるという(笑)
CanonはRFマウントの恩恵で画質を保ったままレンズを小型化させました。
NikonはZマウントの恩恵を受けて、小型化ではなく更なる高画質化を図ったというイメージですね!
実際、Zマウントのレンズは超高評価となっていますので、写りの良さを重視される方はニコンのミラーレスをオススメします。

三脚座付きのレンズは初めてですが、手持ち撮影の時は割と邪魔でした(笑)
ただ三脚座は取り外すことが出来ますし、横に着いたダイアルを緩めればレンズがクルクルと回るので、三脚にカメラを固定した状態でも、縦構図・横構図をすぐに変えられるためとても便利ですね。
高い望遠レンズはボタンが沢山ついていたりしますけど、NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR Sはとってもシンプル。
AF-MF切り替えと「」しかありません。
その前に付いているリングはコントロールリングとなっており、登録をしておけば絞り、ISO感度、露出補正のパラメーターを変更を出来ます。
少し前の部分には「L-Fn」と「L-Fn2」ボタンが設置されています。
L-Fn2ボタンは全部で4か所設けており、どのようにカメラを構え居ても押せるように配置されています。
ちょっと疑問&質問
私はまだなにも割り当てていない状態なのですが、このボタンってなんの機能を割り当てることが多いんですかね?
せっかく付いているんだから何か割り当てようと思ったんですが、なんかそんなに「これだ!」と思うものが無かったので、「俺は(私は)こんな機能を割り当ててるよ!」というご意見がありましたら教えて下さい!
Zマウントレンズではお馴染みの、液晶のレンズ情報パネルも付いています。
絞り、撮影距離、被写界深度など表示する情報を「DISP」のボタンを押すことで切り替えることが出来る。
上側の幅の広いリングで焦点距離を変更し、下側のリングがピントリングとなっています。

焦点距離を変えるリングは、これまで使ってきたレンズの中で最もスムーズに回ります!
「ちょっと動きが軽すぎるかな?」とも思ったのですが、実際に撮影に行ってみるとこの軽さが丁度良いんですよね。
ヌル~とファインダから見える景色が変わるのは堪りません!
望遠レンズですので、レンズフードも長め。
フードはロック機構が付いていますので、うっかり外れてしまうことも無いかと思います。
いつものクセでロックを解除せず外そうとすると、破損してしまいますので慣れるまでは注意が必要。
レンズフードの内側は黒いフェルト生地が貼り付けられています。
余計な反射光を極力低減してくれる効果があり、高価なレンズに採用されている装備ですね!
ただホコリとかが貯まりやすいのでデメリットもあります(笑)
レンズフードを装着するとこんな感じ。
かなり全長が長くなりますね。
オシャレさを重視したカメラバッグだとこの状態では収納するのはムリ…。
1気室タイプとガチカメラバッグが必要になります。
脱着可能な三脚座。
三脚に乗せた状態でも、この丸いダイアルを緩めてカメラを回せば、カンタンに縦構図・横構図の切り替えが出来ます!
NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR Sの評価
Nikon Zマウントのレンズは軒並み評価が高いですが、特にNIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR Sは評判が良く、ニコン史上最高のズームレンズとまで呼ばれています!
まずは海外の評価をご紹介しますね。
海外の評価
70-200mmはアクションからスポーツ、野生動物にウェディング、イベントまで、様々な撮影に対応できるレンズだ。
このニコンZマウント用70-200mm F2.8はいくらか高価だが、最高のレンズである。ビルドクオリティは完全にプログレードであり、操作性は高く、全体的に素晴らしいパフォーマンスだ。そして画質に欠点は無い。
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18群21枚のレンズ構成のうち、2枚の非球面レンズ、6個以上のEDレンズ、蛍石レンズ、SRレンズを含んでいる。コーティングはARNEOとナノクリスタルコートをどちらも採用し、完璧なシャープネス・コントラスト・色再現を実現している。
絞り開放からフレーム全体で際立ったシャープネスであり、唯一の低下は150~200mmで四隅が「単なる」優れたシャープネスに低下するだけだ。
ミラーレス用レンズらしく、自動補正により歪曲収差や色収差は皆無だ。周辺減光も最小限でゴーストやフレアの耐性は優れている。
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二つに分かれたフォーカスユニットを搭載しており、どちらもステッピングモーターで動作する。驚異的な速度と精度を実現しているのみならず、静音性に優れているので動画撮影にも最適だ。オートフォーカスは間違いなく高速で正確だ。
ボディ内手ぶれ補正に依存する多くのZレンズと異なり、このレンズはボイスコイルモーターを使った光学手ぶれ補正を搭載。ボディ側と連動して効果的で最適な手ぶれ補正を実現している。テストでも5段分の補正効果を発揮している。
レンズにはOLEDディスプレイが備わっており、焦点距離や絞り、ISO感度などを表示可能だ。
ビルドクオリティはSレンズらしいものだ。とても軽量だが、本当に頑丈で高品質な質感を持つ。完全な防塵防滴仕様であり、前玉と後玉にはフッ素コーティングが施されている。
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操作性は自然であり、そして直感的だ。物理的に動作するズームリングと電子制御のフォーカスリングを備えている。キヤノンのRF70-200mmと異なり、ズーム操作で全長が変化することは無い。
コントロールリングを別で搭載しており、ボディ側で機能をカスタマイズすることが可能だ。さらにカスタマイズ可能な2つのL-Fnボタンを搭載している。
三脚座の滑らかな操作性で取外しも可能だ。メインノブには盗難防止用のセキュリティスロットに対応している。
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ラボテスト
絞り開放でも大部分のズームレンジで優れたシャープネスを実現している。
四隅のみ、望遠側で低下するものの、それでも見事な性能である。
色収差はズームレンジ全域で問題とならない。
自動補正により歪曲収差は問題とならない。
このレンズが高価であることは否定出来ない。一眼レフ用レンズ「AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VR」は世界中のプロフォトグラファーに人気のある強敵だ。とは言え、このミラーレス用Sレンズは操作性・総合的なパフォーマンス・画質の点で優れている。一眼レフ用よりやや高価だが、それに見合う価値はある。おそらく世界最高の70-200mmズームレンズだ。
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長所:驚異的な画質・優れた操作性・超高速AF・非常に効果的な手ぶれ補正
短所:高価。しかしそれに見合う価値がある
続いてNIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR Sを購入された方のレビューをご紹介します。
※レビューは価格.comより引用しています。
ズームリング・フォーカスリング共にトルク感が適切で非常に操作しやすい一方、まだまだ慣れていないことも有りコントロールリングは操作しにくい印象でした。私は左手で重量の殆どを支える癖があるため、その左手を動かすとシャッターチャンスを逃してしまうことに繋がってしまいます。ただ、使っていくうちに慣れていくと思います。
表現力については海外のレビュー等でもわかるように非の打ち所は有りません。適当にシャッターを切ってもいい絵になります。
F精度には全く問題有りません。AF速度は爆速ですが、動体撮影についてはボディの性能に依存することも有りますので、このレンズを手にしてしまうと次機種が出た際にすぐ買ってしまいそうです。また、インナーズームや高い防水性など信頼性が非常に高いレンズであり、ラフに取り扱ってもとても安心して使用できます。実際にそれなりの雨の中で何も対策もせずに使用しましたが、当然のように水滴の侵入は一切ありませんでした。
ただ、三脚座がアルカスイス互換でないことやC-PLフィルターの操作窓が無いことは気になります。
(一眼レフとフィルターを共有しているため、普通のPLフィルターを使えというツッコミは無しでお願いします...)
できるだけネガとなる部分をピックアップしたつもりですが、このレンズを必要とする人であれば買って後悔することは無いでしょう。いずれ70-200 f2.8を必要とすると考えている人は早い段階で買ったほうが良いかと思います。アマチュアの私にとっても値段以上の価値を感じることのできるレンズでした。

70-200mmニコン最高画質 もう戻れません
FマウントのAF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8 E FL ED VRをD5につけて使っています。描写はキレキレでボケも良く背景整理に便利なレンズでありワークホース的なレンズとして一番信頼のおけるレンズです。人物撮影が多いので他の焦点距離のレンズより使用頻度が高くなってると言えます。Zマウントになってからも保有する2台のZ6のうち1台にはほとんどの場合FTZを間に挟んで同レンズを使用しています。
しかしもうその必要がないというか戻る理由は一つもなくなりました。Z 70-200mm f/2.8 VR Sは間違いなく私のGo toレンズになりました。
新開発のSR (Short wavelength refractive) レンズの効果を含む光学性能の高いレンズを組み合わせた結果、あえてパープルフリンジが出やすい環境で撮影しても問題ないので人物を切り抜きして使用する場合も手間が減ります。
アルネオコート及びナノクリスタルコートの効果でフレアがよく抑えられコントラスト低下も少ないです。
またフォーカス部分からデフォーカス部分へ移る領域のスムーズさはとても美しく気持ちの良いものがあります。
個人的には人物撮影でf/10付近の絞りを最もよく使うのでこのレンズのf/10付近のコーナーシャープネスが良いのはとてもありがたいと感じています。靴や帽子といったアイテムがメインでフルレングスの撮影でもコーナーシャープネスが良いので安心して撮影ができます。
ニコンの14-24が発表されこれでHoly Trinitiy of Lenses (大三元レンズ)が揃います。仕事や撮影対象の明確な方にとってはFマウントから移行しない理由はあまりなくなったのかと思います。大三元レンズそのものもそうですがZ6/Z7のボディーとの組み合わせでも各社比で軽量ですし画質はレフ機と比べてもレンズの画質向上によりその差が顕著に現れています。システムとして考えた時このZ 70-200を軽量化せずインナーズームのまま高画質に振ってきたのは使ってみて納得です。
この値段でこれだけ多用途に使えかつ描写力に優れたレンズはバーゲンプライスに感じます。

最高のレンズって言っていいんじゃないでしょうか。
ズームしても大きさや重量バランスが崩れないので、安定して操作することができます。まだ使いこなせていませんが、ファンクションボタンを割り当てれば、さらに快適に使えそうです。望遠レンズは、先端部分を持って、安定させたい方なので、インナーズームでよかったです。
ピント面がクリアで、ぼけもやわらかく、画質的にこれ以上のものはないって感じです。こんな風に撮りたいと思ってシャッターを切ると、想像以上の画ができ上がってくるのが快感です。
Zマウント望遠レンズの最高クラスという安心感があります。このレンズで撮れなければ、機材的な言い訳はできない究極の道具です。このレンズは、所有する満足感、安心感、信頼感のある特別な製品ですね。
NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR Sの画質

NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR Sで撮影した写真。APS-Cクロップで焦点距離300mm。
「NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR Sはどんなレンズですか?」と聞かれれば、超絶に画質が良いズームレンズです!とまず答えたくなるほど画質が素晴らしい!
ニコンの技術を惜しみなく投入したレンズで、Zマウントの凄さを知りたいのならこのレンズを使ってみれば分かると思います。
NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR Sに使われているレンズは、新開発されたSRレンズ、EDレンズ、非球面レンズ、蛍石レンズなど、高価なレンズ材がこれでもかと使用されています。
レンズのコーティングは「ナノクリスタルコート」と「アルネオコート」を採用!
斜めからの光はナノクリスタルが、垂直に入ってくる光はアルネオコートが担当し、フレアやゴーストを極限まで抑え、各種収差を補正し高画質な写真を撮影出来ます。
現在半年ほど使用しましたが、逆光で困ったことが全くありません。
これまでのNikonのレンズも逆光に強かったですが、NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR Sはまたそれとは比較できないほど逆光耐性が高いです!
NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR Sの作例
まだ色々な場所に撮影に行けていないので、写真のバリエーションが少ないですが、一応撮ってきた写真を載せておきます。
また撮影に出かけましたら、写真を追加していきますね!
写真は全て「Nikon Z6+NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S」の組み合わせで撮影しています。

焦点距離130mm F/3.5 ISO100

焦点距離200mm(APS-Cクロップ300mm) F/2.8 ISO100

焦点距離150mm F/14 ISO100

焦点距離200mm F/2.8 ISO100

焦点距離200mm F/2.8 ISO100

焦点距離80mm F/2.8 ISO1600

焦点距離165mm F/8.0 ISO400

焦点距離140mm F/4.5 ISO100

焦点距離200mm F/2.8 ISO200(トリミングあり)
NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR Sのスペック
発売日 | 2020年8月28日 |
対応マウント | Nikon Zマウント |
フルサイズ対応 | ○ |
レンズ構成 | 18群21枚 |
絞り羽根 | 9枚 |
焦点距離 | 70-200mm |
最短撮影距離 | 0.5m(焦点距離70mm) 0.63m(焦点距離85mm) 0.68m(焦点距離105mm) 0.8m(焦点距離135mm) 1.0m(焦点距離200mm) |
最大撮影倍率 | 0.2倍 |
開放F値 | F2.8 |
画角 | 34.2~12.2° |
手ブレ補正 | ○(5.5段分) |
防塵 | ○ |
防滴 | ○ |
フィルター径 | 77mm |
本体サイズ | 89x220mm |
重量 | 1360g |
実売価格 | 280,000円前後 |
NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR Sに使われているテクノロジー
技術の説明は、Nikon公式サイトからの引用となります。
SRレンズ
青より短い波長の光を大きく屈折させる特性を持つ、ニコン独自開発の特殊高分散ガラスを使用したレンズ。補正が難しい短波長の光を制御することで、各波長の光をより高度に集光できるようにし、高精度な色収差補正が可能になります。また、通常の光学ガラスと同様に使用できるためレンズ構成の自由度が向上し、高い光学性能を実現しながらレンズの小型・軽量化にも寄与します。
蛍石レンズ
蛍石は、赤外領域から紫外領域にわたって高い透過率を有する結晶素材です。特殊な異常部分分散性があり、可視光域で優れた色収差補正能力を示します。焦点距離が長くなるほど難しくなる色収差補正が、蛍石レンズを使うことで2次スペクトルを徹底的に除去することが可能となり、極めて効果的に色収差を補正します。また、光学ガラスに比べて軽いため、レンズの軽量化にも貢献しています。
EDレンズ
光は波長ごとに屈折率が異なるため、レンズを透過した光が色ごとに焦点がずれる現象が生じます。これが色収差で、画質低下の要因のひとつです。色収差を抑えるために、色による屈折率の差が小さい凸レンズと色による屈折率の差が大きい凹レンズを組み合わせて色収差の発生を抑える設計を行います。しかし通常の光学ガラス製レンズの組み合わせでは赤領域の光 と青領域の光のずれは補正できても、それ以外の領域の光のずれは補正できません。これが残存色収差= 2 次スペクトルです。 ED レンズは、ニコンが世界に先駆けて開発した、プリズムの色分解作用を少なくするED(特殊低分散)ガラスを使用したレンズです。ED ガラスは低分散で、しかも結晶素材の蛍石のように異常部分分散性を有し、2 次スペクトルの低減が可能。通常の光学ガラス使用のレンズでは焦点距離が長くなるほど補正が困難になる焦点ずれを効果的に低減します。NIKKOR レンズでは望遠系のレンズを中心に幅広く採用しています。 ニコンはさらに、ED ガラスの光学特性を徹底して追求し、より低分散で、2 次スペクトル低減能力などの諸性能が極めて高く、優れた色収差補正能力を実現したスーパーED ガラスも開発。AF-S NIKKOR 80-400mmf/4.5-5.6G ED VR、AF-S NIKKOR 200mm f/2G ED VR Ⅱに採用しています。
非球面レンズ
片面または両面に球面でない曲面を持つ非球面レンズは、ディストーション(歪曲収差)や球面収差などさまざまな収差を効果的に補正可能。特に広角系のレンズで問題となるディストーションのコントロールに大きな効果を発揮します。ディストーションは、被写体がレンズを通して結像する際、像高(画面中心からの距離)によって倍率が異なるために生じる収差(像の歪み)で、レンズ中心周辺から非球面を用いて連続的に屈折力を変化させることで補正できます。また、非球面レンズ1枚で、複数枚の球面レンズに相当する収差補正効果が得られるため、球面レンズに比べてレンズの小型化や軽量化に大きく貢献しています。
ニコンは1960年代に世界に先駆けて非球面レンズの設計理論、加工技術を確立。1968年には非球面レンズの特性を活かしてディストーションをコントロールする、世界で初めて非球面レンズを採用した35mm一眼レフカメラ用交換レンズOP Fisheye-Nikkor 10mm F5.6(正射影方式魚眼レンズ)を発売しました。その後も数多くのレンズに非球面レンズを採用し、レンズのコンパクト化、優れたコントラスト・描写性能を実現しています。
ナノクリスタルコート
ナノクリスタルコートは、ニコンが最先端の半導体露光装置を開発する過程で生み出した、非常に効果的なレンズ反射防止コーティングです。ナノサイズ(1ナノメートルは、1/1,000,000 mm)の極めて微細な結晶粒子からなる超低屈折率層を持ち、可視光域(380 nm~780 nm)の全領域で、多層膜コーティングなどの従来の反射防止コーティングの限界を超えた、高い反射防止効果を実現。これにより、従来のコーティングでは低減が困難であった赤い光によるゴーストも防止効果を飛躍的に向上しました。さらに、レンズに斜めから入射する光に起因するゴースト、フレアに対しても大きな低減効果を発揮。安定してクリアーな画像が得られます。
アルネオコート
レンズ面に対して垂直に入射する光に対して高い効果を発揮し、「ナノクリスタルコート」と併用することで、可視光全域で安定した超低反射率を実現します。このため、入射光に起因するゴースト、フレアの低減に大きな威力を発揮し、光源が画面内にある場合でも抜けの良いクリアーな画像が得られます。
IF方式(インナーフォーカス)
レンズ系を前・中間・後群に分割し、中間のレンズ群のみを移動させてピントを合わせる方式です。フォーカシングによる収差変動が減少し、またレンズ駆動時のトルクが軽く、フォーカス時の保持バランスに変化がありません。また、AFレンズでは合焦スピードの高速化にも貢献します。(光学系の特性上、撮影距離が短くなるにしたがって焦点距離が短くなります。)
STM(ステッピングモーター)
STM(Stepping Motor=ステッピングモーター)は、パルス電力に同期して動作するAF駆動用のモーターで、電気信号1パルスにつき1ステップ分回転します。起動や停止時のレスポンスや制御性が高く、シンプルなメカニカル構造により駆動音も極めて静かなことが特長で、STM搭載のAF-Pレンズは、高速で静粛性にすぐれたオートフォーカスが可能です。また、動画撮影時など、レンズの駆動音が気になる場面でも快適なオートフォーカスを実現します。
NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR Sのレビューまとめ
まず画質。これはとんでもなく良いです!
ズームレンズですが新開発のSRレンズを含め、ニコンのあらゆる技術が詰め込まれていて収差を極限まで抑えられており、撮った写真のクリア感が非常に高いです。
また作例で載せた写真はブログサイズに落としているため分かりにくいですが、解像度もかなり高く70mmから200mmmでの単焦点レンズは要らないなと感じました。(買えないのもあるけどw)
NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR Sはインナーズームを採用していますので、ズームしてもレンズの全長が変わりません。
これは非常に嬉しい機能です!
1360gと重い部類のレンズですので、ズームして全長が変わり重心の位置が変化すると、撮影中は結構ストレスとなって来ると思いますので、インナーズームなのはとてもありがたいですね。
実は購入して初めてインナーズームだという事を知りました(笑)
もしかしたら発売前の情報を見たかも知れないんですが、完全に忘れていました。
70-200mmの焦点距離においては最強クラスのレンズでしょう!
「なんか面白いレンズ無いかしら?」と、毎日ネットサーフィンしていた時間を写真の勉強に当てられそうです。
なかなか人にオススメできる価格のレンズではありませんが、レンズの性能を考えるとNikonさんはかなり安い値付けをしてくれたと思います。
【ハイパフォーマンス&ハイコストパフォーマンス】
写真が上手くなりたい、ずっと趣味で続けて行きたいという方には、オススメしたい望遠ズームレンズです!
気になる点もありますが、それでも素晴らしいレンズです