こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です!
標準大三元レンズ「NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S」を売却して購入したのが「NIKKOR Z 24-120mm f/4 S」
グレードダウンしたわけですが、買い替えた最大の理由は、NIKKOR Z 24-120mm f/4 Sの方が望遠端120mmまで対応していて使い勝手が良かったからです。
NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 Sの描写力には非常に満足していたのですが、70mmまでって言うのが僕にはネックで、いつも「もう少し望遠が欲しい…」と思う日々でした。
せっかく手に入れた、憧れの大三元レンズを手放すのは勇気が要りましたが、2023年1月にNIKKOR Z 24-120mm f/4 Sへと買い替え。
一眼レフ時代の「AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR」は、他社よりも広いズーム比で人気のレンズでしたが、描写力は賛否両論でした。
しかし、NIKKOR Z 24-120mm f/4 Sは、描写力も含めて文句のつけようがないパーフェクトなスペックとなっています。

今回は購入して1年半ほど使用した「NIKKOR Z 24-120mm f/4 S」をレビューしていきます!
Nikonでは超人気レンズですので、これから購入を考えている方の参考になれれば幸いです。
記事の信頼性

梅野
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1年間半使い倒してわかった魅力とは?
1年間使い倒してみて、NIKKOR Z 24-120mm f/4 Sの魅力を改めて実感しました。その魅力は、以下の3つです。
- 表現力
- 操作性・機能性
- コンパクトで軽量
詳しく見ていきましょう!
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便利で高画質!「NIKKOR Z 24-120mm f/4 S」が小三元標準ズームがZマウントに登場!
※2023年10月27日に内容を更新しました! こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です! F/4通しの標準ズームレンズは「NIKKOR Z 24-70mm f/4 S」が先に出ていましたが、Nik ...
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透明感があるNIKKOR Z 24-120mm f/4 Sの表現力
「NIKKOR Z 24-120mm f/4 S」は、解像力・ボケ・寄れるの三拍子揃った万能レンズとして、とても人気のレンズ。
Zマウントのレンズは解像力が高いことで知られていますが、このレンズもその例に漏れません。
広角端24mmから望遠端120mmまで、すべての焦点距離で開放からシャープな描写!
NIKKOR Z 24-120mm f/4 Sは5倍ズームレンズですが、あまりにも画質が良いので、明るいF値が必要な場面以外では、単焦点レンズを使わなくなっちゃいました。
個人的にはFマウントの単焦点レンズを超えている描写で、どの焦点距離で撮影しても解像力があり、とてもクリアな写真を撮ることが出来ます。
とりあえずこのレンズがあれば、標準域の撮影はなんとでも出来ると感じますね!
レンズの開放F値はF/4ですので、広角~標準域ではあまり背景はボケません。
ボケを活かした写真を撮りたい時は、望遠端120mmでf/4に設定すると、結構ボケてくれますので、前ボケや背景ボケを使った写真も撮ることが出来ます。

焦点距離120mm・F/4.5で撮影した写真。望遠側であれば結構ボケた写真を撮ることが出来ます。
このレンズは被写体に寄れるレンズ。
最短撮影距離がズーム全域で0.35mと短いため、写真撮影の幅が広がりますね。
花や昆虫をクローズアップして撮ったり、ポートレートを撮影する際に背景をボカしたりするのに便利です。
僕は120mm・F/4・DXクロップをして、疑似的なマクロ撮影も楽しんでいます。
NIKKOR Z 24-120mm f/4 Sは、解像力・ボケ・寄れるの三拍子揃った、万能標準ズームレンズです。
フルサイズミラーレスカメラをお使いの方で、幅広いシーンで活躍するレンズをお探しなら、ぜひ検討してみてください。
シンプルなNIKKOR Z 24-120mm f/4 Sの操作性と機能性
先に発売していたNIKKOR Z 24-70mm f/4 Sは、沈胴式を採用しコンパクトなレンズに仕上がっていましたが、NIKKOR Z 24-120mm f/4 Sは、沈胴式ではないため、撮影を開始するためにレンズを伸ばす必要がなく、即座に撮影することが出来ます。
僕は沈胴式レンズは嫌いではありませんが、撮影を始めるのにワンアクション必要なのが煩わしく感じる人も多いみたいですね。
ズームリングは、適度な重さで操作しやすい印象です。
ネット上のレビューでは、「ズームリングの動きが重すぎる」という声も見られましたが、僕は特に違和感はありませんでした。
「重い」って言われて回してみると、確かに重い様な気もしてきますが、スカスカの回し具合よりは、ある程度抵抗がある方が好みです。
レンズ先端寄りの位置にフォーカスリングが独立しており、AF/MF切り替えが簡単です。
L-Fnボタンは、適当な機能を割り当てることができます。
私は『拡大画面との切り換え』を割り当ててみました。AFでピント合わせをした後、L-Fnボタンを押下することで瞬時にピントを確認することができます。
NIKKOR Z 24-120mm f/4 Sは、操作性と機能性ともに優れたレンズと言えますね。
沈胴式ではないため、即座に撮影が可能で、ズームリングやフォーカスリングの操作性も良好です。
また、シンプルなボタン配置で、初心者の方でも迷わず使うことが出来るはずです。
NIKKOR Z 24-120mm f/4 Sはコンパクトで軽量
このレンズの大きな特徴の一つは、コンパクトで軽量なボディということ。
全長160mm、重量670gと、標準ズームレンズとしては比較的コンパクトで軽量です。
他社のレンズより、とてもコンパクト!と言うわけでもありませんが、24-120mmのズームでこれだけの画質を実現している事を考えると、よくこの大きさで収まったなと感じます。
またこのコンパクトさと軽量さは、持ち運びのしやすさに直結します。
旅行や街歩きなど、さまざまなシーンで気軽に持ち歩くことができますし、長時間の撮影でも疲れにくく、快適に撮影を楽しむことができます。
さらに、コンパクトなボディながら、高い光学性能も備えていて、広角から望遠まで、すべての焦点距離で高い解像力とコントラストを実現します。
また、軸上色収差や歪曲収差などの収差もよく抑えられていて、写真編集の手間が省けますね。
NIKKOR Z 24-120mm f/4 Sのデザイン
フィルター径は77mm。
Nikonのレンズは67mmか77mmのレンズが多いので、フィルター類の使いまわしが出来て便利です。
フードは反対向きに取り付けることも出来るので、コンパクトに持ち運ぶことが出来ます。
レンズはズームすると結構伸びます。
写真撮影がメインの方は特に問題はありませんが、ジンバルを使って動画撮影をされる方は、レンズの重心が変わるのが気になるところですね。
NIKKOR Z 24-120mm f/4 Sはつまらないレンズなのか?

NIKKOR Z 24-120mm f/4 Sの評判を見ていると、よく目にするワードが「つまらない」
なんでもこなせる優等生なレンズかつ、特にクセも無いレンズなので、こう言った意見も出て来るかと思います。
僕の感想としては「感動のないレンズ」です。
いつ、どんな時でも70点前後の写真を撮ってくれるので、とても重宝しているのですが、想像を超えて来る写真って言うのは撮れない気がします。
「NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S」や「NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S」を使った時は、レンズを買って1枚目から「凄!」と感じましたが、そう言うのはないですね。
その代わりに、撮影に出かけて「何の成果も得られませんでした」という事態はほぼ回避できる、優等生レンズなのは間違いありません。
僕自身「感動のないレンズ・つまらないレンズ」と思いつつも、手放すことは考えられないレンズです。
このレンズを売る時は、第2世代のNIKKOR Z 24-120mm f/4 Sが出た時くらい。
そのくらい便利なレンズで、欲しいと言う人が居れば「良いレンズだよ」とお勧めしやすいレンズでもあります。
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NIKKOR Z 24-120mm f/4 Sの作例
NIKKOR Z 24-120mm f/4 Sのスペック
| 発売日 | 2022年1月28日 |
| 対応マウント | Nikon Zマウント |
| フルサイズ対応 | 〇 |
| レンズ構成 | 13群16枚 |
| 絞り羽根 | 9枚 |
| 焦点距離 | 24‐120mm |
| 最短撮影距離 | 0.35m |
| 最大撮影倍率 | 0.39倍 |
| 開放F値 | F/4.0 |
| 画角 | 84~20.2° |
| 手ブレ補正 | × |
| 防塵 | 〇 |
| 防滴 | 〇 |
| フィルター径 | 77mm |
| 本体サイズ | 84x118mm |
| 重量 | 630g |
| 実売価格 | 140,000円前後 |
もっと詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください!
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NIKKOR Z 24-120mm f/4 S レビュー:まとめ
NIKKOR Z 24-120mm f/4 Sは、とても良いレンズです。
NikonのZレンズの中で1番人気なのも「でしょうね」と思えます。
尖った性能やクセのある唯一無二さとは真逆の、まさに優等生タイプ。
このレンズを持っていれば、とりあえず大丈夫という絶対的な安心感があります!
また「感動のないレンズ」と記事の途中で言いましたが、それはS-lineレンズと比較しての感想。
NIKKOR Z 24-120mm f/4 Sも、5倍ズームレンズと言うことを考えれば、非常に透明感のある描写で逆光性能も高く、かなりハイレベルなレンズです。
一眼レフ時代の24-120mm f/4に比べると、値上がりをしてしまいましたが、その値上がり分が安いと思えるはず。
購入を検討している方が居たら、「絶対に持っていた方が良いレンズ」とお勧めできますね!
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