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【FELT VR】約2年乗ったので長所&短所をレビューします!

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こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です!

 

空前のスポーツバイクブームが収まり、流行が廃れてくると思いきや、いまやスポーツバイクは定番となりました。

以前なら趣味の人しか乗ることが無かったロードバイクも、学生さんが乗り回しているのが普通の景色になっています。

 

私が学生の頃は、ママチャリが定番。

ホームセンターとかで9,800円くらいで売っている奴ですね。

 

 

現在は田舎の高知県でさえ、学生さんはクロスバイクかロードバイクに乗っている方が多数派となっています。

 

私が乗っているFELT VRはグラベルロード。

公式ではエンデュランスロードやマルチロードと言いますが、レース志向のタイプではなくロングライドや砂利道も走れる実用的なロードバイク。

 

通勤通学に向いたロードバイクですので、気になっている方も多いのではないかと思います。

そんな方のために、FELT VRに2年乗った正直な感想をお伝えしますね!

 

 

FELT VRシリーズとは?


※画像引用元:FELT(https://www.riteway-jp.com/bicycle/felt/

 

ガチガチのレース仕様ではなく、気軽にロードバイクを楽しめるのがFELTのVRシリーズです。

 

週末の軽い運動をするために向いていますし、フレーム設計が衝撃吸収を重視しているので通勤や通学につかうロードバイクとしても良い!

お値段もお手頃価格からラインナップされているので、はじめてのロードバイクとしても向いていますね。

 

FELT VRの特長

  • 衝撃吸収性の高いフレーム
  • 23Cから35Cのタイヤまで履ける
  • 雨の日も安心なディスクブレーキ
  • フェンダーの装着が可能
  • オフロード走行も耐える頑丈なスルーアクスル仕様
  • ギアレシオ1:1

 

 

ロードバイクに詳しくない人でも分かるように言うと、レース用のロードバイクとは真逆の特長を持っています。

「いかに速く走れるか」よりも「いかに快適に走れるか」を重視しているんですね。

 

 

FELT VRの特長とレビュー


FELT VRならオフロードもガンガン走れる

 

それではFELT VRの特長を、2年乗った私のレビューを交えながら解説していきます。

これを読んだら、通勤通学用としてほしくなるはず(笑)!

 

 

衝撃吸収性の高いフレーム


FELT VRは快適性重視のフレーム

 

時速50kmや60kmの速度が出せるレース用ロードバイクは、パワーを無駄なくダイレクトに伝えるためガッチガチのフレーム。

これを「剛性の高いフレーム」といいます。

 

その反面、乗り心地のことは度外視なので、路面に段差があるところを走るとガンガンと衝撃がきます。

この衝撃は一般的な自転車とは比べ物にならないもので、はじめて体感すると驚くはず。

おおげさに表現すれば、鉄製の柱を金属バットで殴ったような感じ。

 

不快な衝撃なのはもちろんのこと疲れにも繋がるため、気軽になりたいと思っている人が選ぶフレームではありません。

 

 

FELT VRはレース用とは反対に、衝撃を和らげるフレーム設計となっています。

私の体感で言うと、クロスバイクよりも手に伝わってくる衝撃が少ない!

 

私はブリジストン シルヴァF24というクロスバイクにも乗っているのですが、それと比べてもとてもマイルドな乗り心地。

 

1年半乗ったクロスバイク「シルヴァF24」をレビュー!

 

シルヴァF24でガタガタ道を走っていると「も、もうやめてくれ…」と思うほど、細かな衝撃をひろいますがFELT VRならそんなに気にならず通過できる。

シルヴァF24がガンッガンッ!という伝わり方なら、FELT VRはゴゥンゴゥンって感じ。

 

長距離を走ったあとの、手やお尻の痛みが大分変わってきますね!

 

 

23Cから35Cまでのタイヤを履ける


オフロード用の太いタイヤも履ける

 

FELT VRはマルチロード。

23C~35Cまでのタイヤが使えるよう、タイヤクリアランスが広く作られています。

 

23Cや35Cと言うのはタイヤのサイズの事で、23Cだとタイヤの横幅が23mm、35Cだと35mmという意味になります。

 

速い速度で走りたい人は23Cのタイヤ。

乗り心地を重視したい人は35Cのタイヤ。

 

と、目的に応じてタイヤを選べる幅が広いんですね!

私は速さと快適性のバランスが良い、28Cのタイヤを使っています。

 


私が今使っているタイヤは「コンチネル ゲータースキン 28C」

 

 

FELT VRはレース用のタイヤも履けるし、オフロード用のブロックタイヤも履ける。

まさにマルチロードな訳です。

通勤や通学にオススメのタイヤはこちらの記事でご紹介していますので、気になる方はぜひご覧下さい!

ロードバイクやクロスバイクで通勤通学する人に、オススメしたいタイヤ7選

 

 

雨の日でも安心なディスクブレーキ


ディスクブレーキなら天候に関係なくしっかりとブレーキが効く

 

ロードバイク用のブレーキは主に2種類。

キャリパーブレーキディスクブレーキです。

 

キャリパーブレーキの歴史は長く、多くのロードバイクが採用していますね。

ただ欠点が1つあり、雨の日はブレーキが効きにくくなる…。

 

趣味でロードバイクに乗っている人なら、雨の日は乗らなければいいだけの話。

ですが通勤通学で自転車を使っている人はそうはいきません。

公共交通機関の無いところでは、雨の日でも自転車で通勤通学しなければいけませんから。

 

 

もう1つのディスクブレーキは最近登場したタイプのブレーキ。

自動車やバイクでも採用されている方式ですね。

ブレーキの制動力はキャリパーと大きな差はありませんが、ディスクブレーキは雨の日でもほとんど制動力変わらない。

 

つまり雨の日でもしっかりとブレーキが効きますので、安心して自転車に乗ることができます!

 

またディスクブレーキには機械式油圧式がありますが、油圧式は軽い力でブレーキを握ってもしっかりと効くため、長距離を乗る方なら疲れを抑えることができる。

 

 

FELT VRはディスクブレーキを採用していますので、雨の日にも強く通勤通学に最適なブレーキをそなえています!

おなじFELT VRでも油圧式を採用しているモデルと、機械式を採用しているモデルがあります。

 

油圧式ディスクブレーキを採用

  • FELT VR2
  • FELT VR3
  • FELT VR5
  • FELT VR6
  • FELT VR30

 

機械式ディスクブレーキを採用

  • FELT VR40
  • FELT VR60

 

油圧式は先ほどもお話したとおり、少ない力で強力にブレーキを利かせられます。

デメリットはメンテナンスのめんどくささと、タイヤを外しているときにうっかりブレーキを握ってしまうと、ピストンが戻らなくなり走行不能になること。

ロードバイクのメンテナンスがお手の物な方ならいいですが、基本的にショップにお任せするしかありません。

 

機械式はメンテナンス性の良さと、タイヤを外している時にうっかりブレーキを握ってしまっても、走行不能にはならないこと。

デメリットは油圧式に比べると制動力が低いことでしょうか。

とは言え手が大きいひとや握力が強い方なら問題ありません。

 

 

どちらも一長一短ありますが、休みの日に100kmくらい走りにいく方は油圧式。

通勤通学で使う方は機械式がいいと思います!

 

 

フェンダーの装着が可能

 

フェンダーってカッコイイ言い方ですけど、ようは泥除けですね。

 

「見た目がダサくなるから」

 

という理由で、クロスバイクやロードバイクに付ける人は少ない。

 

ですがこれが無いと雨の日に走ったとき、足と背中が泥まみれになってしまいます。

街中に住んでいる方なら濡れるくらいで済みますが、田んぼが広がる郊外の方ならえらいことに!

雨の日にカッターシャツの背中が、茶色くなっている学生さんをたまに見かけます。

 

それで学校に行くのも凄いが、家に帰ってきたら親にも怒られるのでフェンダーはあった方が良いかと。

 

FELT VRはロードバイクでは珍しく、フェンダー用のダボ穴が用意されていますので、すんなり装着する事が出来ます。

 

 

オフロード走行も耐える頑丈なスルーアクスル仕様


マウンテンバイクに採用されているスルーアクスルを採用

 

ロードバイクはクイックリリースを採用しています。

名前の通り、工具ナシで素早くホイールを外すことができ、パンクしたときとかもすぐに修理する事ができますね。

 

便利さの反面、ハブアクスルのズレることもあり、スピードの出るロードバイクでは乗車する前に点検は必須。

またオフロード走行には不向きです。

 

 

FELT VRはクイックリリースよりも堅牢な「スルーアクスル」を採用。

マウンテンバイクで使われている物で、頑丈さは折り紙つきです。

最近のグラベルロードでは、スルーアクスルを採用しているモデルが多くなりました。

 

スルーアクスルの方が頑丈ですし、フレーム全体の剛性がアップするなどメリットは多い。

ですがクイックリリースほど素早くホイールを外すことは出来ないので、レース仕様のロードバイクで採用されることはまだないでしょう。

 

※FELT VR60だけはクイックリリース式となっています。

 

 

ギアレシオ1:1


FELT VRは乙女ギアを標準装備

 

FELT VRではこれまでのコンパクトギア(乙女ギアとも呼ばれる)よりも、さらに軽いギアを採用しています。

 

最高速は控えめになるものの、加速の良さや急な坂でも上りやすくなっているギアなんですね。

スピードは控えめと言っても、最高速度50kmは出るようになっています。

 

確かに軽いギアを使えるので、超激坂でも登る事ができます。

しかし軽いギアをつかうと、足の筋力は温存できるもののペダルを回す回数が増えるため体力が奪われる…。

結局はしんどいです(笑)

 

ただレース用のロードバイクは重めのギア設定なので、ガチの初心者にはこの軽いギアの方が良いかも。

カメラ機材をたくさん持ち歩くわたしはとても助けられています!

 

 

私のFELT VRは通勤仕様


実用性重視のカスタム

 

私が乗っているFELT VRは「FELT VR50」というモデル。

残念ながら2019年モデルではカタログ落ちしてしまいました(笑)

 

コンポは新型SORAを採用しており、コストパフォーマンスも良く初心者用として良いモデルでした。

 

そんなFELT VR50ですが、現在は通勤しようとなっており、見た目ははっきり言ってダサい!

スポーツ性はなく実用性重視のカスタムとなっております。

ロードバイクを通勤仕様にカスタム!

 

リアキャリアを装備したことで大幅に重量増。

おまけに荷物を入れるのでリアヘビーになり、登りは苦手です。

なので1:1のギア仕様にとても助けられていますね。

 

通勤距離は往復で70kmなのですが、衝撃を吸収してくれるフレームのおかげで疲労も少ない。

片道35kmを走ったあとでも普通にお仕事ができます。

 

 

FELT VRのデメリット


休みの日はのんびりと景色を楽しむ

 

梅野
「乗り方にクセがあるよね」

 

クロスバイクのシルヴァF24は、踏んだ分だけ前に進んでくれる素直な自転車で、ド素人の私でもスポーツバイクを気軽に楽しめました。

しかしFELT VRはちょっとクセがあります。

 

まず自転車屋さんでFELT VRを受け取り、家に帰るとき。

クロスバイクよりカンタンにスピードが出るんだろな~!とワクワクしながらペダルを踏んでみたのですが。

 

梅野
「あれ? クロスバイクより遅くね?」

 

遅くね?というより確実に遅かった。

ペダルを踏んだ力を吸収されている感じ。

乗り心地重視のフレームの特性なんでしょうね。

 

路面からの衝撃を吸収してくれるけど、ペダルを漕いだ力も吸収しちゃう。

 

 

かと思えば、バカみたいに素直に力が伝わることもあります。

このときはチョー気持ちいい!

踏んだ分だけガンガンスピードが出て、これがロードバイクの速さだ!とテンションマックス。

 

梅野
「あ、ヤベ。 前の原付に追いついちゃう」

 

こんなこともしばしば。

 

 

フレームに力を吸収されて前になかなか進まないときと、踏んだ分だけ推進力に変わり猛スピードが出るとき。

この違いが分からないんですよね。

 

ベテランの方なら、乗り方がわかってらっしゃると思うので乗りこなせるんでしょうが、素人の私にはまだどうやれば素直にスピードが出せるようになるのか分からない。

逆風のときに、力を吸収モードになっちゃうと地獄です。

漕いでも漕いでもマジで前に進まない。

足だけパンパンになっていきます。

 

 

まぁ、私の乗り方が未熟なせいですが、これからロードバイクを始める方も、FELT VRに乗ると同じ問題にぶつかる可能性がありますね。

 

※ド素人のわたしに、何が原因なのか分かる方がいらっしゃいましたら、ご教授頂けると大変助かります。

 

 

FELT VR レビューまとめ

 

FELT VRの良いところと悪いところと書きましたが、総合的には良いバイクです!

レースには向きませんが、通勤通学やのんびりと走りたい人にはベストマッチなロードバイク。

 

バイクはスーパーカブが好き。

車はジムニーが好き。

 

そんな実質剛健さが好きな人にもおすすめです。

 

 

私は通勤と写真を撮るときに乗っていますが、荷物の積載性もありFELT VRの実用性の高さが気に入っています。

写真は風景写真を撮ることがおおいので、どうしても山を登る事が多くなります。

 

カメラ機材は重い…

登りはしんどいですが、軽いギアのおかげで止まらずに登りきることも出来る。

 

反対に下りはメチャクチャスピードが出ますが、ディスクブレーキはコントロールしやすくて安全に山道を下って来れます。

人によって違うと思いますが、キャリパーブレーキのころはタイヤをロックさせてしまうことが多くて、下り道でドリフト状態になる事が何度かありました。

 

高知の山道って道幅は狭いし、路面は悪いのでロックした瞬間に魂が昇天しそうになります。

 

ですがディスクブレーキになってからは、微妙なブレーキの効き具合を調整しやすくなり、今のところ下り坂でロックさせてしまったことはありません。

 

 

乗り方にクセはあるものの、はじめてのロードバイクとして安全に楽しめると思います!

 

 

 

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    カメラ歴9年目、高知県在住のアマチュアカメラマン。本ブログはカメラ関連の記事や撮影テクニックなどが中心の内容となっております。その他、youtubeチャンネルでは初心者向けカメラ講座も更新しているので是非ご覧ください!
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