こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です!
初めてカメラを購入するとき、分からないことが多いので一番売れている人気のカメラを選ぶ方も多いのではないでしょうか?
無難で失敗がなく堅実なお買い物の仕方ですよね!
一眼レフで一番人気のカメラは「Nikon D5600」です!
一眼レフのシェア率はCanonがナンバーワンなので、てっきりCanonのカメラかと思っていたので意外ですね。
これから一眼レフをはじめようと思っている方は、NikonのD5600を選んでおけば失敗はないわけです。
使っている人が多いので、なにか分からないことがあってもネット上に情報がゴロゴロ転がっていますので、トラブルがあってもすぐに解決方法が出てきて安心。
D5600はどんなカメラなのかご紹介いたします!
D5600とはどんなカメラ?
※画像引用元:Nikon(https://www.nikon-image.com/)
Nikonから発売されているエントリーモデルのカメラ、それがD5600です。
私もD5600の2世代前であるD5300を、はじめての一眼レフとして購入しました。
エントリーモデルと聞くとしょぼいカメラというイメージを持たれる方もいるかもしれません。
しかし、今のエントリーモデルはハッキリと言ってスペックが高すぎる。
技術の進化のおかげで、エントリーモデルといえどかなり性能の高いカメラなんですね。
大型センサーを採用していて高画質
※画像引用元:Nikon(https://www.nikon-image.com/)
D5600はAPS-Cセンサーを採用しています。
これは上から2番目の大きなセンサー。※中版カメラを除く
カメラの画質は画素数ではなく、センサーの大きさで決まるため、APS-Cセンサーを採用しているだけで高画質が約束されています。
スマートフォンのカメラとなにが違うかと言いますと。
まず単純な画質が良いですよね。
細かいデティールもシャープに写り、とても鮮明な写真となります。
※画像引用元:Nikon(https://www.nikon-image.com/)
次にダイナミックレンジが広いので明暗差に強い。
たとえばスマホで日の当たる室内を撮影すると、光が真っ白になるか室内が真っ暗になってしまうことありませんか?
これはスマートフォンのセンサーサイズが小さく、ダイナミックレンジが狭いため起こる現象。
真っ白に白とびしやすく、真っ黒に黒つぶれしやすいんです。
ですがAPS-Cセンサーを採用しているD5600では、この白とび・黒つぶれに強くなり、肉眼で見た景色をより再現してくれる。
最後に背景ボケがキレイに表現できること。
最近ではスマートフォンもダブルレンズやトリプルカメラを採用していて、背景をボケさせることもできるようになりました。
しかし、一眼レフを使っている方なら分かると思うのですが、ボケ方がまだ不自然です。
小さいセンサーに小さなレンズなので、当然と言えば当然なのですが。
キレイで滑らかなボケ感を得たいなら、やはり一眼レフの方が向いています。
一眼レフの中では小型で持ち運びしやすい
※画像引用元:Nikon(https://www.nikon-image.com/)
最近は一眼レフよりミラーレスが人気です。
なぜかというと、一眼レフは大きくて重いのでミラーレスに人気を奪われているんですね。
そんな中でD5600は一眼レフの中でも小型で軽いのが特長!
女性でも楽々と使いこなせるサイズ感ですので、エントリーモデルの中でも人気が高いんですね。
D5600の重量は415g。
スマートフォン3台分くらいでしょうか。
まぁ重いんですが、カメラ専用機器としてはなかなかの軽さ。
これなら鞄に入れて持ち歩いたり、写真を撮るときでも疲れにくい重さですよね。
本格的な撮影が出来るフルサイズ一眼レフになると、これの2倍以上の重さになるためD5600はかなり軽量な方です。
今どきの一眼レフはスマホとの連携も楽々
※画像引用元:Nikon(https://www.nikon-image.com/)
私がカメラを始めたころの一眼レフは、Wi-Fiが内蔵されているカメラはごく一部で、使いたい人はWi-Fi機能付きのSDカードなどを使用していました。
ですが、いまはSNSが盛んな時代となり、撮った写真をすぐにネットへアップしたい人が増えましたので、一眼レフやミラーレスもWi-FiやBluetoothが搭載されているのは当たり前となっています。
D5600はWi-FiとBluetoothの両方に対応。
さらにスマートフォンへの写真転送がかんたんに設定できる、Nikonのアプリ「SnapBridge」にも対応したカメラとなっています。
※画像引用元:Nikon(https://www.nikon-image.com/)
SnapBridgeを使えば一眼レフで撮った写真を、スマートフォンへ自動転送してくれますし、クラウドへの保存までしてくれる。
さらにスマホをシャッターボタンとして使える「リモート撮影」にも対応します。
SnapBridgeはiPhone・android両方に対応しており、無料でダウンロードできるようになっていますので、Nikonのカメラを購入されたらぜひダウンロードしておきましょう!
夜にも強いカメラ
夜は光の量がすくないですので、カメラは光を多く集めるためにシャッタースピードが遅くなります。
シャッタースピードが遅くなると、手振れが起こりやすくなってしまうんですね。
カメラが光を集める力を、何倍にも増幅させるのが高感度性能(ISO)です。
ISOの数値が100,200,400,……3200と大きくなるほど光を集める力が強くなり、夜などの暗い場面でもシャッタースピードを遅くしないで撮影できるので、手ブレしにくくなる!
D5600はISO25600にまで対応しているため、かなり暗い場所でも手ぶれせずに撮影が出来るようになっているんですね。
しかし、ISO感度を上げすぎると、写真にノイズが入るデメリットがある。
スマートフォンやコンデジのように、小型のセンサーでISO感度を上げすぎると写真がザラザラになってしまい見れたものではありません。
ですがD5600は大型のAPS-Cセンサーを採用していますので、ISO感度を上げてもノイズが発生しにくいメリットがあります。
とはいえ、さすがに最大のISO25600まであげてしまうと、ノイズだらけの写真になってしまいますので、必要な分だけ使うようにしましょう。
D5600の商品バリエーションは4パターン
※画像引用元:Nikon(https://www.nikon-image.com/)
とネットショップやカメラ屋さんに行っても、戸惑う点が7あるはずです。
車のグレードのように、カメラの販売方法にも何パターンかあるからですね。
と言いましても、レンズがセットになっているかいないかの話なので、そんなに難しいことではないのですが。
D5600は4つの商品がございます。
・ボディのみ
・ダブルズームキット
・18-55VRキット
・18-140VRキット
以上の4種類が展開されています。
ボディのみ
※実売価格は59,000円前後となっています。
レンズは同梱されておらず、カメラ本体のみを販売しています。
すでにレンズを持っている、あるいは買いたいレンズが決まっている方はボディのみを購入すればいいわけですね。
これからカメラを始める方は、ボディのみを購入して単焦点レンズを買うのも良い選択だと思いますよ!
ダブルズームキット
※実売価格は69,000円前後となっています。
カメラ本体とズームレンズ2本がセットになっている商品。
レンズは「AF-P DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR」と「AF-P DX NIKKOR 70-300mm f/4.5-6.3G ED VR」
レンズに書かれている18-55mmといった数字は、焦点距離と呼ばれるもの。
18mmと数字の低いものは広角レンズ(広い範囲が撮れるレンズ)
300mmと数字の大きいものは望遠レンズ(遠くのものをズームアップして撮れるレンズ)
ダブルズームキットでは2本のレンズを合わせて、18mmから300mmまで撮影できますので、広角から望遠まで隙間なく撮影できてしまいます。
なので、エントリーモデルではこのダブルズームキットが一番の売れ筋商品ですね!
18-55 VR キット
※実売価格は66,000円前後となっています。
D5600本体とAF-P DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VRのレンズがセットになった商品。
「望遠レンズはあまり使わない」人のためのセットで、定価ならダブルズームキットより安く購入できます。
しかしながら、売れ筋はダブルズームキットで18-55 VR キットは人気が低いため、実売価格で比べるとたったの3,000円ほどしか価格差が無いんですよ…。
もう3,000円足せば望遠レンズもセットになっている、ダブルズームキットが買えるんならそっちを買うよ!って話になりますよね。
なので需要が低く、18-55VRキットを取り扱っているお店も少ないですね。
18-140 VR キット
※実売価格は93,000円前後となっています。
D5600とAF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VRがセットになった商品。
ダブルズームキットよりも望遠側の焦点距離が少ないですが、こちらは1本のレンズで18-140mmをカバーしてくれるので、いちいちレンズ交換をしなくて良いというメリットがあります。
一眼レフを買う前って
とか思っちゃうんです。
で、実際やってみるとなんか楽しい。
初心者だけど、心の中はプロカメラマンのような気分になってきます。
しかし、そんな高揚感もすぐに過ぎ去り、次に訪れるのは「レンズ交換するのめんどくさい」
レンズ交換ってめんどくさいんですよ(笑)
それに屋外だとカメラ内部にホコリや砂が侵入するリスクもあります。
18-140 VR キットなら広角から中望遠までを、レンズ交換せずに撮影できてとても便利!
私ははじめて一眼レフを購入するときにダブルズームキットを選びましたが、カメラの知識が色々と付いてきた今なら、過去の自分に「ダブルズームキットじゃなくて18-140 VR キットにしろ!絶対だぞ!」と伝えますね。
D5600のスペック
発売日 | 2016年11月25日 |
タイプ | 一眼レフ |
センサーサイズ | APS-C |
画素数 | 2416万画素 |
高感度 | ISO100-25600 |
連写速度 | 5コマ/秒 |
シャッタースピード | 1/4000~30 秒 |
AF測距点 | 39点 |
液晶モニター | 3.2インチ・104万ドット |
ファインダー倍率 | 0.82倍 |
ファインダー視野率 | 95% |
撮影可能枚数 | 970枚 |
記録メディア | SDHCカード SDカード SDXCカード |
Wi-Fi | ○ |
Bluetooth | ○ |
NFC | × |
本体サイズ | 124(幅)x97(高さ)x70(奥行) mm |
重量 | 415g |
実売価格 | 67,000円前後(ダブルズームキット) |
まとめ
スペックもバランス良くまとまっていて、とても使いやすい一眼レフに仕上がっています。
正直、エントリーモデルとしてはこれ以上進化するとこあるのか?と思うほどの完成度ですね。
発売は2016年なので、デジタル機器にしては古く感じてしまうかもしれませんが、他社のエントリーモデルに劣っているところはありません。
強いて言うなら、他社はエントリーモデルにも最新型の画像処理エンジンを積んでいますが、D5600はちょっと古めの画像処理エンジンを採用しています。
なのでノイズ耐性は少し劣る可能性がありますね。
発売から日が経っていることもあり、値段もだいぶ安くなってきていますので買いやすい価格に。
2019年にD5600の後継機が発売されなければ、今年も人気機種のカメラとなるでしょう!