※2024年3月28日内容を更新しました。
こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です!
YouTube撮影に最適なジンバルカメラ「DJI Pocket 2」は、ジンバル一体型のカメラとしては圧倒的な人気を誇るモデルです。
5万円前後の価格は、他のジンバルカメラと比較しても比較的買いやすいと言えるでしょう。
本記事では、DJI Pocket 2を約3年間使用した筆者が、リアルな感想とおすすめポイントを徹底レビューします!
記事の信頼性
- 写真歴 9年目
- ブログ運営歴 9年目(月間PV数12万)
- メーカー様からのレビュー案件多数
- YouTubeチャンネルで撮影テクニックなど情報発信中(2024.5現在登録者数4600人)
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DJI Pocket2の外観
強力な手振れ補正がすごい
ビデオカメラで動画を撮影した場合
以前はビデオカメラを使って動画撮影をしていました。しかし、画質が思ったほど良くなく、モヤッとした映像に悩んでいました。
ビデオカメラで撮影した動画の画質問題
- 4K動画でもザラつきが目立つ
- 逆光耐性が弱く、フレアやゴーストが発生しやすい
- 長時間撮影に特化しているため、画質の優先度が低い
- 熱暴走による撮影中断リスク
4K動画が撮れるビデオカメラで、「空間光学手ブレ補正」と呼ばれる強力な手振れ補正が魅力で購入しました。しかし、歩きながらの撮影だとさすがに手ブレしてしまいます。
極力手ブレしないようにビデオカメラを持っていても、これだけ揺れてしまうんですね。
DJI Pocket2で動画を撮影した場合
こちらはDJI Pocket2購入後の動画。結構歩き回っていますが、手ブレがほぼ無くなっています。
一方DJI Pocket 2は、ビデオカメラとは比べ物にならないほど高画質な映像を撮影できます。
- 大型センサー(1/1.7型)搭載で、高精細な映像を実現
- 逆光耐性に優れ、フレアやゴーストを抑える
- コンパクトなボディながら、4K60fpsの滑らかな動画撮影が可能
- 3軸ジンバルによる手ブレ補正で、安定した映像撮影
DJI Pocket2はジンバル一体型カメラですので、手ブレをしっかりと防いでくれます。
これだけでも買って良かったと思うほど!
ビデオカメラよりも高画質
私的にビデオカメラを使っていて誤算だったのが、画質が思ったほど良くなかったことです。
最新モデルで4K動画なら、さぞ高画質な映像が撮れるんだろうと思っていましたが、実際に撮れる映像は結構ザラザラ…。
ビデオカメラで動画を撮影した場合
こちらはビデオカメラを使って撮影していた頃の動画。
ビデオカメラで撮影していた動画は、ノイズが目立ち、全体的にぼやけていてクリア感が欠如していました。逆光にも弱く、太陽が入るとフレアやゴーストが発生していました。
ビデオカメラは長時間の撮影に特化しており、熱暴走などの問題なく長時間撮影できることが強みです。しかし、画質を追求すると熱暴走のリスクが高まり、長時間撮影が難しくなります。
DJI Pocket2で動画を撮影した場合
続いてこちらは同じ場所で、DJI Pocket2を使って撮影した動画。
ご覧の通り、DJI Pocket 2で撮影した動画は、ビデオカメラで撮影した動画と比べて、以下のような圧倒的な画質向上が確認できます。
- 高精細な4K映像: スマホのフルHD画質を大きく超える4K映像で、細部まで鮮明に記録できます。
- 豊かな色彩: より自然で鮮やかな色彩表現により、被写体の魅力を最大限に引き出します。
- 広いダイナミックレンジ: 明暗部の情報量を多く記録し、白飛びや黒つぶれを抑えた美しい映像を実現します。
- 滑らかな手ブレ補正: ジンバル搭載により、手持ち撮影でも驚くほど滑らかな映像を撮影できます。
まとめ
ビデオカメラでは1/2.3型のイメージセンサーが使われています。
スマホでも主流となっている、コンパクトなサイズのセンサー。
DJI Pocket2は1/2.3型よりも大型の「1/1.7型センサー」を採用しているので、この恩恵でより高画質な映像が撮れるんですね!
4K/60p撮影に対応
動画撮影において、フレームレートは映像の滑らかさに影響します。30pは1秒間に30枚、60pは1秒間に60枚の写真を連続表示することで動画を構成します。つまり、60pの方がより滑らかな映像を撮影できます。
4Kは高画質な映像フォーマットです。4Kテレビはすでに広く普及しており、今後さらに4K対応デバイスが増えていくことが予想されます。
現時点では、4K/60pの映像はYouTube動画ではオーバースペックと感じるかもしれません。
しかし、将来的に4Kが主流になることを考慮すると、今のうちから4K/60pで撮影しておくことで、高画質な映像を視聴者に提供することができます!
1080/30p撮影なら「美顔モード」が使える
画質とフレームレートは落ちてしまいますが、1080/30p撮影なら「美顔モード」が使えるようになります。
DJI Pocket2の美顔モードは、1080/30pの画質とフレームレートで利用できます。
高画質な4K/60p撮影には対応していないものの、自然な美肌効果を実現することができます。
Vlogなどで自撮りしながら撮影される方なら、ぜひ使いたい機能ですよね!
3年使って分かった意外な耐久性
YouTube撮影用に購入したDJI Pocket2。レビューやブログを見ていると、「すぐ壊れた」という話をよく見かけます。特に、ジンバル部分が弱いという指摘が多いようです。
私は取り扱いが雑なタイプで、機材を傷つけてしまうことがよくありますが、DJI Pocket2は購入から半年経った現在もノートラブルです。
落としたり、雨に打たれたりしても、動作に問題はありません。
個体差や一瞬の取り扱いのミスもあると思いますが、私の経験では耐久性は低くないと感じています。
夏場は熱暴走する
DJI Pocket 2は、コンパクトなボディに1/1.7型センサーを搭載し、4K/60p動画撮影も可能な高性能カメラです。
しかし、夏場の4K撮影では発熱が厳しく、電源が入らなくなるケースがあります。
夏場で4K撮影は10分から15分ほどが限界でしょうか。
アクションカメラやジンバルカメラは、本体が小さく放熱能力が低いので、これは仕方ありませんね。
DJI Pocket2のスペック
発売日 | 2020年10月31日 |
タイプ | ジンバルカメラ |
センサー | 1/1.7インチ CMOS 有効画素数:64 MP |
レンズ | FOV 93°、F1.8 焦点距離:20 mm(35mm判換算) |
ISO感度 | 静止画:100~6400 (16 MP)、100~3200 (64 MP) 動画: 100~6400 スローモーション:100~3200 |
電子シャッター速度 | 8~1/8000 秒 |
静止画モード | シングルショット:16 MP、64 MP カウントダウン:3、5、7 秒 パノラマ:3×3、180° |
動画解像度 | 4K Ultra HD: 3840×2160 @ 24/25/30/48/50/60fps 2.7K: 2720×1530 @ 24/25/30/48/50/60fps FHD: 1920×1080 @ 24/25/30/48/50/60fps |
HDR動画解像度 | 2.7K: 2720×1530 @ 24/25/30fps FHD: 1920×1080 @ 24/25/30fps 焦点距離:38 mm |
動画モード | 動画 HDR 動画 タイムラプス モーションラプス ハイパーラプス |
モーションラプス | 左から右 右から左 カスタム動作(最大4点) |
スローモーション | 1080p/120fps(4倍使用時) 1080p/240fps(8倍使用時) |
最大動画ビットレート | 100 Mbps |
対応ファイルフォーマット | FAT32 (≤32 GB)/exFAT (>32 GB) |
写真フォーマット | JPEG/DNG |
動画フォーマット | MP4 (MPEG-4 AVC/H.264) |
対応SDカード | 最大256 GB SDHC/SDXC UHS-Iスピードクラス 1 または UHS-I スピードクラス 3のmicroSD 以下のmicroSDカードを推奨: Samsung EVO Plus 32GB UHS-I スピードクラス 1 microSDHC、 Samsung Pro 64GB UHS-I スピードクラス 3 microSDXC、 Samsung Pro Endurance 64GB UHS-I スピードクラス 1 microSDXC、 Samsung Evo Plus 64GB UHS-I スピードクラス 3 microSDXC、 SanDisk Extreme 16/32GB UHS-I スピードクラス 3 microSDHC、 SanDisk Extreme Plus 128GB V30 A1 UHS-I スピードクラス 3 microSDXC、 SanDisk Extreme Pro 64GB V30 A1 UHS-I スピードクラス 3 microSDXC |
オーディオ出力 | 48 KHz、AAC |
バッテリー駆動時間 | 140分 (1080p/24fpsでの動画撮影時のラボ環境下での測定値で、参考値となります。) |
バッテリー充電時間 | 73分(5V/2A USBアダプターを使用した場合) |
本体サイズ (幅)x(高さ)x(奥行) | 38.1×124.7×30 mm |
重量 | 117g |
実売価格 | 40,000円前後 |
まとめ
DJI Pocket 2は、高画質な動画を手軽に撮影したい方にとって、非常に魅力的なカメラです。
持ち運びが容易で、旅行や日常の様々なシーンで活躍します。
価格も購入しやすい価格なのも魅力ですね。購入を検討されている方は、ぜひ参考にしてください!