※2026年10月18日内容を更新しました。
こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です!
一眼レフやミラーレスで撮影した写真が、思った以上に白く、明るすぎる仕上がりになったことはありませんか?
参考
この現象が白飛びです。
白飛びとは、写真の明るい部分がカメラの記録できる範囲を超え、色や模様などの階調が失われて白く写る現象です。
晴れた屋外の空や白い花だけでなく、室内から撮った窓の外など、明暗差の大きい場面でも起こります。
今回は、白飛びが起こる原因と、撮影時にできる対策、白飛びした写真をどこまで修正できるのかを、実際の写真とあわせて紹介します。
記事の信頼性

梅野
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写真が白飛びする主な原因は4つ
本来の色や質感が失われ、明るい部分が真っ白になってしまう白飛び。主な原因を4つに分けてみました。
- 露出の設定が明るすぎる
- シャッタースピードが遅すぎる
- ISO感度が高すぎる
- 被写体の明暗差が大きすぎる
明るさの調整で改善できることが多いので、まずは露出補正から確認するのがおすすめです。

それでは、一眼レフやミラーレスで白飛びを防ぐ4つの方法を見ていきましょう!
写真の白飛びを防ぐ4つの対策
露出補正で写真の明るさを調整する
写真が明るすぎるときは、露出補正を使って白飛びを抑えられる場合があります。
露出補正を「±0」に設定したまま撮影している方も多いのではないでしょうか。
ただ、露出補正が±0でも、カメラの測光結果と撮りたい明るさが一致するとは限りません。
とくに明るい空や白い被写体が写る場面では、写真全体は自然でも、一部分だけ白飛びしてしまうことがあります。
解決法
まずは撮影画像を確認し、±0で白飛びするようなら露出補正をマイナス側に調整して写真の明るさを抑えてみましょう。
例えば-1にして一枚撮り、まだ明るい部分が白くつぶれるなら-1.5、-2.0と段階的に調整してみましょう。暗くしすぎないよう、撮影画像やヒストグラムも確認すると安心です。
シャッタースピードを速くして光の量を減らす
シャッタースピードを速くすると光を取り込む時間が短くなり、露出を抑えられるため、白飛び対策になります。
シャッタースピードは、シャッターが開いて光を取り込む時間のこと。
遅くするほど取り込む光の量が増え、同じ絞り・ISO感度なら写真は明るくなります。
解決法
シャッタースピードを自分で設定できる場合は、速くすると明るい部分が白くつぶれるのを抑えられます。
例えば晴れた屋外では「1/500秒」程度がひとつの目安。ただし、必要な速さは絞りやISO感度、被写体の明るさによって変わります。
※「S」モード(シャッタースピード優先モード)はシャッタースピードを自分で指定するモードです。「P」「A」などではカメラがシャッタースピードを調整しますが、白飛びしないとは限りません。
ISO感度を必要以上に上げない
明るい場所ではISO感度を下げることも、白飛び対策のひとつです。
ISO感度は、シャッタースピードや絞りとともに、写真の明るさに関わる設定です。
ISO感度を上げると記録画像を明るくでき、暗い場所でも速いシャッタースピードを使いやすくなります。
ただし、上げすぎるとノイズが増えたり、明るい部分の階調が失われやすくなったりするため、必要な範囲で設定したいですね。
解決法
ISO感度が必要以上に高い場合は、下げることで白飛びを抑えられることがあります。ただし、露出はシャッタースピードや絞りとの組み合わせで決まります。
十分な光がある屋外なら、ISO100を選べるカメラではISOを100に下げるのもひとつの方法。手ブレしないシャッタースピードを確保できるかも確認しましょう。
ISOオートを使う場合も、カメラがどのISO感度を選んでいるかを見ておくと安心です。
明るい部分と暗い部分の差を小さくする
明暗差が大きい場面では、露出だけでなく光の当たり方や構図を工夫しましょう。
日なたと日陰、明るい空と暗い建物など、画面内の明暗差が大きいと白飛びしやすくなります。
これは、明るい部分から暗い部分までの差が、カメラの記録できる明るさの範囲(ダイナミックレンジ)を超えてしまうためです。
解決法
明るい部分の色や模様を残したいなら、露出補正やシャッタースピード、ISO感度を調整して、まずハイライトが白くつぶれない明るさを探します。
光が当たっている部分を測光して露出を合わせる方法も有効ですが、その分、暗い部分は黒く写りやすくなります。
測光には、画面全体の情報から露出を判断する「マルチパターン測光」や、中央付近を重視する「中央部重点測光」などがあります。
明暗差が大きすぎる場合は、撮影位置や時間帯を変えて光の当たり方を調整するのも手です。
写真の白飛びを防いだほうがよい理由
完全に白飛びした部分は修正が難しい
白飛びで明るい部分の色情報や階調が失われると、レタッチでも元どおりに戻せない場合があります。
白飛びとは反対に、暗い部分の階調が失われる「黒つぶれ」もあります。暗く写っただけで情報が残っていれば、写真編集ソフトで明るくして改善できることがあります。
ただし、本当に黒つぶれして情報が失われた部分は、暗部でも完全には復元できません。
同じように、白飛びも少し明るすぎる程度なら調整できることがありますが、完全に白くつぶれた部分の色や模様を取り戻すのは困難。だから撮影時の露出が大切なんですね!
ポイント
白飛びしやすい場面では、露出補正を-2ぐらいまで下げて撮る方法もあります。ただし、いつも-2にするのではなく、白くつぶれる部分を確認しながら調整しましょう。
RAWで撮っていれば後から明るさを調整しやすい場合もありますが、暗くしすぎるとノイズが目立つこともあるので注意が必要です。

こちらが白飛びしてしまった写真。全体的に明るく、白っぽい仕上がりですね。
周りのチューリップも色が薄く、手前でボケている花は、ぱっと見ただけでは花だと分からないほど。
ここまで明るい部分が白くつぶれていると、写真編集ソフトで自然な色や質感を戻すのは難しくなります。

頑張ってレタッチしてみましたが、やっぱり難しいですね(笑)
白い被写体はもともと明るいので、白飛びすると輪郭や質感の復元がとくに難しくなります。

一方、こちらはかなり暗く写ってしまった写真。
全体的に暗く、チューリップの華やかさが伝わりにくいですね。
ただ、暗く写っていても階調が残っていれば、白飛びした部分よりレタッチで調整しやすい場合があります。

はい、明るさを調整するだけで、ここまで見やすい写真になりました。
手前の白い花も輪郭が比較的自然ですし、奥のピンクのチューリップにも色彩が戻っています。
さらにレタッチすれば、もう少し色鮮やかな写真に仕上げることもできそうです!
※もともとボツ写真なので、今回はここまでにしておきました。。
一眼レフ・ミラーレスの白飛びに関するよくある質問
Q1: 一眼レフやミラーレスで白飛びする原因は?
A1: 白飛びは、明るい部分がカメラの記録範囲を超えて、色や模様が白くつぶれる現象です。露出が明るすぎる、シャッタースピードが遅い、ISO感度が高い、被写体の明暗差が大きいといった原因があります。
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Q2: 撮影時に白飛びを防ぐにはどうすればいいですか?
A2: まずは写真の明るい部分を確認し、必要に応じて露出補正をマイナス側に調整しましょう。シャッタースピードを速くする、ISO感度を下げる、光の当たり方を変えるといった方法も有効です。
Q3: 露出補正はどのくらいマイナスにすればいいですか?
A3: 明るすぎるときは、±0から-1、-1.5、-2と少しずつ変えて撮り比べてみてください。ただし、必要な補正量は撮影状況によって異なります。白飛びを抑えながら、暗い部分も必要以上につぶさないバランスを探しましょう。
Q4: ISO感度を下げると白飛びを防げますか?
A4: ISO感度が高すぎる場合には、下げることで改善できることがあります。明るい屋外ではISO100などの低感度が目安になりますが、適切な値は機種や撮影条件によって変わります。シャッタースピードや絞りも合わせて確認してください。
Q5: 白飛びした写真は後から修正できますか?
A5: 少し明るすぎる程度なら、現像やレタッチで改善できる場合があります。ただし、完全に白くつぶれて階調が失われた部分は、元の色や模様を復元できません。RAWで記録しておくと調整の余地が広がる場合があります。
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Q6: シャッタースピードを速くすると何が変わりますか?
A6: シャッタースピードを速くすると、取り込む光の量が減り、白飛びを抑えやすくなります。晴れた屋外では「1/500秒」程度が一例ですが、絞りやISO感度などの条件に合わせて調整してください。
Q7: 明暗差が大きい場所ではどう撮影すればいいですか?
A7: 明るい部分を優先して露出を合わせると、白飛びを抑えやすくなります。ただし、暗い部分は黒く写りやすいため、撮影位置や時間帯を変えて明暗差を減らす方法もあります。
まとめ

白飛びの原因はいくつかありますが、まず確認したいのは、写真全体と明るい部分の露出が適切かどうかです。
白飛びを防ぐうえで、まず意識したいのは撮りたい場面に合わせて露出を調整すること。明るい部分を守りつつ、暗部とのバランスも確認しましょう。
明るい部分が白くつぶれるときは露出を下げ、暗すぎるときは明るさを調整します。ただし、どちらも階調が残る範囲で撮るのが基本です。
明暗差が大きい場合は、明るい部分を測光して露出を合わせると、ハイライトの白飛びを抑えやすくなります。
その分、日陰が暗くなることもあるので、撮影後の調整や撮影時の光の工夫も考えたいところです。
ほかには、-1.0・±0・+1.0の3枚を撮影するブラケット撮影と、複数の露出を合成するHDRも有効です!
少し手間はかかりますが、明るい部分と暗い部分の両方を見せたいときに役立ちます。
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ちなみに「Canonは白に強く、Nikonは黒に強い」と言われることもありますが、実際の白飛びのしやすさや暗部の復元しやすさは、メーカー名だけでなく機種や撮影条件によって変わります。どちらを使っていても、まずは露出設定を見直すのが近道ですね。
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