※2026年10月24日に内容を更新しました。
こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です!
F/2.8通しの望遠ズームを、もっと身軽に持ち歩きたい。そんな人にうれしい「NIKKOR Z 70-180mm f/2.8」が登場しました。
高価で大型になりがちな大口径望遠ズームですが、このレンズは小型・軽量ながらズーム全域F/2.8通し!
メモ
タムロンの「70-180mm F/2.8 Di III VXD」と光学構成に共通点が見られます。ただし、外観や構成が似ているだけで製造元や開発経緯までは断定できません。
嬉しいのは、Nikon Zマウント用テレコンバーターの1.4倍と2.0倍に対応していること!
テレコンを装着すれば望遠端を252mm、さらに360mmまで延ばせます。ただし、開放F値はそれぞれF/4、F/5.6になるため、暗い場所での撮影では注意が必要です。
NIKKOR Z 70-180mm f/2.8の特長

※画像引用元:ニコン
NIKKOR Z 70-180mm f/2.8は、携帯性と明るさを両立した望遠ズーム。主な特長は次の4つです。
NIKKOR Z 70-180mm f/2.8の特長
- 小型で軽量なレンズ
- 高画質な描写力
- 最短撮影距離0.27mと寄れるレンズ
- テレコンバーターに対応
特に、レンズを軽くしたい方や望遠でも背景をぼかして撮りたい方に気になる内容ですね。順番に確認していきます。
約795gの小型・軽量ボディが魅力

※画像引用元:ニコン
NIKKOR Z 70-180mm f/2.8の大きな特長は携帯性です。同じF/2.8通しの「NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S」とサイズ・重量を比べてみましょう。
| NIKKOR Z 70-180mm f/2.8 | NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S | |
| 最大径 | 83.5mm | 89mm |
| 全長 | 151mm | 220mm |
| 重量 | 795g | 1440g(三脚座あり) |
最大径も小さく、全長は69mmも短い。
重量では、645gも軽量です。ただし、比較対象の70-200mmは三脚座付きの重量なので、装備条件が同じではない点は覚えておきましょう。
NIKKOR Z 70-180mm f/2.8は、F/2.8の明るさを保ちながら持ち運びの負担を減らしたい方に向く望遠ズームです。
一方、画面周辺までの描写やレンズ内手ブレ補正、望遠端の20mmの差を重視するなら、上位モデルの「NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S」も有力です。
Z 70-200mm f/2.8 VR Sの実写レビューでは、実写作例やボケ味、使用感を紹介しています。どちらを選ぶか迷ったときの判断材料になるはずです。
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NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S実写レビュー|作例で見る画質・ボケ・使い勝手
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画質はどう?F/2.8を活かした描写力

※画像引用元:ニコン
NIKKOR Z 70-180mm f/2.8は、軽さだけでなく写りにも配慮されたレンズ。開放F/2.8の明るさを活かし、望遠らしい大きなボケや圧縮効果を楽しめます。
メーカーのMTF曲線を見ると、画面中心部で高い描写性能が期待できます。ただし、MTF曲線だけで実写のすべての画質を判断できるわけではありません。
上位の70-200mm f/2.8 VR Sと比べると周辺部の描写には差が考えられますが、中央部の画質はかなり高いレベルでは無いでしょうか。
レンズ構成は14群19枚。非球面レンズ3枚、スーパーEDレンズ1枚、EDレンズ5枚を採用し、色収差などの抑制にも配慮されています。
これだけのレンズ構成で、改めて795gと言う重量は驚異的な軽さです。
最短撮影距離0.27m!花や小物にも寄れる

※画像引用元:ニコン
この望遠ズームのもう一つの特長は「被写体に寄れること」
望遠ズームは離れた被写体を大きく写すイメージがありますが、近づける距離もレンズ選びの大切なポイントです。
NIKKOR Z 70-180mm f/2.8の最短撮影距離は、焦点距離70mm時に0.27m。AFで近接撮影ができ、最大撮影倍率は0.48倍です!
花や小物の細部を大きく写したいときにも重宝します。ただし、専用マクロレンズと同じ性能・用途というわけではありません。
望遠端の180mmでも、最短撮影距離は0.85m。焦点距離によって最短撮影距離が変わるため、接写するときはズーム位置にも注目したいですね。
テレコン対応で最大360mmまで望遠を伸ばせる

※画像引用元:ニコン
コンパクトな望遠ズームながら、Nikon純正のテレコンバーター「Z TELECONVERTER TC-1.4x」「Z TELECONVERTER TC-2.0x」に対応しています。
TC-1.4xなら焦点距離は98-252mm、TC-2.0xなら140-360mmに。さらに2倍テレコン装着時は最大撮影倍率が0.96倍となり、接写の幅も広がります。
運動会やスポーツ撮影などで、もう少し大きく写したいときに便利ですね。ただし、テレコン装着時は開放F値が暗くなり、AFや画質に影響する場合があります。野鳥など遠くの小さな被写体を中心に撮るなら、焦点距離の長い専用望遠レンズも検討したいところです。
NIKKOR Z 70-180mm f/2.8の欠点・購入前の注意点
レンズ内手ブレ補正(VR)は非搭載
NIKKOR Z 70-180mm f/2.8には、レンズ内手ブレ補正(VR)が搭載されていません。
Zシリーズでも、ボディ内手ブレ補正(IBIS)がある機種なら補正を利用できます。しかし、Z50やZ fcなどボディ内補正がない機種との組み合わせでは、光学式の手ブレ補正が使えません。使っているカメラとの相性は購入前に確認したいですね。
望遠域では小さな手ブレも目立ちやすいもの。シャッタースピードを確保し、カメラを安定させて撮影しましょう。なお、手ブレ補正は被写体そのものの動きを止める機能ではありません。
上位の70-200mmと画質・機能に違いがある
NIKKOR Z 70-180mm f/2.8は画質にも期待できるレンズですが、上位のNIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR Sとは描写性能や装備に違いがあります。
この記事の初稿は発売前に書いており、当時は作例が限られていたため、両レンズの実写画質を断定できませんでした。軽さを重視するのか、周辺画質や手ブレ補正まで求めるのかで、選び方が変わってきます。
上位モデルとの価格差もあるため、単純に高性能な方が正解とは限りません。
記事執筆時点では165,000円前後という価格でした。実際の販売価格は時期や店舗で変わるので、購入するときに確認してください。F/2.8の明るさと軽さを優先するなら、十分に検討する価値のあるレンズです。
NIKKOR Z 70-180mm f/2.8の公式作例

※画像引用元:ニコン
NIKKOR Z 70-180mm f/2.8のスペック
| 発売日 | 2023年7月14日 |
| 対応マウント | Nikon Zマウント |
| フルサイズ対応 | 〇 |
| レンズ構成 | 14群19枚 |
| 絞り羽根 | 9枚 |
| 焦点距離 | 70-180mm |
| 最短撮影距離 | 0.27m(焦点距離70mm) 0.85m(焦点距離180mm) |
| 最大撮影倍率 | 0.48倍 |
| 開放F値 | F/2.8 |
| 画角 | 34.2~13.4 |
| 手ブレ補正 | × |
| 防塵 | 〇 |
| 防滴 | 〇 |
| フィルター径 | 67mm |
| 本体サイズ | 83.5x151mm |
| 重量 | 795g |
| 実売価格 | 165,000円前後 |
まとめ|軽いF/2.8望遠ズームが欲しい人に
NIKKOR Z 70-180mm f/2.8は、F/2.8通しの明るさと持ち運びやすさを両立させた望遠ズームレンズです。
大口径ズームはどうしても重くなりがちなので、軽量でF/2.8通しのレンズが出ることは非常に嬉しいですね!
上位の70-200mm f/2.8 VR Sとは、重さや望遠端の焦点距離、手ブレ補正に違いがあります。画質だけでなく、自分の撮影スタイルに合うかを考えて選びたいところです。
さらに、70mm側では最短撮影距離0.27mまで寄れ、1.4倍・2倍のテレコンにも対応。ポートレートから花の撮影まで、工夫次第で幅広く楽しめそうです。
記事執筆当時の実売価格は165,000円前後。現在の購入価格は別途確認が必要ですが、持ち運びのしやすさを重視する方にとって、注目したい選択肢です。
よくある質問(FAQ)
NIKKOR Z 70-180mm f/2.8はどんな撮影に向いていますか?
ポートレート、花、旅行先のスナップ、室内スポーツなどで活用しやすい望遠ズームです。ズーム全域で開放F/2.8を使えるため、背景をぼかした表現や、光量が少ない場面でシャッタースピードを確保したい撮影にも向いています。
NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR Sとの主な違いは何ですか?
70-180mm f/2.8は約795gと軽く、持ち歩きやすい点が特長です。一方、70-200mm f/2.8 VR Sは望遠端が200mmまであり、レンズ内手ブレ補正も搭載しています。携帯性を優先するか、装備や描写性能を重視するかで選ぶとよいでしょう。
レンズ内手ブレ補正がなくても手持ち撮影できますか?
手持ち撮影は可能です。ボディ内手ブレ補正に対応するカメラなら、その機能を利用できます。ただし、Z50やZ fcなどボディ内手ブレ補正がない機種では補正が使えないため、シャッタースピードや構え方に注意が必要です。
テレコンバーターを使うと焦点距離と明るさはどう変わりますか?
TC-1.4x装着時は98-252mm・開放F/4、TC-2.0x装着時は140-360mm・開放F/5.6になります。遠くの被写体を大きく写せる反面、光量が減り、条件によってはAFの合焦が難しくなることがあります。
花や小物の接写にも使えますか?
はい。70mm時の最短撮影距離は0.27mで、最大撮影倍率は0.48倍です。180mm時の最短撮影距離は0.85mなので、被写体との距離に合わせてズームを使い分けるのがコツ。2倍テレコン装着時は最大撮影倍率0.96倍まで拡大できます。
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