※2026年10月30日に内容を更新しました。
こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です!
スイス生まれのレンズブランド「Irix(アイリックス)」から、Canon RF・Nikon Z・ライカLマウント向けのシネレンズが展開されています。気になるのは11mm・15mm・45mm・150mmマクロの4本!
4本ともフルサイズ対応のシネレンズで、マニュアル操作を前提に動画の撮りやすさを考えた製品です。
シネレンズとは?
シネレンズは映画や映像制作での使いやすさを考えて設計されたレンズです。
フォーカスリングや絞りを細かく操作でき、フォローフォーカスなどの撮影機材と組み合わせやすいのが特長。
Irix CINEのこの4本はマニュアルフォーカス専用で、オートフォーカスには対応していません。
撮影用の機構が充実する分、大きさや重さ、価格にも注意が必要ですね。
ライカLマウントは、ライカ・パナソニック・シグマなどが参加する規格。カメラ側のマウントに合う製品を選ぶ必要があります。
Canon RFやNikon Z向けのレンズでも、マウントが合えばAFなどの電子制御が使えるとは限りません。
Irix CINEはピントを自分で合わせるMFレンズ。純正のAFレンズとは用途も操作感も違うので、そこは押さえておきたいところです。
超広角から等倍マクロまでそろっているので、撮りたい映像にどの焦点距離が合うか、じっくり見ていきたいですね!
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【Irix(アイリックス)】スイスの高性能レンズが日本市場に登場!発売されているレンズをまとめてみた!
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Canon RF・Nikon Z対応 Irix CINEレンズ4本の特長
Canon EF・Sony E・マイクロフォーサーズ・PLなどで展開されたIrix CINEシリーズには、Canon RF・Nikon Z・ライカLマウント仕様も用意されています。
マウントによってレンズの全長や重量が違うため、スペック表のサイズ・重量はCanon EFマウント仕様を基準にしています。
Irixレンズの特長
4本ともフルサイズのイメージサークルに対応。メーカーは8K映像向けの光学設計とうたっています。
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対応モデルではマグネット式マウントシステム「MMS」が利用できます。
対応するアクセサリーを磁石で着脱できる仕組みです。15mm・45mm・150mmには対応するMMSフィルターがあり、11mmはMMSフィルター非対応なので注意しましょう。
フィルターの取り付け方法もレンズごとに異なります。特に11mmは前面のねじ込み式フィルターにも対応していません。
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Oリングを用いた防塵・防滴に配慮した設計です。ただし完全防水ではないため、雨や水しぶきの中では注意が必要です。
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距離目盛りには「m仕様」と「ft仕様」があり、m仕様はメートル表記。
ft仕様はフィート表記です。レンズの焦点距離やT値が変わるわけではありません。
Irix CINE 11mm T4.3|迫力のある超広角

ポイント
【Irix(アイリックス) CINE 11mmT4.3】
フルサイズでも11mmという超広角の単焦点レンズ。風景や建築物、室内を広く映したいときに使いたくなります。
直線の歪みを抑える低ディストーション設計。とはいえ、11mmならではの強い遠近感はあるので、画面端の人物の写り方などは気をつけたいですね。
広い景色を一気に映し込める画角は、映像にも迫力を出してくれそうです!
Irix(アイリックス) CINE 11mmT4.3の作例

※画像引用元:ケンコートキナー(https://www.kenko-tokina.co.jp/)
Irix(アイリックス) CINE 11mmT4.3のスペック
| 発売時期 | マウントごとに異なる |
| 対応マウント | Canon RF・Canon EF・Nikon Z・Sony E ライカL・マイクロフォーサーズ・PL |
| フルサイズ対応 | 〇 |
| レンズ構成 | - |
| 絞り羽根 | 9枚 |
| 焦点距離 | 11mm |
| 最短撮影距離 | 0.27m |
| 最大撮影倍率 | - |
| 開放T値 | T4.3 |
| 画角 | 123°(シネマスコープ画角の水平視野) |
| レンズ内手ブレ補正 | × |
| 防塵 | 〇 |
| 防滴 | 〇 |
| フィルター径 | 前面ねじ込み不可 |
| 本体サイズ | 105×95mm(Canon EF) |
| 重量 | 1,105g(Canon EF) |
| 参考価格(2023年改定時・税別/PL除く) | 220,000円 |
Irix CINE 15mm T2.6|明るい超広角とフィルター対応

ポイント
【Irix(アイリックス) CINE 15mmT2.6】
こちらは焦点距離15mmの超広角単焦点。11mmより少し画角を絞りながら、広い風景や室内を映せます。
前面に86mmのねじ込み式フィルターを装着できるのはうれしいですね!
歪曲とフォーカスブリージングを抑えた設計です。ピントを動かしたときに画角が変化しにくいのは、動画撮影ではありがたいですね。
開放T値はT2.6。レンズを通過する光の量が多く、暗い場面の動画でも使いやすい明るさです。
夜景や星空の動画も撮りたくなりますね。ただし、実際の写りは周辺光量やピント精度も確認したいところです。
Irix(アイリックス) CINE 15mmT2.6の作例

※画像引用元:ケンコートキナー(https://www.kenko-tokina.co.jp/)
Irix(アイリックス) CINE 15mmT2.6のスペック
| 発売時期 | マウントごとに異なる |
| 対応マウント | Canon RF・Canon EF・Nikon Z・Sony E ライカL・マイクロフォーサーズ・PL |
| フルサイズ対応 | 〇 |
| レンズ構成 | 11群15枚 |
| 絞り羽根 | 9枚 |
| 焦点距離 | 15mm |
| 最短撮影距離 | 0.25m |
| 最大撮影倍率 | - |
| 開放T値 | T2.6 |
| 画角 | 100°(フルサイズ・水平画角) |
| レンズ内手ブレ補正 | × |
| 防塵 | 〇 |
| 防滴 | 〇 |
| フィルター径 | 86mm |
| 本体サイズ | 89×95mm(Canon EF) |
| 重量 | 895g(Canon EF) |
| 参考価格(2023年改定時・税別/PL除く) | 200,000円 |
Irix CINE 45mm T1.5|人物にも使いやすい標準域

ポイント
【Irix(アイリックス) CINE 45mmT1.5】
焦点距離45mmの標準単焦点レンズ。人物や日常のシーンを自然な画角で撮りたいときによさそうです。
開放T値はT1.5と、今回の4本では最も明るい仕様です!
T値はレンズを通過する光の量を示す数字で、F1.4の写真用レンズより明るい、あるいはボケが大きいとは単純に比較できません。
9枚の円形絞り羽根を採用し、メーカーも滑らかな背景のボケをアピールしています。人物を主役にした映像で試したくなるレンズですね!
Irix(アイリックス) CINE 45mmT1.5の作例

※画像引用元:ケンコートキナー(https://www.kenko-tokina.co.jp/)
Irix(アイリックス) CINE 45mmT1.5のスペック
| 発売時期 | マウントごとに異なる |
| 対応マウント | Canon RF・Canon EF・Nikon Z・Sony E ライカL・マイクロフォーサーズ・PL |
| フルサイズ対応 | 〇 |
| レンズ構成 | 9群11枚 |
| 絞り羽根 | 9枚 |
| 焦点距離 | 45mm |
| 最短撮影距離 | 0.4m |
| 最大撮影倍率 | - |
| 開放T値 | T1.5 |
| 画角 | 43.6°(フルサイズ・水平画角) |
| レンズ内手ブレ補正 | × |
| 防塵 | 〇 |
| 防滴 | 〇 |
| フィルター径 | 86mm |
| 本体サイズ | 112×97mm(Canon EF) |
| 重量 | 1,129g(Canon EF) |
| 参考価格(2023年改定時・税別/PL除く) | 220,000円 |
Irix CINE 150mm T3.0 Macro|等倍で撮れる望遠マクロ

ポイント
【Irix(アイリックス) CINE 150mmT3.0 マクロ】
焦点距離150mmの望遠単焦点。離れた位置から被写体の一部を大きく切り取りたい場面にも向いています。
しかも最大撮影倍率1:1の等倍マクロ。商品や小物、花などの細かな質感を映す物撮りにも活躍しそうです!
最短撮影距離は0.35m。これは被写体からカメラの撮像面までの距離です。
レンズの先端から35cmという意味ではありませんが、150mmで等倍まで写せるのは面白いですね!
普段は見落としてしまうような被写体の細部まで、映像にしてみたくなります。
Irix(アイリックス) CINE 150mmT3.0 マクロの作例

※画像引用元:ケンコートキナー(https://www.kenko-tokina.co.jp/)
Irix(アイリックス) CINE 150mmT3.0 マクロのスペック
| 発売時期 | マウントごとに異なる |
| 対応マウント | Canon RF・Canon EF・Nikon Z・Sony E ライカL・マイクロフォーサーズ・PL |
| フルサイズ対応 | 〇 |
| レンズ構成 | 9群12枚 |
| 絞り羽根 | 11枚 |
| 焦点距離 | 150mm |
| 最短撮影距離 | 0.35m |
| 最大撮影倍率 | 1:1 |
| 開放T値 | T3.0 |
| 画角 | 13.7°(フルサイズ・水平画角) |
| レンズ内手ブレ補正 | × |
| 防塵 | 〇 |
| 防滴 | 〇 |
| フィルター径 | 86mm |
| 本体サイズ | 136×97mm(Canon EF) |
| 重量 | 1,105g(Canon EF) |
| 参考価格(2023年改定時・税別/PL除く) | 200,000円 |
まとめ
Canon RF・Nikon Zで本格的なMF動画撮影をしたい方には、気になる4本ですね!
すべてマニュアルフォーカス専用です。カメラのピーキングや拡大表示はピント合わせの助けになりますが、動く被写体を撮るときはもちろん、静止した被写体でも正確なピント操作が必要になります。
11mmは迫力ある超広角、15mmは明るさとフィルター対応、45mmは標準域の使いやすさ、150mmは等倍マクロ。何を撮りたいかによって選ぶレンズが変わりますね!
ただし大きさや重量はマウントごとに違いますし、AFもありません。動画をどう撮るか、フォローフォーカスなどの機材が必要かも含めて選びたいところです。
価格も安くはありませんし、国内代理店はIrixレンズを在庫限りで販売終了すると案内しています。気になった方は、欲しいマウントの在庫を確認してみてください!
よくある質問(FAQ)
Irix CINEはCanon RFやNikon Zのカメラで使えますか?
それぞれのカメラに対応するマウント仕様を選べば装着できます。RF用をZ用のカメラにそのまま取り付けることはできません。購入時は同じ焦点距離でもマウント表記を確認してください。
Irix CINEレンズはオートフォーカスに対応していますか?
ここで紹介した11mm・15mm・45mm・150mmマクロは、いずれもマニュアルフォーカス専用です。カメラのピーキングや拡大表示を使うほか、フォローフォーカスを組み合わせてピントを操作できます。
シネレンズのT値と写真用レンズのF値は何が違いますか?
F値は焦点距離と有効口径から決まる数値で、T値はレンズを通過した光の量を考慮した数値です。T1.5だからといって、F1.4の写真用レンズよりボケが大きいという意味ではありません。
Irix CINE 11mmと15mmはどちらを選ぶべきですか?
できるだけ広い風景や空間を映したいなら11mm、明るさや前面フィルターの使いやすさも欲しいなら15mmが候補になります。11mmはT4.3で前面ねじ込みフィルター非対応、15mmはT2.6で86mmフィルターに対応しています。
Irix CINE 150mm T3.0 Macroはどこまで接写できますか?
最短撮影距離は0.35m、最大撮影倍率は1:1の等倍です。0.35mは撮像面から被写体までの距離で、レンズ先端からの距離ではありません。小物や花などの細かな部分を大きく映したい場面に向いています。
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