※2026年10月25日に内容を更新しました。
こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です!
H&Yのレンズ保護フィルター「Ultimate HD Lens Protection Filter」は、面反射率0.1%をうたう高性能モデル。低反射だけでなく、撥水・防汚・帯電防止も備えています。
Nikon ARCRESTなどの高級保護フィルターを検討している方にとっても、性能と価格のバランスが気になる1枚です。
保護フィルターを付けると画質は落ちるのか? 逆光でゴーストやフレアは増えないのか? レンズを守りたいけれど、写りは犠牲にしたくないですよね。
そこで今回は、購入したH&Y Ultimate HD Lens Protection Filterを他社製フィルターやフィルター未装着の状態と見比べ、逆光耐性・解像感・色味を写真付きでチェックしました。実際に使って感じた良い点と気になる点を紹介します。
まずは保護フィルター選びのポイントから見ていきましょう!
記事の信頼性

梅野
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レンズ保護フィルターは必要?役割と選び方
保護フィルターの役割とメリット
保護フィルターは、レンズの前玉を傷や指紋、水滴、ホコリなどから守るために装着するものです。
高価なレンズの前玉に直接汚れが付くのを避けられるため、屋外撮影や日常の持ち歩きで安心感があります。ただし、強い衝撃から必ず守れるわけではありません。
汚れが付いたときも、まずフィルター側を手入れできるのがメリット。保護性能だけでなく、装着による画質への影響も選ぶ基準になります。
安い保護フィルターと高級品は何が違う?
レンズ保護フィルターは価格差が大きく、どれを選ぶべきか迷いやすいアクセサリーです。
値段だけでは画質は判断できませんが、ガラスの面精度や反射防止コーティング、フレームの作りには製品ごとの違いがあります。
特に、高性能な反射防止コーティングは、フィルターが原因となる余計な反射を抑えるために役立ちます。レンズそのものの性能を上げるのではなく、写りへの悪影響を減らす考え方ですね。
撥水・防汚コーティングや薄型フレームなど、撮影時の扱いやすさにも差が出ます。
高価な保護フィルターを選ぶ価値はある?

保護フィルターとしては最高クラスの「Nikon ARCREST」
以前、価格の異なる保護フィルターの比較検証をいくつか見てみたところ、製品によって写りに差が出ることを知りました。
特に気になったのは逆光でのゴースト・フレアと解像感です。
低品質な製品では解像感やコントラストが落ちる場合もあります。せっかくのレンズの描写を生かすなら、価格だけでなく光学性能も重視したいと思いました。
H&Y Ultimate HD Lens Protection Filterは、面反射率0.1%という点でNikon ARCRESTと共通する高性能モデル。光学設計や製品全体の性能が完全に同じという意味ではありませんが、価格面も魅力です。
僕はこれまでもH&Yのフィルターをいくつも使っており、使い勝手や性能には好印象を持っていました。今回の製品も気になって、早速購入しました!
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H&Y Ultimate HD Lens Protection Filterの特徴・仕様
面反射率0.1%の超低反射コーティング
※画像引用元:H&Y Filter
H&Y Ultimate HD Lens Protection Filterは、面反射率0.1%の超低反射Nanoコーティングと高いガラス面精度を採用。メーカー公表値では、光の透過率は最大99.95%です。
フィルター表面で起こる余計な反射を抑えることで、逆光時などに発生しやすいゴーストやフレアの低減が期待できます。ただし、完全に発生しなくなるわけではありません。
レンズ本来のコントラストや色をできるだけ損なわずに撮りたい人にとって、重要な性能ですね。
高い面精度で解像感への影響を抑える
※画像引用元:H&Y Filter
HDテクノロジーによる高い面精度も特徴のひとつ。ガラス面のゆがみを抑え、レンズの解像感への影響を小さくするための工夫です。
干渉縞とは?
干渉縞(かんしょうじま)は、近接した面で反射した光が干渉して現れる縞模様のことです。
上の画像では、波打つように見える模様がそれに当たります。
干渉縞の形や本数は、ガラスの平面精度を調べる手掛かりになります。ただし、縞が少ないことだけで実写画質のすべてが決まるわけではありません。
撥水・防汚・帯電防止で手入れしやすい
※画像引用元:H&Y Filter
撥水・防汚・帯電防止機能も搭載。水滴や指紋などの汚れが付きにくく、ホコリの付着も抑えられるため、屋外撮影ではありがたい機能です。
汚れが付いても手入れしやすい一方、完全に汚れを防ぐわけではありません。砂やホコリが付いたときは、いきなりこすらずブロアーなどで取り除いてから拭き取りたいですね。
厚さ3.25mmの薄型フレームと6063アルミ素材
※画像引用元:H&Y Filter
H&Y Ultimate HD Lens Protection Filterのフレーム厚は3.25mm。メーカーが公表している薄枠仕様です。
メーカーの紹介では、一般的な薄型フィルターの厚さ約4.2mmと比べても薄く設計されています。見た目もすっきりしていますね。
薄型フレームには、広角レンズでフィルター枠が写り込む「ケラレ」を抑えやすいメリットがあります。ただし、レンズやフィルターの重ね付けによってはケラレる場合もあります。
フレーム素材には6063アルミ合金を採用。
軽さと強度のバランスに配慮した素材で、フレームの外周には着脱しやすいローレット加工も施されています。
薄さだけでなく、取り付け・取り外しのしやすさまで考えられているのは嬉しいポイントです!
ケラレとは?
広角レンズでは、フィルターの枠が厚かったり複数枚を重ね付けしたりすると、
画面の四隅に枠が写り込み、暗くなることがあります。これがフィルター枠によるケラレです。発生の有無はレンズや焦点距離などの条件によって変わります。
【購入レビュー】H&Yの保護フィルターを実際に使ってみた
メーカーの仕様を見ると魅力的な機能が並んでいますが、気になるのは実際の使い心地と写りへの影響です。
本当に画質を損なわずに撮れるのか? 他社製フィルターとも比べながら、確かめてみました!
H&Y Ultimate HD Lens Protection Filterはシンプルなパッケージを採用。メーカーによると、リサイクル可能な素材を使い、ケースとしても利用できるそうです。過剰な包装がないのも好印象ですね。
フィルター径は82mm。
NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S用として購入しました。
他社製フィルターと厚みを比較
薄枠3.25mmというスペックが売りのUltimate HD Lens Protection Filter。
手元にあった他社製の薄型保護フィルターと、横から見比べてみました。
写真で比べると、今回の他社製フィルターよりH&Yの方が薄いですね。
広角でケラレを抑えたい人や、装着時の出っ張りが気になる人には嬉しい設計だと思います。
逆光耐性を比較!ゴースト・フレアは出る?
保護フィルターの画質で特に気になるのが、逆光での写りです。
どれほど逆光に強いレンズでも、フィルター面の反射が増えるとゴーストやフレアが目立つことがあります。H&Yの低反射コーティングには期待したいところ。


左がH&Y 右が他社製フィルター(真ん中のアイコンを左右動かして見て下さい)
まずはフィルターを光にかざしたときの反射の様子。
今回比較した他社製フィルターは緑っぽく、Ultimate HD Lens Protection Filterは白っぽい反射に見えました。色の違いだけで性能は決められないので、このあとの実写も確認します。
【実写作例】夕方の逆光で画質を比較
続いて屋外で撮影してみました。
撮影したのは夕方4時ごろ。太陽を入れた構図で、ゴーストやフレアがどのように写るかを比較していきます。


左がH&Y 右が他社製フィルター(真ん中のアイコンを左右動かして見て下さい)
左のH&Yにも薄いゴーストは出ていますが、今回の作例では右の他社製フィルターより目立ちにくく感じます。
別のシーンでも違いがあるか、見てみましょう。


左がH&Y 右が他社製フィルター(真ん中のアイコンを左右動かして見て下さい)
右側の写真では太陽の右上付近にフレアが見られます。一方、左側のH&Yでは、同じ位置に目立つフレアは確認できません。
ゴーストは両方に出ていますが、右の方が輪郭がはっきりしており、左では比較的淡く見えますね。
今回の比較作例を見る限り、H&Y Ultimate HD Lens Protection Filterは他社製フィルターより逆光時のゴースト・フレアが目立ちにくいと感じました。ただし、光源の位置やレンズによって結果は変わります。
フィルターを付けると解像度は落ちる?
次は解像感への影響を確認します!
「保護フィルターを付けると画質が落ちるのでは?」と気になる方も多いはず。フィルターの品質や撮影条件によっては、解像感やコントラストが低下する場合があります。
そのため、低反射コーティングだけでなく、ガラスの平面精度も大切なチェックポイントになります。
僕自身、こうした違いを知ってからは、保護フィルターも光学性能を見て選ぶようになりました。
今回は保護フィルター無しの状態と、付けた場合で比較していきます。


左がH&Y 右がフィルター無し(真ん中のアイコンを左右動かして見て下さい)
まずは写真中央部を拡大して比較します。
よく見ると、左側のH&Y装着時はわずかにモヤッとしているようにも感じます。ただ、ここまで拡大しても差は小さく、個人的には十分納得できる写りです。


左がH&Y 右がフィルター無し(真ん中のアイコンを左右動かして見て下さい)
次は写真の周辺部。フィルターによる影響が出ていないかチェックします。
今回の比較写真では、周辺部の違いはほとんど見分けられませんでした!
少なくとも今回の撮影条件では、フィルターを付けたことによる大きな解像感の低下は感じません。付けっぱなしで使いたい人にも心強い結果ですね。
色味は変わる?黄ばみの有無を確認
もうひとつ気になったのが色味です。比較した他社製フィルターを写真のようにかざして見ると、僕にはほんのり黄色っぽく感じられました。
白い壁など、色の違いを見分けやすい被写体で比べると気づきやすいですね。
一方、H&Y Ultimate HD Lens Protection Filterでは、同じように見比べても白い壁が自然な白に見えました。
今回の目視比較では、H&Yの方が色の偏りを感じにくかったというのが僕の印象です。面反射率0.1%という数値だけで色再現性の良し悪しを断定できるわけではありません。
H&Y Ultimate HD Lens Protection Filterのサイズと価格
以下は67mm・77mm・82mmの3サイズの価格。
2026年10月時点のメーカー公式サイトでは、このほかのサイズも案内されています。
今回購入したのは82mm。NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 Sに対応するフィルター径で、購入前にレンズのフィルター径を確認することが大切です。
公式サイトでは72mm・86mm・95mm・112mmも掲載されています。掲載サイズや価格は変わることがあるため、購入時には対応径と販売状況を確認してください。
67mm・77mm・82mmのメーカー公式掲載価格(税込)は、こちらです。
| フィルター径 | 価格 |
| 67mm | 5,880円 |
| 77mm | 6,880円 |
| 82mm | 7,880円 |
安い保護フィルターと比べれば決して格安ではありませんが、低反射・高い面精度・撥水・防汚・帯電防止を備えた価格設定は魅力的だと感じます。
特に、逆光での撮影が多い人や、レンズ本来の描写をできるだけ損なわずに保護したい人には、候補に入れてほしいフィルターです。
まとめ|H&Yの保護フィルターを購入して感じたこと
H&Y Ultimate HD Lens Protection Filterは、僕が重視する逆光耐性と解像感の両面で、満足度の高い保護フィルターでした!
実際の比較作例でも、ゴースト・フレアが比較的目立ちにくく、色味の変化も気になりにくいと感じました。ただし、いずれも今回の撮影・比較条件での感想です。
面反射率0.1%、最大透過率99.95%、撥水・防汚・帯電防止、3.25mmの薄枠というメーカー公表の特徴を考えると、価格と性能のバランスも魅力です。
保護フィルターを選ぶときは、レンズに合う径を確認したうえで、逆光での写りと手入れのしやすさも比べてみてください。僕ならこのH&Yも有力候補に入れます。
今回使ってみて気に入ったので、もう1本持っている「NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S」にも、H&Y Ultimate HD Lens Protection Filterを付けたくなりました!
よくある質問(FAQ)
H&Y Ultimate HD Lens Protection Filterを付けると画質は落ちますか?
今回の作例では、フィルター未装着時と比べて大きな解像感の低下は感じませんでした。ただし、中央部を大きく拡大するとわずかな違いも感じられ、撮影条件や見る人によって評価は変わります。
逆光でもゴーストやフレアは出ませんか?
ゴーストやフレアが完全になくなるわけではありません。今回の夕方の比較撮影では、H&Yの方が比較した他社製フィルターより目立ちにくく感じました。
NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 Sには何mmを選べばよいですか?
このレンズのフィルター径は82mmなので、82mmサイズを選びます。ほかのレンズで使う場合は、レンズ本体やメーカーの仕様表に記載されたフィルター径を確認してください。
3.25mmの薄型なら広角レンズでもケラレませんか?
薄型フレームはケラレの軽減に役立ちますが、すべてのレンズで発生しないとは限りません。特に超広角レンズやフィルターの重ね付けでは、画面の四隅に影響がないか確認すると安心です。
撥水・防汚・帯電防止機能があれば掃除は不要ですか?
掃除が不要になるわけではありませんが、水滴や汚れが付着しにくく、手入れしやすくなります。ホコリや砂をブロアーなどで落としてから、適切なクロスで優しく拭き取ってください。
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