こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です!
SIGMAのマクロレンズと言えば、伝説の「カミソリマクロ」が有名ですよね。
その系譜を継ぐのが、2020年に発売されたSIGMA 105mm F2.8 DG DN MACROです。
このレンズは、ミラーレスカメラに最適化された光学設計により、カミソリマクロの伝統を受け継ぎつつ、さらに進化した解像力と使い勝手を実現しています。
今回はSIGMA 105mm F2.8 DG DN MACROの、レビューや評価をまとめてみました!
記事の信頼性
- 写真歴 9年目
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SIGMA 105mm F2.8 DG DN MACROの特長
それではまず、SIGMA 105mm F2.8 DG DN MACROの特長をご紹介します!
中望遠マクロレンズに必要な要素を全て満たす!
中望遠マクロレンズは、花や昆虫など、小さな被写体を大きく写したいときに役立つレンズ。
しかし、マクロ撮影に必要な高い解像度や美しいボケ味を両立させるのは、レンズの設計技術の要です。
今回紹介する「SIGMA 105mm F2.8 DG DN MACRO」は、最新の光学設計により、マクロ撮影に必要な要素を全て最高水準で実現しています。
- まず、マクロ撮影で重要な至近での性能はもちろんのこと、無限遠に至るまで全ての撮影距離で高いシャープネスを保持しています。
これは、最新の光学設計により、レンズ内の収差を徹底的に補正していることによるものです。
また、カメラ側での収差補正機能では対処できない軸上色収差を重点的に補正することにより、繊細な描写と色にじみのないクリアな画質を両立しています。
- 中望遠撮影で活躍の多いボケの表現にもこだわっています。
豊富に確保された周辺光量により美しい玉ボケが得られるうえ、撮り手の表現を邪魔しない前後共に素直なボケ味も実現!
テレコンにも対応
最新のLマウント専用テレコンバーターTC-1411(1.4倍)、TC-2011(2.0倍)を使用すれば、ワーキングディスタンスはそのままにさらに高い倍率でのマクロ撮影も可能。
テレコンにも対応していて、理想のマクロレンズですね!
高精度なオートフォーカス
高精度なオートフォーカス
マクロ撮影の世界に革命をもたらす、SIGMAの105mm F2.8 DG DN MACROレンズ。
通常、マクロ撮影ではマニュアルフォーカスが主流ですが、このレンズはオートフォーカスの性能にも特化しており、撮影の幅を大きく広げています。
【ポイント】
- ポートレート撮影にも最適な中望遠レンズとしての役割を果たす105mmレンズは、顔や瞳を優先する最新のAF技術に対応。
- さらに、静かで高精度なオートフォーカスを実現するために、パワフルなHSM(超音波モーター)を採用しています。
SIGMAの会津工場で製造されるこのレンズは、高度な生産技術により、Artラインのレンズとして最高の性能を提供します。
マクロ撮影からポートレートまで、一つのレンズで多様なシーンを美しく切り取ることが可能ですね!
海外でも評価されるビルドクオリティ
海外でも評価されるビルドクオリティ
先進的なレンズ設計により、フォーカスモード切換えスイッチ、マクロ撮影をサポートするフォーカスリミッタースイッチ、カスタマイズ可能なAFLボタンなど、直感的操作を実現する機能を多数搭載しています。
特に注目すべきは、操作音を気にせずにマクロ撮影を楽しめる、クリック音のオン/オフが可能な絞りリングクリックスイッチです。
これにより、撮影者は撮影スタイルに応じて、細かい操作設定のカスタマイズが可能となります。
さらに、厳しい撮影環境にも耐えうる防塵防滴構造と撥水防汚コートを採用!
耐久性に優れたリングやスイッチ部はもちろん、細部にわたる高いビルドクオリティにも徹底的にこだわっています。
これにより、プロフェッショナルな撮影者も満足のいく、利便性と環境適応性、そして快適な操作感を実現し、撮影の可能性を限界なく拡張します。
このように、「SIGMA 105mm F2.8 DG DN MACRO」は撮影者のニーズを深く理解し、そのニーズに応えるための機能と品質を兼ね備えた、表現の自由度を格段に高めるレンズなんですね!
SIGMA 105mm F2.8 DG DN MACROの公式作例
※画像引用元:シグマ
SIGMA 105mm F2.8 DG DN MACROのスペック
発売日 | 2020年10月23日 |
対応マウント | SONY Eマウント |
フルサイズ対応 | ○ |
レンズ構成 | 12群17枚 |
絞り羽根 | 9枚 |
焦点距離 | 105mm |
最短撮影距離 | 0.295m |
最大撮影倍率 | 1:1 |
開放F値 | F/2.8 |
画角 | 23.3° |
手ブレ補正 | × |
防塵 | ○ |
防滴 | ○ |
フィルター径 | 62mm |
本体サイズ | 74x135.6 mm |
重量 | 710g |
実売価格 | 76,000円前後 |
SIGMA 105mm F2.8 DG DN MACROのレビュー
※レビューは価格.comより引用しています。
SIGMA 105mm F2.8 DG DN MACROの良い評価
α7RVで利用です。
マクロレンズは正直なかなか難しいです。
ピントがカミソリ級ですので、風による花の揺れなどのブレにはとてもシビア。
おしべにピントがあっても、めしべにはあってない事も。
そんなピンボケを連発するレンズではありますが、ピントが合えば最高の1枚を手にする事が出来ます。
三脚必須、AFの確認必須です。
ちなみにマクロレンズらしくAFは遅く、精度も良いとは言えません。
MFで撮影する事もオススメします。カミソリですけど。
完動の1枚を手にするために努力が必要なレンズです。
ちなみに105mm中望遠レンズとして考えると、写りは良いです。
シャープでボケもきれい、今まで使った中で最高の中望遠マクロ
絞開放から素晴らしくシャープで、中心部のみならず周辺部に至るまで、きっちり解像します。
フォーカスポイントをどこに置いても、安心して絞り開放で撮れる印象です。
これは70mm F2.8 DG MACRO Artと同じ傾向ですが、105mmはさらにシャープな印象です。
また、Sony FE 90 f2.8 Macro G OSSに比べても、さらにシャープだと思います。
-
昔は解像度の良いレンズはボケがイマイチでしたが、このレンズはボケも美しいです。
後ボケも前ボケも、神経質なところがない良質なボケで、ポートレート用の中望遠レンズとしても使えます。
ただ人物撮影の場合にはシャープ過ぎるので、状況によってはポストプロセスでシャープネスを落とした方が良いかもしれません。
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マクロ域でのAFは、一般単焦点レンズに比較すれば遅いです。
でも70mmマクロに比べればかなり速いです。
最短撮影距離では一般的なマクロレンズ同様AFが迷い、デフォーカスしてしまうこともあります。
こういう時は、さっさとMFに切り替えてしまう方がストレスが少なかったです。
70mmマクロとの違いは、鏡胴が伸びないこと、駆動音が静粛であることです。
この2点はスペックには現れませんが、撮影の際のストレス軽減に貢献していると思います。
マクロ域ではなく中望遠としてストリートスナップに使う際には、AFでもそれほど遅いとは思いませんでした。
フォーカスリミッターを適切に操作すれば、さらに快適に使えました。
どこまでも寄っていける中望遠レンズが欲しい私のようなフォトグラファーには、うってつけのレンズだと思います。
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またAFの正確さには、驚くべきものがあります。
絞開放で撮っても、ミスフォーカスはほとんどありませんでした。
手振れ補正は内蔵されていませんが、私が使用しているa7cはIBISが優秀なので、105mmで1/4秒が止まります。
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Sigmaの"Art"シリーズは、みずみずしく透明感のあるシャープさと上品なボケが持ち味です。
この描写力を見ると、重厚長大でAFが遅いレンズでも許せてしまいます。
この105mmは、私にとって理想のマクロレンズです。
約1ヶ月後、予想通りの切れ味に満足
70mmカミソリマクロの切れ味を継承しながら、DG DN/フルサイズ ミラーレス専用設計により、表現力も進化。
最短撮影距離29.5cmで遠くに咲く花々をより、捉えやすくなり、便利に!
発売日、午後半日、旧古河庭園の秋バラ??を傘をさしながら片手撮影。
予想通りの切れ味に満足してます。
SIGMA 105mm F2.8 DG DN MACROの悪い評価
前ボケが汚い
マクロレンズなので積極的に近くの物を撮りたかったのですが、前ボケが凄く汚いです
解像感は凄く良いです。
マクロレンズなので近くに寄って撮影した時、前ボケが滑らかでは無く二重線が入った様な感じでとても汚かったです
風景には使えるかもしれないですけど、マクロレンズとして使うのは個人的に許せないです
しばらくして売ってしまったので参考画像は無いです。
SIGMA 105mm F2.8 DG DN MACRO SNSでの評価や作例
今、今年の自分のカメラとレンズの組み合わせ【ベストセット】を模索していて
ベストの次点の組み合わせが
ボディ SONY α7Ⅳ
レンズ SIGMA 105mm F2.8 DG DN MACRO
かなって…マクロレンズなのにマクロの写真ねぇな pic.twitter.com/PdueL9FyWm
— 楓🍁表現狂鬼 (@kaede9_13) December 21, 2023
東銀座
SIGMA fp L
SIGMA 105mm F2.8 DG DN MACRO | Art#SIGMA #SIGMAfpL pic.twitter.com/pqF1viPFrA— matsu (@matsu_photovlog) December 19, 2023
足元を撮るだけで良い雰囲気にしてくれるカメラ&レンズ
SIGMA fp L
SIGMA 105mm F2.8 DG DN MACRO | Art#SIGMA #SIGMAfpL pic.twitter.com/U86C4KEGHX— matsu (@matsu_photovlog) December 21, 2023
SIGMA 105mm F2.8 DG DN MACRO 海外の評価
【SIGMA 105mm F2.8 DG DN MACROの長所】
・優れたビルド・クオリティ
・GMシリーズと同等の豊富な機能
・フレーム全体にわたる驚くべきシャープネス
・素晴らしいコントラスト
・収差がほとんどない
・素晴らしい色再現
・上質でソフトなボケ
・価格対性能比が良い
【SIGMA 105mm F2.8 DG DN MACROの短所】
・レンズに手ぶれ補正がないのは寂しい
・マニュアルフォーカスはソニー90Gマクロほど正確ではない
・オートフォーカスモーターの静粛性や洗練度はベストとは言えない
【SIGMA 105mm F2.8 DG DN MACROの総評】
シグマ105mm F2.8 DNマクロの性能は、推薦しやすい。 このレンズで簡単に撮れた写真はとても気に入った(これらはすべて、ほとんど編集していない)。 このような画像は、素晴らしい色、素晴らしいコントラスト、そして素敵なボケを披露している。
このレンズの豊かな色彩には一貫して満足しており、派手さや不自然さを感じることなく、豊かでコントラストが高いと感じた。
105Mはマクロレンズとしてよく機能し、マクロレンズ独特の喜びである非常に詳細な小さな世界を描写する。
手ぶれ補正機構を搭載していないカメラでは、このレンズにOSが搭載されていないことに抵抗を感じるかもしれないが、それは理解できる。 また、マニュアルフォーカスプルを好む動画撮影者やマニュアルフォーカスを好むマクロ撮影者は、ソニー90mm F2.8 G OS Macroの購入を検討することをお勧めするが、それ以外の人は、優れた光学性能によりシグマの方が気に入るのではないだろうか。 それくらい良いレンズだ。※引用元:dustinabbott
SIGMA 105mm F2.8 DG DN MACRO レビューまとめ
ソニーEマウント用マクロレンズの定番として人気の、SIGMA 105mm F2.8 DG DN MACRO。
その解像力は、伝説のカミソリマクロを凌駕すると言われるほど、高評価を得ています。
解像力だけでなく、色彩も見事に再現し、コントラストも高く、透明感のある写りが魅力!
また、最短撮影距離29.5cmと、被写体に寄って撮影出来ますので、細部まで美しく表現することができます。
一方で、前ボケについては、キレイではないという意見もありました。
前ボケを多用する方は、実際に試写してみることをおすすめします。
実売価格は76,000円前後となっており、マクロレンズの中でもコスパ最高です。
SONYユーザーの方で、マクロレンズが気になっている方に、ぜひおすすめしたいレンズです!
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