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風景や集合写真にも使える「パンフォーカス写真」の撮り方3選!カメラで全体にピントが合わせる簡単なやり方。

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一眼レフやミラーレスで画面全体にピントが合う「パンフォーカス写真」を撮るための3つのポイント!

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※2024年3月26日に内容更新しました。

 

こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です!

 

パンフォーカス写真とは、写真全体にピントが合っているように見える写真を指します。

簡単に言うと手前の被写体から奥の背景まで、全てがシャープに写っている状態。

 

パンフォーカス写真は、以下のシーンでよく使われます。

  • 風景写真: 広大な景色を全てシャープに写したい場合。
  • 街並み写真: 手前の建物から奥の背景まで全てを記録したい場合。
  • スナップ写真: 瞬間を素早く記録したい場合。
  • 記念撮影、集合写真: 被写界深度を深くして、全体にピントを合わせたい場合。

 

本記事ではだれでも簡単にパンフォーカス写真を撮れるコツをご紹介します。

 

記事の信頼性

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パンフォーカス写真のやり方

 

今回はパンフォーカス撮影のポイントをご紹介します。

要は写真をボケさせる事の反対をすればいいだけですので、そんなに難しくはない!

 

パンフォーカス撮影のポイント

  1. パンフォーカス撮影に向いたレンズを使う: 広角レンズを使う。
  2. 絞りを絞る: 絞り値をF10~F22程度に絞る。
  3. 被写体との距離を取る。

 

 

広角レンズを使う理由

 

 

広角レンズは、焦点距離が短く、広い範囲を写せるレンズです。この特長により、パンフォーカス写真撮影に最適と言われています。

 

【広角レンズがパンフォーカスに適している理由】

  • 被写界深度が深くなる広角レンズは、焦点距離が短いため、被写界深度が深くなります。つまり、ピントを合わせる位置に関わらず、写真全体にピントが合いやすくなるのです。
  • 遠近感が強調される広角レンズは、遠近感を強調する効果があります。そのため、前景から奥行きまで全体をシャープに写したいパンフォーカス写真に適しています

※被写界深度=ピントが合っている範囲のこと。

 

 

パンフォーカスはF値を絞って撮る

 

 

F値は開放にすればピントの合う範囲が狭くなり、絞るとピントの合う範囲が広がるので、パンフォーカス写真を撮りたい時はF値をf/8~f/16にして撮影します。

 

【パンフォーカスはF値を絞って撮る】

  • 絞り値をf/10~に設定すると、より多くの範囲にピントが合います。
  • 回折現象に注意:絞り値をf/10を超えると、画質が低下する可能性があります。カメラによっては回折現象補正機能が搭載されているので、確認してみましょう。
  • 手ブレ:絞り値を絞るとシャッタースピードが遅くなるため、手ブレしやすくなります。三脚を使うと良いでしょう。

 

 

被写体から離れる

 

高知県大月町柏島の海を撮影

Nikon Z6+NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S
焦点距離26.5mm F/9.0 ISO100 SS:1/400秒

 

被写体との距離は、レンズの焦点距離と絞り値によって異なります。一般的には、最低でも2~3m離れることをおすすめします。

一般的には、最低でも2~3m離れておけばパンフォーカスになりますが、それでもパンフォーカスにならない場合はさらに離れてください。

 

 

【作例】パンフォーカスってどんな感じの写真?

 

そもそもどういう写真がパンフォーカスなのか、例がないと分かりにくいですよね。

私はよく広角レンズを使って風景を撮影していて、パンフォーカスの写真が多いので、例として写真を載せておきます。

 

高知県の観光地「桂浜」を写真撮影

高知県の観光地「高知城」を写真撮影

夏の田園風景を写真撮影

Luminar Neoでレタッチした写真

川沿いを10Km歩きながらスナップ撮影

 

梅野
こんな感じで全体にピントが合った写真を「パンフォーカス」と呼びます。

 

 

 

「パンフォーカス写真」の撮り方に関するよくある質問

 

Q1: パンフォーカス写真とは何ですか?

A1: パンフォーカス写真とは、写真の全範囲、つまり前景から背景まで全てがシャープに写っている写真のことです。風景写真や集合写真など、全体をくっきりと捉えたいシーンで活用されます。

 

Q2: パンフォーカス写真を撮る際に適したレンズは何ですか?

A2: パンフォーカス写真を撮る際には、広角レンズが適しています。広角レンズは焦点距離が短く、被写界深度が深いため、広い範囲がピントに合いやすくなります。

 

Q3: パンフォーカス写真を撮る際の絞り値の設定は?

A3: パンフォーカス写真を撮る際には、絞り値をF10からF22程度に設定します。絞り値を絞ることで被写界深度が深くなり、より広い範囲がシャープに写ります。

 

Q4: パンフォーカス写真撮影時に注意する点は?

A4: 絞り値を絞り過ぎると回折現象により画質が低下する可能性があるため注意が必要です。また、絞りを絞るとシャッタースピードが遅くなり、手ブレのリスクが高まるので三脚の使用を推奨します。

 

Q5: パンフォーカス写真撮影で、被写体との距離はどのくらい取るべきですか?

A5: 一般的には、被写体から最低2~3メートル離れることを推奨します。しかし、焦点距離や絞り値によって最適な距離は異なるので、シチュエーションに応じて調整が必要です。

 

Q6: パンフォーカス写真とボケ写真の主な違いは?

A6: パンフォーカス写真は写真全体がシャープに写るのに対し、ボケ写真は特定の被写体に焦点を合わせ、背景や前景をぼかすことで被写体を際立たせる技法です。目的に応じて使い分けます。

 

Q7: パンフォーカス写真撮影の初心者へのアドバイスは?

A7: 最初は広角レンズを使って、絞り値をF10~F22に設定してみましょう。また、三脚を使用すると手ブレを防ぎながら安定したパンフォーカス写真を撮影できます。さまざまなシーンで試しながら、自分なりの撮り方を見つけていくことが大切です。

 

 

まとめ

 

喜んでいる男女の画像

 

パンフォーカスなんて専門用語が出てくると「難しそう…」と尻込みしてしまいますが、特別むずかしいことはないので気軽にチャレンジしてみて下さい。

 

パンフォーカス撮影のポイント

  1. パンフォーカス撮影に向いたレンズを使う: 広角レンズを使う。
  2. 絞りを絞る: 絞り値をF10~F22程度に絞る。
  3. 被写体との距離を取る。

 

これさえ覚えておけば大丈夫!

もし、うっかり忘れてしまっても「ボケ写真と反対のことをすればいい」と覚えておいて下さいね。

 

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