※2026年11月2日に内容を更新しました。
こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です!
オリンパスが2019年2月に発売したプロ向けミラーレスカメラ「OM-D E-M1X」。縦位置グリップ一体型という、ちょっと珍しいマイクロフォーサーズ機です!
E-M1 Mark IIの後継機かと思う名前ですが、そうではありません。別のプロフェッショナルモデルとして登場したカメラです。
発売当時はOM-D E-M1 Mark IIとE-M1Xの2機種が、上位モデルとして並ぶ形になりました。
では、E-M1Xはどんな撮影に強いのでしょうか。
高速連写や被写体認識AFなど、動く被写体を撮るための機能が充実したプロモデルです。
ただ、グリップ一体型だけにボディーは大きめ。性能と持ち運びやすさの両方を見ていきましょう!
OM-D E-M1Xの特長
OM-D E-M1Xのかんたん解説
- 縦位置グリップ一体型・電池2個で長時間撮影に対応
- 対応レンズとの組み合わせで最大7.5段の手ぶれ補正
- 防塵・防滴・耐低温(-10℃)設計のボディー
まず目を引くのは、プロモデルらしい縦に長いボディー。小ささよりも、操作のしやすさを優先した造りです。
縦位置グリップ一体型ボディーなので、縦位置でも横位置と近い感覚でシャッターやダイヤルを操作できます。
バッテリーはBLH-1を2個搭載でき、CIPA基準で約870枚の撮影が可能! 1個だけでも動作します。
交換の手間を減らせるのは、スポーツ撮影や長時間のイベント撮影ではうれしいところですね。

※画像引用元:OLYMPUS(https://www.olympus-imaging.jp/)
カメラボディは防塵・防滴・耐低温(-10℃)設計。IPX1より厳しい社内防滴試験を実施していますが、保証される防滴性能はIPX1相当です。
雨やほこりのある撮影現場を想定した設計とはいえ、防水カメラではありません。防滴対応レンズとの組み合わせも大切です。
121点AFと被写体認識AFの進化

※画像引用元:OLYMPUS(https://www.olympus-imaging.jp/)
OM-D E-M1Xは、121点オールクロス像面位相差AFを搭載。コントラストAFと組み合わせた方式です。
E-M1 Mark IIと同じ121点でも、AFの制御やターゲット選択の自由度が進化しています。
AF検出輝度範囲は-3.5~20EV。これはS-AF・ISO100相当・F2.8レンズ使用時の数値なので、暗所性能を比べる際には測定条件も確認したいですね。
被写体の動きに合わせて、AFターゲットの形や追従感度を細かく調整できるのも強みです。
ポイント
・6種類のAFターゲットモード
・カスタムAFターゲットモード
・インテリジェント被写体認識AF
・C-AF追従感度設定
・顔優先/瞳優先AF
・AFリミッター
モータースポーツ・飛行機・鉄道を認識するAFも搭載。ファームウェアVer.2.0以降は鳥の認識にも対応し、被写体に合わせた撮影がしやすくなっています。
最高60コマ/秒の連写性能と注意点

※画像引用元:OLYMPUS(https://www.olympus-imaging.jp/)
2つのカードスロットがどちらもUHS-IIに対応したダブルスロットを採用!
2枚同時記録や振り分け保存もできるので、大事な撮影のデータ管理にも役立ちます。
OM-D E-M1Xは、画像処理エンジンTruePic VIIIを2基搭載。高度なAF制御や画像処理をこなしながら、次の高速連写に対応します。
・電子シャッター・AF/AE固定で最高60コマ/秒
・電子シャッター・AF/AE追従で最高18コマ/秒
決定的な一瞬を狙いたいときに、最高60コマ/秒は心強いですね!
ただし60コマ/秒ではAF・AEが1コマ目で固定されます。動き続ける被写体にピントを合わせたいなら、追従できる18コマ/秒との使い分けが必要です。

※画像引用元:OLYMPUS(https://www.olympus-imaging.jp/)
メカニカルシャッターではフリッカーレス撮影に対応。電子シャッターでも、シャッター速度を細かく調整するフリッカースキャンが使えます。
人工照明の下で起こりやすい明るさのばらつきや横縞を抑えたいときに便利です!
E-M1Xの画質と手持ちハイレゾショット

※画像引用元:OLYMPUS(https://www.olympus-imaging.jp/)
画像処理エンジンTruePic VIIIを2基搭載し、処理性能を強化。通常撮影は有効約2037万画素ですが、複数枚を合成する高解像撮影にも対応しています。
撮像センサーのカバーガラスにはARコート(反射防止)が施され、フレアやゴーストの低減を図っています。

※画像引用元:OLYMPUS(https://www.olympus-imaging.jp/)
そして約5000万画素相当の写真を生成する「ハイレゾショット」が、三脚だけでなく手持ちでも撮れるようになりました!
手持ちハイレゾは16枚の画像に生じるわずかな位置ずれを利用して合成する仕組み。三脚を持ち込めない場所でも、高解像度の写真を狙えるのは面白いですね。
ただし16枚を合成するため処理時間が必要で、被写体が動くシーンには向きません。風景や建物など、動きの少ない被写体で使いたい機能です。
OM-D E-M1Xのスペック
| 発売日 | 2019年2月22日 |
| タイプ | ミラーレス |
| センサーサイズ | マイクロフォーサーズ |
| 画素数 | 2037万画素 |
| 高感度 | オート:ISO LOW(約64相当)~6400(初期設定) マニュアル:ISO LOW(約64・100相当)、200~25600 |
| 連写速度 | メカ連写H:約15コマ/秒 電子シャッター:AF/AE固定で約60コマ/秒、追従で約18コマ/秒 |
| シャッタースピード | メカ:1/8000~60秒/電子:1/32000~60秒 |
| AF測距点 | 121点 |
| 液晶モニター | 3インチ・104万ドット |
| ファインダー倍率 | 約1.48~1.65倍(ファインダー表示設定による) |
| ファインダー視野率 | 100% |
| 撮影可能枚数 | 約870枚(BLH-1×2個、CIPA基準) |
| 記録メディア | SDカード SDHCカード SDXCカード(両スロットUHS-I/II対応) |
| Wi-Fi | ○ |
| Bluetooth | ○ |
| NFC | × |
| 本体サイズ | 144.4(幅)x146.8(高さ)x75.4(奥行) mm |
| 重量 | 約849g(本体のみ)/約997g(電池2個・SDカード2枚を含む) |
| 実売価格 | 320,000円前後(ボディのみ・当時の参考値) |
まとめ
2019年に登場したE-M1Xは、動体撮影に本気で取り組む人のためのマイクロフォーサーズ機でした。
連写性能や被写体認識AF、手持ちハイレゾなど、撮影の幅を広げる機能がしっかり詰め込まれています。
ただ、ミラーレスと聞いて小さなボディーを想像すると、めちゃくちゃデカく感じますね(笑)
見た目はプロ用らしくてカッコイイですが、約997gという重さは持ち運びの際に気になるところ。
その分、縦位置での操作性や電池2個によるスタミナは頼もしく、長時間の撮影にも向いています。
E-M1Xはすでに生産終了していますが、中古で選ぶならボディーの大きさや状態をしっかり確認したいですね。スポーツ・鉄道・野鳥などを中心に撮る人には、今でも気になる一台です!
OM-D E-M1Xのよくある質問
OM-D E-M1XはE-M1 Mark IIの後継機ですか?
いいえ。E-M1Xは2019年2月に、E-M1 Mark IIとは別のプロフェッショナルモデルとして登場しました。121点AFや有効約2037万画素などの共通点はありますが、縦位置グリップ一体型の操作性や被写体認識AF、手持ちハイレゾなどが違いです。
OM-D E-M1Xの手ぶれ補正は何段ですか?
ボディー内手ぶれ補正は最大7.0段です。M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PROを100mmで使用するなど、メーカー指定の条件では5軸シンクロ手ぶれ補正で最大7.5段に対応します。どのレンズでも7.5段になるわけではありません。
OM-D E-M1Xは野鳥撮影にも向いていますか?
高速連写や望遠レンズとの組み合わせを活かせるため、野鳥撮影も得意とするカメラです。ファームウェアVer.2.0以降は鳥認識AFも利用できます。ただし、被写体や撮影条件によってAFの結果は変わります。
OM-D E-M1Xはどのくらい重いですか?
ボディーのみで約849g、電池2個とSDカード2枚を含むCIPA基準では約997gです。縦位置グリップ一体型ならではの持ちやすさがある反面、軽量なミラーレスを探している人には大きさと重さが気になるかもしれません。
OM-D E-M1Xを中古で買うときの注意点は?
E-M1Xは生産終了モデルなので、購入時はカメラの動作や付属品をよく確認しましょう。シャッターやAFの動作、カードスロット、端子、外装の状態に加え、バッテリー2個の有無と劣化具合もチェックしておくと安心です。
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