こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です!
Nikonフルサイズミラーレスで高画素を担当するZ7シリーズ。その最新モデルが「Z 7II」!
4575万画素フルサイズセンサーを備えており、異次元の画質を発揮してくれるZレンズの性能を引き出してくれるカメラですね。
Z 6IIとの価格差が100,000円ほどとなっており、Z 7IIにしようか悩まれている方もいらっしゃるのでは無いでしょうか?
Nikon Z 7IIの特長
※画像引用元:ニコン
まずはNikon Z 7IIとはどんなカメラなのか?
その特長をご紹介します。
4575万画素+Zマウントの高画質さ
※画像引用元:ニコン
4575万画素+Zマウントの高画質
現在、Zマウントを採用するカメラの中で、最も高い解像力を発揮してくれるのが「Z 7II」
4575万画素裏面照射型CMOSセンサーを採用し、高精細な写真を撮ることが出来ます。
Zマウントレンズを使用すれば、画面中央部から周辺部まで非常にクリアな画質が得られるので、初めて見た方はあまりの高画質さに驚くと思います。
高画素機ですが裏面照射型CMOSセンサーを採用し、常用ISO感度は「ISO64~25600」
ノイズ耐性も強く、ひと昔前の高画素機の様なネガな部分はありません。
デュアルEXPEED 6
※画像引用元:ニコン
デュアルEXPEED 6
Nikon Z 6IIと同じく画像処理エンジンを2基搭載する「デュアルEXPEED 6」を採用!
4575万画素でありながら、10コマ/秒の連写速度を発揮します。
連写性能の他に、高感度性能やAF性能、画像の各種補正などあらゆる処理が高速化されています。
今なおファームウェアアップデートで性能は向上し続けていますので、デュアルEXPEED 6のポテンシャルはまだまだありそうですね!
493点ハイブリットAF
※画像引用元:ニコン
493点ハイブリットAF
Nikonのミラーレスでは最大となる測距点493点のAFを搭載。
画面の90%をカバーし、あらゆる箇所でピントを合わすことが出来ます。
Nikonのミラーレスの搭載されているAFは、速度は速いものの動くものを追いかけるのは苦手。
ですが、ファームウェアアップデートで徐々にパワーアップしており、瞳AF/動物AFの追従性向上、[オートエリア AF(人物)]と[ワイドエリア AF(L-人物)]での検出速度の向上、低輝度環境下でのAF精度を向上などなど、確実に進化して行っております!
Nikon Z 7IIのレビュー
Nikon Z 7IIを実際に使われている方の、良いレビュー・悪いレビューを見てみましょう!
レビューは価格.comより引用しています。
Nikon Z 7IIの良い評価
画質は最高ですね。感度耐性は、結構強いと思います。
星景撮影で画質低下するまで上げたところ、ISO5000まで常用する事が可能でした。
ISO6400からは急激な画質低下で使うには厳しかったです。
z6/6Ⅱユーザーさんの星景写真を見てるとISO6400まで使ってる方が殆どだったので勝手な憶測なんですが、z6/6ⅡだとISO6400までは普通に使えるのかな?と思いました。
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もしこれが本当ならz7/7Ⅱと感度耐性は大差が無いって事になりますけどね。この差をどう思うかですよね。
正直、星景撮影で赤道儀使って尚且PCで処理するなら、もうz7/7Ⅱでいいと思いますけどね。
星景以外での暗所撮影でも、結局ストロボとか使って明るくするなら高画質のz7/7Ⅱを選ぶべきだと思いますけどね。
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当初、発表予告の感じからビックモデルチェンジかと期待されてたけど実際はz7からのマイナーチェンジだったから賛否両論巻起こって、自分も割と愕然としましたけど実際使ってみて、そのマイナーチェンジの部分が割と使う機能とかだったりで実用的な部分だったので挑戦的ではなく、堅実的な進化でむしろ良かったのかな?と逆に今は納得してます。z7Ⅲでは今度こそビックモデルチェンジを期待したいですね。
個人的には、z9の縦にしたらスマホみたいモニターの表示も縦になる機能が欲しい。これくらいならファームウェアアップデートで何とかなりそうだと思うけど。
スチル機として高精細かつ使いやすい機体
Z6Ⅱに買い足しました。値段は張りますが、やはり4500万画素でハマった時の画質には目を見張るものがあります。
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・Z6Ⅱに比べて高精細で艶やかな画質です。ファイルサイズは大きくなりますが、その分の価値はアリと思います。
・高感度も主観的な見方ではかなり強いと思います。等倍で見ない限りではISO6400あたりまでは全然常用です。12800はあまり使いたくないところですが、この高感度耐性は嬉しい誤算でした。
・4K60pも93%クロップで使用でき、RAW出力有償設定は必要ですがブラックマジックRAWに対応しているのが面白いところかなと。
・Z7も購入候補でしたが、細かいところやグリップなどが更新されているところが気に入りました。購入して満足しています。
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最後に、チルトを上げたらファインダーオフになる機能が一番初代と比べて恩恵を受けているかもしれません。笑
動体撮影で着実な進化、風景写真はZレンズ一体で業界最高峰
その理由は、質実剛健・やや無骨なNIKONのイメージ通り、まず造りがしっかりとしています。
また、等倍表示の解像感では、α1、α7RIVと並びZ7が突出していて、R5は伝統的にCANONの目指すものがそこではないという感じなのと、RFレンズの広角・標準レンズの周辺画質がNIKONとSONYレンズに及ばないという点で、しっかり風景写真等で等倍表示して解像感にうっとりしたいという人にもお勧めです。
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Zレンズに外れなし、と言われるように、全てのレンズがそれぞれ業界最高峰とは言いませんが大きな外れが無いことは確かで、Sレンズでなくてもクオリティが高く、造りもしっかりとしていて妥協点が少ないです。CANON RFレンズ、SONY FEレンズ、サードパーティ製レンズも安いものは比例的にそれなりの性能で、かつ個体差が大きく片ボケ等の外れが多かったり、造りがチープであったり中心しか解像しないものが多いので、もし画質の良いレンズでシステムを組むなら、ZレンズはSレンズでなくとも画質がそこそこ良く品質管理も良いので結果的に懐に優しいのもメリットになってきます。
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Z7IIは総じて満足度が高く、NIKON史上最高画質の解像感はもちろんですが、動体にも強くなったことで撮影の幅が広がりました。Zマウントはアダプター経由でSONYのFEレンズ、CANONのEFレンズ、各APS-Cレンズも使えますので、他社機併用の場合にもレンズ資産が活かせます。フルサイズ・カメラはシステムを組む上で非常にコストがかかりますが、外れの無いZレンズの存在は長くカメラとお付き合いする上で満足度が一番高いものになっています。
Nikon Z 7IIの悪い評価
良いカメラなんだけどな。
期待通りの色、画質、そして機能。
例えば細かな点だが、撮影後のプレビュー表示。
そのまま表示し続けることも、拡大することも、他の画像を見ることも出来る。
一見当たり前だが、出来ないモデル(メーカー)が多い中、期待通りの操作が行える。
液晶画面のタッチパネルによるメニュー操作もそう。
プレビューの拡大や画像送り、フォーカスポイントの移動など、
タッチポイントで行えるくせに、メニュー操作はボタンになってしまうモデルの多いこと。
つまり、このカメラは希望通りの操作が行え、希望通りの色、画質でアウトプットしてくれる。地味だけど、最高のカメラだと思う。
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しかし最悪なデザインと、
ボタンイルミネーションがなくなり、一枚で済ませるインターフェイス蓋など、
各所に感じられるコストダウンが所有欲を全く満たさないカメラである。
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また、コシナやSigma、TAMRONといったレンズメーカーの参入もなく、ユーザーにカメラを触る楽しさを一切与えることが出来ない、
これはこれで珍しいカメラだと思う。(よくここまでつまらんカメラを作れたな。と感心する。)
というわけで、業務用のみに使用しています。本当にいいカメラなんだけどな。
「優等生」だけど、放課後までは一緒にいたくないカメラ、です
ミラーレスへ完全移行することを決め、D850からZ7Ⅱに入れ替えました。
元々、Z6発売当時から使っていたので、使い勝手については十分理解していましたが、D850を手にした時との感動と比べると「ワクワク感」もないことや、初代Z7&Z6から大きな進化もしていないため、新しいボディを手に入れた感覚はほとんどありません。
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①電源OFF時にピント位置がずれないこと、②長秒露光がFuji機のように30秒超の秒数で設定できること、③ファインダーや背面モニター下部に表示されている非表示に出来ることなど、ファームウェアのアップデートでも対応できそうな機能の追加が目立った事が、そういう印象を抱かせた要因かもしれませんね . . .
中途半端なのは、③の対応をしたにも関わらず、再生時にはお余計な諸情報が表示されてしまい、どのような構図で撮れたのかその場で確認しきることが出来ないこと。
某プロカメラマン(女性の方)が③の機能を絶賛していましたが、本当にそう思っているの? と疑いたくなりました。
Z 14-24mm f/2.8S 、Z 70-200mm f/2.8S、Z 50mm f/1.2S など、素晴らしいレンズはあるものの、使っていてワクワクしないですね。
D500、D5、D850はどれもワクワクしたんですけどね . . .
ボディのせいなのか、ハードだけ提供してソフト面でユーザーを楽しませる工夫がないせいなのか、レンズラインナップの拡充がイマイチなせいか . . .
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小学校のクラスで言うと、「優秀」なんだけど放課後は一緒に遊びたいと感じさせないような「優等生」がNikonの機材、学校が終わった後や休みの日も一緒に遊びたいと感じさせるのがSONYの機材。
上手く言えないけど、まぁそんな印象です。
もし、S-Lineの優秀なレンズを、その性能やワクワク感を損なうこととなく他のマウントで使えるのであれば、このボディを所有している意味・必要はゼロかと。
そういう位置付けのボディであると、私は感じています。
強いて言えば、Z7Ⅱの良いところは初代Z7に比べて価格を抑えて発売されたことですかね。
初代の価格設定が失敗しただけですが(笑)
Nikon Z 7IIの海外での評価
Nikon Z 7IIの良い所
・優れた画質とダイナミックレンジ
・ISO 64は、ピアよりもIQの優位性を与えることができます
・このような高解像度カメラの優れたビデオ品質と機能
・適切に配置されたコントロールを備えた優れた人間工学
・効果的な体内画像安定化
・まともなバッテリー寿命といくつかの下位互換性
・USB充電と個別の充電器が含まれています
・デュアルカードスロットは柔軟性を提供します
・自動シャッターモードにより、さまざまな状況で手動で切り替える必要がなくなります
・SD、XQD、CFexpressの互換性
・ファインダー詳細
Nikon Z 7IIの悪い所
・AF機能はライバルほど統合されていません
・最高のシステムほど信頼性の低いAFトラッキング
・アイAFはまだ部分的にフロントフォーカスしているように見えます
・最高の同業他社の背後にあるバッテリー寿命
・傾斜スクリーンは、双方向の傾斜や完全に関節式の傾斜ほど柔軟ではありません
・一致しないカードスロットでは、複数のフォーマットを購入する必要があります
・ビューファインダーは、他の最高のものほど高解像度ではありません
・最高のビデオ品質を得るには外部レコーダーが必要です(10ビットLogまたはRaw)
Nikon Z7 IIは、元のZ7の比較的微妙なリフレッシュのように見えるかもしれませんが、2番目のカードスロット、垂直制御グリップを追加するオプション、強化されたAFパフォーマンスなど、行われた改善はすべて、それが狙っている写真家のようなもの。
ニコンの第一世代のフルフレームミラーレスカメラがいかに洗練されているかに感銘を受けたので、Z7IIがうまく機能するのは当然のことです。動作に反応があり、ニコンのAFスイッチ/ AFモードボタンを組み合わせた再登場を楽しみにしていますが、ニコンのデジタル一眼レフユーザーがすぐにくつろげる体験を提供します。操作を完全に再プログラムする必要なしに、かなりの程度のカスタマイズがあります。
主な欠点(そしてそれらはいくつかの非常に有能な反対と比較して本当に欠点にすぎません)はオートフォーカスに関連しています。アイAFがわずかにフロントフォーカスする傾向と、正確なポイントを追跡するのではなく、選択した被写体のどこかに焦点を合わせるという被写体追跡の習慣が、パフォーマンスの面で唯一の本当の不満です。
さらに問題となるのは、AFエリアモード、顔検出、被写体追跡がどのように相互作用するかです。キヤノンとソニーの両方に、必要に応じて顔/目/人の焦点を使用する追跡モードがありますが、Z7 IIでは、カメラを最大限に活用するために、モードを切り替えて機能をオンまたはオフにする必要があります。ほとんどの写真家は、撮影する被写体に合わせて機能させる方法を見つけるでしょうが、それは可能な限り滑らかではなく、貴重なカスタムボタンの可用性を食いつぶす可能性があります。
残りのカメラの人間工学は、現在のフルフレームミラーレスオプションの中で私たちのお気に入りの1つです。
結論
Z7 IIは、ツインカードスロットの追加とバッテリーグリップを追加するオプションによって強化された、非常に有能なオールラウンダーです。優れた画質、しっかりとしたオートフォーカス、優れたビデオスペックを提供します。しかし、それが非常に競争力のあるグループから際立っているのは、実際にはわずかに安い価格だけです。とても好感が持てる。
※引用元:dpreview
Nikon Z 7IIの公式作例
※画像引用元:ニコン
Nikon Z 7IIのスペック
発売日 | 2020年12月11日 |
タイプ | ミラーレス |
レンズマウント | Nikon Zマウント |
センサーサイズ | フルサイズ |
画素数 | 4575万画素 |
高感度 | 標準:ISO64~25600 拡張:ISO32相当、102400相当 |
連写速度 | 高速連続撮影:約5.5コマ/秒 高速連続撮影(拡張):約10コマ/秒 |
シャッタースピード | 1/8000~30秒 |
AF測距点 | 493点 |
液晶モニター | 3.2型(インチ) 210万ドット |
ファインダー倍率 | 0.8倍 |
ファインダー視野率 | 100% |
撮影可能枚数 | ファインダー使用時:360枚 液晶モニタ使用時:420枚 |
記録メディア | XQDカード CFexpressカードTypeB SDカード SDHCカード SDXCカード |
Wi-Fi | ○ |
Bluetooth | ○ |
NFC | × |
本体サイズ (幅)x(高さ)x(奥行) | 134x100.5x69.5mm |
重量 | 615g |
実売価格 | 360,000円前後(ボディのみ) |
まとめ
高評価が多く悪い評価をしている人は少数派となっていました。
やはり画質に対する評価が高く、4575万画素とZマウントの組み合わせは最高の様ですね。
不満点として上がるのはAFの追従性とデザインに対して。
AF速度は速いものの、動く被写体を捉え続ける性能は他社に比べ劣っています。
ファームウェアアップデートで性能が上がって来ているものの、スポーツシーンや飛んでいる野鳥を捉えるのは難易度が高いですね。
デザインは初代の頃から「ダサい」と言われていますね。
私はNikonのカメラを使っているので全くそのようには思わないのですが、スタイリッシュなSONYやクラシックでオシャレなFUJIFILM、丸みを上手く使っているCanonから来た人などは変なデザインに感じるんでしょうか。
当初はZ7のマイナーチェンジモデルと非難されましたが、ふたを開けてみれば非常に完成度を高めたモデルになっています。
ファームウェアアップデートでまだまだ進化していますし、フルサイズの高画素機としておススメできる1台です!
非常に気に入ってます!