こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です!
桜・チューリップが終わりを迎えるころ。
キレイな緑色を見せてくれるのが新緑。
花と比べるとインパクトが無いので、撮っている人は少ないかもしれませんが、フレッシュ感があって新しい季節を感じられる写真を撮ることが出来ます。
新緑の撮り方
動画でも撮影してきましたので、ぜひご覧ください!
この場合に青空も一緒に入れてあげると、すがすがしさと言うかフレッシュ感を出すことが出来ますね。
写真の左側にはくすんだ緑色の木を入れることで、古い葉っぱと新緑の色が対比するようにしてみました。
更に、これだけだと寂しいな…と感じたので、この写真の右下には灯篭を入れてみました。
写真に奥行き感を生んでくれるものの、無くても良いかも知れません(笑)
逆光の場合は「白飛び」しやすいので、露出や測光に気を付けて撮影する必要があります。
白飛びを抑えるには?
Nikonのカメラの場合は「ハイライト重点測光」と言うのがあります。
他社のカメラでも名称が違うだけで同じようなモードがあると思いますが、これは一番明るい部分を適正な露出で撮ってくれる測光モードで、白飛びをかなり抑えてくれます。
明暗差が激しい場所ではかなり使い勝手が良いので、ぜひ試してみて下さい!
光が透けて撮ることで新緑の弱弱しさ、動物で言えば赤ちゃんのような感じを出せると思います。
この写真の背景は暗くしているんですが、山の中だと木漏れ日があるので、F値を低めで撮ることで(F/5.6以下)木漏れ日が玉ボケになってくれて、演出の1つとして使えます!
4月5月はまだまだ落ち葉がたくさん残っていますので、落ち葉と一緒に新緑を撮ってみて下さい。
この時に露出を下げると、より緑色が濃くなり対比させる効果が強くなると思います。
露出値は-1.0か-1.5くらいがオススメ。
木漏れ日が差している場所だとどこでも狙えますので、先ほど使った「ハイライト重点」に設定し、露出値をさらに下げていきます。
この写真の場合は、露出値-2.0か-2.5くらいまで下げていたと思う。
これで撮ると木漏れ日が当たっている場所も暗くなりすぎますが、写真編集ソフト(レタッチソフト)でハイライトだけ少し上げてあげると、こんな感じでスポットライトが当たっているような写真に出来ます!
背景はシンプルにして新緑だけを撮影。
普通に撮ると太陽光の反射で、葉っぱは一部真っ白になってしまいます・・。
この時に活躍するのが「偏光フィルター」
偏光フィルターとは?
僕の動画でも度々登場しますが、偏光フィルターには反射光を除去してくれる効果がありますので、太陽光を抑えて撮影することが出来る。
葉っぱやお花の表面の反射が消えることで、本当の色を写すことが出来、より鮮やかな写真を撮ることで出来ますので、お持ちで無い方はぜひ試してみて下さい。
これまで新緑を近距離で撮影した写真ばかりでしたので、全体の写真も撮ってみました。
奥のお寺を覆うように生えている新緑を入れて撮影。
画面右下から奥へと続いている石の道を入れることで、視線誘導の役割と奥行き感を出すことが出来ます。
まとめ
今回は新緑の撮り方をご紹介しました!
カメラを始めたばかりの方だと、お花に目が行っちゃって新緑はスルーされがち。
新緑単体で撮ってもキレイですし、とても鮮やかなグリーン色ですのでお花と絡めて撮ると、より花の色が際立つのでおススメです!
まだちゃんと撮ったこと無いなぁと言う方は、ぜひチャレンジしてみて下さい。
レタッチ前&レタッチ後
左側がレタッチ前・右側がレタッチ後
真ん中のバーをスライドさせてみて下さい!