※2026年10月26日に内容を更新しました。
こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です!
桜やチューリップが終わりを迎えるころ。
今度は、若々しくてキレイな緑色の新緑が楽しめる季節です。
花ほど目立つ被写体ではないかもしれませんが、光の当たり方や背景を工夫すると、みずみずしさや季節の移り変わりが伝わる写真を撮ることが出来ます。
新緑の撮り方|順光・逆光と露出の使い分け
動画でも撮影してきましたので、ぜひご覧ください!
そこに青空も一緒に入れてあげると、緑との色の組み合わせが気持ちよく、すがすがしい写真になりますね。空の明るさに引っ張られて葉が暗く見えるときは、仕上がりを確認しながら露出を調整してみて下さい。
写真の左側にはくすんだ緑色の木を入れて、古い葉っぱと新緑の色が対比するようにしてみました。
更に、これだけだと寂しいな…と感じたので、写真の右下には灯篭も入れています。
奥行きは生まれるものの、無くても良かったかもしれません(笑)
逆光では明るい葉や空が「白飛び」しやすくなります。撮影画像やヒストグラムを確認し、必要に応じて露出補正で明るさを調整して下さい。
白飛びを抑えるには?
Nikonの対応機種には「ハイライト重点測光」という測光モードがあります。
画面内の明るい部分を重視して露出を決めるため、日差しが当たった葉など、明るい部分の白飛びを抑えたいときに役立ちます。ただし、暗い部分がつぶれやすくなることもあるので、仕上がりを確認しながら露出補正も併用すると安心です。
他社にも明るい部分を保護する撮影機能はありますが、名称や動作は機種によって異なります。お使いのカメラに対応する機能があるか、確認してみて下さい!
光が葉を透けることで、新緑のまだ頼りない、動物で言えば赤ちゃんのような感じも出せると思います。
この写真は背景を暗めにしていますが、山の中なら木漏れ日も使えます。レンズや背景との距離にもよりますが、F値を小さめ(例えばF/5.6前後やそれ以下)にすると、背景の木漏れ日を玉ボケにして演出することも出来ますよ!
4月・5月はまだ落ち葉が残っている場所も多いので、足元の色にも注目してみて下さい。緑の葉を主役にして、枯れ葉を背景や周囲に置くだけでも印象が変わります。
この写真のように少し露出を下げると、明るい緑と暗い茶色の差を強調できます。ただし、下げすぎると葉の色までくすむので注意。
露出補正は−1.0〜−1.5EVくらいを目安に、写真を見ながら調整するのがオススメです。
木漏れ日が差している場所なら狙えるので、ハイライト重点測光が使えるカメラなら設定し、必要に応じて露出をマイナス側に補正していきます。暗い背景に引っ張られて葉が明るくなりすぎる場合にも使える方法です。
この写真の場合は、露出を−2.0〜−2.5EVくらいまで下げていたと思います。数値は光の強さや測光方法で変わるので、同じ設定で撮ればいいというわけではありません。
木漏れ日が当たった部分まで暗くなったら、写真編集ソフト(レタッチソフト)でハイライトの明るさを少し持ち上げて調整。背景を暗く残すと、葉にスポットライトが当たっているような写真に仕上げられます!
背景をシンプルにして、新緑の葉っぱだけを撮影。
葉の表面が光を強く反射していると、一部分が白っぽく写り、せっかくの緑色が分かりにくくなることがあります。
そんなときに役立つのが「偏光フィルター(PLフィルター)」です。
偏光フィルターとは?
僕の動画にも度々登場しますが、偏光フィルターには葉の表面などに生じる反射を軽減する効果があります。反射で白っぽくなっていた部分を抑えると、緑色がより鮮やかに見えるんですね。
フィルターを回転させると反射の抑え具合が変わるので、ファインダーや画面を見ながら効果を調整します。ただし、光の角度によっては効果が弱く、光量も減ります。シャッタースピードが遅くなりそうな暗い場所では、手ブレにも気を付けて使ってみて下さい!
ここまでは新緑を近い距離で撮った写真が中心だったので、最後は景色全体も撮ってみました。
奥のお寺を覆うように広がる新緑を入れて撮影。
画面右下から奥へと続く石の道を入れることで、自然にお寺へ目線が向かい、写真に奥行きも出せます。新緑を主役にしたアップの写真とは違って、その場所の雰囲気まで残せる撮り方ですね。
まとめ|新緑は光と背景で印象が変わる
新緑は、順光・逆光・木漏れ日の使い方だけでも違った表情が撮れます!
カメラを始めたばかりだと、お花の方に目が行って、新緑はついスルーしがち。
でも、順光で緑をくっきり写したり、逆光で葉の透け感を狙ったり、枯れ葉や暗い背景と組み合わせたり。ちょっと撮り方を変えるだけで、写真の雰囲気が大きく変わります。露出は決まった数値にこだわらず、葉の明るさを見ながら調整して下さい。
新緑だけでもキレイですし、鮮やかな緑をお花と一緒に写すと、花の色も引き立ちます。まだちゃんと撮ったことがない方は、ぜひチャレンジしてみて下さい!
新緑の撮影でよくある質問
新緑の写真は順光と逆光、どちらで撮るのがいいですか?
緑色をはっきり見せたいなら順光、葉の透明感を出したいなら逆光がオススメです。順光では青空との組み合わせ、逆光では葉を透過する光や暗い背景を意識してみて下さい。
新緑を鮮やかな緑色に写すにはどうすればいいですか?
光の向きと背景を変えてみると、色の見え方がかなり違います。順光で葉に光を当てたり、暗い背景や茶色い落ち葉と組み合わせたりすると緑が引き立ちます。葉の表面の反射が気になるときは、PLフィルターも役立ちます。
新緑を逆光で撮ると白飛びするのですが?
明るい葉や空を守りたいときは、露出を少しマイナス側に補正してみて下さい。ハイライト重点測光に対応したカメラなら、明るい部分を重視して露出を決める方法もあります。ただし葉全体が暗くなりすぎないよう、撮影画像を見ながら調整しましょう。
新緑の撮影で背景を玉ボケにするには?
葉の後ろに木漏れ日が見える位置を探し、F値を小さめに設定してみて下さい。葉と背景の距離を離し、望遠側で撮るとボケを作りやすくなります。玉ボケの大きさや形はレンズや撮影条件によって変わります。
新緑の撮影にPLフィルターは必要ですか?
必須ではありませんが、葉の表面に反射が出て緑色が白っぽく見えるときに便利です。フィルターを回して効果を確かめながら使います。装着すると光量が減るため、暗い林の中ではシャッタースピードにも注意して下さい。
レタッチ前&レタッチ後で新緑の色を比較
左側がレタッチ前・右側がレタッチ後です。
真ん中のバーをスライドさせて、緑色や明るさがどう変わるか見比べてみて下さい!












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