こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です!
発表されるのを楽しみに待っていたレンズが、ついに登場しました!
Nikon Zマウント用のマクロレンズ「NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S」と「NIKKOR Z MC 50mm f/2.8」
レンズのロードマップには結構初期のころから載っていたんですが、なかなか発表されなかったんですよね。
NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
今回、105mmと50mmのマクロレンズ(マイクロレンズ)が発表されたのですが、以前使っていたマクロレンズが焦点距離90mmでしたので、私的に欲しいと思っているのは「NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S」
中望遠レンズになるので、被写体が少し離れていてもカバーでき、使い勝手が良いです。
そして高い光学性能を誇るZマウントレンズの中でも、性能重視である「S-Line」レンズ!
マクロレンズは接写が得意なレンズで、無限遠も撮影出来ますが、マクロではない通常の105mmのレンズなどと比べると画質に劣ります。
NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR Sはマクロ撮影での画質はもちろんのこと、無限遠においても高い解像度を発揮するレンズとなっており、マクロ&ポートレート撮影と1本2役の活躍をしてくれます!
ポイント
- NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR Sレンズ構成は11群16枚。
- 大口径のZマウントを活かして、後玉は大口径の非球面レンズを採用。
- EDレンズも3枚使用
Fマウント用のマクロレンズ「AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED」は、EDレンズ1枚だけでしたのでここでも差がありますね。
レンズコーティングは「ナノクリスタルコート」と「アルネオコート」と「フッ素コート」を採用。
S-Lineのレンズらしくナノクリとアルネオが付いていて、各種収差や逆光耐性がかなり強いレンズということが伺えますね!
NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR SのAF駆動は、新たに開発された改良型ステッピングモーターによる、マルチフォーカス方式を採用されています。
これにより高速&高精度なピント合わせが可能になります。
私が使ったことがあるマクロレンズの場合、マクロ撮影時はオートフォーカスは使い物になりませんでした。
ピントが迷うし結局ピントが合わないままになることが多く、マニュアルフォーカスでピント合わせをしていました。
最後にNIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR SのMTF曲線。
線がグラフの上(1)に近いほど高性能と言った感じで、レンズの性能イメージが分かる表です。
Zマウントではお馴染みの、一番上にへばりついたようなMTF曲線ですね。
開放F/2.8でのグラフとなっていますので、絞るとさらに性能が上がります。
NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR Sの公式作例
NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR Sのスペック
発売日 | 2021年6月25日 |
対応マウント | Nikon Zマウント |
フルサイズ対応 | 〇 |
レンズ構成 | 11群16枚 |
絞り羽根 | 9枚 |
焦点距離 | 105mm |
最短撮影距離 | 0.29m |
最大撮影倍率 | 1倍 |
開放F値 | F/2.8 |
画角 | 23° |
手ブレ補正 | 〇(4..5段) |
防塵 | - |
防滴 | - |
フィルター径 | 62mm |
本体サイズ | 85×140mm |
重量 | 630g |
実売価格 | 120,000円前後 |
まとめ
遂に出てくれたNikon Zマウント純正のマクロレンズ。
待ちくたびれていた人も多いのではないでしょうか?
しかし待ったかいのある、Zの技術をすべて詰め込んだようなマクロレンズとなっていますね!
お値段も思ったよりは安いイメージです。
特にSラインとなるNIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR Sは、100,000円後半になるんじゃないかと思っていましたが、定価でも144,320円とリーズナブルなイメージ。
少し待てば実売価格で110,000円くらいになるでしょうか。
私も欲しいレンズですので、レンズ貯金をしたいと思います!