こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です!
最近、インスタグラムの投稿を見ていると、若い世代の方でも「一眼レフ買いました!」と言う投稿が年々増えてきたなぁと感じています。
数多くあるSNSの中でも、写真に特化したインスタグラムのおかげで、カメラ人口が増えるのは嬉しいですね。
カメラやレンズが売れれば、新製品ももっと出るようになるでしょうし(笑)
一眼レフに興味のある人が増えてきていると思いますが、これから買おうかとしている人にとっては「難しそう」とか「使いこなせなくて飽きそう」などの不安に感じる部分もあるはず。
私も一眼レフを購入する前には、そう言った事を思っていましたので、実際に使ってみると印象はガラリと変わるんです!
一眼レフの良い所とは
・レンズの交換が出来る!
・コンパクトデジタルカメラとは違って、ファインダーが付いている!
・画質が圧倒的!
これくらいでしょうか(笑)?
文字にすると少ない気がするw
レンズ交換こそ最大の魅力
望遠・標準・広角・魚眼・マクロなど。
豊富な種類のレンズを付け替える事で、写真のバリエーションが無限大に広がります!
レンズを交換出来るおかげで、コンパクトデジタルカメラやスマートフォンでは、絶対に撮れないような写真を撮れるようになるので、一眼レフって面白いんだと思う。
「レンズの交換とか難しそう」と躊躇されている方!
レンズの交換は全然難しくありませんよ。
ロックボタンを押して、レンズを回すだけ。たったの2ステップだけなんです!
私の購入したレンズの一部
どんな写真になるかファインダーを覗けば分かる
レンズの種類によって画角が大きく変わりますが、それをファインダー上で確認する事ができます。
ファインダー内に、写真を水平に撮るための格子上の線も表示されますので、それを使って水平を決めたり構図を決めたり出来るので大変便利!
このファインダーには「光学式」と「電子式」の2種類があり。
現在の時点では、一眼レフは光学式ファインダー。
ミラーレスは電子式ファインダーが搭載されています。
光学式はレンズを通した物をそのまま見ているのですが、電子式はファインダー部分がモニターになっており、超小型のテレビを見ているような感じです。
最近は改善されてきましたが、電子式は実際の状態に比べ、ファインダーに表示されるのに遅延が発生してしまうのが弱点。
ですので、風景を撮影する時には問題ないのですが、動く物を撮影する時には少しだけ注意が必要になります。
例えば子供の運動会や、車や電車を撮影する時です。
スマホの写真が汚く感じるくらい高画質
私は一眼レフを買うまでは、スマホのカメラで十分だと思ってました。
今のスマホは画素数2000万画素とかあるし、ガラケーの時より遥かにキレイに撮影出来たからです。
でも一眼レフを使い始めてから1ヶ月もしない内に、スマホで撮影した写真は汚い(画質が悪い)と感じる様に…
一眼レフにしてとても驚いたのは、写真を拡大してもキレイなんです。
スマホの写真は少し拡大すると、すぐにザラザラと言うかカクカクみたいになりますよね?
それが一眼レフで撮影した写真だと全く感じないんです!
それとデジカメやスマホでズームすると、あれよあれよと画質が悪くなって行きますよね?
最大ズームで撮影した写真なんて、とりあえず撮れましたってだけで現像しようとは思いません。
しかし一眼レフでズームをしてみるとビックリ!
ズームする前と同じ様に、画質がキレイなまま!
私はこれにはとても驚きました。
焦点距離55-200mmと言う望遠レンズで、最大ズーム200mmの状態で撮影していますが、ざらつきもカクカクした感じもまったくありません!
一眼レフに不安に思う事
私は一眼レフに昔から興味がありました。キレイな写真を撮りたいとかの前に、見た目がカッコイイから(笑)
最近の家電などはスタイリッシュでサッパリとした外見のデザインが増えてきましたが、一眼レフはゴチャゴチャしてメカメカしい雰囲気を出していますので、特に男性はその見た目に惹かれるのでは?
しかし、買ったところで使いこなせるのかと言うと、私は正直自信は無かったです。
ボタンも沢山あるし、難しそうな印象が凄い強かった。
なので「一眼レフ」は何年も憧れのままでしたね。
使って見ると操作はメッチャ簡単だった
友達がミラーレスを手にいれた事で、私の中の一眼レフ欲しいと言うと欲求がMAXになり、2015年夏、遂に憧れだった一眼レフを手にしました。
何も分からない素人ですので、購入したカメラ屋さんに「基本的な操作方法を教えて下さい」とお願いしたところ、心良く教えてくれました。
カメラ屋さん「使い始めは撮影モードをAutoにして、シャッターボタンを半押しにしてピントを合わし、更に押し込むと撮影出来ます。」
私「半押し? んっ??」
カメラ屋さん「えっ??」
実は私、一眼レフは自分でピントを合わせるダイアルを回し、撮影する度に毎回ピントを合わせをしなければならない「マニュアルフォーカス」だと思い込んでいました。
ですが現在の一眼レフはデジカメやスマホと同じく、機械が勝手に判断しピントを合わせてくれるオートフォーカスだったんです。
※かなり前からそうだったみたいてますが、私は全く知りませんでしたw
これなら簡単ですよね(笑)
デジカメやスマホで一度でも撮影した事があれば誰でも出来ます。
私はずっと一眼レフとはマニュアルフォーカスだと思っていましたので、難しいものだと思い購入を躊躇していましたので、凄い肩透かしをくらったwww
ボタンが沢山あって覚えれなそう
私が初めて購入した一眼レフは、Nikonの入門機種「D5300 ダブルズームキット」です。
この機種も入門機であるものの、ボタンが沢山設置されていて、初めはもちろん何の為のボタンなのかサッパリ。
画面にも数字がいっぱい表示されていますが、これまた何の数字なのか分かりません(笑)
ですが、私は一眼レフで撮ってみたいと思っていた写真がありました。
背景がボケている写真です!
先にミラーレスを買った友達が、撮影した写真をLINEで送ってきてくれたのですが、これが凄くキレイだったんです。
特に背景をボカした写真なんて、プロが撮ったような印象を受けました。
私も悪あがきで、スマホで撮影した写真を背景をぼかしてくれるアプリを入れて遣ってみたんですが、あまりにも不自然な仕上がり(笑)
なのでボケた写真を撮影するのにとても憧れを抱いていました!
取扱説明書によると、ボケ写真を撮るには撮影モードを「絞り優先」にする。
メーカーによって多少の違いはありますが、ダイアルを「A」に合わせば絞り優先モードになる。
あと必要になるのがF値の設定です。
これも単純な事で、数値を低く(f/1.8)にすれば背景が大きくボケ、数値を上げれば(f/18)全体にピントが合います。
ここまで出来ればもう大丈夫です。
後はこの絞り優先モードを理解したら、次はシャッタースピードモード。
この2つを使いこなせる様になればOK!
※右手前の部分にP・S・A・Mと書かれた部分のダイアルを回して切り替えます。
「Auto」や「プログラムモード(P)」はカメラ本体に全てお任せしますって言うモードですので、こればっかり使っているといつまで経っても写真の技術は上がりませんし、撮影した写真も高画質なスマホ写真の域を出ません!
絞り優先モードを使い始めたなら、この2つのモードは封印して下さい。
画面に表示される訳の分からない数字も、絞り優先モードとスローシャッターモードを使っていけば、知らない間に理解出来る様になります。
とは言え初めは全く分からないので、簡単にご説明。
絞り(F値)
数字を下げれば下げるほど、背景がボケて、数字を上げれば上げるほど画面全体にピントが合うようになります。
また数値が低ければ写真が明るくなり、数値が大きくなると写真が暗くなります。
SS(シャッタースピード)
1/4000秒とか1/250秒など、シャッターが開いている時間の事です。
1/4000だと最速ですので、手ブレせずに撮影する事が出来ます。
※上位機種になると1/8000秒と恐ろしく速い機種もある。
反対に30秒とかの遅いシャッター(スローシャッター)を使うと手ブレが増えますが、夜景の時に使用したり、水の流れを美しく表現出来たりします。
この場合はカメラを固定する必要が出てきますので、三脚が必要になります。
私は三脚を持っていない時は、平らな地面に置いて固定してました(笑)
露出値(EV)
写真の明るさを変える事が出来る数値で、+側に数値を大きくすればより明るい写真になり、-側に数値を大きくすれば暗い写真に仕上がります。
自分で意図的に操作しない場合は、F値とシャッタースピードの設定によって変化し、例えば天気の良い屋外で「F/1.8 SS1/4000」の設定で撮影すると、大抵の場合明るすぎる写真になってしまいます。
その様な時は露出値を少し-側に変えると適正な明るさの写真に仕上げる事が出来ます。
同じ写真でも露出値の違いで、こんなに差が出ます。
ISO
ISOはデジタルカメラが光をとらえる能力を表す数値です。
ISOの数値をISO100からISO200に上げると、同じ絞り値(F値)であれば2倍速いシャッタースピードで撮影が可能。
ですので、シャッタースピードが遅くなり手ブレが出てしまいやすくなる、夜や暗い室内の中ではISOの数値を上げれば手ブレする事なく撮影出来るんです!
しかしISOの数値を上げすぎると、ノイズが発生して画質が劣化してしまいますので、機種によっても変わりますが入門機だとISO5000~6400までが実質上限になります。
ISO6400まで上げても手ブレする状況では、三脚でカメラを固定するしかありません。
しかし、このISOは年々性能が上がっていますので、夜でも街中では三脚が必要ないレベルになってきています!
手持ちでの写真ですが、ISOを上げておけば夜間でも手ブレしにくくなります。
ホワイトバランス
この機能の役割は、白いものを白く写すと言う事。
つまり実際に肉眼で見ている色を再現するための物です。
人間の目には通常の光は無色透明に感じますが、実は赤や青などの色が光にもあるんです。
例えば電球の明かりの中で白い壁を撮影すると、そのままの状態では白い壁は赤色が混じり、薄いオレンジの色合いになってしまいますので、ホワイトバランスの機能が写真の色に青色を足すことで、白い壁に見える様に色の補正をしてくれるんです。
ホワイトバランスの種類には、大きく分けて「オート」「電球」「曇天」「蛍光灯」「晴天日陰」「晴天」がありますが、基本的には「オート」の状態で問題ない!
「オート」で撮影しても、自分が実際に見ている色とズレてしまう場合は、ホワイトバランスを他の種類に切替えて見たままの色に調整します。
まとめ
写真の世界はとっても奥が深い!
でも一眼レフの操作は、思っているより簡単です。
ピントは自動で合わせてくれるし、明るさや色合いもカメラが判断して最適な状態にしてくれるので、ホントにスマホのカメラで撮影するくらい気軽に操作できる!
あとは自分が撮りたい写真が出てきた場合に、撮影モードを変えて撮影をしていく。
ボケた写真が撮りたければ「絞り優先」
水の流れを美しく見せたいなら「シャッタースピードモード」
夜手ブレしない様に撮影したい時はISOの数値を上げる。
こんな感じで少しずつステップアップしていけば、一眼レフ初心者でもあっという間にカメラの専門的な数値も覚えますし、一眼レフをどんどん使いこなせる様になって、撮影できる写真の種類も増えますので、一眼レフでの撮影がとても楽しくなってきます!
「難しそうだから」と尻込みしている方!
その時間が勿体無いですよ!
使ってみると拍子抜けするくらい操作は簡単です。
特にこれから一眼レフを買われる方は、カメラの性能もかなり上がって来ていて、入門機でも十分過ぎる画質ですし、撮影した写真をすぐにスマートフォンに送れる様に、Wi-FiやBluetoothが初めから搭載されていてとても便利になってます!
一眼レフを手に入れて友達にあっと驚かれる写真を撮影しましょう!
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