こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です!
プロ用という立ち位置で、オススメのカメラに名前が挙がることが無いのが中判カメラ。
フルサイズよりもセンサーサイズが大きく、圧倒的な高画質を誇るカメラです。
一般ユーザーからすれば、マイナーでマニアックな存在で、新機種もあまり出ていませんでした。
しかし近年ではFUJIFILMさんが、中判ミラーレスを相次いでリリースし、「1億200万画素のデジタルカメラ」という文字を目にした方も多いのでは?
ここのところ、中判カメラに勢いがありますので、中判カメラの最新機種をご紹介したいと思います!
FUJIFILM GFX100
※画像引用元:FUJIFILM(https://fujifilm.jp/index.html)
ここのところ新型中判カメラを投入しているFUJIFILM。
最新型でフラッグシップモデルと言える中判カメラが登場しました!
その名は「GFX100」
その最大の特長は1億200万画素という、とんでもないスペックでしょう。
中判ミラーレスなのですが、さすがに本体は巨大。
しかしこれまで見たこともない高精細な写真が撮れる、超高画素機なんです!
おまけにFUJIFILMでは珍しくボディ内手ブレ補正を搭載しており、補正効果は5.5段分。
AFなど他の部分も最新式の物が使われており、画質だけでなくとても撮影がしやすいカメラとなっています。
FUJIFILM GFX100のスペック
発売日 | 2019年6月28日 |
タイプ | ミラーレス |
センサーサイズ | 中判 |
画素数 | 1億200万画素 |
高感度 | ISO100~12800(拡張ISO50~102400) |
連写速度 | 5コマ/秒 |
シャッタースピード | 1/16000~3600秒 |
AF測距点 | 425点 |
液晶モニター | 3.2インチ・236万ドット |
ファインダー倍率 | 0.86倍 |
ファインダー視野率 | 100% |
撮影可能枚数 | 800枚 |
記録メディア | SDHCカード SDカード SDXCカード |
Wi-Fi | ○ |
Bluetooth | ○ |
NFC | × |
本体サイズ | 156.2(幅)x144(高さ)x75.1(奥行) mm |
重量 | 1155g |
実売価格 | 円前後(ボディのみ) |
ハッセルブラッド X1D II 50C
※画像引用元:ハッセルブラッド(https://www.hasselblad.com/ja-jp/)
Hasselblad(ハッセルブラッド)と言えば、数少ない中判カメラを製造しているメーカーで、お値段も超高級なことで知られています。
ほとんどのカメラが1,000,000円越えで、中にはレンズキットで4,000,000円を超えるカメラもあり、一般ユーザーで手にする人はほんの一握りでしょうね…。
そんなハッセルブラッドの最新型がX1D ll 50C。
X1D 50Cの後継機なのですが、先代が1,000,000円越えだったのに、今回の新型は改良されているのにお値段が大幅に安くなりました!
なんと実売価格700,000円前後!
300,000円もの値下げをして来ており、FUJIFILMの中判ミラーレスと競合します。
700,000円でもめっちゃ高いですが、憧れのハッセルブラッドがこれまでよりも手の届く範囲になりました。
ハッセルブラッド X1D II 50Cのスペック
発売日 | 2019年7月 |
タイプ | ミラーレス |
センサーサイズ | 中判 |
画素数 | 5000万画素 |
高感度 | ISO100~25600 |
連写速度 | 2.7コマ/秒 |
シャッタースピード | 1/2000~秒 |
AF測距点 | |
液晶モニター | 3.6インチ・236万ドット |
ファインダー倍率 | 0.87倍 |
ファインダー視野率 | 100% |
撮影可能枚数 | |
記録メディア | SDHCカード SDカード SDXCカード |
Wi-Fi | ○ |
Bluetooth | × |
NFC | × |
本体サイズ | 148(幅)x97(高さ)x70(奥行) mm |
重量 | 650g |
実売価格 | 円前後(ボディのみ) |
FUJIFILM GFX 50R
※画像引用元:FUJIFILM(https://fujifilm.jp/index.html)
FUJIFILMから2018年11月に発売された、中判ミラーレスカメラ。
GFX50Rの特長は、そのボディです。
レンジファインダー型のボディで、中判センサーが搭載されているとは思えないほどのコンパクトボディ!
これまでの中判カメラは持ち運びには不向きでしたが、GFX50Rなら普段使いもでき、街に出てスナップ撮影も楽にこなせてしまうでしょう。
耐久性もバツグンで、防塵防滴・耐低温仕様となっており、外でガンガン使っても大丈夫!
まさに次世代のデジタル中判カメラと言えるGFX50Rですが、1つだけ欠点が…。
オートフォーカスがコントラストAFのみとなっているので、動体撮影は苦手なんです。
現在は像面位相差AFとコントラストAFを組み合わせたハイブリットAFが主流。
動体撮影だけで言えば、エントリーモデルよりも劣る可能性があります。
ただフォーカスポイントは最大425点、タッチAFにも対応しており、最新の機能も備えています!
FUJIFILM GFX 50Rのスペック
発売日 | 2018年11月29日 |
タイプ | ミラーレス |
センサーサイズ | 中判 |
画素数 | 5140万画素 |
高感度 | ISO100~12800(拡張ISO50~102400) |
連写速度 | 3コマ/秒 |
シャッタースピード | 1/16000~3600秒 |
AF測距点 | 最大425点 |
液晶モニター | 3.2インチ・236万ドット |
ファインダー倍率 | 0.77倍 |
ファインダー視野率 | 100% |
撮影可能枚数 | 400枚 |
記録メディア | SDHCカード SDカード SDXCカード |
Wi-Fi | ○ |
Bluetooth | ○ |
NFC | × |
本体サイズ | 160.7(幅)x96.5(高さ)x66.4(奥行) mm |
重量 | 690g |
実売価格 | 520,000円前後(ボディのみ) |
FUJIFILM GFX 50S
※画像引用元:FUJIFILM(https://fujifilm.jp/index.html)
国内メーカー初の中判ミラーレスとして登場したのが「FUJIFILM GFX 50S」
当時、海外の製品には詳しくなかったので、中判センサーを搭載したミラーレスという組み合わせにはとても驚きました!
中判といえばフィルムカメラの物、くらいにしか思っていませんでしたからね(笑)
それがまさかミラーレスになるとは。
フルサイズよりも大型である中判センサー。
もちろん画質はさらに良く、GFX50Sはとても高画質だと評判のカメラです。
ダイナミックレンジも広く、さらにFUJIFILMの魅力的な機能「フィルムシミュレーション」まで搭載されていますので、誰だって買えるんだったら欲しい!と思うカメラではないでしょうか?
しかしそれを遮ってしまうのがお値段です。
GFX50Sのお値段は発売当時720,000円ほど、現在でも630,000円ほどします…。
中判カメラとしてはかなりリーズナブルな方なのですが、それでもやはりお高いですね。
FUJIFILM GFX 50Sのスペック
発売日 | 2017年2月28日 |
タイプ | ミラーレス |
センサーサイズ | 中判 |
画素数 | 5140万画素 |
高感度 | ISO100~12800(拡張ISO50~102400) |
連写速度 | 3コマ/秒 |
シャッタースピード | 1/16000~3600 秒 |
AF測距点 | 425点 |
液晶モニター | 3.2インチ・236万ドット |
ファインダー倍率 | 0.85倍 |
ファインダー視野率 | 100% |
撮影可能枚数 | 400枚 |
記録メディア | SDHCカード SDカード SDXCカード |
Wi-Fi | ○ |
Bluetooth | × |
NFC | × |
本体サイズ | 147.5(幅)x94.2(高さ)x91.4(奥行) mm |
重量 | 740g |
実売価格 | 630,000円前後(ボディのみ) |
ライカS(Type007)
※画像引用元:ライカ(https://jp.leica-camera.com/)
高級カメラメーカーとして知られるLeica(ライカ)
中古カメラもかなり高額で、フィルム時代のモデルも高値で取引されていますね。
ライカS(Type007)は、中判デジタル一眼レフ。
画素数は3,750万画素で4K動画撮影に対応しました。
性能云々よりも「ライカ」「中判」という響きだけで、所有欲が大きく満たされそう(笑)
しかしこのライカS(Type007)は、めちゃくちゃお高い!
なんと税込みで2,400,000円もします。
私が乗っている車(ジムニー)より遥かに高いカメラなんですね。
ライカS(Type007)のスペック
発売日 | 2015年9月 |
タイプ | 一眼レフ |
センサーサイズ | 中判 |
画素数 | 3750万画素 |
高感度 | ISO100~12500 |
連写速度 | |
シャッタースピード | 1/4000~60 秒 |
AF測距点 | |
液晶モニター | 3インチ・92.16万ドット |
ファインダー倍率 | 0.87倍 |
ファインダー視野率 | 98% |
撮影可能枚数 | |
記録メディア | SDHCカード SDカード SDXCカード コンパクトフラッシュ |
Wi-Fi | ○ |
Bluetooth | × |
NFC | × |
本体サイズ | 160(幅)x120(高さ)x80(奥行) mm |
重量 | 1260g |
実売価格 | 2,400,000円前後(ボディのみ) |
PENTAX 645Z
※画像引用元:RICOH(http://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/)
PENTAXと言えば数多くの中判フィルムカメラを製造していましたが、デジタルとなってから現行機は645Z一台だけとなってしまいました。
中判カメラと言えばこれだよ!と言える特徴的なボディ。
全長が長く、中判フィルムカメラのようなフォルムをしていますね。
カメラの名前と同じくレンズマウントは645マウント。
中判カメラはレンズが少ないのがデメリットですが、PENTAXの645マウントはズームレンズ6本・単焦点レンズ10本のラインナップがあり豊富と言えますね。
またPENTAXらしく、2014年発売ながら高感度はISO204800にまで対応。
さすがにISO204800まで上げるとノイズが酷く見れたものではありませんが、高感度性能の高さはさすがです!
PENTAX 645Zのスペック
発売日 | 2014年6月27日 |
タイプ | 一眼レフ |
センサーサイズ | 中判 |
画素数 | 5140万画素 |
高感度 | ISO100~204800 |
連写速度 | 3コマ/秒 |
シャッタースピード | 1/4000~30秒 |
AF測距点 | 27点 |
液晶モニター | 3.2インチ・103.7万ドット |
ファインダー倍率 | 0.85倍 |
ファインダー視野率 | 98% |
撮影可能枚数 | 650枚 |
記録メディア | SDHCカード SDカード SDXCカード |
Wi-Fi | ○ |
Bluetooth | ○ |
NFC | × |
本体サイズ | 156(幅)x117(高さ)x123(奥行) mm |
重量 | 1470g |
実売価格 | 610,000円前後(ボディのみ) |
まとめ
公式の作例を見てみると、高画質な写真に見慣れている人でも「ひょえ~!」と思ってしまうような超高画質。
さすが中判カメラですね。
画質はセンサーサイズが大きいほど良くなりますので、市販デジタルカメラの中では中判がキングオブ高画質なカメラ。
風景を主に撮影されている方は欲しくなっちゃいますよね~。
ただその物欲に立ちはだかるのは、中判カメラのお値段です。
ほとんどの機種が1,000,000円を超え、比較的お安いFUJIFILMやPENTAXでも500,000円を超える…。
まだこれに中判カメラ用のレンズも要りますので、まだまだプロ専用と言ったイメージが強いですね。
とは言え徐々にお値段が下がってきているのも事実で、いつかは一般ユーザーでも少し背伸びをすれば買えるくらいの中判カメラが登場するかもしれません!