こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です!
車のヘッドライトやテールランプを撮影すると、光を線のような表現にすることができます。
複雑な交差点・立体的な道路・車の数が多いなどの理由で、都市部に住んでいる人ほど、キレイな光跡写真を撮影することができるので、田舎民にとっては羨ましい限り。
ですが、こういう写真って一体どうやって撮るのでしょうか?
今回は光跡写真の撮り方をご紹介します!
光跡写真を撮るのに必要な機材
必要機材
- カメラ(スローシャッターが出来るもの)
- レンズ(一眼レフやミラーレスの場合)
- 三脚(無くても撮れます)
- リモートボタン(無くても撮れます)
以上が必要な機材ですね。
正直、カメラさえ持っていれば撮れないことは無いんです。
三脚やリモートボタンがあれば、手ブレを抑えれますし構図に自由度が生まれるので、無くても撮れますが合ったほうが断然いい!
光跡写真を撮るためのカメラの設定
MモードかSモードが便利
まず変えなくてはいけないのがISO感度の設定!
「自動」にしている方は、必ず自動を解除してください。
長時間シャッターを開くときは、ノイズが出ないISO100に固定することで高画質な写真を撮影出来る。
ISO感度が高いままだと、ノイズで画質が劣化したり、不自然に明るい写真になってしまいます。
ISO感度の設定が終わったら「Mモード」(マニュアル)にしましょう。
※カメラにまだ慣れていない方は「Sモード」(シャッタースピード優先モード)にしましょう。
これでダイアルを回していけば、任意のシャッタースピードが選べます。
時間は30秒とか長いほうが良い。
なぜかと言うと、シャッタースピードが長いほど車や人の姿が写らなくなり、光の線だけが写真に写るからです。
私はせっかちな性格なので、30秒間待ってるのが苦痛(笑)
なので15秒~20秒くらいのシャッタースピードで撮影しています。
次はF値の設定。
光跡写真を撮るときは、背景がボケる必要も明るいF値である必要もないので、F値は絞って画面全体にピントが合うパンフォーカスの状態にします。
具体的にはF値をf/8~f/22の間で設定すれば良いかと。
絞り値がf/22など大きくするほど、画面全体にピントが合うようになりますが、回折現象で画質が劣化してきます。
ですので、私はf/10~f/12くらいで撮影をしていますね。
まぁ、ここは好みの問題ですので、お好きなF値でも問題ありません。
撮影ポジションを決める
三脚を使うときは、人の邪魔にならない場所にすることが最も重要!
光跡写真を撮るなら、長い間カメラを微動だにできません。
なので安全な場所を確保することと、三脚をしっかりと構えられる場所を探すことが重要!
※人の邪魔になる場所は論外ですよ!
シャッタースピード30秒で撮影するなら、30秒間はカメラを動かせなくなりますので、しっかりとした三脚と手ブレを防ぐリモートボタン(レリーズ)を使ったほうが格段に良い!
三脚を持っていないと人は、地面など平らな場所にカメラを置くことで撮ることも可能です。
しかし、ブレた写真になってしまう可能性が格段に上がるので、何枚も撮影する根性が必要になりますね。
私は三脚を持っていないころは、地面や階段などにカメラを置いて撮影していました。
三脚やカメラを固定したら、あとは構図を決めるだけ。
光跡の副題となるような被写体があれば、より写真のクオリティが上がります。
都会ほど副題となる被写体(立体的なジャンクションなど)が多いので有利!
頑張って何枚も撮影するのが重要
光跡写真を撮るなら、何枚も撮影したほうが良いです。
長時間露光撮影では、カメラのモニターでは分からないレベルでブレが発生していたりする。
そう思って帰ってからパソコンで写真を見てみると、わずかに全体がブレてる…。
三脚とリモートボタンを使っていても起こりうる事。
なので、何枚も撮影することが重要です。
また構図や使うレンズを変えて、いろんなアングル・画角を試してみるのも大事なこと!
色々と試行錯誤すれば、思わぬ一枚を撮影できてしまうかもしれません!
車とかだけじゃなく花火とかも面白い
まとめ
星の光跡写真
長々と書いてきましたが、光跡写真を撮りたければシャッタースピードを遅くすれば、カメラ初心者の方でも撮れます。
その写真に満足できなければ、ISO感度やF値、シャッターの時間を変えて理想の写真に近づけていく。
なので、撮ること自体は難しいことじゃありません。
ドンドン撮影にチャレンジしてみましょう!