※2020年3月5日に内容を更新しました。
こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です!
最近ちょくちょく目にするようになったLAOWA(ラオア)
主に単焦点レンズで、マニュアルフォーカスのレンズしか販売していない渋いメーカーです。
サードパーティ製レンズにしては特別価格が安いわけでもありませんが、マクロや超広角単焦点レンズと言った珍しい焦点距離のレンズを開発していますので、最近では少しずつ需要が増えてきている。
いま注目のLAOWAレンズをご紹介します!
LAOWAってどんなメーカー?
株式会社サイトロンジャパンのレンズ部門が「Venus Optics」
ここがLAOWA(ラオア)レンズを販売している会社です。
ラオアって日本では馴染みにくい言葉ですよね、それもそのはずLAOWAは中国のメーカー!
2016年に日本進出したばかりの新レンズメーカーです。
ちなみに読み方がラオアなのかラオワなのかも不明(笑)公式系ページでも両方の呼び方が使われています。
光学機器は日本メーカーが強く、中国はまだまだ出遅れている状態。
それを分かった上で、斬新なアイディアで勝負する会社となっており、とても面白いレンズが揃っています。
また対応するマウントが多いのも特長の1つ!
・Nikon F
・Canon EF
・SONY A
・SONY E
・PENTAX K
・マイクロフォーサーズ(LUMIX/OLYMPUS)
・FUJIFILM Xマウント
レンズによって対応マウントは異なりますが、日本のカメラメーカーでは中判カメラ以外すべてに対応しています。
最近ではSONY Eマウントカメラ(ミラーレス)をお使いの方からの人気が上昇しているようで、LAOWAの売れ筋となっているみたい。
LAOWAのレンズラインナップ
2016年から始まったメーカーと言うこともあり、まだラインナップは少ない。
ですが個性的なレンズが揃っていて面白いメーカーですね。
最近ではズームレンズも発売し、これからの新レンズにも注目です!
現在のLAOWAレンズのラインナップをご紹介します!
LAOWA 15mm F4 WIDE MACRO
焦点距離15mmの超広角レンズでありながら、マクロ機能付き!
超変化球なレンズですね。
これまでのマクロレンズとは違う、新しい世界が見えてとても面白いレンズ。
広角マクロレンズが流行る可能性がありますね!
※画像引用元:株式会社サイトロンジャパン(http://www.sightron.co.jp/index.html)
発売日 | 2016年4月2日 |
対応マウント | Canon EFマウント Nikon Fマウント Sony Aマウント Sony Eマウント PENTAX Kマウント |
フルサイズ対応 | ○ |
レンズ構成 | 9群12枚 |
絞り羽根 | 14枚 |
焦点距離 | 15mm |
最短撮影距離 | 12cm |
最大撮影倍率 | 1:1 |
開放F値 | F/4 |
画角 | 110° |
手ブレ補正 | × |
防塵 | × |
防滴 | × |
フィルター径 | 77mm |
本体サイズ | 83,8×64,7 |
重量 | 410g |
実売価格 | 73,000円前後 |
LAOWA 60mm F2.8 MACRO
マクロ撮影時に0.1倍から2倍まで、倍率を変更できるとても便利な機能を搭載。
植物や虫など被写体によって倍率を変更し、最適な設定で撮影することが出来ます!
またお値段は安いのですが、解像度も高め!
マクロ撮影やポートレート用レンズとして使うことが出来ますね。
※画像引用元:株式会社サイトロンジャパン(http://www.sightron.co.jp/index.html)
発売日 | 2016年4月2日 |
対応マウント | Canon EFマウント Nikon Fマウント Sony Aマウント Sony Eマウント PENTAX Kマウント |
フルサイズ対応 | ○ |
レンズ構成 | 7群9枚 |
絞り羽根 | 14枚 |
焦点距離 | 60mm |
最短撮影距離 | 18,5cm |
最大撮影倍率 | 1:2 |
開放F値 | F/2.8 |
画角 | 25.3° |
手ブレ補正 | × |
防塵 | × |
防滴 | × |
フィルター径 | 66mm |
本体サイズ | 95×70mm |
重量 | 503g |
実売価格 | 46,000円前後 |
LAOWA 105mm F2 ‘The Bokeh Dreamer’
アポダイゼーション(APDフィルター)を内蔵したポートレート用レンズ。
APDフィルターはFUJIFILMのレンズでも採用されているフィルターで、滑らかなグラデーション特性があります。
その効果のおかげでボケがとても自然な仕上がりとなり、優しく柔らかい表現となりますので、ポートレートに最適な効果を生み出してくれるんですね!
解像度は高いのに柔らかい印象を持たせられる、不思議なレンズとなっています。
※画像引用元:株式会社サイトロンジャパン(http://www.sightron.co.jp/index.html)
発売日 | 2016年7月 |
対応マウント | Canon EFマウント Nikon Fマウント Sony Aマウント Sony Eマウント PENTAX Kマウント |
フルサイズ対応 | ○ |
レンズ構成 | 8群11枚 |
絞り羽根 | 14枚 |
焦点距離 | 105mm |
最短撮影距離 | 90cm |
最大撮影倍率 | 0.16倍 |
開放F値 | F/2 |
画角 | 23,1° |
手ブレ補正 | × |
防塵 | × |
防滴 | × |
フィルター径 | 67mm |
本体サイズ | 76×98.9mm(マウントによって変動) |
重量 | 746g |
実売価格 | 99,000円前後 |
LAOWA 12mm Zero-D (Distortion)
焦点距離12mmの超広角単焦点レンズ。
超広角レンズと言えば歪みが発生してしまうため、写真編集ソフトで補正するのが不可欠です。
しかしこのレンズは歪みを抑えるディストーションフリー設計!
歪みが限りなく0に近く、ナチュラルな超広角写真を撮影できるレンズとなっています!
※画像引用元:株式会社サイトロンジャパン(http://www.sightron.co.jp/index.html)
発売日 | 2017年2月10日 |
対応マウント | |
フルサイズ対応 | |
レンズ構成 | |
絞り羽根 | |
焦点距離 | |
最短撮影距離 | |
最大撮影倍率 | |
開放F値 | |
画角 | |
手ブレ補正 | |
防塵 | |
防滴 | |
フィルター径 | |
本体サイズ | |
重量 | |
実売価格 |
LAOWA 15mm F2 Zero-D
SONY Eマウント専用の超広角単焦点レンズ。
F/2と明るいレンズで、暗い環境でもシャッタースピードを稼ぐことが出来ます。
周辺減光が大きいという欠点がありますが、それを補うほどの圧倒的な解像度が魅力のレンズで、高い評価を得ているレンズ!
ディストーションフリー設計の第二弾で、このレンズも超広角でありながら、歪みがほぼ0の写りを実現。
さらにこれだけ広角のレンズでありながら、フィルターを装着できるのもメリットの1つですね!
※画像引用元:株式会社サイトロンジャパン(http://www.sightron.co.jp/index.html)
発売日 | 2017年9月30日 |
対応マウント | SONY Eマウント |
フルサイズ対応 | ○ |
レンズ構成 | 9群12枚 |
絞り羽根 | 9枚 |
焦点距離 | 15mm |
最短撮影距離 | 15枚 |
最大撮影倍率 | 1:4倍 |
開放F値 | F/2 |
画角 | 110° |
手ブレ補正 | × |
防塵 | × |
防滴 | × |
フィルター径 | 72mm |
本体サイズ | 66×82mm |
重量 | 500g |
実売価格 |
LAOWA 7.5mm F2 MFT
マイクロフォーサーズ用の超広角単焦点レンズ。
35mm換算で焦点距離15mmとなります。
マイクロフォーサーズ用の超広角はあまりないので、貴重なレンズですね。
また超広角レンズでありながら大変軽量で、重さはわずか170gしかありません。
またフィルターの装着も可能ですので、活躍する場がひろいレンズとなっています!
※画像引用元:株式会社サイトロンジャパン(http://www.sightron.co.jp/index.html)
発売日 | 2017年6月 |
対応マウント | マイクロフォーサーズ(LUMIX/OLYMPUS) |
フルサイズ対応 | ○ |
レンズ構成 | 9群13枚 |
絞り羽根 | 7枚 |
焦点距離 | 7.5mm(15mm) |
最短撮影距離 | 12cm |
最大撮影倍率 | 0.11倍 |
開放F値 | F/2 |
画角 | 110° |
手ブレ補正 | × |
防塵 | × |
防滴 | × |
フィルター径 | 46mm |
本体サイズ | 50×55mm |
重量 | 170g |
実売価格 | 60,000円前後 |
LAOWA 10-18mm F4.5-5.6 FE Zoom
LAOWA初のズームレンズ。
SONY Eマウント専用の超広角ズームレンズで、10-18mmとかなりの広角っぷり!
さすがにF値は暗いですが、唯一無二のレンズで発売されたばかりですがSONYユーザー大注目のレンズとなっています。
出目金レンズとなりますので、前面のフィルターは不可となっていますが、レンズ後方のフィルターに対応しています。
社外フィルターを使用する場合は、フィルター枠の高さは5.5mm以下、硝材厚は1.1mmのフィルターであれば使用出来るとのことです。
発売日 | 2018年12月21日 |
対応マウント | SONY Eマウント |
フルサイズ対応 | ○ |
レンズ構成 | 10群14枚 |
絞り羽根 | 5枚 |
焦点距離 | 10-18mm |
最短撮影距離 | 15cm |
最大撮影倍率 | 0.25倍 |
開放F値 | F/4.5-F/5.6 |
画角 | 102~130° |
手ブレ補正 | × |
防塵 | × |
防滴 | × |
フィルター径 | 37mm(レンズリア用フィルター) |
本体サイズ | 70×90.9mm |
重量 | 496g |
実売価格 | 110,000円前後 |
LAOWA 9mm F2.8 Zero-D
LAOWA初のAPS-C用レンズ。
35mm換算で焦点距離13.5mmの超広角単焦点レンズ。
対応マウントはFUJIFILM Xマウント・Canon EF-Mマウント・SONY Eマウントに対応しています。
またディストーションフリー設計となっていますので、超広角レンズ特有の歪みを極力抑えたレンズで、自然な広角写真を撮影出来ますね!
※画像引用元:株式会社サイトロンジャパン(http://www.sightron.co.jp/index.html)
発売日 | 2018年4月27日 |
対応マウント | FUJIFILM Xマウント Canon EF-Mマウント SONY Eマウント |
フルサイズ対応 | ×(APS-Cフォーマット) |
レンズ構成 | 10群15枚 |
絞り羽根 | 7枚 |
焦点距離 | 9mm(13.5mm) |
最短撮影距離 | 12cm |
最大撮影倍率 | 0.13倍 |
開放F値 | F/2.8 |
画角 | 113° |
手ブレ補正 | × |
防塵 | × |
防滴 | × |
フィルター径 | 49mm |
本体サイズ | |
重量 | 215g |
実売価格 | 63,000円前後 |
LAOWA 25mm F2.8 2.5-5X ULTRA MACRO
ウルトラマクロと名付けられたこのレンズは、2.5倍~5倍まで対応。
5倍で撮影すると昆虫の複眼も、しっかりと写る。
それでいて大きなボケを表現できるレンズに仕上がっています。
レンズ本体は細長いので、どのカメラと組み合わせても不格好になる(笑)
デザインだけは残念ですが、これまた面白いレンズですね!
発売日 | 2018年5月30日 |
対応マウント | Canon EFマウント Nikon Fマウント SONY Eマウント PENTAX Kマウント |
フルサイズ対応 | ○ |
レンズ構成 | 6群8枚 |
絞り羽根 | 8枚 |
焦点距離 | 25mm |
最短撮影距離 | 17.3cm |
最大撮影倍率 | 5倍 |
開放F値 | F/2.8 |
画角 | 10.3° |
手ブレ補正 | × |
防塵 | × |
防滴 | × |
フィルター径 | × |
本体サイズ | |
重量 | 400g |
実売価格 | 54,000円前後 |
まとめ
レンズラインナップのほとんどがマクロレンズか超広角レンズですね。
また「アイディアで勝負する」の言葉通り、これまでのレンズには無い新しいレンズ。
広角のマクロとか、実際どんな見え方をするのか気になりますね。
レンズ全体に言えるのは、解像度が高いのに柔らかな印象を持った写真を撮れます。
TAMRONに似た特長ですが、LAOWAの方がさらに柔らかなボケ感があるかと。
表現力に優れたレンズですが、マニュアルフォーカスにしか対応していませんので、使い勝手が悪いのが欠点ですね。
これからもさらに、新しいレンズが登場してくるはずですので、2019年大注目のサードパーティメーカー!