※2018年7月29日に更新しました。
こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です!
「カメラ始めてぇな~、でも金がないな~」って言ってる友人に
って言ったら「バカにしてんのか!」とキレられた事がありますwww
ですが半分冗談半分マジで言いました!
去年ごろからインスタントカメラがブームになってきていて、チェキの売上が急速に伸びています。
それと同時に「写ルンです」にも注目が集まっているんですね。
写ルンですとは?
20代以上の方なら、みんな知っていると言っても過言ではない使い捨てカメラの事で、どこでも売っていました。
※デーモン小暮閣下のCMが強烈に記憶に残っていますwww
商品は「レンズ付きフィルム」と言うジャンルになるみたいですが、ストロボも付いていますしファインダーまであるので、外観はどう見てもカメラですね(笑)
レンズは使いやすい32mmで、旅行の集合写真や風景が撮りやすい。
本体も小型で軽く、旅行客に行く前には写ルンですを購入するのが当たり前でした。
写ルンですがおすすめの理由
価格はとてもお安いのですが、カメラとしての完成度は非常に高いんですね。
もちろん欠点もあるのですが、フィルムカメラ特有の雰囲気はデジカメやスマホカメラでは得られない、独特の雰囲気が魅力!
クラシックな仕上がりが良い
デジタル全盛の現在では、まさに見たままの風景を撮れるくらい色彩も鮮やかだし画質もとても良いです。
VHSからDVD、さらにBlu-rayへと変わった時と同じで、画質がキレイになり過ぎると前のモノなんて画質が汚くて見れたもんじゃないですよね?
それと同様で実家にある2000年代のコンデジなんて、いま使っても不満しかない性能で写真もスマホに劣るレベル(笑)
なのになぜ、古くからある写ルンですにまた注目が集まっているかと言うと、味のあるクラシカルな写真が撮れるからなんですね!
私も世代から見ればノスタルジックな写真に見えるし、今の若い世代が見ればクラシックな雰囲気が出せるらしく、チェキに続いて流行しています。
しっかりカメラとして使える
32mmの広角レンズが付いているので、風景~ポートレートまで万能に使うことが出来ます!
一眼レフで単焦点レンズを使っていると、どうしてもレンズ交換をしたくなる場面がありますが、写ルンですだと交換出来ません。
なので32mmの画角で、なるだけ良い構図を探そうとしますし、デジタルカメラと違い何枚も撮ることが出来ません。
撮影可能枚数が少ないことも相まって、より良い写真が生まれやすくなるんです。
ちいさくて超軽い本体
写ルンです本体はとても小さくて持ち運びに有料です。
しかもちいさくても何故か手に馴染む持ちやすさ!
そしてシリーズによって変わりますが、本体の重量がわずか90g!
いま皆さんが持っているスマートフォンの半分程度の重さしかないんですね。
ピント合わせが不要
35mmの広角レンズにf/10の絞り値が相まって、どこにでもピントが合う状態になっているんです。
写ルンですの撮影可能範囲は1m~無限遠なので、1m以上離れていれば何も考えずにシャッターを押しても、全体にピント合うのでとってもカンタンですよね(笑)
もちろん欠点もある
フィルムカメラとしては驚異的なお手軽さが魅力の写ルンですですが、もちろん欠点もあります!
暗いシーンは苦手
暗がりにどれくらい強いかが分かる用語に、ISOと言うものがあります。
ISOの数値が高ければ高いほど、暗い場所でも撮影出来るようになりまして、一眼レフの場合はエントリーモデルでも100-12600まで対応していて、数値を自由に変更できます。
しかし写ルンですは、標準モデルでISO400の固定!
12600と比べるとあまりにも低い数値ですよね…
近い場所であれば内蔵されたストロボで対処できるんですが、すこし離れた建物とかを撮ろうとすると、ストロボでは光量不足で真っ暗な写真になってしまうんです。
撮影できる枚数が少ない
SDの容量によりますが、デジタルカメラは400~1000枚は撮影できます。
それに比べ一般的な写ルンですは27枚しか撮影できません!
学生の時は27枚でも多いと感じたものですが、デジタルカメラを使っている今だと少なすぎて不安を感じます(笑)
もし旅行先で写真を100枚撮りたいなら、写ルンですを4台持っていかないといけません。
撮った写真がすぐ見れない
デジタルカメラは撮影した写真をモニターですぐに見ることが出来ますが、写ルンですなどのフィルムカメラはそれが出来ない。
写真屋さんで現像してもらうまで、いい写真が撮れたのか失敗したしたのか分からないんですね。
まぁ、それもフィルムカメラの楽しみの1つなので、使っていれば慣れて来ます(笑)
接写は出来ない
写ルンですの撮影可能範囲は1m~無限遠となっています。
1m以上離れていればピント合わせをしなくても、どこでもピントが合う反面、1m以内はピントが合わず撮影出来ない…
接写が当たり前に出来るスマートフォンに慣れている世代だと、使いにくさに初めは戸惑うと思います。
現在販売されている写ルンですは3種類
一言に写ルンですと言っても、今までに数多くのバリエーションが販売されて来ました。
現在発売されているのはオーソドックスな「シンプルエース」
まさかの防水仕様「New Waterproof」
ISO1600で暗所に強い写ルンです「1600 Hi・Speed」
以上の3点がコンビニやカメラ店などで、現在でもすぐ手に入れる事が出来ます!
シンプルエース
これぞ写ルンですと言える標準モデル。
多少のデザインは変わろうとも、見ただけで懐かしさがこみ上げてきます(笑)
昔ならコギャル(たぶん死語)が必ず持ち歩いていた写ルンですも、いまではスマートフォンに取って代わられましたが、変わらぬ姿で今なお販売されているのはとても嬉しい。
ぜひ、このブームが長く続いてほしいもんです!
主なスペック
フィルム | SO400 135フィルム |
撮影枚数 | 27枚/39枚 |
レンズ | f=32mm F=10 プラスチックレンズ1枚 |
シャッタースピード | 1/140秒 |
撮影距離範囲 | 1m~無限遠 |
ファインダー | 逆ガリレオ式プラスチックファインダー |
フラッシュ | 内蔵(有効撮影距離:1m~3m) パイロットランプ付スライド式フラッシュスイッチ |
電池 | 単4形 1.5Vアルカリマンガン乾電池内蔵 |
寸法 | W 108.0×H 54.0×D 34.0mm |
重量 | 27枚撮:90g 39枚撮:93g |
販売価格は850円前後となっています。
New Waterproof
基本性能はそのままに防水ケースを装着した写ルンです。
水深10mまでオッケーですので、わざわざお値段の高い水中用カメラを購入しなくても、こいつで撮影出来ちゃいますね!
高知県には仁淀ブルーと呼ばれる青が鮮やかな川がありまして、水の中も撮影したいなぁ~とずっと思っていましたが、この記事を書いている時にまさかの防水写ルンですの事を知れて良かったです!
さっそく買いに行って仁淀ブルーを撮影して来よう(笑)
主なスペック
フィルム | SO400 135フィルム |
撮影枚数 | 27枚/39枚 |
レンズ | f=32mm F=10 プラスチックレンズ1枚 |
シャッタースピード | 1/140秒 |
撮影距離範囲 | 陸上=1m~無限遠(晴天~薄曇りの日中・屋外) 水中=1m~3m(晴天の日中・澄んだ水の中) |
ファインダー | 逆ガリレオ式プラスチックファインダー |
フラッシュ | 無し |
耐水性 | 水深10m(JIS 8級 相当) |
寸法 | W 133.0×H 73.0×D 42.0mm |
重量 | 170g |
販売価格は1,500円前後となっています。
1600 Hi・Speed
昔の写ルンですはISO400くらいでも「暗闇に強い高感度モデル!」として販売されていた気がしますが、今の写ルンですはISO1600まで進化して来ました。
室内撮影でも手ブレしにくいですし、シャッタスピードもシンプルエースより速くなっているので、子供やペットなど良く動く被写体を撮影するのも得意になっています。
主なスペック
フィルム | ISO1600 135フィルム |
撮影枚数 | 27枚/39枚 |
レンズ | f=32mm、F14、プラスチックレンズ1枚 |
シャッタースピード | 1/200秒 |
撮影距離範囲 | 0.8m~無限遠 |
ファインダー | 逆ガリレオ式プラスチックファインダー |
フラッシュ | 内蔵(有効撮影距離:0.8m~5m) パイロットランプ付スライド式フラッシュスイッチ |
電池 | 単4形 1.5Vアルカリマンガン乾電池内蔵 |
寸法 | W 108.0×H 54.0×D 34.0mm |
重量 | 27枚撮:89g 39枚撮:92g |
販売価格は850円前後となっています。
まとめ
カメラとしての設定はなにもかも固定式で、ピントは写真全体に合うのでホントに気兼ねなくサッと撮影出来ますね。
クラシックなものが流行っているとはいえ、ちゃんとしたフィルムカメラは取り扱いに慣れるまでが大変ですし、下手すると撮った写真全てをパァにしてしまう恐れもあります。
なのでなかなか敷居が高いんですが、写ルンですならカンタン&安全にフィルム撮影が楽しめるので、こういった所もブームになっている要因ですかね。
写真を撮っていてマンネリしている人や、新しい事を試したい人は写ルンですを使って見るのはどうでしょう?
普段とは違う写真の世界が見えてくるはずです。
価格もそんなに高く無いですしね!
ブログランキングに参加しています